- 笹谷峠に着いたときには、すでに駐車場は満車だった。車道脇に車を駐車した。風がとても強かった。北側には神室山に向かって登っていく登山者が見えた。
- 最初はアンテナに向かう車道を少し歩いた。すぐに右に曲がり登山道を歩き始めた。山形工高校の山小屋があった。
- 足元にはズタヤクシュやベニバナイチヤクソウが咲いていた。ウツギ、サラサドウダン、ウラジロヨウラクが次々現れる樹林帯の道を登っていった。
- カケスガ峰との小鞍部は展望が開け、目指す雁戸山が間近に見えた。遭難碑が二つほどあった。付近にはハクサンチドリがたくさん咲いていた。
- 前山の山腹を巻くと鞍部に着いた。ここからは岩場混じりの急登だった。ガレ場の縁を注意深く登った。
- ゴゼンタチバナの咲く灌木帯を過ぎると山頂に着いた。先着の1パーティが昼食を食べていた。蔵王山にかかっていた雲が、ちょうど取れ始めていた。同行の加藤さんや松田さんが持ってきてくれたサクランボなどをデザートに昼食を食べた。
- もう一つのピークの南雁戸まで足を延ばす事にした。少し岩場の混じる急坂で、鞍部付近は風が強かった。ミヤマハンショウヅルやシャクナゲが咲いていた。
- 南雁戸山頂には誰もいなかった。八方平から熊野岳に至る北蔵王縦走コースが見えた。
- 帰りは往路を戻った。駐車場に着いたときには他の車はほとんど帰った後だった。