あしなが育英会では、遺児の心を日常的、継続的にケアするための施設「あしながレインボーハウス」を神戸に建設し、震災遺児などの心の癒しを実践しています。
全国のNPOなどが同様な遺児のための癒しの家をつくるために、「あしながレインボーハウス」の設置、運営などのあらゆる情報を開示し、子どもたちの癒しを手助けするファシリテーターと呼ばれるボランティア養成に力を注いでいます。
また、毎年夏休みに宿泊研修の形で、遺児高校生・大学生の奨学生の「つどい」を開催し、遺児の心の傷の癒しを行っています。共通体験を持つ遺児同士が、親との死別体験を語り、苦しみを分かち合うことで、「苦しいのは自分ひとりじゃない」と気づき、長年、ひとりだけの殻の中に閉じ込めてきた自分をはじけさせます。この吐きだしの過程を経ることで、遺児たちは自助・自立に向けて歩き始めます。
その他、世界の遺児との交流を目指す「あしなが国際遺児キャンプ」など、グローバルな活動を展開しています。
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