癒しの広場〜癒しの映画/ドラマ 

Written by 中原 憬

死別の悲しみを癒してくれる映画/ドラマのご紹介をします。

映画 『僕のワンダフル・ライフ』が9月29日から公開されていました。
  映画 『僕のワンダフル・ライフ』公式サイト
   ゴールデン・レトリバーのベイリーの“最愛の人”は、自分の命を救ってくれた少年イーサン。
   以来、1匹と1人は固い絆で結ばれていく。しかし、犬の寿命は短く、やがてベイリーが旅立つ日
   がきてしまう。しかし、彼の愛は不死身だった!ベイリーはイーサンに会いたい一心で生まれ
   変わりを繰り返す。ようやく3度目で再会を果たしたベイリーは、自ら与えられた“重要な使命”
   に気づき…。
   原作は、W・ブルース・キャメロンが愛犬を亡くした恋人のために書いた小説で「ニューヨーク
   ・タイムズ」ベストセラー第1位を1年以上キープし、これまでに世界29か国、20の言語に翻訳
   された人気作品。[2017.10.01掲載]

ドラマ『お迎えデス。』が4月23日から日テレ系列で放送されていました。
  ドラマ『お迎えデス。』公式サイト 公式Twitter
    ひょんなことからあの世の会社「GSG(極楽送迎)」の社員に出会った主人公
    堤円(つつみまどか)〔福士蒼汰〕は、この世に未練がある霊をあの世に送り
    届けるバイトをするはめに……。ヒロインの阿熊幸(あぐまさち)〔土屋太鳳〕
    と繰り広げるヒューマン・ラブコメディー。主題歌は家入レオ。[2016.03.19]

映画 『orange -オレンジ-』が12月12日から公開されました。
  映画『orange -オレンジ-』公式サイト
    高校2年生の春、菜穂(土屋太鳳)に10年後の自分からの手紙が届く。そこには
    転校生の翔(山ア賢人)を好きになること、翔が1年後には死んでしまうこと、
    そして、その未来を変えるためにいまの自分がやるべきことが書かれていた。
    どうすれば翔を救えるのか。やがて、菜穂は翔が心に深い傷を負っていること
    を知る。大切な人の未来を救うために菜穂は仲間とともに動き出す。[2015.12.25]

映画 『母と暮せば』が12月12日から公開されました。
  映画『母と暮せば』公式サイト
    3年前に原爆で亡くしたはずの息子、浩二(二宮和也)が、母、伸子(吉永小百合)
    のもとにひょっこり現れる。「あんたは元気?」「元気なわけなかやろう。僕は
    もう死んでいるんだよ。」 二人は楽しかった思い出や、残していった恋人、町子
    (黒木華)のことを話す。二人で過ごす時間は特別なものだった。その幸せは永遠
    に続くように見えたが−。山田洋次監督、初のやさしくて、悲しいファンタジー。
    12月12日(土)から全国で公開。音楽は坂本龍一。 [2015.12.05]

映画 『岸辺の旅』が10月1日に公開されました。
  映画『岸辺の旅』公式サイト   〜なにものも分かつことのできない愛がある。時も、死さえも (原作のキャッチコピー)
    失踪していた夫(浅野忠信)が突然帰ってきて「俺、死んだよ」と妻(深津絵里)に告げる。
    「きれいな場所があるんだ」と旅に誘う。それは、妻に言えなかった「さようなら」を
    伝えるための旅路。第68回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門監督賞。 [2015.09.26]

映画 『パパが遺した物語』が10月3日に公開されました。
  映画『パパが遺した物語』公式サイト(※交通事故のシーンがあります)
    「怖いの。愛する人が消えるのが」−−−死別のトラウマを克服しようとする少女の成長
    物語を通して、父と娘のかけがえのない絆を描く。 [2015.09.13]

映画 『流れ星が消えないうちに』が11月21日に公開されました。
  映画『流れ星が消えないうちに』公式サイト
    突然の事故で恋人、加地(葉山奨之)を失った女子大生の奈緒子(波瑠)は、過去に
    囚われた悲しみの日々を過ごしていた。しかし、同じ傷を抱える新しい恋人、巧
    (入江甚儀)、そして家族との日々の触れ合いの中で、少しずつ前に進み始める。
    主題歌は塩ノ谷早耶香の「流れ星」。 [2015.10.18]



INDEX
映画「ある天文学者の恋文」 四日前に死んだはずの恋人から手紙やメッセージが届き続ける。永遠の愛を問う感動の名作
映画「君の名は。」 単なる入れ替わりものの青春ラブコメではなく、失った人を探し続ける二人に訪れる奇跡を描く物語
映画「ある日どこかで」 "時"の壁を乗り越え、切ない恋に燃え上がるロマンティックなラブファンタジー。
映画「天国は、ほんとうにある」 病気で生死の境をさまよい、奇跡的に一命をとりとめた男の子が体験した天国。
映画「ラブリーボーン」 14歳で殺された主人公が、天国のような世界で、残された家族を見守る映画。
映画「黄泉がえり」 死んだ人が、その人を想い続けてくれた人の前に生き返るというファンタジー映画。
映画「エンジェル・スノー」 妊娠した子どもが不治の病に侵されていると宣告された夫婦の物語。
映画「僕の彼女を紹介します」 悲劇的な事故で最愛の彼と引き裂かれた女性に起こる奇跡の物語。
映画「ポネット」 たった4歳で大好きなママを事故で失った女の子の物語。
映画「タイタニック」 燃えるような恋。生と死。そして物語の最後には歓喜溢れる再会が。
映画「奇蹟の輝き」 天国から地獄へと愛する妻を救いに行くファンタジー。
映画「コンタクト」 地球外からの電波は、果たして天界からのメッセージだったのか?それとも・・・。
映画「忘れられない人」 悲しいピアノの旋律が印象的な悲恋の物語。
皆さんからのお勧めコーナー 皆さんからメールで頂いたお勧めの作品を紹介しています。

DVD

癒しの広場


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悲しみを癒してくれるDVD

愛を積むひと
愛を積むひと
posted with あまなつ on 2015.08.24
小学館(2015-05-13)
売り上げランキング:

