- 面白山高原駅では他の乗客は下車しなかった。
- 良く整備された山道を登り始めた。エゾハルゼミがたくさん鳴いていた。紅葉川を橋で渡り、尾根の登りになると長左衛門平との分岐に着いた。ここまでに3人とすれ違った。
- 登ったり下ったりを繰り返して進んだ。ヤマツツジが少し咲いていた。沢に下りると狭い函を通過した。少し進むと大黒淵で標識が有った。
- ブナ林を登っていった。水の流れる小さな沢を2本ほど渡った。更に枯れた沢を何回か渡り、面白山大権現の石板を見て枯れた沢を登ると権現様峠の十字路に着いた。十字路の2-3分先の平坦地にテントを張った。更に2-3分先へ進むと沢が有り水が取れた。
- 夜は雨になった。朝も霧雨が降っていた。予報では午後から回復との事だったので出発を遅らせた。レインウェアを着て出発した。雫がたくさん落ちて来た。
- 最初は小さい沢を何本も渡った。水流のあるのは1/3位だった。シラネアオイやウラジロヨウラク、ギンリョウソウが咲いていた。南面白山への登りで単独行とすれ違った。木の葉から小さい白い虫がたくさん落ちてきて、ちょうど雪が降ってくるようだった。途中から灌木帯になった。ウグイスなどの鳥が鳴いていた。南面白山山頂は霧に包まれていた。
- 南面白山からは刈払いが不十分になり笹が被り気味になった。小東岳との鞍部への下りではアメリカからの家族連れの7人組とすれ違った。上も展望が無いことを伝えるとがっかりしていた。少し明るくなってきて鳥が盛んに鳴いた。
- 小東岳の分岐に荷物を置き小東岳へ空身で往復した。小東岳山頂は霧で展望は得られなかった。ウラジロヨウラクが咲いていた。
- 分岐に戻って荷物を回収し、縦走路を先に進んだ。マイヅルソウがたくさん咲いていた。石橋(しゃっきょう)峠までは雨が降ったりやんだりした。石橋峠付近は笹藪だった。ようやく霧が晴れて前方に糸岳が見えた。
- 糸岳山頂はテントが数張り張れそうな広さが有った。少し晴れてきた。灌木の上から仙台神室が見えた。糸岳からの下りはブナ林だった。ゆっくり下った。
- 二口峠で林道に出た。舗装されていた。ウツギが咲いていた。晴れてきた。林道を清水峠への登り口まで歩いた。清水峠への登りではすっかり晴れて周囲の山々が良く見えた。テントを張るのに良さそうな所を探しながら登っていった。
- 結局、清水峠がテントが数張り張れるスペースがあって一番良い場所だった。テントを張って水場を往復した。西日の木漏れ日が少しまぶしかった。水場は標高差115m下った所に有った。翌日の好天を期待して眠りについた。