- 林道途中にゲートがあった。駐車しようと思っていたら、ゲートの中から車がやってきた。「道は大丈夫か」と聞くと、「通れる」との事だった。ゲートを開けて登山口まで入った。登山口には5-6台車が駐車してあった。
- 吊り橋を渡ったあと、河原に出たり高く巻いたりする上り下りの多い道を進んで行った。ハルゼミが盛んに鳴いていた。やがて広い河原に出た。対岸に標識が有ったので石伝いに跳んで渡ろうとしたら、滑ってしまい膝まで水につかってしまった。少し先に丸太が渡して有ったので、そこを渡れば良かったと後で思った。
- 十字架の建つ金山番所跡を過ぎると尾根の登りになった。休み台には登山者が二人休んでいた。聞くと私のホームページを見ているとの事で、会えるかと思って期待していたとのことだった。休み台からは美しいブナ林の登りだった。ジューイチが鳴いていた。
- やがて灌木になり見晴らしが良くなった。足元にはノウゴウイチゴがたくさん咲いていた。小さな雪田を越え、山腹を歩いていくと前方が開けた。一面のシラネアオイだった。尾根を乗り越えると千軒平に着いた。十字架が建っていた。お花畑が広がりミヤマキンバイ、ミヤマアズマギク、ハクサンイチゲが満開だった。
- 最後の笹原の登りが終わると山頂に着いた。津軽海峡をはさんで岩木山が見えた。濡れていた靴を乾かそうと靴を脱いだが、あいにくの曇り空で全く乾かなかった。
- 帰りは写真を撮りながらゆっくり下った。名残惜しいお花畑を後にし、雪田を慎重に下った。金山番所跡付近まで下ると小雨が降ってきた。振り返ると山頂部は霧におおわれていた。