第二の人生を大自然に包まれた美しい土地で過ごそうと、北海道に移り住むことにした夫婦、篤史(佐藤浩市)と良子(樋口可南子)は、かつて外国人が住んでいた家で暮らし始める。良子は篤史に家を囲む石塀作りを頼んだが、以前から患っていた心臓の病を悪化させて、この世を去ってしまう。悲しみにくれる篤史のもとに、ある日、良子から手紙が届いた。
驚く篤史。そして、次々と見つかる手紙に導かれるように、篤史は周囲の人々の人生に関わっていく。また、長年疎遠になっていた娘、聡子(北川景子)と再会し・・・。(Amazonの商品説明より)
ぐるりのこと。 [DVD]

何事もきちんとしたい妻・翔子と、ひょうひょうと生きる法定画家の夫・カナオ。どこにでもいる夫婦である彼らにおとずれるさまざまな困難。初めての子供の死、妻のうつ……。それでもふたりは一つずつ一緒に乗り越え生きていく。

天国は、ほんとうにある [DVD]
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント(2015-03-25)
売り上げランキング: 7003

全世界35か国語にも翻訳され1千万部以上を売り上げたベストセラーの映画化。
臨死体験をした4歳の男の子が、流産していた姉に天国で逢い、キリストとも話をしたという実話の再現ドラマ。

内容(「キネマ旬報社」データベースより)
新垣結衣、大泉洋主演の感動ファンタジードラマ。突然の事故で夫のユウタロウを亡くしたサヤは、幼い息子を抱え、長閑でどこか不思議な町・ささらで暮らすことに。一方、サヤのことが心配なユウタロウは成仏できず…。

公式サイト
ツナグ(本編BD1枚+特典ディスクDVD1枚) [Blu-ray]
バップ(2013-04-24)
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「使者(ツナグ)」とは―
それはたった一度だけ―、死んだ人と会わせてくれる案内人。
生きている人が会いたいと望む、すでに死んでしまった人との再会を仲介する“使者"を表す言葉。

亡くなった人と一度だけ再会させることができる不思議な能力。その能力を受け継いだ一人の高校生(松坂桃李)が、さまざまな依頼者の願いを叶えながらも、悩み、成長していく姿を描いた感動作。
本当に、亡くなった人と再会できたらこんな風だろうなというシーンに涙がこぼれて仕方ない映画です。JUJUの主題歌「ありがとう」も心に染みます。
「ツナグ」サイト
潔く柔く (2枚組 本編BD+特典DVD) [Blu-ray]
バップ(2014-05-21)
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15才の夏に幼なじみを亡くし、恋することが出来なくなった瀬戸カンナ。
小学校時代に同級生と事故に遭い、自分だけ生き残った赤沢禄。
過去を抱えた二人が出会った時、止まっていた時間が動き出す。
東京国際映画祭「特別招待作品」。
天国の本屋-恋火 [DVD]
天国の本屋-恋火 [DVD]
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松竹ホームビデオ (2005-12-03)
売り上げランキング: 61255
おすすめ度の平均: 5.0
5 小樽・石狩が舞台の奇跡のファンタジー
5 いい映画ですね。

生きているのに天国の本屋にスカウトされたピアニストの健太と、伝説の“恋する花火”を復活させようと奔走する香夏子。天国と地上で、失われたひとつの恋を追いかけるふたりの物語。
いま、会いにゆきます スタンダード・エディション [DVD]
東宝 (2005-06-24)
売り上げランキング: 14798
おすすめ度の平均: 4.5
5 最高です!泣きました
3 竹内結子という童話
5 飽きない
5 雨の季節になったので。
4 不覚にも感動してしまった!
鉄道員(ぽっぽや)
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東映ビデオ (2001-12-07)
売り上げランキング: 16215
おすすめ度の平均: 4.0
5 あなたに起こる小さな奇跡
1 高倉健を出す必要があったか?
4 ちょっと涙出た
4 生き様
4 乙松を縛りつけた「くびき」
居酒屋ゆうれい
居酒屋ゆうれい
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カルチュア・パブリッシャーズ (2002-02-20)
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おすすめ度の平均: 4.5
5 名優 相打つ 人生死んでも チャレンジ
4 最近では出色のコメディー
息子の部屋
息子の部屋
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アミューズ・ビデオ (2006-06-23)
売り上げランキング: 14409
おすすめ度の平均: 4.5
3 静かな映画です。
3 何もない時間が長すぎる
4 秀作には違い無い
5 失われた連帯への切ないまでの郷愁
5 他人に見せない喪失感
白い犬とワルツを
白い犬とワルツを
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コロムビアミュージックエンタテインメント (2001-12-08)
売り上げランキング: 50435
おすすめ度の平均: 4.5
5 素晴らしき映画
5 涙涙・・の大傑作です!
3 老いとともに深まる愛。
5 米国南部気質と人生哲学
5 老人と犬
ソラリス (特別編)
ソラリス (特別編)
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20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン (2007-01-26)
売り上げランキング: 32057
おすすめ度の平均: 3.0
1 物語がソラリスを語るのでは無い
4 ソラリスからのプレゼント?
4 心地良い☆

知性を持つといわれる惑星「ソラリス」。ある日、軌道ステーションからの連絡が途絶し、調査に赴いた心理学者がみたもの は、自殺した愛する妻のコピーだった。「ソラリス」は記憶から、人のコピーを創り出す。この作品は、主人公の内面世界、特に妻への深い愛に焦点を当てながら、人の存在の意義、愛について描いている。深い余韻を残す美しく哲学的な作品。SF3大金字塔の一つと評価されている。
ブレインストーム
ブレインストーム
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ワーナー・ホーム・ビデオ (2000-04-21)
売り上げランキング: 35450
おすすめ度の平均: 4.5
4 死とは何だろうと考えてしまう
4 ディテールの古さは否めないが○
5 ナタリーウッド最後の出演映画

ある研究所で完成された、他人の思考・記憶・感覚のすべてを追体験できる装置。軍がそれを狙うというのはよくある展開だが、この作品のクライマックスは、心臓発作を起こした研究者が記録した「死後の体験」を主人公が再生させるシーン。斬新な映像美が溢れだすように展開されていく。
ゴースト ~天国からのささやき シーズン1 Vol.1
ウォルトディズニースタジオホームエンターテイメント (2008-04-23)
売り上げランキング: 821
おすすめ度の平均: 4.5
4 泣かされた
5 涙が止まらない

「どのエピソードにも感動、癒し、涙、救済、浄化の要素が盛り込まれていて視聴後は心が洗われた思いがする全く新しいタイプのドラマだ。」とのこと。
ゴースト ~天国からのささやき シーズン1 DVD BOX
ウォルトディズニースタジオホームエンターテイメント (2008-06-04)
売り上げランキング: 1099
おすすめ度の平均: 5.0
5 面白いです

