- 和田山からのタクシーを麓の竹ノ内で下車して歩き始めた。朝もやがかかっていた。上空は晴れていた。
- 林道歩きは途中の森林管理施設のところ付近から雪の上になった。スパッツを付けた。不動の滝にはあずまやが有った。不動の滝の5分先に西床尾山の登山口が有った。
- 「大カツラ500M」の標識で分岐の林道に入った。未舗装でわだちのところだけ水が流れて雪が融けていた。
- 糸井の大カツラから山道に入った。積雪15cmほどだった。人の足跡は無かった。時々地面が出ていた。沢沿いで右半分が植林だった。木橋は滑りやすかったので慎重に渡った。登るに従い雪深くなり「山頂0.9km」標識のところでワカンを装着した。
- 沢の左側を登っていった。赤テープが時々有った。次第に急になった。稜線まで標高差100mのところで夏道が分からなくなり、最後は適当に斜面を悪戦苦闘しながら登って821m峰北側の鞍部付近の稜線に出た。
- 稜線に出てからはいったん鞍部に下り、登り返して小屋の有るピークに着いた。小屋には窓から雪が吹き込んでいた。行く手には白い山頂が見えた。
- 小屋のピークから一登りで東床尾山山頂に着いた。予定より45分遅れていた。積雪は約30cmだった。人の足跡は無く、小動物の足跡が少し有るだけだった。木立が無く展望が良かった。天気が良くて白い雪がまぶしかった。麓の平地には雪はなく、田畑が茶色く見えた。倒れた標識のような木の柱が有り、腰掛けて休んだ。
- 西床尾山まで歩くつもりを中止し、床尾峰ノ家跡まで行くだけにした。稜線を戻り、登ってきたところを越えて少し歩くと標識が有り、夏道を示していた。どうやら見失った夏道はこちらに登ってきている様子だった。すぐ先で床尾峰ノ家跡に着いた。屋根のつぶれた家が雪の上に顔を出していた。
- 安全を考え、夏道は通らず、稜線を元の登ってきたところまで戻り、自分の足跡をたどって往路を下山した。大カツラに着いたときは小雨が降り出していた。西床尾山の登山口では行きには無かった足跡が西床尾山への登山道に付いていた。バスまで時間が有ったので森林管理施設で休んで時間調整した。
- 竹ノ内からはバスで和田山に戻った。バスの運転手は愛想の良い人だった。
- この日は山中では人に会わなかった