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3100//やでやで (1999/06/16 10:08:41)
MAIL::三枝
》こっちの発現に

あ、いかん。「発現」ではなく「発言」ですね。
遺伝子の話をいていたら、辞書がそれようの学習をしてしまった。

3099//いいかげんにしろよ、おっさん。 (1999/06/16 10:06:55)
MAIL::三枝
》少なくともオレはしてないけどね。それどころか、「さようなら」って何度言っても成仏しないから困ってるけど(笑)。

ということなら。
ごまかさずに、こっちの発現に言及したいのかしたくないのか、はっきりしてほしいものですね。
ふざけんなよ。

3098//泉の音も聞こえよう (1999/06/16 09:52:17)
MAIL::ハルキエリア
>(クラークの作品では「楽園の泉」が好きです、ということで)

これは良かったです、ホント。
(実は「宇宙のランデウ゛ー」が一番好きだったんですが、2、3、4で
ハラホロヒレハレ状態になりまして、いや、クラークは悪くない(血涙))

ネットで新作流したりしてくれないかなあ。

(手にした石を見つめつつ果たして初対面のしかも掲示板のオーナーに
投げつけていいものか悩んでる私でありました)

3097//人が話題になっている本しか読まないのは (1999/06/16 09:46:00)
MAIL::三枝
出版点数が多すぎるからです。
とびこみで本屋に入って棚を見たなら、やたら本があるし、それらがそれぞれどれもこれもどういった話だかわからん状態だから(普通の人はこまめに書評を読むほど暇ではない)、噂で聞いた本を選ぶしかないんです。
だから「これはこういった本ですよ」と、わかりやすくラベルをつけてやると、それなりに効果があるのではないかと。少なくとも私には、本を探すのが楽になってうれしいんです、小林さん。

うううううう。私がテキバキすぐに書くのは、いずれ結論が出るだろうという「終わり」を想定しているから(どんどん働き、とっとと済ませる)なのだが、大部分の人たちは掲示板には終わらないコミュニケーションを期待しているのだろうか?

3096//新人賞(私感) (1999/06/16 09:26:18)
http://www2c.biglobe.ne.jp/~hosoda/ MAIL::細田

新人賞に金がかかる、ってのは、これは「審査員」関係と「授賞式」関係にかかるんじゃないんですかねぇ。あと、ミステリー関係だと賞金1000万とか、賞金の額そのものもデカくなってるし。

ミステリーとかホラー(幻想文学)関係で、読者を選んでいるような本を出しているような(注:悪い意味ではありません)東京創元社とか幻想文学出版局、あるいは早川書房の各雑誌とか、昔なら「幻影城」出してたところ、なら、賞金が100万円でも10万円でも、あるいは出した本の印税だけ、ってことでも「その出版社から本を出したい」ってかたからそれなりの応募があるとは思うんですが、そういう蓄積とか出版物を出したことのないぶんか社が、新しく賞をはじめたりすると、金(賞金)とか審査員で投稿者を募集する気にさせる必要があるのかなぁ、とか思いました。

推理作家協会賞とか日本SF大賞ならともかく、新人賞にそこまで金かける、ってのは、金かけた新人賞受賞作が話題になってそこそこ売れる、という、今の時代の本の読まれかた(「話題になっている本」しか世間の人は読まなくなっている、ということですね)に関係のあることでしょうか。新人賞受賞者の2作目はともかく、3作目となるとほとんど話題にならなくなる、というのも、そのあたりになると「新しい新人賞受賞者」が出たりするからですね。作品そのものの出来、ってのは2作目・3作目と、ほとんど変わりないと思うんですが。金かけた新人賞を受賞することも、すぐその受賞者の作品が話題にならなくなる、という意味では作家・作家見習い・作家志望者にはつらいところですか。ちゃんとした書評家は、「話題」の有無に関係なく、面白い本は「面白い」と紹介してるんですけどね。多くの読者は新しい新人賞受賞作を読むんですなぁ。なぜなら、話題になっているから。

