- 同行の水田氏が大月駅で目ざとく雁ヶ腹摺山へ行く夫婦を見つけた。タクシーを相乗りした。
- 金山鉱泉の登山口でタクシーを降りた。沢を渡り、夫婦とほぼ一緒に杉の植林帯をジグザグに登っていった。セーメーバン分岐の手前で、最近倒れた木が道をふさいでいた。木の枝を乗り越えて通過した。
- 金山峠の手前は見晴らしが良く、雁ヶ腹摺山が見えた。雪が増えてきたので早めにスパッツを付けた。
- 金山峠から百軒干場までの下りは北斜面の事もあり雪が10cm位積もっていた。このあたりから夫婦より先行して歩いた。トレースはなく所々動物の足跡があるだけだった。
- 百軒干場でいったん林道に出た。尾根の土手を工事していた。林道から尾根へ取付く場所が分からず、うろうろした。結局、百軒干場から林道を6-7分登ったところに標識の設置された尾根取付点を見つけた。
- 尾根の道は、途中、奈良子林道を横切り、雨量計のそばを通った。更に登ると、ミズナラと笹の雰囲気の良い森になった。白樺平と呼ばれるところだった。
- 積雪10-20cmくらいの道を登っていくと、針葉樹が多くなってきた。山頂直下は少し雪原になっていた。登りつめると山頂に着いた。南側の展望が良かった。残念ながら朝のうち見えていた富士山は雲の中に入ってしまった。南側以外は針葉樹の森で、奥深い山の雰囲気がした。雪の上にマットをしいて昼食にした。
- やや寒くなってきたので、早々に引き返すことにした。帰りは行きのトレースを伝って、一気に下った。奈良子林道で途中まで一緒だった夫婦に追いついた。富士山が見えなくなったので途中から引き返したとの事だった。この日、登山者はこの夫婦以外には会わなかった。
- 八王子で祝杯を上げた。思いの外きつい行程だったので充実感があった。