- 雨降る中、自宅を出発した。雨は降ったりやんだりした。馬事公苑(ばじこうえん)まで半分は傘を差して歩いた。馬事公苑のケヤキ広場では木陰のベンチはまだ乾いていた。座って一休みした。人影はまばらだった。雨のせいか横の世田谷通りは少し渋滞していた。
- 馬事公苑から少し下ると弦巻公園に着いた。ここからは暗渠の川沿いの道になった。昔の大山道との交差点には江戸時代の旅人の姿をした像が有った。バスの弦巻営業所を過ぎると緑道になった。中央図書館前の池には鯉と亀がいた。しばらく水道管のモニュメントの有る緑道を進んだ。弦巻(つるまき)通りに出たところで緑道を外れて、駒沢公園へ向けて坂道を登って行った。少し雨が降ってきた。
- 坂を登り切ると駒沢給水所が有った。「双子の給水塔」とも呼ばれ、大正12年に建てられたものでイタリアのお城のような形の塔が二つ並んで建っていた。塔は広い敷地の中央に建っていた。敷地には入れず塔には近づけなかった。手前の木に邪魔されて全体を見るのも難しかった。次の駒沢緑泉公園も人影はまばらで噴水の回りには誰もいなかった。
- 「玉川通り」を渡ると、やがて駒沢公園に着いた。雨はやんでいた。ユリやキキョウなどの花壇の花がきれいだった。散歩やジョギングの人が少しいた。「円形花壇」脇の少し湿ったベンチに座って休んだ。鳩が4羽歩き回っていた。
- 緑道に戻り、弦巻通り脇の道を進んだ。雨が降っていた。小泉公園では木の下のベンチの濡れ方が少なかったのでハンカチでざっと拭いてから座った。公園で遊ぶ人は誰もいなかった。公園の回りに休憩中のタクシーが数台止まっているだけだった。
- 幸い雨もやんできたので次の駒繋(こまつなぎ)公園までは快適に歩く事ができた。あちこちで夏の花がきれいだった。地元の人たちがていねいに植えた花壇の花々や道脇のサルスベリのピンクの花がきれいだった。そろそろ盛りの過ぎたアジサイも咲いていた。途中で、「環七通り」、「玉川通り」と交差した。
- 駒繋(こまつなぎ)公園では乾いたベンチに座って休むことができた。公園脇の花壇の花がきれいだった。更に下り気味に進むと目黒区に入った。教会前の小さな公園にトイレが有ったので立ち寄った。
- 東横線のガードをくぐり中目黒駅前を過ぎるとすぐに蛇崩川終点の目黒川合流点に着いた。「合流点遊び場」と名のついた小さな公園が有った。ベンチも遊具もなく、砂場だけがある広場の公園で、小雨が降るせいか誰もいなかった。公園の向かいには小さなカフェが有った。店員は眼鏡をかけた若い女性が一人だけで、お客はいなかった。入って昼食休憩にすることにした。トーストとコーヒーを注文してくつろいだ。帰りがけに「向かいの公園には人がよく来るんですか」と尋ねると、「朝は、体操している人がけっこういるんですよ」との返事だった。
- 帰りは往路を戻った。少し雨が降ってきた。駒繋公園では一段上がった藤棚のベンチで雨を避けながら休んだ。学校帰りの小学生が鬼ごっこをしていた。駒繋神社に寄ってから出発した。
- 小泉公園を出ると雨が本降りになった。ちょうど小学生の下校時間と重なっていた。小学生たちの傘に混ざって傘を広げた。馬事公苑のケヤキ並木では少し湿ったベンチに座って休んだ。風が吹くとしずくが落ちてきた。水で濡れた敷石にケヤキの木が反射してきれいだった。