なお、今回は、オレ自身が「金のかかる新人賞」ってのやったことのない門外漢なもんで、「まったくの素人」の考え・意見として見たり解釈したりしてみてください、念のため。

夜にまた来ます。

3095//突っ込んで欲しいなら、とんでもないことを言おう。 (1999/06/16 07:41:38)
MAIL::三枝
》「あぁ、マクロスってSFなのか!」とか。(あ、やばい、なんか地雷を踏んだかもしれない発言)
》あ、この掲示板で『言壺』な話題はマズいか(笑)。

おはようございます。毎日地道に地雷捜しごくろうさまです。ダイアナ妃も草場の陰で感動していらっしゃることでしょう。
しかし、「言壺はSFの最高傑作」とか「朝のガスパールはできが良い」とか「ガンダムはSFではない」とか「年をとったら人間は本を読まなくなる」とかとか、もっと無茶苦茶なことを言い出してくれないと、突っ込みようがないです。

3094//音声入力 (1999/06/16 05:44:19)
MAIL::須藤玲司
今月の「噂の真相」の一行情報で、「和久峻三が音声入力ワープロ『アプティバ』導入するも滑舌悪く秘書苦労」ってのが載ってますね。音声入力ワープロ「アプティバ」ってのは、Aptiva付属のViaVoiceのことでしょう。あと、VoiceATOK+一太郎かな。まあ、噂の真相はハイテクネタにかなり弱いんで。

それはともかく、音声入力をやってる作家ってけっこういるのでしょうか?

音声入力があたりまえの時代になったら、代アニあたりの声優科とノベル科をダブル受講する小説家志望者とか増えたりするのかなあ。なんか『ヴィーナス・シティ』で、端末操作のためにダンスを習う話のような。

個人的には、神林長平からいまのワープロ環境をむりやりとりあげ、音声入力オンリーで小説1本を書いてみてほしいと、以前からつねづね思ってるんですが。あ、この掲示板で『言壺』な話題はマズいか(笑)。

3093//ちょっと質問 (1999/06/16 05:14:07)
MAIL::三枝
均一蝋hosoda氏がペナルティうんぬんという話は、この掲示板でのことではないのでは?(少なくとも、私は聞いていません。)

他の掲示板でのことについて、当然誰もが知っているかのように言及することは、オーナーの意向的にダメだったような記憶もあるのですが。少なくとも、私はログの引用を求められたし、議論を移そうとした時、延々小林氏に説教されたので、気になるんですよ。
(そもそも言及していた「梅原書簡」の置かれているホームページの付属掲示板に移すという案さえ、「話が続かなくなるからダメだ」と。その割に、関係ないはずの「こだまのあとだま」で待つとか言っているので、もうその段階で小林さんの仰っていること、わけわからないといえば、わけわからないので、気にするなといわれればもう、しかたないのですが。)

3092//追いかけてくるだけならともかく (1999/06/16 04:07:46)
MAIL::三枝
》三枝さんは二人が連れ戻しに行ったって思ってるみたいですね。

「あなたが戻ってくるのをいつまでも待っている」と、まるで浮気に走った夫にけなげな若妻が言うかのようなセリフを言った小林さんも、一旦こっちが帰ってくると、あれですよ。
夫がもう一回浮気しても、私なら仕方がないと思います(←のような話だ)。
細田氏に関しては、そもそも数週間、数ヶ月単位で言うことがころころかわる人間なので、また言うことが変わっても今更驚きません。(基本的には、あの時点で一応員数外になっている。)

3091//自分が何を言っているのかさえ、わかっていないんだろうな、たぶん。 (1999/06/16 04:00:44)
MAIL::三枝
おやおや、間違えたことを言うと、どこまでも行って(こちらの掲示板でさえおいかけて行って)訂正するとまで言っておいて、こちらの発言は読んでいないと言う。読まずにどうやって訂正するのだか。
どちらでも良いけど、どちらかにすればよいのに。
いったいどうやれば、論理的にそこまで矛盾のあることが言えるのだか。

