- 岩洞湖(がんどうこ)でバスを下車した。ちょうどワカサギ釣りのシーズンの日曜で、駐車場は混雑し、ほぼ満車だった。岩洞湖レストハウス前でスパッツを付けた。
- ワカサギ釣りの人が利用するスロープを下って湖面に下り立った。凍った湖面には10-15cm雪が積もっていた。湖のあちこちにワカサギ釣りのテントが合計50張りくらい有った。相ノ山に向かって歩き出した。少し向かい風だった。
- 途中の島に有る岩洞水天宮に寄り道した。赤い鳥居と小さな祠が有った。祠付近は約30cmの積雪だった。一休みして、ワカンを付けた。
- 再び湖面を歩いて島の対岸に渡り尾根に取り付いた。緩い登り坂で積雪は約30cmだった。数日前の古い足跡が有った。標高740mの小ピークまで登り一休みした。休んでいる間に50歳くらいの男性単独行者に追いつかれた。「相ノ山まで登るつもりはなかったが、登っているのが見えたのでやってきた」との事だった。小ピークの先で右手からの登山道と合流した。
- あずまやまで緩い登りが続いた。ワカンを履いていても足が重たかった。周囲はシラカバ、アカマツ、ミズナラの雑木林だった。あずまやからは岩洞湖が見えた。
- 平坦地をしばらく歩いた後、最後に少し急な坂を登ると山頂に着いた。湖の眺めが良かった。単独行者はすでに先へ出発した後だった。積雪は約50cmだった。シラカバの木に山名板が付いていたので三脚を使って記念撮影をした。
- 単独行者の足跡とは分かれ、来た道を尾根の屈曲点まで戻った。屈曲点からはショートカットすることにして小尾根を湖へ直進した。雪が少し深く時々膝までもぐった。
- 最後に遊歩道を渡ると湖に出た。結局山中で会ったのは一人だけだった。左手奥は、谷の出口になっていて氷がでこぼこしていた。
- 右手へ岩洞湖レストハウスに向かった。雪は少し重たくなっていた。風は、ほとんど無くなっていた。ワカサギ釣りのテントの数は半分ほどに減っていた。テント跡には釣り用の穴が有り、薄氷が張っていた。水天宮の先まで来て振り返ると相ノ山山頂が見えた。
- レストハウス内に入り、コーヒーを飲みながら帰りのバスを待った。窓から外を見ると柱に取り付けた温度計が見えた。マイナス6℃を指していた。