- 西赤尾で林道はゲートで閉鎖されていた。車を置いて出発した。林道は新緑と山桜がきれいだった。
- 標高800mの谷を渡るカーブで除雪が終了していた。スパッツをつけ林道の雪の上を歩き始めた。途中、一ヶ所林道をショートカットして標高900m地点に着いた。昼食にした。大門山が谷をはさんで見えた。
- 林道終点のブナオ峠の標識は雪で隠れそうだった。少し掘り返すと「大門山」の文字が見えた。
- ブナオ峠からは一本調子の尾根の登りだった。トレースは先行の単独行者の足跡が一つあるだけだった。標高約1210mの少し開けたところで休憩した。人形山が見えた。
- 尾根を登り切り、更に50m位進むと赤摩木古山(あかまつこやま)との分岐に着いた。先行者は大門山を往復したあと赤摩木古山に向かっていた。絶好のテントサイトだったため本日はここまでとした。
- テント設営後、大門山に向かった。大門山山頂は、丸い頂上だった。山頂標識は雪の下で場所が分からなかった。積雪量も見当が付かなかった。最初、霧の中で視界が得られなかった。15分ほど待つと急に霧が晴れて回りの山々が見えた。十分展望を楽しんでからテントに戻った。
- テント場から50mくらいブナオ峠側に戻った小高いところまで来ると携帯が使えた。翌日の天気予報が晴れの事を確認した。夕暮れ時、翌日の行程の見越山、奈良岳、大笠山がきれいに見えた。
- 翌朝のテント内の室温は0度だった。アイゼンをきかせて歩き始めた。
- 赤摩木古山からの下りは広い斜面だった。先行者の足跡を頼りに進んだ。急坂を登り切ると、突然、見越山の山頂に出た。見越山からは谷を隔てて大門山が見えた。これから進む大笠山がはるか彼方に見えた。