<ストーリー> 結婚したばかりのメリンダ・ゴードンは、幼い時からこの世に未練を持ち留まってしまった死者の霊と対話することができる能力を持っていた。なぜ、自分にはこのような能力があるのか・・・その理由もわからないまま、メリンダは霊たちの心残りを解決すべく手助けし、また、悲しみを抱えたまま遺されてしまった家族や恋人たちを心安らかな日常へと導いていくー。
ゴースト ~天国からのささやき シーズン2 DVD COMPLETE BOX
ウォルトディズニースタジオホームエンターテイメント (2009-05-20)
売り上げランキング: 14459

ゴースト ~天国からのささやき シーズン3 DVD COMPLETE BOX
ウォルトディズニースタジオホームエンターテイメント (2010-03-17)
売り上げランキング: 16713
ゴースト 〜天国からのささやき シーズン4 COMPLETE BOX [DVD]
ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社 (2011-03-02)
売り上げランキング: 3568
ゴースト ~天国からのささやき シーズン5<ファイナル>コンパクト BOX [DVD]
ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社(2013-03-20)
売り上げランキング: 41508
ゴースト ニューヨークの幻 スペシャル・デラックス・エディシ [DVD]
パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン (2007-05-25)
売り上げランキング: 6224
ゴースト もういちど抱きしめたい <通常版> [DVD]
バップ(2011-05-17)
売り上げランキング: 82071

映画「ゴースト/ニューヨークの幻」の日本版リメイク映画です。松嶋菜々子、ソン・スンホン出演。
主題歌は、平井堅の「アイシテル 」
ノートに眠った願いごと ディレクターズ・カット版
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント (2008-03-05)
売り上げランキング: 15204
おすすめ度の平均: 5.0
5 至福のラブストーリーです
5 絶対欲しい!

韓国のデパート崩壊事故で突然に婚約者を亡くした男性。10年後のある日、婚約者が書いた新婚旅行の計画を綴ったノートが届き、彼はその旅を一人で巡る。
再会の街で
再会の街で
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ソニー・ピクチャーズエンタテインメント (2008-06-25)
売り上げランキング: 260
おすすめ度の平均: 4.5
5 ゆっくりでいいから回復していこうよ、という希望
4 9・11の爪痕。。。

アランは、ある日大学時代のルームメイト、チャーリーと偶然街で再会する。しかし、彼のあまりの変貌ぶりに愕然とする。チャーリーは、9.11同時多発テロで、妻子を一度に亡くしていた。他人との関係を築けないほど精神を病んでいるチャーリー。アランは彼が立ち直れるよう手を貸していく。
ドリーム☆アゲイン DVD-BOX
VAP,INC(VAP)(D) (2008-03-19)
売り上げランキング: 23566
おすすめ度の平均: 4.0
4 オチは凄いけれども
5 録画してました
5 生きることの意味を考えさせてくれる良作
5 特典が楽しみ!

肩の故障で巨人を引退した俊介。しかし1年後、恋人との婚約を破棄してプロ野球界に復帰することを決意する。そんな矢先、彼は不慮の事故で死んでしまい……。
悲しみが乾くまで スペシャル・エディション [DVD]
角川エンタテインメント (2009-01-09)
売り上げランキング: 3433
おすすめ度の平均: 4.0
4 夫婦愛と友情と

幸福な日々の中、突然に愛する夫を失った女性が、悲しみに打ちひしがれながらも、夫の親友だった男と暮らし始める。
さよなら。いつかわかること [DVD]
メディアファクトリー (2008-11-07)
売り上げランキング: 22245
おすすめ度の平均: 4.5
4 邦題がこの作品世界を見事に言い得ています。
5 何とも言えない心地よい時間だった。
5 ぽっかりと空いた大きな穴
いつか眠りにつく前に [DVD]
ショウゲート (2008-07-25)
売り上げランキング: 15075
おすすめ度の平均: 4.5
4 それぞれが抱える迷い
5 <ネタばれ>親から子へ伝える幸せとは何か
5 死を前にして、人は何を想うのか?
4 女優(の芸)を見せる映画

P.S.アイラヴユー プレミアム・エディション [DVD]
ジェネオン エンタテインメント (2009-03-25)
売り上げランキング: 312

最愛の夫を突然に病気で亡くし、絶望に打ちひしがれ、自宅に引きこもっていたホリー。そんな彼女に亡き夫からの手紙が届く。全世界40か国以上でベストセラーとなっている純愛小説の映画化。   Yahoo!映画情報 goo映画情報
おくりびと [DVD]
おくりびと [DVD]
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アミューズソフトエンタテインメント (2009-03-18)
売り上げランキング: 1626
おすすめ度の平均: 4.0
5 自分のオヤジのことを想った。
5 観るヒト問わず。
5 いろいろ考えてしまう
4 人それぞれ、世代によっても評価は違うだろうけど・・・
5 名作です

遺体を棺に納める"納棺師"。一見地味で触れ難いイメージの職業をテーマにしながらも、ユーモアを絶妙に散りばめて、愛すること生きることを紡ぎだす異色の感動作。   公式サイト Yahoo!映画情報 goo映画情報
あした デラックス版 [DVD]
パイオニアLDC (2001-07-25)
売り上げランキング: 28243
おすすめ度の平均: 4.0
4 再会・・・と言うファンタジー。
3 人気が高いはずだけど・・
4 「あした」があることのありがたさ
5 新尾道三部作
4 今でも心になにげに残る作品です。

嵐に遭遇した客船「呼子丸」が沈没してから3か月経ったある日、残された家族や恋人達に「今夜午前0時、呼子浜で待っている」というメッセージが届く。それは、突然にあしたを失った人たちが、愛する人達に再会し、別れの挨拶をするためだった。大林宣彦監督の「新・尾道三部作」の2作目。
メッセージ・イン・ア・ボトル
ワーナー・ホーム・ビデオ (2000-08-25)
売り上げランキング: 36771
おすすめ度の平均: 4.0
4 とても切ない大人の恋愛です(゚ーÅ)
3 本の方がいい
5 美しい珠玉のラブストーリー!
5 品のあるラブストーリー
3 ポールニューマンが良い

あるシングルマザーが浜辺でメッセージの入ったボトルを拾う。それは亡き妻に宛てた男の手紙だった。さまざまな葛藤を経ながらも、やがて、二人は新しい恋に落ちていく。ただ、ラストが悲しすぎて・・・。



