- 今回は13人グループのリーダーだった。バス停から登山口までは車道歩きだった。北西の強い季節風が冷たく吹き、道路も所々凍結していた。後半グループの先頭を歩いていたAさんは転んで、したたか尾てい骨を打ってしまった。大沼は半分凍っていた。
- 登山口で全員がアイゼンまたは軽アイゼンを付けた。アイゼンを付ける手が冷たくなった。登山口には、他に支度をしている登山者が15人位いた。
- 最初は急坂だった。Bさんは軽アイゼンに慣れておらず、最初は使い方が悪くたびたび滑ってしまった。苦労して登る間に数人に抜かされた。登りにくい岩場が有ったためシュリンゲを使い足を踏ん張りながら全員を順番に引き上げた。足場を安定させることができて12本歯のアイゼンで来て良かったと思った。
- 3番標識は少し平坦になったところだった。風が強く寒かった。目指す山頂付近には霧氷が見られた。 登るに従い大沼がきれいに見えてきた。最後はCさんのペースが落ちてきたため先頭を歩いてもらった。
- 雪も多くて時間がかかり。予定より遅れて黒檜大神の石碑がある稜線に着いた。積雪は70-80cmだった。5分ほど遅れて登ってきたサブリーダーから「Aさんは腰が痛くて10分ほど下で登るのを断念した」との連絡を受けた。時間もなくなってきたので、今回はここまでとし、引き返すことにした。
- 各自、腹ごしらえをして下山を始めた。5分ほど下って待っていたAさんと合流した。
- 下りも3番標識までは風が強かった。途中からCさんの足が痛くなり、ゆっくりペースになってしまった。時間がかかったものの、猫岩に着いたときには時間的なゆとりが出てきたので全員の集合写真を撮った。
- 登山口に着いたときには風も収まり日も差して暖かだった。余ったお菓子を分けてもらって、しばらく休憩した。
- バス停まで戻ると、今度は太陽が山に沈み日陰になってしまい寒かった。もう少し登山口で休めば良かったと後悔した。バスに乗り込んで、ようやくほっとした。
- 本格的な冬山の雰囲気で、寒いながらも参加者から「楽しかった」との感想が得られた。