- 白布温泉のロープウェイ乗り場周辺の駐車場には車がたくさん有り、けっこう登っている人が多そうだった。ロープウェイとリフトを乗り継ぎ天元台スキー場のリフト終点へ向かった。最初のリフト横のゲレンデではグラススキーをしている人たちがいた。
- リフト終点で腹ごしらえをして出発した。シラビソの樹林の登りだった。足元にはバイカオウレンが咲いていた。かもしか展望台まで行ってようやく展望が開けた。
- 大凹(おおくぼ)の水場手前では雪解け水がたくさん流れていた。梵天岩にかけて多くの登山者とすれ違った。西吾妻山は翌日にして梵天岩から直接西吾妻小屋に向かった。
- 西吾妻小屋はしっかりした小屋だった。時間があったので荷物を置き西大巓まで往復した。鞍部付近にはヒナザクラが咲いていた。西大巓は展望が良く、桧原湖が見えた。磐梯山は雲の中だった。小屋に戻る途中で雲が取れて磐梯山が見えた。この日の宿泊者は6人だった。
- 翌日、まず西吾妻山に登山した。山頂は樹林に囲まれて地味な感じがした。梵天岩への下りではミツバオウレンやバイカオウレン、ショウジョウバカマが咲いていた。大凹の水場で水を満たした。
- 人形石から東大巓までの縦走路には池塘が多かった。木道でしっかり整備されていた。チングルマがちょうど見頃だった。弥兵衛平付近では、裸地化した所に植生回復のためのネットが張られていた。東大巓山頂は縦走路からわずかに南に入った樹林帯の中にあった。
- 東大巓の分岐から南に折れて谷地平へ向かった。急に道が悪くなった。前半は沢の中を歩く道だった。後半もぬかるみが多かった。下るに従い太いシラビソが多くなった。
- 徒渉を2回ほど繰り返すと谷地平に着いた。回りを山に囲まれた湿地帯でワタスゲがちょうど見頃だった。正に別天地だった。木道が複線で広くなった所で腰を下ろして休んだ。谷地平の外れには、まだつぼみのコバイケイソウがたくさんあった。
- 谷地平避難小屋の前後で徒渉を2回繰り返した後、姥神地蔵までシラビソの森の登りになった。ぬかるみが多かった。一番疲れた頃の登りなので長く感じた。
- 姥神地蔵で森から出て急に視界が開けた。鎌沼付近ではハイカーが多かった。泥だらけの靴を見て「どこから来たのですか?」と質問された。途中の沢で靴を洗ってから浄土平に下山した。