こういうのが、もう、本当に、生理的にダメなんですよ。

3090//系 (1999/06/16 00:52:41)
MAIL::♪きむらかずし
話に割り込んで申し訳ないです。

> ああいう系だなんて・・・

その会話、何語で交わされたのでしょうか?
まっとうな英語だと「系」は system のはずですが。
まさか "Are you system?" とか (^^;

3089//タタ! (1999/06/16 00:00:23)
MAIL::クマリ・クララ
大森さん、アユボワン!
コホマダ?
ママ ハリ ホンダイ!
ママ=私
ハリ=とても
ホンダイ=OK.元気(簡単だから覚えやすいよ)
アーサークラークのこと、私もスリで大学生3人に聞いたけど、一人しか知らなかったよ!
そして「おまえはああいう系を読むのか?」と聞かれたのですがどういう意味でしょうかね?
ああいう系だなんて・・・

うーむ、モリモリがスリランカに行くなんてなんか超嬉しい\(^o^)/
買い物といったら、MC(MAJESTIC SITY)(マジェシティック シティー)しかデパートがないので絶対そこにいくでしょう.
オブロイホテル(1流)に近隣しているデパートはMCに比べたら若干小さいけどセンスが先進国風なので安心.
また、買い物せずに観光を、というなら絶対「キャンディ」か「シーギリア」はお勧めです.
後者のシーギリアは山を登るのですがクララは登りきって大地の緑を見下ろした時めっちゃ感動しました.
キャンディは古都なんですけど、これまた美しい町です.

続きはメールを送りますので.(シンハラ語会話つき)

タタ!(BYEBYE)

3088//供養が足りないのかな (1999/06/15 22:56:59)
http://www2c.biglobe.ne.jp/~hosoda/ MAIL::細田

>>小林、細田の両人は、人を呼び戻しに行って、行った先で大暴れしただけで気がすんだのか (3085)

へー、そんなこと言ってんだ。自ら幽霊宣言した人の発言を集中して読まなければならない義務も感じないし、時間の無駄だと思ってたんで、よしむらさんの発言で知りました。

青山掲示板は、三枝さんのことを何も知らない掲示板の利用者に「予備知識」を授けるために発言しただけなんで、大森掲示板への「呼び戻し」は、少なくともオレはしてないけどね。それどころか、「さようなら」って何度言っても成仏しないから困ってるけど(笑)。

まぁ、青山掲示板のほうで何か、三枝さん以外の人間が間違ったことを言いはじめたら困るなぁ、とは思っていたけど、杞憂だったみたいですね。

3087//無題 (1999/06/15 22:56:20)
http://www2c.biglobe.ne.jp/~hosoda/ MAIL::細田

>重要情報の前に最早どうでも、ですが、レスというのが単純に「返答」という意味でしたら、あれは宛名どおり細田さんの質問への返答ですよ。べつに皮肉でもなんでもないんで、流れのなかで普通に読んでね。(3077)

普通に読んだら、オレが角川ホラー文庫に悪意を持っているんじゃないか、という津原さんの妄想を感じたんですが(歪んだ読みかたかな?)、そんなものは持っていません。そこの編集者の視線とかプライドとかは、オレには分からないしどうでもいいことです。

それでは、またどこかでお会いしましょう、さようなら。

3086//ぺなるてぃーは? (1999/06/15 20:25:40)
MAIL::にゃんこ
どうなったのでせうかー?
らぶりぃーな欣一蝋hosoda氏は、ちゃんと規定の位置を死守されていらっしゃるというのに…?
ペナルティー案も幾つか出されたようですし、そろそろ何か実行して欲しいでーす!(希望)
では、失礼しましたー。

