- 今回は新年会山行だった。参加者は7人だった。下部温泉駅から歩き始めた。駅横の踏切を渡ると交番から出てきたお巡りさんに呼び止められた。「醍醐山に登るんですか」と聞かれたので「はい」と答えると、「これを持って行くと良い」とパンフレットを渡してくれた。表にはコースタイムを記載した醍醐山の案内図、裏には2万5千分の1地形図から作られた正確な地図が印刷されていた。お礼を言って、ありがたく使わせてもらうことにした。
- 雲一つ無い好天だった。登山口には石仏が有った。暖かだったので登山口でフリースを脱いだ。
- 登山道は、よく整備された道だった。風も無く、柔らかな日の光が心地よかった。沢沿いの照葉樹林帯から桧植林の斜面の道に変わっていった。雪は全くなかった。念のための軽アイゼンや雪用の靴は無駄になった。
- 大子(だいご)集落の廃屋付近では水仙が咲いていた。大子峠からは稜線上を南西の西山に向かった。広葉樹が混ざる森だった。樹林に囲まれた西山山頂の木の間からは、富士川方面の展望が得られた。
- 西山から大子峠への戻りで60歳代の夫婦とすれ違った。大子峠からは直進して醍醐山山頂に向かった。落ち葉の多い落葉広葉樹の森で気持ちが良かった。日が差して暖かだった。
- 樹林に囲まれた山頂には、あずまやが有った。5人組の家族が食事中だった。左手に曲がって先に展望台に行くことにした。途中で、しめ縄を巻いた太さ1m位の樅の木が有った。どうやらご神木らしかった。
- 展望台からは富士川の展望を楽しむ事ができた。南側は植林の幼木が生えていて、鹿よけのネットが張られていた。ネットが少し煩わしいので山頂方向に戻って休むことにした。
- ご神木近くまで戻り、落ち葉の上にシートを敷いて新年会を始めた。風も無く日が差して暖かだった。焼酎とウイスキーで乾杯し、お汁粉と赤カブをいただいた。珍しい食用ほうずきもいただき、おいしかった。
- 新年会後に山頂に戻ると人はいなくなっていた。奥にはNHKアンテナが見えた。あずまやの前で記念撮影をした。
- 山頂からの下り始めでは木の切り開かれた見晴台が有った。正面には雪をかぶった八ヶ岳がきれいに見えた。更に鳩打峠の先まで下ると暖かな日なたが有ったので一休みした。
- 甲斐常葉駅には予定より1時間半ほど早く着いた。予定より早い電車に乗ることができた。この日、一日、のんびりと陽だまりハイキングを楽しむ事ができた。