- 恵山登山口で我々が下りると、バスは空のまま石田温泉へ向かって走って行った。バス停のそばにはきれいなトイレが有った。
- バス停からは、しばらく舗装路を歩いた。テニスコートの奥から登山道に入ると最初は少しやぶぎみの道だったが、すぐにしっかりした登山道になった。やがて斜面が急になり、つづら折りの登りになった。スミレやシラネアオイが咲いていた。ウグイスやカラスが鳴いていた。
- 道が平坦になり給水設備のような所を過ぎると気分の良い高原になった。更に進むと草原になった。これから行く恵山が荒々しく見えた。
- 草原を右にカーブし、沢を渡ってしばらく行くと駐車場に出た。駐車場からから数分の広場にシートをしいて昼食にした。カラスが寄ってきて珍しそうにこちらを見ながら鳴いていた。急に風が吹いて弁当の箱が飛ばされてしまった。
- 広場から少し進むと権現堂登山口になった。権現堂登山口から登るに従いながめが良くなってきた。快晴で海が青かった。海の向こうに羊蹄山がうっすらと見えた。時々道のわきから白い煙が出ていて火山独特のたまごの腐ったようなにおいがした。
- 山頂付近にはガンコウランが有った。山頂からは下北半島や渡島駒ガ岳が見えた。山頂の小屋にノートがあったので名前を記入した。
- 権現堂登山口に戻り、椴法華登山口に向かった。椴法華側は立派な案内標識が随所にあった。道がゆるくなってきたあたりからは、エンレイソウやシラネアオイが咲き、マイズルソウの葉が敷き詰められたように一面にあった。
- 椴法華登山口から椴法華の街中までは、ときおり車の通る海岸沿いの道を歩いた。役場でトイレを借り、途中の酒屋で買ったビールを飲みながらバスを待った。