3085//三枝さん、勝手に他人の行動を要約しないようにね(はぁと)。 (1999/06/15 20:19:43)
MAIL::よしむら
>小林、細田の両人は、人を呼び戻しに行って、行った先で大暴れしただけで気がすんだのか

こういうウソを書いてはいけません。これも他人の行動の(間違った)要約でしょうか。
三枝さんは二人が連れ戻しに行ったって思ってるみたいですね。なるほどー、皆が貴方を待っている。

3084//アユボワン(鮎はボワンと笑ったよ) (1999/06/15 19:01:32)
MAIL::みらい子
えいえいっ(とりあえず石)

>少年愛疑惑と『ディー プ・インパクト』は地雷みたいです(笑)。あえて
>地雷に突っ込むインタヴュアーの 腕が見たいような気もしますが(^ ^;)。

>10万円あげるからホモの話を聞いてきてくれ、ってのはどうか(笑)。イ
>ンタビューの最初に。

これ! 重要です。大森先生、お願いします! 少年がやばければ、同性愛でも全然かまいません。確認できれば、堂々とクラーク作品で「やおい」ができるわ!(できません) 10万円、払ってもいいです(ボーナス出たし)。

ああ、またこんな書き込みをしてしまった……。失礼しましたー。

3083//あー、やな奴だねぇ。 (1999/06/15 17:51:13)
MAIL::三枝
》もちろん、前にも書いた通り議論を放棄するのは三枝さんの自由です。

場所が変わっただけでやれないというし、しつこく「待っている」とあなたが言うから、こっちは不愉快なのに帰ってきたのに、その言いぐさは、いくらなんでもないでしょう、小林さん。
返答できないなら、問われる前に今は返答できないというくらいの芸を見せたらいかがなものかね。っとに。

3082//いろいろ (1999/06/15 17:15:45)
MAIL::小林泰三
>大森 様
石をぶつけたりしませんから、「日本にあなたを尊敬する
小林というハード SF ホラー作家がいる」とお伝えくだ
さい。
場合によっては、「あなたを崇拝するあまり毎日スリランカ
に向かって五体投地の礼拝を行なっている」と嘘を言っても
いいです。

>津原 様
少し前、角川の担当氏より、ラインッナプが200だか300だかを
越えた時点で、新刊が出るのに呼応してリストから落ちるも
のが出るだろうという話を聞きました。
まあ、仕方がないのかもしれませんね。

>三枝 様
今週中にはご回答できると思います。
#現在、締め切りやら取材やらで、眠る暇もないほどの忙しさ
#なもので。て言うか、回答する時間があったら、寝ますけど。

もちろん、前にも書いた通り議論を放棄するのは三枝さんの
自由です。

3081//殴れませんでしたー (1999/06/15 15:24:24)
MAIL::津原泰水
角川書店編集者の説明は、僕的にはそれなり納得のいくものでした。翻訳ものの一部が「品切れ」てしまっている状態をよしとしているわけでは決してないが、知名度が飛び抜けているわけでもない海外作家の場合、既刊本に重版をかけて一種のフェアを打つためには、少なくともその作家の新しい動きが必要なんである、と。これは(出来れば角川からの)新刊の発売ってことですね。あるいはとくべつ話題性が生じるとか。そうした事情をお察しのうえ、角川ホラー文庫が「切った」作品は現在のところないというのをご理解いただきたい、と。
虚言といえば僕の場合、角川には締切り三回嘘ついている(角川ホラー文庫の一年に当たる)こともあってか、まあそういう雰囲気だったら「欠けはない」と豪語しても大法螺とは云えんかな……と許してしまいましたー。失敬。

