週を特定する三つの表示について

「オール・ジャパン・ポップ20」(AJP)では、発表するランキングについて「△月△日付け」という説明はありませんでした。「みのもんたのプレゼントコーナー」でも、応募の締切日についてアナウンスはありませんでした。ネット局に対して放送日を制約しないように番組を制作していたのでしょう。

1972年までは唯一ビルボードのトップテンを紹介するコーナーで「△月△日付け」とのアナウンスがありました。これはビルボードのランキングがいつのものなのかを示すものであって、AJPのランキングに対するものではありません。1973年以降はビルボードのコーナーがなくなりましたので、番組の中で時期を示すアナウンスは一切なくなりました。

このウエブサイトではいつのランキングなのかを明確にするため、各週のランキング表に次の三つの表示を併記しています。

第△回

番組が始まった1967年5月を起点にした数え方です。このウエブサイトが独自に付加した情報です。

第1回から第580回まで

番組では当初、100回ごとの「区切りの週」にだけ回数をアナウンスしていました(と記憶していますが、50回ごとだったかもしれません)。「区切りの週」以外は回数のアナウンスがありませんでしたので、Chifumiが回数を補間しランキング表に記載しました。

第581回から第599回まで(欠番)

次の項「第600回から第954回まで」に記載した理由で、このウエブサイトでは第581回から第599回までの19回を欠番にしてあります。ただしランキングデータが19週分欠落しているわけではありません。

第600回から第954回まで

本来なら第581回のはずの週に、番組で「第600回」だとアナウンスがありました。それ以降の「区切りの週」は19回水増しした回数によって決められ、いつしか(1980年ごろか)毎週番組の中で「今週は第△回」とアナウンスするようになりました。このためこのウエブサイトでは、番組が「第600回」だとアナウンスした1978年6月第3週以降、実際より19回水増しした回数を記載しています。毎週回数をアナウンスするようになるまでは、「区切りの週」以外回数のアナウンスがありませんでしたので、Chifumiが回数を補間しランキング表に記載しました。

△年△月第△週

「△月第△週」という表現は、番組が年間ランキングを発表するときだけ使っていたものです。通常の週には使っておらず、このウエブサイトが独自に付加した情報です。

年間ランキングで曲を紹介する際「この曲は△月第△週から△週間△位でした」という説明がありました。これを手がかりに、年間ランキングの発表で言及しなかった週を含めすべての週に、Chifumiが「△年△月第△週」という表現を補間しランキング表に記載しました。

例えば、ある放送局で1月31日に放送し別の局では2月1日に放送した週のランキング表に「1月第5週」と記載するか「2月第1週」と記載するかは、次のように決めました。その年の年間ランキング発表の際、ある曲のチャートアクションの説明で、この週に言及していた場合にはその表現に従いました。この週に言及がなかったとしても、次の週に言及がありそれを「2月第1週」と表現してしていれば、この週は「1月第5週」です。次の週を「2月第2週」と表現していれば、この週は「2月第1週」です。このような方法で、すべての週に矛盾がないように補間しました。

Chifumiが年間ランキングを聞いていない1967年〜1969年、1980年〜1984年については、後述する「文化放送での放送日」をもとに推定しました。

文化放送での放送日

文化放送が番組を放送した日付です。深夜に放送した場合、0時以降は翌日にしています。放送業界の慣習とは異なるかもしれません。

Chifumiがこの番組を文化放送で聞いたのは、1972年4月から10月までと、1975年4月から1980年4月までです。それ以外の期間の放送日は、新聞のラジオ番組欄を調査しました。放送日を特定できなかった週は、前後の週から推定し、その日付に「ごろ」と付記しました。1969年4月から1970年6月までは長期間放送日を特定できていないため、便宜上日曜日の日付に「ごろ」と付記しました。

放送日を記していても、実際には放送日に変更があったり放送中止になった場合があるかもしれません。

2023-03-12 2024-04-07