- 札所32番法性寺の門をくぐり石段を登り始めた。お寺の建物をやり過ごすと岩に穿たれた階段の登りになった。大岩の下の石仏群を見て更に登ると「お船」と呼ばれる岩の上に出た。船底のような丸くて長い岩だった。船底を少し下ると観音像が有った。
- お船から少しの登りで大日如来のまつられる大岩の基部に出た。鎖を使って大日如来像を往復した。
- 稜線を離れて少し歩くと第一鉄塔が有った。鎖やロープの張られた岩場を下り、第二鉄塔、第三鉄塔と通った。時々正面に武甲山が見えた。
- 下ったところが長若山荘の裏手で日だまりの落ち葉の上で小休止した。
- 次は釜ノ沢五峰への登りになった。杉植林の谷の道を登った後、岩尾根に出た。最初が一ノ峰で谷の向かいに通って来た送電鉄塔が見えた。下って行く登山者二人が見えた。二ノ峰からは奥多摩方面が見えた。二ノ峰の下りには鎖場が有った。
- 三ノ峰へは縦走路からピークへわずかの登りの往復だった。眺めが良かった。縦走路に戻りトラバースすると三ノ峰から直接下って来る鎖の道が有った。四ノ峰、五ノ峰は樹林の中だった。五ノ峰では二人組が休んでいた。五ノ峰の先で展望が開け、少し雪雲のかかる両神山が見えた。
- 落葉樹林帯を少し通った後、植林帯になった。中ノ沢ノ頭は植林帯の中で落ち着かない雰囲気なので文殊峠まで進み、林道下の落ち葉の上で休憩した。
- 文殊峠から中ノ沢ノ頭へ登り返し、兎岩へ向かった。途中の竜神山では南側の展望が開けた。二人組が休んでいた。
- 竜神山からは岩の多い尾根だった。大岩の右手基部を通って下ると、やがて兎岩に着いた。大岩の上の手すり代わりに張られた2本の鎖の間を下った。兎岩で尾根を離れ斜面を下ると林道の登山口に出た。
- 落合橋まで車道を歩き、バスで松井田まで出た。松井田からの乗り換えのバスはすぐに来るはずだったが、該当のバスは三が日運休だった。次のバスは45分近く後だったのでタクシーを呼んで西武秩父に戻った。