- 今回は3人のパーティだった。最初はキャンプ場横の車道歩きだった。キャンプしている人達がいた。周辺は紅葉がきれいだった。用木沢出合でゲートを通ると未舗装の林道に入った。
- 林道が終わると登山道に入った。最初は沢沿いの道で所々木橋が流された徒渉が有った。やがて斜面を横切る道になった。紅葉がきれいだった。下りてきた男性単独行者は「きれいですね。これを見に来たんです」と言って盛んに写真を撮っていた。
- 白石ノ滝を左に見ると再び沢沿いの道になった。水場が有り水を汲んだ。稜線の手前の急坂まで来ると、にわか雨が降ってきた。たまたま下ってきた女性単独行者に「泊まりですか。天気が良くなると良いですね」と言われた。急斜面を登り終わると白石峠に着いた。
- ブナの森を一登りすると加入道山山頂に着いた。すぐ下の避難小屋で休んでいると、15時頃に男性単独行者がやってきた。「月夜野から来た。途中で道を間違えて遅くなった。暗い所を歩くのは慣れているので、先の小屋まで行きます」と言ってランプをザックから出し、出発して行った。
- 小屋の朝の室温は7度だった。稜線を畦ヶ丸へと向った。水晶沢ノ頭付近は左側の幹の間に丹沢の山々が見えた。バン木ノ頭付近はブナの木が多かった。モロクボ沢ノ頭にかけてはアセビとブナの木が多かった。木の間から時々富士山が見えた。
- 最後に鎖の付いた急坂を登ると畦ヶ丸避難小屋に着いた。きれいな小屋で、ノートには「自分の家よりきれい」と書いている人もいた。昨日の男性が18時過ぎに着いた事が記載されていた。
- 畦ヶ丸山頂は避難小屋のすぐ先だった。山頂南側のベンチで昼食休憩していると、若い男性単独行者がやってきた。「大きい荷物ですね。どこから来たんですか。楽しそうですね」と言われた。
- 畦ヶ丸山頂からブナの森を下っていった。右側に真新しい鹿よけ柵ができていた。正面に檜洞丸が見えてきた。善六ノタワからは急な下りになった。階段が多かった。周囲の紅葉がきれいだった。
- 最後に沢を少し下ると本棚分岐に着いた。5分ほど上流に向うと本棚に着いた。ほど良い光加減で紅葉がきれいだった。しばし滝を楽しんだ後、少し下流の下棚まで行ってみた。壁を伝って落ちる滝だった。紅葉はこれからが盛りの様子だった。付近の沢には落ち葉がたくさんたまっていた。
- 徒渉を数回繰り返し、堰堤を越え、最後に吊橋を渡ると、出発点の西丹沢のビジターセンターに着いた。山北町産みかん5個を200円で売っていたので購入した。男性スタッフは「これは人気商品なんです。もう箱を5回入れ替えたんです」と説明していた。