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※無断転載を一切禁じます 柔道
ドイツ・ミュンヘンで行われている柔道世界選手権の最終日となるこの日、48キロ級の田村亮子(トヨタ自動車)が優勝、これで1993年のハミルトン大会以来5連覇を果たした。 田村亮子の話「正直言って(優勝するのは)無理だと思いました。出場もダメかと思いかけていました。支えてくれたスタッフ、たくさんの人々が大きな力になってくれたのが一番です。今日が一番苦しい日だった。5連覇……。なんと言っていいのかわかりません。先生方も痛み止めの注射を打ったほうがいいと言ってくれていたのですが、自分としてはできるところまで行って……、と思っていた。畳の上では痛い顔はできないけれども、試合中は足がブレて、試合後、控え室に入ったら足が痺れている状態だった(※田村は準決勝前に痛み止めの注射を打った)。今日は畳の上では体が瞬時に動いてくれた。とにかく右足をかばうのが精一杯でした。1回戦のとき(相手に足を蹴られた)、あまりに痛くてもう無理なのかなと思った。でもファイトがわいてきました。世界中の選手が私がケガをしているのを知っていた。自分としては片方の足だけでもやる気持ちでいた。5連覇はオリンピック以上。10年間世界の頂点に立ち続けたことの証です。小学校2年から柔道を始めて、18年間積んだキャリアもあった。(勝った瞬間は)柔道を始めた頃のことを思い出しました。テーピングも、父がずっと側にいてやってくれました。6連覇を狙います!」 田村亮子が、初めて畳の上でしゃがみ込んだまま動かなかった。 ※本日は田村亮子選手の試合の模様を随時更新していく予定です。
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