ビリー・ワイルダー プロフィール/フィルモグラフィ


プロフィール
1906年6月22日にウィーンでユダヤ人として生まれる。本名サミュエル・ワイルダー。ウィーン大学で法律を学ぶが一年で中退し、ベルリンで新聞記者になる。記者生活のかたわら、女性のダンス相手のアルバイトをしたりするが、やがて脚本家になろうと決心。ロバート・シオドマクのドキュメンタリー映画に協力したのをきっかけに、ドイツ映画の脚本を書くようになる。33年にヒトラーが政権を握ったため、パリ経由で渡米。英語も出来ず、無一文だったために苦労するが、チャールズ・ブラケットらと共同で脚本を書いたルビッチの『青髭八人目の妻』や『ニノチカ』、ホークスの『教授と美女』の成功で道が開ける。42年にブラケット製作で『The Major and the Minor』を初監督。その後も監督としてコメディからシリアスなドラマまで幅広いジャンルを手がけ、『失われた週末』でアカデミー作品賞と監督賞を、『サンセット大通り』でブラケットと共同で脚本賞を受賞し、名実ともにハリウッドの一級監督になる。ブラケットとの活動を解消した後は『昼下りの情事』から脚本家I・A・L・ダイアモンドと組んで映画を製作。『お熱いのがお好き』で組んだジャック・レモン主演による『アパートの鍵貸します』で再びアカデミー作品賞と監督賞を受賞。その後もレモン主演で『あなただけ今晩は』『恋人よ帰れ! わが胸に』『フロント・ページ』等を監督する。映画界から引退した今日でも、その評価は高い。

フィルモグラフィ(監督作品)
『The Major and the Minor』(42)
『熱砂の秘密』(43)
『深夜の告白』(44)
『失われた週末』(45)
『皇帝円舞曲』(48)
『A Foreign Affair』(48)
『サンセット大通り』(50)
『地獄の英雄』(51)
『第十七捕虜収容所』(53)
『麗しのサブリナ』(54)
『七年目の浮気』(55)
『翼よ! あれが巴里の灯だ』(56)
『昼下りの情事』(57)
『情婦』(57)
『お熱いのがお好き』(59)
『アパートの鍵貸します』(60)
『ラブ・ハント作戦 ワンツースリー』(61)
『あなただけ今晩は』(63)
『ねえ! キスしてよ』(64)
『恋人よ帰れ! わが胸に』(66)
『シャーロック・ホームズの冒険』(70)
『お熱い夜をあなたに』(72)
『フロント・ページ』(74)
『悲愁』(78)
『Buddy Buddy(バディ・バディ 新おかしな二人)』(81)


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2001年7月20日作成