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2016.12.05 掲載
映画「ある天文学者の恋文」

本作は、映画史に名を刻むあの「ニュー・シネマ・パラダイス」の監督の最新作です。

ストーリーは・・・
著名な天文学者エドと彼の教え子エイミーは、密かな恋を謳歌していた。しかし、ある日突然、エドの訃報がもたらされる。ショックを受け泣き崩れるエイミー。しかし、不思議なことにエドからの手紙やメールや贈り物は、まるで彼が生きているかのように届き続けた。その文面や贈り物のタイミングは、彼女の行動を彼がすべて見ているかのように−−−。

彼は本当に死んだのか、何かの間違いではないのか、エイミーはエドの住んでいた街に行きその姿を探し求める。やがて、手紙に導かれ、かつて二人で時間を過ごしたイタリアのサン・ジュリオ島の別荘を訪れる。そこで彼女が誰にも言えずに心に封印していた過去を、エドが密かに調べていたことを知る−−−。

※        ※        ※

本作は、死んだはずの恋人からメッセージが届き続けるという謎解きが物語の導入部となっていますが、中身は正統派ともいえるラブストーリーです。
「ニュー・シネマ・パラダイス」と同じ薫りのする、優しく甘く、ときに苦く切ない、人生ってそういうものなんだよなと心震える物語です。

人の生と死、愛と別れが、日常の中で繊細に、そして、ときに悠久の時間の流れを見据えながら語られています。

ネタバレしてはいけないタイプの映画なので、あまりストーリについては書けないのですが、死別の悲しみで心が凍りついている人が観て、癒されて心が温かくなる物語だと思います。
ヒロインが、愛する人の死によって受けるショックと絶望、どうしようもない悲しみ、怒りと混乱。そこから愛の力によって少しずつ癒されていき、立ち直っていく姿が描かれているからです。

贅沢なほどの美しい映像と優美な音楽(エンニオ・モリコーネ担当)に包まれた、一つの純粋な深い愛の物語です。
相手を思いやる気持ちやその行動に泣けます。

ミステリー仕立ての中、アクションシーン(007にも出演している女優さんなんですよね)など不思議な味付けもあって、新鮮な作風でした。
きちんと伏線が回収されていって切なくも壮大な愛の物語(そうとしか形容しようがない)が完成していくことに胸がいっぱいになりました。

映画館を出たあと、じわじわと涙が溢れて困りました。





[補足] 首吊りのシリアスな演技をするシーンや自動車事故のシーンが出てきます。トラウマのある方はご注意ください。
 



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2016.08.31 掲載
映画「君の名は。」

山深い田舎町の神社の娘、三葉(みつは)は憧れの都会に住む男子高校生になった夢を見る。一方、東京で暮らす男子高校生・瀧(たき)は行ったこともない山奥の町で女子高校生になっている夢を見る。

やがて、二人は寝ている間、実際に体が入れ替わっていて、その間の記憶が失われていることに気づく。混乱しながらも、入れ替わりを繰り返すうちにメモなどを通してお互いコミュニケーションをとれるようになり、戸惑い、ケンカしながらも、二人は心を通わせ合っていく。ところが、ある日を境に、突然入れ替わりが途切れてしまう。

瀧は、わずかな手がかりを頼りに三葉を訪ねに行く。そこで瀧は、意外な事実を知る。


※        ※        ※

ここから、物語は劇的な展開を見せます。それまでは、ちょっとHでユーモラスでわくわくする展開なのですが、そこからは現実の非情さ、切なさ、二人の惹かれあう愛の強さ、そして祈りというような色彩を加えながら、アクションもファンタジーもある怒涛の展開が繰り広げられていきます。それまでに散りばめられていた伏線が回収されながら、巧妙に一本の組み紐のようにさまざまなエピソードが綾なしながら、ラストシーンに向かって収束していくのです。

この映画は、私の観た映画の中で、最大級の満足を与えてくれた感動作でした。映像美はいうまでもなく、魅力的なキャラクターと完成度の高い脚本。見事でほれぼれします。もう、大好きです。
こんなにも胸いっぱいの余韻に浸れた映画は数年ぶりです。

ほかの観客も一様に、深い感銘を受けたようで、巷(ちまた)では絶賛の言葉が溢れています。

映画の予告CMが流れるたびに、普段、詩情豊かで通受けする作品ばかりを発表している新海誠らしからぬポップな宣伝なので、ただの嬉し恥ずかし男女の入れ替わりものの軽いタッチの青春ラブコメ映画なんだろうなと思っていたのですが、大きな間違いでした。

最初に気になったのは、RADWIMPSが歌うこの映画の主題歌のタイトルでした。


これだけで、ストーリーはある程度想像できてしまうかも知れませんが、大丈夫、きっと、あなたの想像の斜め上のストーリーですから。

※        ※        ※


小説版のあとがきの中で、新海誠(原作・脚本・監督)は次のように言っています。

「大切な人や場所を失い、それでももがくのだと心に決めた人。未だ出逢えぬなにかに、いつか絶対に出逢うはずだと信じて手を伸ばし続けている人。そしてそういう想いは、映画の華やかさとは別の切実さで語られる必要があると感じているから、僕はこの本を書いたのだと思う。」


※        ※        ※


最後にひとつだけ、注意を。
監督は、次のように語っています。「3.11があって、人々の願いや祈りを物語にこめたんです。」
物語の中盤で、壮絶な展開が待っています。3.11に似た感覚にぶわーっと襲われます。3.11などでメンタル面でトラウマがある人は劇場に観に行くのは避けた方がよいと思います(おうちなどで、ゆっくり観れる環境で観ることをお勧めします)。



[補足(※ネタバレありなので、映画を観終わっている人だけ、文字列を反転させて読んでください)]

この物語のキーワードの一つに、「誰そ彼」(黄昏の語源)があります。「お前は 誰だ?」というノートへの書き込みもありましたね。

二人がご神体の取り囲む岩場の淵で再会するのは、世界に黄昏が訪れたときです。
「黄昏。誰そ彼。彼は誰。人の輪郭がぼやけて、この世ならざるものに出会う時間。その古い呼び名。俺は呟く。−−−カタワレ時だ。」(小説「君の名は。」より)
そのとき、その二人の声が重なるのです。

