マツダ承認番号の謎

 2015年前後から、各車が発売するマツダのモデルには、マツダ承認番号が箱などに書かれている。この番号、モデルが発売される毎に割り振られる番号かと思っていたのだが、モデルメーカーに対して与えられた番号だった。モデルのn数が増えたため、1つの謎は解決することができた。
 同じ会社がマツダ車をモデル化する場合、車種に関わらず同じ承認番号がついている。言い方を変えると、この番号があればマツダ車のモデル化はマツダから一括承認されているといっていい。従って、マツダ車をモデル化する計画がなくても、申請さえすれば番号がもらえるのだ。


 ところがである。割り振られた番号の順番を見ると、もうわけがわからない。2023年はAZ−1のモデルが多数発売された年であった。この際のマツダ承認番号を追ってみると・・・

 国産名車プレミアムコレクション。



 ガシャポン。



 順当に考えると、これらが連番になっているのはわかる。が、上記2モデルの後に発売されたチョロQ zero。逆に番号が超若返っているじゃん。



 以上のことから、マツダ承認番号はメーカー毎に、かつ申請順に割り振られていると判断できる。またこの番号を箱に表記する前から、承認番号は各車に割り振られていた。


 ところが全くわからない承認番号もある。1つが大御所のハセガワ。なんと番号がガシャポンより後になっている。もう意味がわからん。申請し忘れていたのだろうか。2023年時点ではガシャポンのトイズキャビンが最も遅い番号だと思っていたのだが。



 そして今回のマッチボックス。一桁目の番号が2から始まっている。



 海外メーカーだから2から始まる番号を付けているのだろうか。よくわからん。




 では一体どんなところが申請しているのか? 1から始まる番号が日本国内メーカーに対して与えられる番号であるとの仮定の下、webで検索してみた。すると引っかかったのは以下の会社。なお検索で引っかかる条件は、何らかの商品がwebで発売されており、かつ承認番号が商品説明欄にテキストで明記されている場合だ。そのため調査結果は完全ではない。実際、10072のアシェットや10077のハセガワはひっかからなかった。

 下記表記の名称は、正式でない場合あり。
10002 トミー
10003 タミヤ
10005  ABCホビー
10007 京商
10009 アオシマ
10019 株式会社ワイ・エス・エヌ
10021 フジミ 10036 インターアライド
10069 プラッツ
10072 アシェット ←検索でひっかからなかった
10073 トイズキャビン
10077 ハセガワ ←検索でひっかからなかった
10079 ペンギンライター

 番号の間隔がひどく開いている。となると、この中にはコミケ等で販売する個人に割り振られた番号もあるのではないか?? 興味のある人は問い合わせてみてほしい。そして自分だけの承認番号を得て、天下御免でAZ−1のモデルを自主製作する・・・