3080//やはり生理的にアレなんで (1999/06/15 12:58:40)
MAIL::三枝
話が終わったら、出入りしなくてもOKっしょ? 大森さん。
3079//いつのまにやら (1999/06/15 12:49:02)
MAIL::三枝
私のあずかり知らぬ部分で、世間はすっかり梅原構想の話題を忘れ去ってしまっている。
うーむ。小林、細田の両人は、人を呼び戻しに行って、行った先で大暴れしただけで気がすんだのか。俺が戻ると、行った先での反論すらしなくなるってのは。いくらなんでも、そりゃあないよなあ……。
(角川ホラーに欠番がないという話は私も聞いたのだが、どの経緯から流れてきたのだろう? それともあれは「絶版がない」という意味で、「品切れは別だよん」というオチ付きだったのか。)

3078//なんとゆー不条理 (1999/06/15 12:08:12)
MAIL::野尻抱介
ぽいっ……。
ぽいぽいぽいのぽいっ。(石を投げる音)
ぐすん。(なぜか泣いている)

まだ捨ててなかったら『ベクフットの虜』をもって行って、あとがきの「アーサー・C・クラーク」の「C」の字を示して、「ほら、この日本作家はあなたの本を読むように薦めていますよ」と伝えてほしいんですけど……受けそうもない気がしたらいいです。失礼しましたー。

3077//お、グッドタイミン (1999/06/15 12:07:38)
MAIL::津原泰水
覗いてよかった。
>細田さん
ちょうど今から角川の担当と打合わせなので、なぜ僕に対して“欠番のない状況”を誇ったりしたのか、その場にいた上司はなぜそれを見過ごしたのか、しかと糾弾してまいりましょう。虚言は許せません。トマス・トライオン、ピーター・ストラウブ、タニス・リーの四作、計六冊ですね。情報ありがとう。ご苦労さまです。
重要情報の前に最早どうでも、ですが、レスというのが単純に「返答」という意味でしたら、あれは宛名どおり細田さんの質問への返答ですよ。べつに皮肉でもなんでもないんで、流れのなかで普通に読んでね。
ともあれ、品切れ六冊について期待を抱かれてしまわれた皆さん、大変失礼しましたー。角川S、殴ります。

3076//スリランカかーええのぉ。 (1999/06/15 11:57:19)
http://www.network.or.jp/~tomorrow/warp/warp.htm MAIL::諸星友郎
こんな暑い時期に赤道直下のスリランカですかー。いいなぁ。
(クラークの作品では「楽園の泉」が好きです、ということで)
って、赤道直下っていつも暑いのか。いや、本当に「直下」だったら、春分とか秋分が一番、太陽の南中高度が高いのかな?
って、南中高度が一番高くなる日と気温が高くなる日は別か。

って、大森アニのスリランカ行やクラーク翁とは関係ない話ですね......すまんす。

えーと、クラーク翁は、その昔、飯島真理の写真集に突如、登場していてビックリしたことがありましたよ。「あぁ、マクロスってSFなのか!」とか。(あ、やばい、なんか地雷を踏んだかもしれない発言)

#すみません、なんか暑さで脳がいかれているようで。(なら書きこむなって>オレ)

3075// (1999/06/15 11:48:36)
MAIL::柳下毅一郎
>百万円あげるからサインをも
>らってきてくれとかいうリクエストも受付ます

10万円あげるからホモの話を聞いてきてくれ、ってのはどうか(笑)。インタビューの最初に。

3074//続・プライドその他 (1999/06/15 10:27:39)
http://www2c.biglobe.ne.jp/~hosoda/ MAIL::細田

>僕の過去の発言のなかに【細田さんは[角川ホラー文庫の担当者が「『マイナー』な本にプライドを持ってい」ないように見える]と発言していた】といった発言がありましたか。 (3066)

ああ、その部分、オレに関する言及でないことが分かればいいです。もしそういう意図だったのなら、

>編集者たちがそれら以外の本に対してどういう視線を保っているかというのは、とても大切な問題だと思います。彼らは「マイナー」な本にプライドを持っていますよ。 (3060)

