- 初日に湯ノ丸山に登り、湯ノ丸キャンプ場で宿泊の後、二日目は篭ノ登山へ行くことにした。晴れだった。テントは夜露で濡れていたので、張ったままにしておくこととした。
- 車で地蔵峠に移動し、まだ、ほとんど車のいない駐車場に車を駐車して、歩き出した。少し林道を歩いた後、登山道に入った。カラマツの森で林床は笹だった。笹は夜露で少し濡れていた。緩い登りの道だった。途中でゲレンデを横切った。林道が近づいたところで小休止した。
- 少し平らなところを進んだ後、本格的な登りになった。カラマツの樹林帯だった。見晴岳が近づくと樹高が低くなってきた。
- 見晴岳は赤い石と土で覆われていた。見晴らしが良かった。少しイワインチンが咲いていた。霧が少しかかり、風が冷たかった。山頂先の柵で囲まれたところにはコマクサが少しだけ咲いていた。
- 小さな湿原を通った後、三方ヶ峰に着いた。風が少し有った。こちらも柵に囲まれたところに少しだけコマクサが咲いていた。周囲にはマツムシソウ、クガイソウ、マルバダケブキなどが咲いていた。
- 三方ヶ峰から下ると池ノ平湿原に着いた。広い湿原だった。湿原に下りてすぐの所には鏡池が有った。青い空と白い雲が反射してきれいだった。湿原ではノアザミ、ワレモコウ、ヤナギラン、アキノキリンソウが咲いていた。茶色と赤の羽の蝶(ベニヒカゲ)がマツムシソウに止まっていた。
- 木道を通って湿原を横断し、カラマツ林の遊歩道を登ると駐車場のある兎平に着いた。10台ほど車が駐車してあった。篭ノ登山の登り口の木陰にベンチが有ったので座って休んだ。
- 兎平からはカラマツの緩い登り坂だった。やがて岩の急坂へと変わっていった。篭ノ登山山頂近くにはマツムシソウやイワインチンが咲いていた。
- 篭ノ登山山頂は眺めが良かった。北アルプスや八ヶ岳が見えた。
- 篭ノ登山からの下り始めは日差しが強かったがカラマツの森に入ると涼しくなった。兎平の駐車場は満車になっていた。兎平からの下り始めではマルバダケブキ咲く広場が有った。花越しに篭ノ登山が見えた。所々にノアザミも咲いていた。
- 樹林帯を下り、最後は笹深い道を通って地蔵峠に戻った。地蔵峠は車が増えて満車に近かった。
- 車でキャンプ場に戻りテントを撤収した。テントはすっかり乾いていた。