- 両毛線の富田駅から車道を歩き登山口に向かった。正面には山頂直下に据えられた「大小」の白い文字が見えた
- 登山口の阿夫利神社駐車場には車が20台ほど駐車してあった。休んでいると、のこぎりを持った登山者が下りてきた。「蔦がからまって木が枯れるので蔦を切ってきた」との事だった。「フデリンドウが一輪だけ咲いているよ」と教えてくれた。
- 最初はコンクリート舗装の歩道の登りだった。男坂と女坂の分岐からは階段の登りになった。登り詰めると社が有った。社からは岩場になった。
- 女坂と合流し「大小」の文字の真下まで来ると見晴台が有った。あずまやになっていてテーブルと椅子が有った。周辺ではヤマツツジが咲き始めていた。新緑を眺めながら腰を下ろして昼食休憩にした。
- あずまやには小さな本棚が有り、本やノートが置かれていた。Aさんが一冊取りだして、「ここでこんな本を読むのかな」と見せてくれた。「日本国憲法」との題名だった。Bさんが「ノートに『7人で訪問』と書いておいたよ」と教えてくれた。
- あずまやから階段を登り、新緑の岩尾根を一登りすると大小山山頂に着いた。集合写真を撮った。
- 稜線を最高峰の妙義山へと歩いた。赤いチャートの岩が多かった。妙義山山頂は尖った岩が多く休むには座り心地が悪かった。関東平野の展望が良かった。
- 妙義山からはミツバツツジやヤマツツジの咲く岩場を下った。ロープが付いていた。樹林帯から再び岩尾根に出たところで、先ほどいた大小の文字の有る山頂が見えた。少し下ると教えてくれた通り一輪だけ咲いているフデリンドウを見つけた。
- 大岩にはベンチが有った。展望を楽しんだ。大岩からの下りはロープと鎖の付いた岩場だった。岩場が終わると灌木の多い樹林帯になった。
- 最後に緩くなると登山口の阿夫利神社に着いた。ベンチでゆっくりと休んだ。そよ風が吹いて気持ちがよかった。風に舞い落ちる桜の花びらを見ながら楽しかった一日を振り返った。