- 今回は山登り初心者を連れて、夏でも沢を楽しめる棒ノ折山に行く事にした。
- 「さわらびの湯」バス停でバスを降りたときは霧雨が降っていた。トイレの軒下を借りてレインウェアを着てから出発した。
- 最初、間違えて「さわらびの湯」の方へ歩いてしまい、気付いてダムの方へ登り直した。ダムを渡り、名栗湖南岸の白谷登山口に行く頃には雨はほとんどやんでしまった。ところがレインウェアを脱いでいる間に再び雨が降ってきた。仕方なく再びレインウェアを着た。
- 植林の斜面を登っていくと沢に出た。すぐに藤懸ノ滝に着いた。白谷沢の登りは少し水が多めで、登山靴を3cm濡らす位の水量だった。水量が多いおかげで少し沢登り気分を味わった。後から登ってきた東洋系の外国人アベックは、最初は怖がっていたものの次第に元気になり、キャーキャー騒ぎながらにぎやかに登っていた。白孔雀ノ滝まで狭い谷が続いていた。
- 白孔雀ノ滝を過ぎると沢の流れも穏やかになった。やがて林道に出た。霧雨が続いていた。あずまやが有り、先ほどのアベックが休んでいた。邪魔してはいけないのでそのまま先へ進んだ。道はあずまやの先で沢を離れていた。
- 岩茸石の周囲は霧におおわれていた。岩茸石からは木の階段が多くなった。土の部分が流されて歩きにくいところが多かった。
- 数人の登山者とすれ違った後、山頂に着いた。あずまやにいた先客の若者5人組に席をゆずってもらい、雨宿りしながら休んだ。展望板では北から東にかけて展望が良さそうだったが、この日は何も見えなかった。出発する頃になって先程のアベックが登ってきた。山頂との事で、霧の中でも楽しそうに写真を何枚も撮っていた。
- 下りは尾根伝いにさわらびの湯へ向かった。同行の山登り初心者は下りで足が痛くなり「棒のようになった」と言っていた。下るに従い雨がやんできた。最後はすっかりやんで、ミンミンゼミやツクツクボウシが鳴いていた。「さわらびの湯」で一浴して汗を流した。
- この日、山中では約25人の登山者に会った。