- 厳原の八幡神社から登り始めた。最初は急なコンクリート舗装の登りだった。清水山城址へ登る山道に入ってからはミツバツツジが多かった。二ノ丸からはちょうど出航するフェリーが見えた。登山道は一ノ丸を巻いているらしく、一ノ丸からの下りの稜線は少し藪になっていた。この付近はミツバツツジが満開だった。少し下ると登山道に出た。
- 登山道脇の木には名前が表示されていて「スダジイ」や「カゴノキ」などと表示されていた。ところどころに案内板が有り、例えば「有明山案内板(6) 登山口まで1500m 山頂まで1350m 標高290m」などと表示されていた。トラバース道になると植林帯になった。稜線の成相山分岐まで登ると再び雑木林になった。ミツバツツジが咲いていた。風が少し出てきた。
- 「イスノキ」「ウラジロガシ」「イヌシデ」「ツブラジイ」などの表示を見ながら登っていくと標高440m地点で久田道分岐に着いた。この付近は照葉樹林が多かった。
- 「カクレミノ」「スダジイ」「ヤブニッケイ」「アカガシ」「タブノキ」の表示を見ながら登って行った。山頂近くになると「コナラ」などの落葉樹も出てきて新緑がきれいになった。山頂手前で木が少なくなった。ミツバツツジと「クロキ」の潅木が点在していた。
- 山頂は西側が草原になっていた。西風が強かった。少し北へ稜線を進んでみた。小さな池があった。ところどころでミツバツツジが咲いていた。鹿が2頭いた。山頂に戻り、風が強いので少し西側に下がったところで休憩した。
- 下りは久田道分岐まで往路を戻った。山頂を出発してすぐに2人組登山者とすれ違った。(この日出会った登山者はこの2人だけだった。)久田道分岐からは往路を離れ、少し荒れた道をテープの表示に従って久田道へと向かった。左側がスダジイ、右側が植林の事が多かった。最後は藪気味の道になった。登山道には木の枝が多く落ちていた。道形ははっきりしていた。
- 久田道で車道に出たところで84歳のおばあさんに声をかけられた。一緒に厳原の町まで下った。「毎日この道を歩いて買い物に行く。昔はこの道は車は通れなかった。」との事だった。
- 厳原港の待合室に早めに着いたら、ちょうど釜山へ行く船の出発時間で韓国の人ばかりでびっくりした。
- 夕方のフェリーで博多に戻った。海に沈む夕日がきれいだった。