- 大山寺までの小型のバスは15人の乗客で満席だった。大山寺は金曜のせいか修学旅行生が目立っていた。少し車道を登って下山のキャンプ場に行き、テントを張った。
- テントに余分な荷物を置いて夏道コースを登りだした。階段でしっかり整備された道だった。イワカガミが咲いていた。三合目付近は太いブナの木が多かった。四合目付近まで登ると新緑になってきた。ミソサザイやジューイチが鳴いていた。五合目付近ではムシカリが咲いていた。
- 六合目の先で下山してきた小学生の団体40人位とすれ違った。「上は寒いですよ」と言われた。八合目からは灌木になり、風が吹き付けて寒かった。防寒用にレインウェアを着た。
- 木道の階段を登っていくと弥山山頂に着いた。剣ガ峰が鋭く見えた。剣ガ峰への縦走路は通行止めになっていた。
- 下山は八合目の手前までダイセンキャラボクの中の迂回路を経由した。木道は意外に地面より高いところに据え付けられていた。八合目からの下りで200人位の中学生の団体とすれ違った。最後尾は遅れた先生とガイドだった。
- 六合目下の分岐から右に曲がり元谷に向かった。ブナの森の下りで新緑がきれいだった。元谷からは新緑の上に大山の北壁が見えて見事だった。
- 二日目は大山の中腹を一周することにした。まずは宝珠尾根を登り三鈷峰に向かった。下宝珠越からの稜線は新緑がきれいだった。時々、大山の北壁から落石のガラガラいう音が聞こえてきた。三鈷峰への最後の登りではダイセンキスミレが咲いていた。
- 象ガ鼻からは振子沢へと下山した。沢の上部は雪渓になっていた。踏み抜かないよう注意して下った。足跡も残っておらずルートを確認しながらの下山だった。赤テープが出てくるとほっとした。駒鳥小屋までの沢沿いの道にはサンカヨウがたくさん咲いていた。
- 駒鳥小屋から鳥越峠、文珠越にかけては新緑がちょうど見頃だった。木々は萌えサンカヨウが群落を作っていた。ところどころにムシカリやタムシバも咲いていた。
- 文珠越から涸れた沢を下っていくと大山を環状する車道に出た。車道を少し歩き、途中から横手道に入った。車の通らないのんびりしたミズナラの道をキャンプ場へと戻った。