- オーバーグルグル(Obergurgl)の地下駐車場に車を停め、リフト2本(13ユーロ 約1600円)を乗り継いでホーエムートに登った。着いた時は霧が立ちこめていた。やがて霧は晴れて来た。ちょうど結婚の写真を撮っているカップルがいてカメラマンの前でポーズを取っていた。白いドレスが青空に映えていた。
- 羊があちこちにいる丘を緩く下り、鞍部の分岐点を過ぎて次の丘まで登った。周辺には羊がたくさんいた。次第に周囲の山々の雲が取れてきて氷河を抱いた山が見えてきた。腰を下ろしてイタリア国境の山々を眺めながら一休みした。
- 鞍部まで戻り、小屋(シェーンヴィースヒュッテ Schonweishutte)に向かった。つりがねの形をした小さな花が多く咲いていた。数人とすれ違った。下のU字谷を上流へと向かう二人組のハイカーが小さく見えた。
- シェーンヴィースヒュッテは氷河のU字谷の眺めがよい小屋だった。天気が良くなってたのでスタッフがテラスのパラソルを開き始めていた。中に入り冷たいスープgazpacho(4.9ユーロ 約600円)をおいしくいただいた。
- 時間が有ったので一つ先の山小屋まで行ってみることにした。林道のように幅広の道を少しずつ登って行った。作業のヘリコプターが谷の対岸上方に有る小屋の上をホバリングしていた。
- 前方に小屋が見えたので目的地かと思ったら途中の作業小屋だった。しばらく進むと作業トラックが抜いて行った。やがて先ほどの作業トラックが停まっていて、数人の作業者が作業をしていた。対岸の小屋との間にある荷揚げリフトのワイヤーを張り替えているらしかった。どうやら先ほどのヘリコプターも張り替え作業のために来ていたようだった。
- 最後に少し下ると目的地の小屋(Langtalerockhutte)に着いた。小屋のベンチに座ると何か注文しなければならないので、小屋の先の小川のほとりで休んだ。
- 帰りは、緩い坂の下りだった。小屋に泊まると思われる10人ほどの登山者とすれ違った。シェーンヴィースヒュッテからオーバーグルグル集落への下りは、途中から左手に入る小道に入った。谷の近くを歩く道で、途中には滝が有った。景色を楽しみながら下った。ゆっくり下ったので、集落に戻るまで思いの外、時間がかかった。