そしてラストシーンで邂逅(かいこう)するときも、二人が同時に名前を尋ねて終わるのです。
何度、忘却されても「彼は誰」と問い続け、カタワレを探し続ける物語がこうして収束するのです。

大切なキーワードだからこそ、この映画タイトルにこだわったのだと思います。
(1953年公開の大ヒット映画「君の名は」と同じタイトルにならないように、句点(。)を付けて、「君の名は。」にしたのでしょうね)


そして、もう一つのキーワードに、「ムスビ」があります。
なぜ、この二人が特別な縁(えん)で結ばれたのだろうという疑問が残るのですが、それは、神社の神様が糸守町の人々を助けるために仕組んだのかも知れないと考えると、祈りを聞き入れてくれてありがとう、というほっこりとした気持ちになれました。
(どうして、神様は非情な出来事から私たちを守ってくれないのかという想いがいつも現実にはあるものだから)。


 



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2016.05.29 掲載
映画「ある日どこかで(原題:Somewhere in Time)」

ある日どこかで [DVD]
ある日どこかで [DVD]
posted with あまなつ on 2016.05.29
ジェネオン・ユニバーサル(2012-04-13)
売り上げランキング: 4384

この作品は、愛する恋人・伴侶を亡くして、その人をずっと思い続けている人に特にお勧めしたい名作映画です。
恋い焦がれ、愛し合いながらも引き裂かれてしまった二人に訪れるラストシーンに涙が止まらなくなるはずです。

ジャンルとしては、作品中にタイムリープが出てくるためSFに分類されることもありますが、むしろ、ラブファンタジーと呼ぶ方がふさわしいでしょう。
きっと、上質な少女漫画を読んだら、こんな気持ちになるのだと思います(宝塚歌劇団が、1995年に同一の原作を舞台化しているそうです)。俳優、脚本、音楽、ロケーション、すべてが美しいのです。

数奇な出会いと燃え上がるような恋、立ちふさがる数々の障害とそれを乗り越えて結ばれる二人。
しかし、残酷な運命に押し流されていく二人の恋。

ラフマニノフのロマンティックな調べが美しく、長く余韻を残します。

*     *     *

以下、カバーからあらすじを引用します。

舞台の初演を終えた脚本家リチャード(クリストファー・リーブ)のもとに、一人の老婦人が現れる。
「帰ってきて」という言葉とともに金時計を手渡して立ち去った彼女。8年後リチャードは、あるホテルの資料室に飾られた一枚の写真に心惹かれる。写っていたのは、1912年にそのホテルで公演した女優エリーズ(ジェーン・シーモア)。彼女こそ、あの老婦人の若き日の姿だった。
エリーズへの想いが日増しに募るリチャードは、ついに時空を超えて彼女に会おうと試みるが・・・。

*     *     *

再び、あの時に帰れたら、再び、あの人に逢えたらという想いを持ち続けている人、
そして独りだけ老いていく悲しみに暮れる人の心にカタルシスと深い感動を与えてくれることでしょう。

"時間"という壁に引き裂かれた二人の切なく激しい恋に心揺さぶられます。ある意味シンプルなストーリーですが、忍び耐えた末の永遠の愛に心打たれます。



[補足]
二度見したら、もう、冒頭のシーンから泣けます・・・。(´_`。)


[補足]
この映画のWikipediaには次のような記述があります。

「カルト古典」映画としてコアなマニアによって好んで視聴され、2010年の「午前十時の映画祭 何度見てもすごい50本」にも選ばれているように2010年代でも熱烈なファンが多い。

「カルト」といわれるとクエスチョンマークが頭に浮かびますが、この映画を熱烈に愛する人の気持ちは、とてもわかります。


 



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2015.1.4 掲載
映画「天国は、ほんとうにある」

天国は、ほんとうにある―天国へ旅して帰ってきた小さな男の子の驚くべき物語

この作品は、急病で生死の境をさまよった4歳の男の子コルトンの臨死体験の実話を映画化したものです。

ただ、男の子が体験した世界の描写は少なく、牧師である父親のトッドの立場からコルトンの話す信じられないような−−−聖書そのもののような世界の話を徐々に理解し、受け入れていく姿が描かれます。
あの世を美しく描いたファンタジーというよりも、この世の愛についての物語です。

この映画の原作は、牧師である父親のトッドが書いたもので、ニューヨーク・タイムズ紙ベストセラーリストで1位を獲得し、200週ランクインしたというノンフィクションです。全世界35か国語にも翻訳され1千万部以上を売り上げました。

*     *     *

アメリカ、ネブラスカ州に住むトッドは、3人の子どもを持つ父親で、日曜日には教会で説教をしている牧師です。ある日、彼の息子のコルトンが急病に罹り、瀕死の病状に陥ります。
トッドは、手術室に運ばれていく我が子の姿に、涙を流し、絶望し、怒りに襲われます。人に見られないように空いている部屋に隠れ、主に祈り、叫びます。「あなたは、私の息子を奪う気か?」

その後、奇跡的にコルトンの病状は回復します。そして、数ヶ月が経った頃、コルトンは、不思議な話を少しずつ話すようになりました。例えば、コルトンの手術中、トッドが人に見られないように密かに部屋に隠れて神へ叫んでいたことをコルトンはなぜか知っていたのです。
流産していた姉とも天国で話をし、天使達に会い、キリストとも話しをしたともいうのです。

主人公は牧師なのですが、息子が体験したことを信じきれずに、苦悩し、追い込まれていきます。彼は牧師でありながらその事実がなかなか消化できなかったのです。やがて彼は一つの結論を出し、そのことを日曜日の説教で人々に伝えます。

優しく温かい気持ちになれるドラマです。安らげます。



最後のスクリーンロールで、実際にこの体験をした家族の写真が映されます。この映画は多少の脚色はあるものの「再現ドラマ」なのです。

映画には、4歳の頃から天国のビジョンを見始め、キリストの姿を描き始めたというアキアナという少女が出てきます。彼女の描いたキリストの肖像画はとても精緻で美しいものですが、これを見た、コルトンは、それまでキリストの容姿を知りたがったトッドによって何百枚というキリストの絵を見せられていたのにもかかわらず、はじめて「これは合っている」と言ったそうです。


 



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2010/01/31掲載
映画「ラブリーボーン」


家族に愛され、恋で胸をいっぱいにし、夢に溢れていた14歳の少女がある日、学校の帰り道に殺されてしまいます。そして、天国のような不思議な世界に辿りつきます。

そこには、謎の少女がいて、いろいろ教えてもらいます。楽しくその少女と遊ぶときには、美しい花のあふれる世界になり、自分が殺された悲しみに沈むときには、暗い闇のトウモロコシ畑になったり、彼女の心にあわせてその世界は変容していきます。
そこは、この世と天国と間にある不思議な世界。

