- シャモニのバス停でバスを待っていたら二人組の日本人女性がやって来た。「ビオナッセイ氷河に行かないか?」と聞かれた。今回、断念したモンブラン方面なので行く気がせず断った。代わりに行こうとしていた「アルベルト小屋に一緒に行かないか?」と誘った。結局、3人でアルベルト小屋に行くことにした。
- Le Tour からのロープウェイはちょうど運転を開始したところだった。リフトに乗り換え駅付近からはモンブランがよく見えた。
- リフト終点からは、ところどころ一昨日の雪が草の上にうっすら残る右下がりの斜面をトラバースして行った。やや寒いのでレインウェアを防寒のために着た。
- 氷河のモレーンに出たところからは、今までより少し急になった。最後の標高差50m位は雪の上を歩いた。
- アルベルト小屋のテラスにはフランス人が大勢いて、休んだり、これからの氷河上登山の準備をしていた。行き先を聞いたら Aig. du Tour(3540m) との事だった。小屋の中の食堂は意外にすいていた。コーヒーは大と小があり、大(10フラン=約170円)を頼むと、どんぶりにインスタントコーヒーを入れたものを出してくれた。コーヒーを飲みながら持参のパンをかじった。
- 小屋の裏手を2-3分登るとTour氷河が一望できた。雪がまぶしく、サングラスを持ってこなくて失敗したと思った。フランス人も5-6人岩に腰掛けて山を眺めていた。2人組女性と写真を撮りあった。地図を持っていた人に山の名前を教えてもらい、剣岳のようにそびえているのは Aig. du Chardonnet(3824m) と Aig. du Tour と分かった。氷河上を4-5人ずつロープでつながったフランス人が次々下りて来た。私もこのまま登れたら、と思ってしまった。
- 下りは次々登ってくるフランス人に「ボンジュール」と挨拶しながら下りた。日が当たってきたせいか、行きよりも花がたくさん咲いていた。時間があったのでリフト乗り場から少し先の Col de Balme へ行き小屋でコーヒー(8フラン=約140円)を飲んだ。