- 林道は登山口の駐車場まで舗装されていた。ちょうど帰った車が有るようで1台分の空きが有った。車は全部で14台だった。林道跡を少し登ると登山口が有った。水場が有り水を補給した。
- 最初の標高差80mほどの植林が終わると雑木林になった。紅葉のきれいな尾根だった。この日は歩き始めが遅かったのでいつもよりやや速いペースで登った。登山者5人とすれ違った。
- やがて鎖場コースへの分岐に出た。鎖場コースをとることにした。一番奥の三の鎖を登った。けっこう急で三点確保で登った。特に急な上部は巻道を通った。
- 鎖場が終わるとすぐに山頂に着いた。登山者が三人休んでいた。南側の展望が良かった。北側はブナやミズナラの森で黄葉はすっかり終わっていた。木の間に小屋が見えた。
- 昼食休憩の後、北隣りの弟見(おととみ)山へ向かった。小屋の先に右へ下る新道が開かれていた。山頂直下は葉を落としたブナの森で、落ち葉をカサカサさせながら歩いた。右側が植林になり、やがて983m峰に着いた。単独行とすれ違った。「今からですか」と声をかけられた。
- 細いブナの木の多い尾根を少し足早に登って行くと、木の無い草地に出た。莇ガ岳が見えた。一登りすると弟見山山頂に着いた。こちらは樹林に囲まれて展望が無かった。
- 莇ガ岳まで往路を戻った。日が傾き、葉を落とした枝の間から西日がまぶしかった。莇ガ岳山頂からは鎖場を避けて迂回するコースを取った。途中で左寄りの道に入ったら二の鎖上部に出てしまった。いったん登り返して分岐に戻り迂回路の続きを下った。植林帯に入ると薄暗くなった。日没前に無事登山口に着いた。