- 上野原駅からのバスを浜沢で下車した。浜沢バス停前には「廿三夜」と掘られた丸い石の塔が建っていた。
- キャンプ場横の登山道を登って行った。キャンプ場内の舗装路が近づいたところから道は不明瞭になった。戻ってキャンプ場内の舗装路を登り返した。約10分の時間ロスになった。
- 舗装路が終わると登山道になった。尾根をまっすぐに登る急登だった。途中にあずまやが有った。輪切りの丸太の椅子が有ったので座って休んだ。
- あずまやから先も急登が続いた。落ち葉も多かった。やがて岩が少し出てくると標高870mの小ピークに着いた。西側の展望が開け、南アルプスが白く見えた。
- 小ピークの先には三日月峠を経由する道と直接二十六夜山方面に向かう道との分岐が有った。左手の直接二十六夜山に向かう道に進んだ。少し岩が有り、登り下りが有った。やがて三日月峠を経由してきた稜線の道に合流した。稜線の反対側は県有地で植林になっていた。
- 緩く登って行くと分岐になった。帰りに通る道を左に分け、右に少し登ると二十六夜山山頂に着いた。「山梨百名山」の標識が建っていた。静かだった。山頂は一角が植林で山頂標識のあたりはちょうど日影になっていた。幹の間からは周囲の山々が見えていた。日向に移動して新年会を始めた。ワインで乾杯し、手造りのミネストローネ、黒豆、ユリ根の甘露煮をおいしくいただいた。
- 分岐まで戻って右手に進むとすぐにミズナラの生える広い平坦地になった。端には麓で見たのより少し小さめの丸い石の塔が建っていた。「廿六夜」と書かれていた。
- 下りは、まず秋山川沿いの尾崎集落に向かった。ミズナラの森からアカマツの森へと変わっていった。木の幹の間に丹沢の蛭ヶ岳が見えた。やがて植林の道になり最後は少し荒れた沢沿いの道になった。寺下峠への登り返しは植林帯だった。ジグザクに斜面を登って行った。少し倒木が多かった。寺下峠は日が陰り少し寒かった。
- 寺下峠からの下りは、斜面にロープが長く張られている所が有った。足の置き場が狭くロープも細めだった。場所によっては落ち葉が吹きだまっていた。慎重に時間をかけて下りたと思ったら、すぐ後から若い男性が下りてきて足早に追い抜いていった。小鞍部からは歩きやすい谷沿いの道になった。
- 最後は車道を歩き、明るいうちに梁川駅に着いた。