- 列車が浦宿駅に着いたときは霧雨が降っていた。駅の待合室でレインウェアを着て出発した。
- 車道を万石浦まで歩く間には仮設住宅が有った。万石浦に出たときは少し小降りになっていた。海岸沿いの道を少し歩き針浜集落に着いた。町営バスが通っているらしくバス停が有った。
- 針浜集落で海を離れた。道はやがて舗装された林道になった。周囲は植林だった。林道が左へカーブする地点に登山口が有った。
- 暗い植林帯の山道を登って行った。尾根に出たところで植林は終わり、広葉樹の雑木林になった。風が有ったのでレインウェアの下にフリースを着て。手袋も付けた。すぐ下を走るコバルトラインからの車の音が聞こえた。
- 気持ちの良い尾根の登りだった。時々草地になり展望が開けた。左下には車道が見えた。東風が強かった。尾根の西側を歩く道になると風が治まった。所々で紅葉がきれいだった。
- 登るに従い霧が濃くなってきた。落ち葉が10cm位積もった小さな谷間を登るとT字路に突き当たった。左に進むとすぐに車道になった。車道を登ると東北電力の無線中継所の有る山頂に着いた。
- 山頂の先の三国神社まで山道を進んだ。神社の軒下で昼食休憩にした。東風が強かったのでツェルトをかぶって風を避けながら食べた。
- 山頂への戻りは少し左手の植林帯の中の道を進んだ。山頂を過ぎ尾根の下りになると風が強かった。一部で道を間違えて尾根の少し東寄りを下ってしまった。標高が下がるに従い黄葉がきれいになった。マユミの実が赤くきれいだった。
- 尾根を離れると暗い植林帯の道になった。登山口からは林道を下り、万石浦の海岸の道に出た。釣りをしている人がいた。
- 結局、この日は一日中霧雨だった。浦宿駅の待合室でレインウェアを着替えた。山中では誰にも会わなかった。