- 函館駅前からの市電を宝来町で降り、雪の積もった坂道の車道を登山口まで登った。登山口には車が10台ほど駐車してあった。林道ほどの幅のある登山道は積雪約10cmでしっかり踏みつけられていた。登山靴のまま登り始めた。すぐ軽アイゼンを履いた40歳位の女性が下山してきた。
- 所々に石仏が有る道を登っていった。何合目かを示す標識が順番に出てきた。雑木林になり3合目になった所で一休みした。
- 登山者数人とすれ違い、山頂が見えてくると、つつじ山駐車場に着いた。道路は閉鎖中で車は無かった。車道を山頂方面に登っていくと左からの観光道路と合流した。こちらの方が良く除雪されていた。
- 右下に函館の市街地を見ながら登って行った。ロープウェイ駅の下を通ると観光バスの山頂停留所が有った。停留所横の雪の積もった階段を登ると山頂に着いた。積雪は20-30cmだった。風が少し強くて冷たかった。薄日が差していた。山頂標識前には誰もいなかった。函館市街の景色を眺めていると、我々につられてロープウェイ駅の建物の中から数人の観光客が出てきた。
- 雪の付いた階段を慎重に下り、景色を眺めながら車道をつつじ山駐車場まで下った。青空が広がり函館市街がいっそう白く見えた。つつじ山駐車道からは稜線伝いに車道を進んだ。積雪は約15cmだった。所々に石仏が有った。天気は変わりやすく雪が降ったりやんだりした。
- 千畳敷にはあずまやが有った。腰を下ろして一休みした。トイレは閉鎖されていた。
- 千畳敷から更に進むと、アンテナの横で車道が終わり、七曲がりコースの下りになった。雑木林だった。積雪は約30cmだった。トレースがしっかりあって歩きやすかった。下るに従い積雪は減り、最後は約10cmになった。
- 七曲がりコース出口からは立待岬に向かった。岬周辺の道は車両通行止めになっていた。岬には誰もいなかった。石で作られた標識だけが寂しく立っていた。風は函館山に遮られているためほとんど無かった。
- 立待岬から市街地へ戻る途中には共同墓地があった。木が無く海も見える雪の墓地は明るい雰囲気だった。谷地頭で市電に乗って函館駅前に戻った。