まだ、この世に思いを残しているから、彼女は天国に行けずにそこから離れられないのです。
この世への思いを断ち切れず、この世のことをずっと眺めているのです。

残された家族を見守り、初恋の相手に切ない思いを寄せたりします。そして、自分を殺した犯人を憎んだりもします。犯人は彼女の妹まで狙い始めます。そのことをなんとか家族に伝えて愛する家族を守りたいと願います。

……さまざまな出来事を経て、彼女は「自分がいないこの世」というものを受け入れ、天国に歩んでいきます。


公式サイト


*     *     *

ラブリー・ボーン (ヴィレッジブックス)
(以下、ストーリーのネタバレがあります)

初日に映画館に観に行ったのですが、少し期待してものと違いました。
ナウシカを期待して観に行ったら、もののけ姫だったという感じ(わかんないですね!)。

彼女は、殺人を繰り返す変質者に殺されるのですが、その変質者の描写が怖すぎます。
レイプされたり殺されたりするシーンは直接はないのですが、用意周到で残忍な犯人は、収穫の終わったトウモロコシ畑に入念に準備した地下室を作り、そこに彼女を誘い込み、彼女を殺します。
この変質者の描写が長いのです。
主人公より長くスクリーンに映っているのではないかと思うほど。最悪のシリアルキラーの犯罪記録を見せられているようで、気持ち悪いです。
原作者の前作が、レイプされた実体験を綴ったノンフィクションなのだそうです。このような変質者が女性を狙っていると社会に広く訴えたいという気持ちもあってこのような描写の細かさがあるのかな、と思いました。
そう、甘く美しいファンタジーを期待していたのですが、苦く醜い現実へのメッセージ性を強く感じました。その点が、期待していたものと違っていた部分です。


あと気になるのは、おそらく、原作の消化不良になってしまっていること。
監督は「この小説にはあらゆる要素が入っていて、それをすべて映画化すると5、6時間はかかる。」とも言っています。
原作は奥行きの深い作品なのだと思うのですが、映画では、掘り下げが不足しているまま、次の展開に進むので、なぜ、その人がそういう行動をしたのかが見えにくい。原作を読めば、心境の変化などが描写されているのでしょうが、どうも、納得感が薄い。

彼女が天国から犯人を伝えることに成功するものの、犯人を追い詰めようとする父は、逆に半殺しの目に遭ってしまいます。彼女の妹が犯人を追い詰める証拠を握ったものの、犯人は逃げ切ってしまいます。
えっ?ここで、犯人が追い詰められて捕まるはずなのでは?とか、えっ?ここで、誰かが現れてこの行為を阻止するのでは?というシーンで、期待が外れます。
結果的に、犯人は悲惨な結末を迎えるのですが、その出来事は、単なる事故でしかありません(天罰的なニュアンスもあるにはあるのですが、ほかの登場人物と関連がないという点で)。

あとから考えれば、赦しがひとつのテーマであり、殺された恨みを忘れて天国に行く物語なので、主人公は、犯人を憎む気持ちより、大切な人を愛する気持ちを優先させたのだとわかるのですが、どうも話の展開がちぐはぐですっきりしない気がします。愛による包み込みの奇跡か、正義による勧善懲悪か、どっちつかずの不完全燃焼感が残りました。
タイトルのThe Lovely Bonesの意味も説明していたけど、よくわからなかったな・・・。


それでも、この映画における、天国とこの世の間の世界の描写は、イマジネーションに溢れ、美しいものです。あの世が、想いの世界であるということも十分に描ききっています。

14歳の主人公の(死んではいるけど)生き生きとした魅力も心惹かれます。
前向きに悲劇を乗り越える姿は、愛する家族・友人を亡くした人には心に響くものでしょう。

「ゴースト」のようにメリハリのきいた単純に泣ける映画ではないけど、生と死、この世とあの世というものを考えるには、素晴らしい映画だと思います。

 



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2003/01/12掲載、2006/12/24更新
映画「黄泉がえり」

黄泉がえり スタンダード・エディション
この映画は、愛する死に別れた人が、その人を想い続けてくれた人の前に、生前のままのの姿で、何事もなかったかのように突然に生き返ってくるというあらすじの映画です。

愛する人と死別を体験した人にとっては、まさしく、涙を流しながら願い続けてきたこと−−−大切な人が生き返ること−−−そのものがストーリーになっている、注目すべき映画です。「人々の死者を想う純粋な気持ち」がテーマのひとつになっているそうです。
どうか、悲しい想いをしてきた人がひとときの夢を与えられる映画でありますように−−−。

出演は、草なぎ剛、竹内結子、石田ゆり子、哀川翔ほか。


[補足]
映画を観てきました。感想です。人それぞれ感じ方は違うと思いますので、あくまでもご参考に。

優しく美しくつくられたファンタジー映画です。基本的には、ラブストーリーです。
ただ、死別の悲しみに癒しになるかというと、期待していたようなものではありませんでした。映画を観て、泣いてしまうと思っていたけど、ほとんど泣けませんでした。単なるラブストーリーとして観れば完成度は高いと思います。
(人によっては評価が高いのですが、思うに、私が不満なのは、結局、死者が忘れられてしまうという筋ですね。)

[補足]
映画は評価が二つに分かれたようです。しかし、梶尾 真治氏の原作は総じて評価が高く、原作を勧める声は多いですね。「泣けるリアルホラー」なのだそうです。
[単行本]
黄泉がえり
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おすすめ度の平均: 4.5
5 作者の優しさが胸に響いてくる
3 人の運命(さだめ)
4 死への思い
[文庫本]
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梶尾 真治
新潮社
売り上げランキング: 117705
 



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2006.11.25 掲載
映画「エンジェル・スノー」

エンジェル・スノー
この作品のあらすじは−−−。
結婚して共働きで暮らす現代的な仲のよい若夫婦、夫のソギュン(イ・ソンジェ)と奥さんのジヌォン(コ・ソヨン)。二人が悩んでいるのは、結婚して6年が経っても子どもができないこと。
二人は子づくりに励んだり、不妊治療を受けたり、子どもを熱望する日々を過ごします。

