パトカー仕様のポルシェ912、内装

 内装を見ていく。




 最大の特徴といえるのは、取り締まり用のスピードメーター。これで捕まえていたのか! メーターの針が停車状態で0km/hを下回っているのは「おまけ」??
 それにしても、インパネの材質にあわせてカバーを作っている点がすごい。



 今回の最大の目的は、AZ−1のスピードメーターケーブルを複製するための企業訪問だった。従って、メーターケーブルに関する感度が自ずと高くなっていた・・・これ、運転席側のスピードメーターと同時に動くはずなのだが、となるとメーターケーブルは途中で分岐されているのだろうか。それとも2本のメーターケーブルがミッションに取り付けられるように改造してあるとか。後者の可能性は低いと考えるのだが、前者の場合でもハードルは高い。がたつきのないドリブンギアを増設し、さらに3本のスピードメーターケーブルを特注しないといけない。
 メーターの針が激しく振れることはなかったんだろうなと言いたくなる。車が揺れた状態で、この小さなメモリ間隔をちゃんと認識できていたんだろうなあと言いたくなる。根本的には、タクシーのメーターのようにちゃんと定期検査していたんだろうなあと言いたくなる。検査証みたいなものが無いけど。