- 朝は冷え込んでいた。車の運転中はフロントガラスが曇った。二本杉峠近くの登山口には他の車は無かった。車を一番端に置いて出発した。
- 最初の木の階段を登ると沢沿いの植林帯の登りになった。快晴で木漏れ日の中だった。谷が終わり、ロボット雨量計の有ったと思われる平坦地を左に見て一登りすると、勾配が緩くなった。一休みした。この付近にはアカマツが多かった。鳥の鳴き声が多かった。
- 大金峰の肩のところまでは植林が多かった。途中で林道の脇を通った。肩から自然林の中を一登りすると大金峰の山頂に着いた。樹林に覆われ展望は無かった。右手半分は植林帯だった。
- 肩に戻り縦走路を小金峰へ向かった。大金峰を巻き終わったところで黒いイノシシを見た。目が合った瞬間、イノシシは山の上に逃げ去っていった。落葉樹林帯になり新緑がきれいだった。ミツバツツジが咲いていた。ウグイスやアオバトが鳴いていた。かつて福根への分岐が有ったところには古い道標が有った。福根への道はヤブで消えていた。
- 新緑のきれいな道を進んでいくと1330m峰の手前で右手に攻への道が分かれていた。1330m峰は左側を巻いていた。巻き終わると再び植林帯になった。やがて林道を横切った。
- 小金峰の肩の所で、まっすぐ進む道と分かれて左折した。小金峰への登りになった。急登だった。自然林だった。山頂が近づくとシャクナゲが咲いていた。
- 小金峰は東側の展望が少し得られた。民宿で作ってもらったおいしい弁当を食べ、コーヒーを飲んでくつろいだ。三脚を使って記念撮影をした。新緑に囲まれたきれいな写真が撮れた。
- 帰りは往路を戻った。攻分岐への途中で若い男女二人組とすれ違った。鳥の鳴き声を聞き、新緑をながめながら歩いた。大金峰の肩からの下りの植林帯では林業の人が作業中だった。切ったばかりの木が片付け終わらず登山道に置かれていた。木の枝を乗り越えて通過した。
- 登山口で車を回収し、二本杉峠でトイレによってから熊本に帰った。
- この日、山中で有ったのは途中ですれ違った二人だけだった。