ホームページの運用と、そのための指針

 今まではどのようにHPを作ればよいのか、つまりHP持っておらず、それを最初から作り上げていくということを仮定して解説してきましたが、ここではHP開設後の運用のポイントについて解説していきます。まず最初は、最も基本的なことである「何を目標として、何を指針としてHPを運用すればよいのか」について解説します。次回以降、掲示板、OFF会などについて解説していきます。
 ただし以下に解説することを、アクセス数がほぼ100件/日以上にならないのに実行しても徒労に終わります。なぜなら、常連さんがいない・もしくは多くの人から注目を集めるサイトになっていないと、こんなことを実践しても仕方がないからです。しかし100件/日以下であっても、ここで述べることを頭の片隅においてHPを作成・運営することは、将来のために重要です。


何を目標として、何を指針としてHPを運用すればよいのか
 まず目標ですが、「HPを見ている人に対して、何らかのメリットが常に得られるようにHPを運営すること」です。実に当然のことです。「何らかのメリット」と書くと「まじめなことを取り上げているHPにしなければならない」というように感じられるかもしれませんが、そんなことはありません。お笑い系のサイトでもいいのです。それを見た人が笑えば、その人は楽しい思いをしたのですから、それでメリットが出るHPにすることができます。誰が見ても何のメリットもないHPは、その存在に何の意味もありません。寒い落ちしか掲載されていないお笑いサイトに何の意味があるでしょうか。
 上述のことは実に当たり前のことなのですが、ところがこれを継続していくとなると難しいことなのです。HPの運営を続けていくと、様々な障害や安易な方向へ進むことへの誘惑、どのような方向に進めていけばよいかの判断の迷いが出てきます。また、更新がめんどくさくなったりすることも出てくるでしょう。迷いを除いたり、怠惰な気持ちを抱くことがないようにして、自分のHPを発展させるためには、以下に述べる5つのHP運営のための指針に基づいて行動すれば大丈夫でしょう。


HP運営のための指針
1.HPの目的や理念・理想を自分自身クリアーにしておくこと。
2.コンテンツの充実を図ること。
3.情報の分散化を防ぐこと。
4.他のHPを取り込むこと。
5.むやみやたらと新しいHPを立ち上げないこと。

 例えば、HPの目的や理念・理想を自分自身クリアーにしておくと、めんどくさいという気持ちが起こりにくくなります。目的や理念・理想を確立していることで、一種の義務感のようなものが生まれるためです。もちろんこれがなくてもHPを運営することは出来ますが、実際に機能しているのは「掲示板」か「チャット」だけという、救いのないHPになってしまうでしょう。
 では、各運営指針について解説していきます。