- 志賀高原の蓮池付近は紅葉の盛りだった。発哺温泉からゴンドラリフトに乗り、山頂駅で2日分の水2.5リットルと缶ビール1本を補給して歩き始めた。
- 最初の下りを終えると寺小屋山ゲレンデの登りになった。見晴らしが良かった。ゲレンデ終点から樹林帯の中を歩き始めた。金山沢ノ頭を過ぎるとところどころ笹原になり正面に岩菅山が見えた。ノッキリまでは時々登山者とすれ違った。
- ノッキリからは岩と草原の見晴らしの良い登りになった。少し急だった。一登りで誰もいない山頂に着いた。
- 山頂の避難小屋は石を積み上げた造りだった。他の宿泊者はいなかった。室温9℃で寒かった。ストーブの薪に火をつけようとしたがなかなかつかなかった。暗くなるとすぐに寝袋の中にもぐり込んだ。寝袋にもぐり込んだ後にストーブの火が赤々と燃えだした。
- 二日目、朝の室温6℃だった。暗いうちに歩きだした。裏岩菅山への途中で明るくなり懐中電灯は不要になった。裏岩菅山山頂で日の出を見た。
- 裏岩菅からの下りはコメツガやシラビソ、ネマガリタケで視界の無いところが続いた。中岳の手前の峰への登りになると急な岩場が出てきて視界が開けるようなった。紅葉がきれいだった。いったん下り中岳への登りになると3点確保が必要な岩の登りが有った。中岳から烏帽子岳まではコメツガの灌木や笹原が多く眺めが良かった。烏帽子岳山頂は広かった。
- 烏帽子岳からの下りは木の枝をつかんで下る急坂だった。紅葉が次第にきれいになってきた。下りきったシラビソの森の中、縦走路を左手に少し入ったところにテント場が有った。水場の案内板も有った。
- 紅葉を眺めながら笠法師山へと向かった。左手の黄葉のきれいな谷越しに鳥甲山が見えた。ロープのつけられた岩場を登った先に笠法師山の標識が有った。三角点の最高地点よりだいぶ手前に有った。
- 道は笠法師山の三角点は通らずに右側の斜面を下ってつけられていた。ネマガリタケの中の切り開きの道だった。斜面を横切って進む道だった。途中に水場案内板が有った。しばらく進むとテントが何張りも張れそうな広場が有った。広場の回りはネマガリタケに覆われていた。日差しが強かった。
- 広場からわずかに登った後、切明温泉への下りになった。正面に苗場山を見ながらの下りだった。紅葉は標高1500-1600m付近が一番きれいだった。最後は発電所の導水管の横を下り切明温泉に下り立った。
- 切明温泉で一浴し蕎麦で腹ごしらえしてから、バス停のある和山温泉入口まで車道を歩いた。