- 平日に2本だけのバスを終点の荻の窪で下車して歩き始めた。曇り空だった。近道の車道を登った。一部は急坂だった。小さな畑を見ながら高台まで登ると蔵王が見えた。県民の森が近づくとホオノキやフジの花が咲いていた。ツツドリが鳴いていた。
- 県民の森は大沼のほとりに有った。静まりかえった大沼には釣りをしている70歳くらいの男性が一人いるだけった。沼越しには、これから登る東黒森山が見えた。
- 大沼神社近くまで行ってから反時計回りに大沼を回り始めた。大沼の東端までは自転車道を歩いた。東端からは山道になった。
- 井守沼の入口にはホオノキの花が咲いていた。沼への道は少し草深かった。沼にはほとんど水は無かった。
- 井守沼からは車道歩きになった。車道脇にはヤマツツジが咲いていた。山道にいったん入り、少し下ると家族広場に着いた。レンゲツツジがたくさん咲いていた。ベンチが有り60歳くらいの夫婦が休んでいた。広場は「みこくぼ沼」に面していて、沼のほとりでは男性が三脚を使って写真を撮っていた。
- 東登山口から東黒森山を目指して山道を登り始めた。カラマツの森から杉植林に変わっていった。半分を過ぎるとアカマツとミズナラが多くなった。
- 山頂には小屋が有った。レンゲツツジが咲いていた。かつて有った展望台は取り外されていて、使われていた避雷針だけが長く横たわっていた。周囲の樹高は数メートル有り、北側の一箇所樹高が低くなったところからは葉山が見えた。シートを敷いて昼食休憩にした。池から登って来たのかトンボが数匹飛び回っていた。
- 下りは西登山口に向かった。しばらく下ると斜面を横切る道になった。ほとんど平らな道だった。アカマツとミズナラの森だった。やがて下りになり西登山口に着いた。結局、山中では誰にも会わなかった。
- 西登山口から少し下って家族広場に戻りトイレに寄った。人は誰もいなくなり2台有った車も無くなっていた。少し草の生えた未舗装の道を登り、舗装路に出てから県民の森に戻った。
- 県民の森に着くと少し日が差してきた。ウグイスが鳴き鳥がさえずっていた。往路を荻の窪バス停に戻った。荻の窪からの帰りのバスには意外にも70歳くらいの男性客が一人いた。