- 土曜日と言うのに登山口の駐車場には車が無かった。ここでよいのかしらと思った。
- 最初は林道跡の登りだった。すぐに山道になった。パイプで水を引いた水場があった。水の音がしなければ地形も尾根伝いなので見落としそうだった。上部林道までは刈り払いがしっかりされていた。セミが鳴き、遠くでカッコーの声がした。
- 上部林道登山口を過ぎるとブナ林になった。次第にガスが出てきた。ロープの急登を登ると灌木が多くなり大駒ガ岳に着いた。あたりにはマルバシモツケがたくさん咲いていた。ガスで展望は無かった。
- 戸来岳へは、少しヤブ気味の道を進んだ。服がぬれてしまった。ウグイスが鳴いていた。蒸し暑い日で、汗がしたたり落ちた。
- 戸来岳山頂付近にもマルバシモツケが多かった。ちょうど見頃だった。戸来岳山頂で待つうちに少しガスが晴れ下が見えてきた。
- 大文字山へは更にヤブの多いだった。笹をかき分けながら進んだ。ダケカンバが出てくるとヤブが少なくなり歩きやすくなった。大文字山に近づいて振り返ると、ちょうどガスの晴れた戸来岳が見えた。大文字山からは十和田湖が見えた。行く手の平地には風車が見えた。
- アグリ峠付近はブナとダケカンバの森だった。アグリ峠からの下りはしっかりした山道になった。最後は林道を通って車の置いてあるところに戻った。この日、山中で会ったのは大駒ガ岳にいたアベックだけだった。