- 休暇村富士から田貫湖の湖畔に出る遊歩道は、雪が凍結していて滑りやすかった。湖畔まで出ると遊歩道上の雪はなくなり歩きやすくなった。遊歩道の回りには雪が5cmほど積もっていた。湖畔を半周して登山口に向かった。富士山やこれから登る長者ヶ岳がよく見えた。ランニングをしている人や犬の散歩をしている人とすれ違った。
- 東海自然歩道の案内板のある登山口から登り始めた。雪道だった。積雪は10cmくらいあった。しっかりと踏み固められていた。左側が桧植林、右側が雑木林だった。田貫湖キャンプ場への分岐で軽アイゼンとスパッツを付けた。
- 休憩舎の跡地ににはベンチが有った。ベンチは半ば雪に埋もれていた。振り返ると富士山が見えた。登山道には数日前のものと思われるスキーの跡が二人分付いていた。こんな狭いところを下りてくるとは、かなりの熟達者だろうと思った。休暇村富士との分岐点にもベンチがあり、単独行が休んでいた。休暇村富士から直接登ってきたそうで、登山道は半分土が出ていたとの事だった。やがて左手の植林も終わり雑木林になった。標高1180m付近にベンチが有り一休みした。
- 踏み固められた道を軽アイゼンを使って快適に登っていくと山頂に着いた。山頂付近は30cmの積雪だった。日野市のハイキングクラブの一行45人がいた。引率者の一人は以前同じ会社で面識のある人だった。南アルプスが見えた。朝見えていた富士山は雲の中になってしまった。ベンチとテーブルがあり座って休んだ。
- 天子ヶ岳への稜線にもトレースは続いていた。あまり踏み固められていなかったので少し歩きにくかった。天子ヶ岳北面の登りでは雪が深く、踏み跡の横にストックを差し測ったら積雪は50cm位だった。天子ヶ岳山頂はブナなどの樹林の中で展望は無かった。少し下ったところに展望所が有り、富士山が見えた。いつの間にか雲はなくなりスッキリした姿だった。
- 天子ヶ岳からの下り始めは南斜面で雪が無かった。軽アイゼンを外してしばらく下ると再び雪道になった。軽アイゼンを外すのが少し早過ぎたと思った。すべらないよう慎重に下った。途中からは、植林帯になり雪もほとんどなくなった。最後は車道を歩いた。
- 白糸ノ滝バス停にいたら地元の人が車に乗せてくれて富士宮駅まで送ってくれた。