やがて、これで最後と決めた体外受精によってジヌォンが妊娠したことが判明し、二人は溢れるような歓喜のうちに幸せのひとときを過ごします。
二人は子どものために新居に引越し、ジヌォンはお腹の子どもに熱心に話しかけ、ソギュンは子ども部屋一面をおもちゃで飾り付けます。

ところが、ある日二人の喜びは一転します。
お腹の赤ちゃんが、不治の病に侵されていることが判明するのです。
生まれてきても、一日しか生きられないと−−−。
医師は二人に中絶を勧めます。

ソギュンとジヌォンは、悩み、苦しみ、涙します。
やがて、二人はある決断をします。

この映画の原題は「一日」です。イタリアで実際にあった出来事にインスパイアされた作品だそうです。
悲しいお話ですが、ラストは希望のある終わり方をしています。

切なくも、美しい映画です。
夫婦が子どもや相手を思いやる、人としての気持ちの温かさが、この映画を美しいものにしているのでしょう。
親が我が子を思う気持ちに胸が締め付けられます。ジヌォンは幼くして両親を失い、おばの手によって育てられたのですが、その育ての親との交流も泣かせます。

しみじみと命について考えさせてくれる良質な映画だと思います。2001年度大鐘賞4部門受賞作品。


 



 

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2005.05.06 掲載
映画「僕の彼女を紹介します」

僕の彼女を紹介します
ロードショー公開時に「泣ける映画」との評判が高かったので、関心を持っていたのですが、ラブコメ風な雰囲気に、実際に愛する人を亡くした人に紹介できる映画かどうか、期待半分、不安半分でDVDを購入してみました。

話の冒頭からヒロインが飛び降り自殺を試みようとしているので、紹介できないかもと思いながら観ていたのですが、最後は無事に心温まるエンディングになりました。途中ずい分と泣かされました。−−−終わってみれば、爽やかな感動と、涙を拭いたティッシュの山が残りました。

ヒロインは、強い正義感を持つ巡査であり、何があっても「ゴメン」と言わない勝ち気な女性です。引ったくりと間違えて彼を誤認逮捕したのが、二人の出会いでした。
話の前半は、ラブコメ風な展開で、幸せな恋愛のエピソードが積み重ねられます。

ところが、一転して悲劇的な事故が最愛の彼の命を奪います。
ヒロインが深く傷つき、悲しむさまは、涙を誘われます。あとを追って死にたいと思ったり、彼の姿をもう一度目にしたいと一途に願う姿は、あまりに切なく、悲しく、胸に熱いものがこみ上げてきます。

彼は、死んだら風になると言っていました。
そして、彼は死んでも、さまざまな場面で彼女を導き、守り抜こうとします。
−−−彼女に生きて幸せになってもらうために。

多少強引な展開はあるものの、よく練られたシナリオだと思いますし、涙あり、笑いあり、アクションありで、韓流ドラマのパワーを感じさせられた作品でした。心のなかの澱を流し去ってくれるカタルシスを得られます。お勧めできます。
 



 

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1999.09.21 再掲載
映画「ポネット」

ポネット
「ポネット」というフランス映画をご存知でしょうか。

この映画は、交通事故でママが死んでしまった、たった4歳の女の子の物語です。
ポネットは「ママにもう一度あいたい」と神様に祈り続けます。
どんなにもうママにあえないと大人に諭されても、ママのことをけなげに待ち続けます。

やがて、ポネットのママに会いたい気持ちが、奇跡を引き起こします。

主演4歳の女の子の演技に対して、1996年度のヴェネチア国際映画祭主演女優賞が贈られています。人生の深い感動を呼び起こす映画です。

[補足1]
現在、この映画の小説版「ポネット」が角川文庫より発売されています。作者は監督のジャック・ドワイヨンです。映画の忠実な小説化です。本屋でこの本を見つけて帰りの電車の中で読もうとしたのですが、最初の2、3行で涙が溢れてしまい読むことができませんでした。

[文庫本]
ポネット
ポネット
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ジャック ドワイヨン Jacques Doillon 青林 霞 寺尾 次郎
角川書店
売り上げランキング: 374023
[補足2]
何のアンケートか不明ですが、私の好きな「フランス映画」で第一位だったそうです。静かに人々の心を深く広くつかんでいる作品なのでしょう。
 



 

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1999.09.21 掲載
映画「タイタニック」

タイタニック
映画「タイタニック」は船首での独特な抱擁シーンが有名なので、恋愛映画という印象で捉えられる方も多いと思います。実際、男性はヒロインを自分の命をかけて守り抜きます。

しかし、この映画は、正確な考証に基づく歴史的な事故の再現という側面も持っています。
世界最大の海難事故です。大勢の方が実際に亡くなられました。そして、この映画は一流のドキュメンタリー映画のような徹底した視点で、残酷なまでの事実を観客の目の前に突き付けます。

−−−−救命ボートは、全員の乗客を乗せる数だけ用意されていませんでした。不沈船と呼ばれたタイタニック号の設計は、予想外の長い亀裂になすすべもなく確実に沈んで行きました。そして乗客が投げ出された海は、氷点下の海であり、たとえ何かにつかまって浮いていても凍死を免れない状況でした。

この映画で、恋人の男性が命をかけてヒロインを守り抜いた後に力尽きるのは、仕方ない筋の流れなのかも知れません。しかし、この映画は、決して、悲劇では終わりません。それは独り生き残ったヒロインのその後の人生が、たとえ独りでも信念に満ちた力強いものだったからです。短く燃えるような恋を心の支えにしてその後の人生を生き抜いてきたからです。

この映画の最後の場面では、素晴らしい再会シーンが用意されています。
愛する人に遺されて、つらくても、悲しくても生き抜いてきたヒロインが、ついに天に召され、懐かしいタイタニックに戻るシーンです。

このシーンは愛する人を喪った人の心に染み、深い感動を呼ぶシーンではないでしょうか。

愛する人を亡くした人にお勧めできる映画だと思います。
 



 

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1999.06.13 掲載
映画「奇蹟の輝き」

奇蹟の輝き
愛する人を喪って映画を観る気にさえならないような深い悲しみに暮れている人にとって、心をつかんで離さない映画があるとしたら、それは、愛する人と天国で再開を果たすストーリーの物語だと思います。遺された者の言葉に尽くせないような悲しみが描かれると同時に天国での夢のような再会の喜びがドラマチックに描かれる映画−−−−この「奇蹟の輝き」という映画こそ、まさしくその通りの映画なのです。決して、死別が愛し合う二人の間を裂くことがない、ということを美しい映像で見せてくれます。

