- 登山口への林道の入口に「6/4まで昼間通行止め。終わり次第通行可」と表示されていた。この日が通行止めの最終日だった。行ってみると舗装が終わったばかりで何とか通れた。登山口には金曜なのに8台駐車してあった。
- 歩き始めるとすぐにブナ林になった。タムシバ、ムシカリ、ムラサキヤシオが咲いていた。藤駒湿原にはほとんど水がなくなっていた。「先週も来た」と言う山菜を採りに来た人によれば、「先週は水が有った」との事だった。鳥のさえずりが多かった。湿原を先の方まで進むとミズバショウがたくさん咲いていた。
- 鞍部までの間で数人の登山者とすれ違った。キクザキイチゲ、サンカヨウが咲き、ツツドリが鳴いていた。鞍部まで登ると少し風があった。
- 鞍部からは次第に山の斜面を登る道になった。ヤマザクラやムラサキヤシオが咲いていた。振り返ると少し山頂部に雪を付けた小岳が見えた。途中から雨になりレインウェアを着た。
- 尾根道との合流点では雨が本降りになっていた。山頂方面は雨に煙っていた。付近はムシカリが咲いていた。本来なら山登りを中止にしても良いくらいだったが、あと少しなので山頂まで登ることにした。山頂手前には雨に打たれて元気の無くなったシラネアオイが咲いていた。
- 雨の中、山頂に着いた。誰もいなかった。少し西側の視界が得られて来たので、食事をしながら休むことにした。30分ほどで雨は上がり、青空も少しずつ広がってきた。北には岩木山や雪を少し付けた白神岳が見えて来た。すっかり青空になると、こんどは霞んで来て見えにくくなってしまった。
- 下りは尾根コースを通る事にした。途中で道が雪で埋もれているところが有った。かかとでキックステップを切って下った。登山口1.3km表示付近からはブナの森になった。立派なブナの木が多かった。
- 湿原からの道が合流してすぐのところに小さな沢が有った。靴についた泥を洗った。登山口近くではネマガリタケの竹の子を採っている人がいた。「山頂まで行った」と言うと感心された。登山口の駐車場は3台になっていた。