- 2週間前に失敗した銀杏峰に再挑戦することにした。出発時、宝慶寺いこいの森には他に5台ほど車が駐車してあった。駐車場横の登山口から登り始めた。
- 最初はアカマツが多かった。雪はなかった。小鳥が少し鳴いていた。林道にいったん出たところで小休止した。林道には雪解け水が少し流れていた。少し冷えてきたので手袋と帽子を付けた。
- マンサクの花などを見ながら登っていくと、前回通った道との合流点、羽衣の松に着いた。ここまでに4人の登山者とすれ違った。付近の雪は消えていた。ミズナラの森で林床は笹だった。鳥が少しさえずっていた。
- 羽衣の松からは所々に雪が出てきた。見返りの松、仁王の松と過ぎると、雪が続くようなった。前山への登りになると積雪は20-30cmになった。ピッケルを少しだけ使った。ブナ林になった。暗い雲が出てきて少しだけ雪が降った。霧が出てきた。手が冷たくなってきた。羽衣の松から前山までの間で合計6人とすれ違った。最後にすれ違った人には「山頂はホワイトアウトなので注意するよう」言われた。
- 前回雪に覆われていた前山は一部で地面が出ていた。前山からの登りではすっかり霧になった。霧氷が見られるようなった。積雪は1m位になった。時々ピッケルを使った。狭い稜線では一部で地面が出ているところも有った。
- 山頂部への最後の登りでは少し左手に進んでしまい、右手の登山道の有る箇所まで急な斜面を登った。雪が硬くて少し緊張した。
- 山頂部は平坦で、どこが最高点か分からなかった。あまりうろうろすると帰り道が分からなくなるので適当なところでストップして山頂に着いたと判断して引き返すことにした。視界は20m位だった。
- 下りでは、滑り止めのためワカンを付けた。他の二人はアイゼンを付けた。わずかな足跡を探しながら歩いた。分かりにくかったところでは少し戻り気味にルートを探した。ようやく尾根がはっきりして見覚えのあるところに出てほっとした。
- 前山まで下ると暖かになった。仁王の松の手前の雪のなくなったところでワカンを外した。
- いこいの森に着いたときには他の車は出発した後だった。この日は前山から先では登山者に会わなかった。