突然の交通事故で天国に召された主人公は、まか不思議な美しい世界に導かれていきます。そこは天国なのです。そこでは自分の思いがすべてかなうのです。ただ、天国にいようと主人公の心を占めるのは、独り遺していった愛する妻のことばかり。そんなある日、主人公は遺された妻が悲しみのあまりに後を追って自殺し、地獄に落ちてしまったことを知ります。

こうして主人公は光と色彩溢れる天国から、地獄の闇へと、すべて捨てて愛する妻を助けに行くのです。

壮麗で叙情的な完成された映像は、信じられないような世界を息をのむような美しさで見せてくれます。特に天国の美しさは特筆ものです。あの「アルマゲドン」を抑えて98年度のアカデミー賞で視覚効果賞に輝いています。
主人公は「今を生きる」や「トイズ」で有名なロビン・ウィリアムスです。

あなたが愛する人を喪った体験があるのなら、この映画は涙を流さずに観ることはできないでしょう。愛する夫と子供を喪い悲しみの底に落ちていく妻の姿に我が身を重ね、深い愛を貫く主人公の姿に共感し、そして最後のハッピーエンドに心から安堵するでしょう。

映画だとは言え、天国というものがあって、死後の再会があるのだと、本当に美しいリアルな映像で見せられてしまうと、それなりに気が楽になるのではないでしょうか。

心癒されるファンタジーです。必見。

[補足]
美しく感動的な映画なのですけど、天国と同様、地獄の様子も大変リアルです。ですから、小さなお子さんには観せない方が良いと思います。
 



 

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2001.01.08 掲載
映画「コンタクト」

コンタクト
ある人が、「大切な人を失った独特の孤独感を持つ人にとっては、救われる映画ではないかと思いました」と紹介してくれた映画です。

幼い頃に父を亡くし、優れた才能を持ちながらも、地球外文明からの電波を受信することにすべての情熱を傾けている電波天文学者エリー・アロウェイ(Jodie Foster)が、この物語の主人公です。

彼女は地球外文明からの電波を辛抱強く待ち続け、やがて、ある日、未知の電波信号を発見します。その電波は、明らかに、地球外の知的生命体からの信号だったのです。
受信した信号には、宇宙間移動装置と推測される、未知のテクノロジーで動く装置の設計図が含まれていることが分かります。その装置が建造されることが決定し、やがて、世界各国の協力の元で未知の巨大な装置が完成します。

そして、彼女が人類の代表としてこの巨大な装置のポッドに乗り込みます。
ポッド投下のカウントダウンが終わったとき、彼女が見たものは・・・・!?

この映画は、一級のエンターティメントであると同時に、人間の内面を優しく丁寧に描写しています。エリー・アロウェイの内面−−−−子供の頃に失った父親への追憶、広大で神秘的な宇宙への思い・・・・。

そして、限りなく美しい映像−−−−映画の最初のシーンから、息も詰まるような宇宙の神秘さ美しさを見せてくれます。

感情と知性を揺さぶる筋書き、そして美しく、迫力があり、斬新な映像!!

果てしない宇宙の無限の広がりは、人がその命を終え、宇宙とひとつになった世界さえも含む存在なのかも知れません。

見終わった後、胸の昂ぶりを感じつつ、人の存在ってなんだろうな、と考えさせてくれる良質な映画です。

二重丸のお勧め品です。

 



 

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2000.11.21 掲載
映画「忘れられない人」

忘れられない人
悲しいピアノの旋律が印象的な悲恋の物語−−−。

物語の主人公は、孤児院で育ち、内気で人付き合いの苦手な青年、アダム。
無口で、悲しみを秘めた目をし、誰よりも純粋なハートを持っている。

この物語は、彼が思いを寄せるキャロラインとの心の交流を描く。
キャロラインは、最初まったくアダムを意識していなかったが、さまざまな出来事を通じて彼のピュアなハートに気付き、惹かれていく。
・・・アダムは、心臓が弱く、二人の恋はやがて悲しい結末を迎えるが、キャロラインは、彼との愛を通じ、人間の内面を見ていくことを学ぶ。

 



 

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2008.10.5 掲載


このコーナーは、皆さんからメールで頂いたお勧めの

作品を紹介するミニコーナーです。




「ロザンナのために」

ロザンナのために
ロザンナのために
posted with amazlet at 08.10.05
ソニー・ピクチャーズエンタテイメント (2000-06-23)
売り上げランキング: 46032

お勧めの映画がありますので紹介させて下さい。
ジャン・レノの出演映画で「ロザンナのために」という1本です。
おそらく死をテーマにしたものですが、コメディタッチというか、全体的に明るい要素があるので疲れているような人でも見やすいかもしれません。ラストも暗いものではないと思います。

亡くなった最愛の娘に対する両親の愛情、余命短い妻への愛情、それぞれの人生が1つのお墓をめぐって展開されます。コメディのようなばかばかしい必死さが私は泣けてしまいます。そこに深い愛を感じる映画ではないでしょうか。

[Rさん]



「椿山課長の七日間」

椿山課長の七日間 デラックス版
ジェネオン エンタテインメント (2007/06/08)
売り上げランキング: 875

西田敏行サンと伊東美咲サンが主演の心温まるコメディ映画です。
デパートに勤める西田敏行扮する椿山は突然死をし、天国の入り口で初七日までなら元に戻れると言われ伊東美咲の体でこの世に舞い戻ってきます。
重大な秘密を知るために…。
一緒に戻ったヤクザと少年と3人で、思い残さぬよう残りの時間を、妻子、父、仲間、同僚と再会し、笑いあり涙ありで精一杯過ごします。
最後に同僚である余貴美子サンに見送られながら天に帰っていく姿は涙しながらもすがすがしく感じられました。

この映画は突然亡くなった彼が、亡くなる前の夜に面白いから見なさいよと私に言い残した映画です。
私はお葬式の日に映画に出てくる好きだよのサインをして彼を見送りました。

[かうさん]


[補足]
映画の公式サイトです。
「椿山課長の七日間」




「ライフ・イズ・ビューティフル」

ライフ・イズ・ビューティフル
角川エンタテインメント (2005/08/26)
売り上げランキング: 1988

主人公は最後に亡くなってしまいますが、死というものが必ずしも絶対的にネガティブなものではないと思わせてくれる映画です。

[Mさん]


 




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癒しの広場