- 上越妙高駅に12人が集合した。タクシーを使う3人を除いて、残り9人で歩き始めた。田んぼの間の車道で日差しが暑かった。長野県境の鍋倉山が見えた。西にはこれから行く青田南葉山がなだらかな山容を見せていた。
- 青田集落から車道の登りになった。途中で清水が湧いていた。「青田花清水」との標識が有った。峠を越えると開けた谷になり池が有った。カエルが鳴いていた。分岐点から林道南葉高原線に入った。途中のヘアピンカーブからショートカットする山道に入った。カタクリの実がたくさん有った。山道から出たところがキャンプ場だった。
- 南葉高原キャンプ場ではバンガローを2棟借りた。夕食は屋外で食べた。眺めが良くて気持ちが良かった。回りにはササユリが咲いていた。夕方にはヨタカが鳴いていた。
- 二日目はキャンプ場脇の登山口から12人全員で登り始めた。最初、少し下った後、緩い登り坂になった。灌木が多かった。やがて急な登り坂になった。木々は下部が横に曲がって生えていた。途中で単独行とすれ違った。水場で冷たい水を補給した。水場から1分ほど登るとテント一張りほどのスペースが有った。
- 水場からは樹高が高くなった。ブナの森だった。一登りすると勾配が緩くなり、やがて見晴台への分岐になった。1分足らず脇道を登ると見晴台に着いた。あいにく気温が上がって空気が霞み、うっすらと下の平地が見えただけだった。
- 分岐に戻り山頂へ向かうとすぐ左に池が有った。池の中にはサンショウウオの白い卵が有った。勾配が緩くなると木の背丈も低くなった。タムシバがたくさん咲いていた。足元には、サンカヨウ、イワカガミなどが咲いていた。カンアオイが紫色の目立たない花を咲かせていた。
- 山頂は草が刈られて芝生状の広場になっていた。中央には石が積み上げられ、山頂標識が立っていた。回りは灌木に囲まれていた。木の切れ目から雪を付けた山がうっすらと見えた。
- 下りは北へ向かった。尾根の右手には雪が残っているところが少し有った。ササユリが咲いていた。明神峠で南葉高原キャンプ場へ戻る道を分け、桑取の湯ったり村に向かった。ブナの森が続いた。落ち葉が多かった。林床にはギンリョウソウが多く咲いていた。道はよく整備されていた。少し急な小尾根の下りになるとササユリが咲いていた。
- 沢に下りたところが二股で標識が草に埋もれそうになっていた。沢を少し歩き、やがて再び尾根に道になった。標高460mの平坦地が少し開けていて見晴らしが良かったので一休みした。
- 標高460mの平坦地からもブナの森が続いた。ササユリが少し咲いていた。ブナの森から出たところが湯ったり村だった。一浴した後、昼食を食べ祝杯を上げた。