というレスは、オレに対するレスとは別の文脈に入れておいてもらいたかった(=希望)ですが。オレの読みでは「あなた(=細田)には、角川の編集者の視線が分かっていない。あなた(=細田)は、彼らが「マイナー」な本にプライドを持っていないと思っているかも知れないが、そんなことはない」とも解釈できたんですけど、それはひょっとしたら一般的な読みではないかも知れませんね。

それから、

>あの、業界の方もそうでない方もみなさん適当に語っていらっしゃいますが、現在のところ角川ホラー文庫に絶版や品切れのものは一点もないはずなので、初期と現在とでラインナップが違うってことはないです。ラインナップが拡がった、のは確かですが。(3051)

なんですが、先ほど角川の在庫センターに聞いてみたところでは(電話番号はここには載せられませんが、誰でも角川文庫を見れば分かると思います)、少なくとも『悪魔の収穫祭』(トライオン)、『ココ』(ストラウブ)、それにタニス・リーの2冊は「品切れで重版予定は未定」とのことでした。要するに「絶版や品切れのもの」もいくつかある、ということですね。このことと角川ホラー文庫担当者の「プライド」とは基本的に無関係だと思うんですが、

>明言できるのは、角川ホラー文庫に携わっている編集者たちが、欠番を出していない現状をプライドに感じているということです。(3060)

というような形で関連づける発言は、そもそもの前提が間違っているので誤解を招くような発言かも知れません。

夜にまた来ます。

3073//だから、どっちかに統一して欲しいんだって。 (1999/06/15 07:05:45)
MAIL::三枝
えーとですね。
だって、「雑誌」の時は私が「自殺行為だ」と言ったら、「それは角川の考える規模の話で、ぶんか社は別」という意見がたくさん出ましたよね。
なのに、なんで「文庫」と「新人賞」だけは、「角川の想定規模でなくちゃならない」の?

津原さんのおっしゃる「時間」って話はわかるんですがね。

3072//そう考えるのは当たり前 (1999/06/15 06:47:12)
MAIL::三枝
》それ以前に、「たまたまぶんか社ホラーに貴志さん的存在がなかっただけじゃ」という発言から、新人賞の話に飛ぶのも謎ですが。

だって、角川ホラーの大ヒットって、全部新人賞からみじゃないですか。
「リング」は横溝正史賞、「パラサイト・イヴ」「黒い家」がホラー大賞、ホラー文庫ではないですが「死国」だって、作家自身はホラー大賞出身でしょ?

》だいたい、元発言をふつうに読めば、角川ホラー文庫、日本ホラー小説大賞に匹敵するだけの「文庫」と「新人賞」を指していると理解するもんじゃないですかね。

だから質問しているんです。なんで、「匹敵する規模」の新人賞じゃないといけないの? お金をかけた方が良い作家が出るって傾向は、少なくともミステリにはありませんもん。

3071//アユボワン(あなたはボワンさんですか?) (1999/06/15 05:13:43)
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/ray_fyk/ MAIL::冬樹蛉

>大森望さま

とりあえず、まず石を投げて、と(笑)

やっぱりクラークでしたか。いいなあ。期待してます。

>クラークにあげると喜ばれそうなお土産情報

「日本の宇宙SF作家が、賞味期限を六か月過ぎた世にも珍しい鰊の缶詰を持ってい
るのだが、興味がおありになるようなら手配する。本人から連絡させよう」と伝えて
おかれるとよろしいかと……。

>クラークの近況に関する情報募集中

事情通じゃないんで、近況ってほどの近況は存じませんが、クラークが毎年ファン
向けに近況を発信するニュースレター EGOGRAM の最新版(99年1月発信)が例に
よって非公式サイトに挙がってます。もうチェックなさってるかもしれませんけど。
▼EGOGRAM - 98
http://www.lsi.usp.br/~rbianchi/clarke/egograms/egogram1998.html

「未来と宇宙の話」をなさるんなら、おなじみの非公式サイトよりも、こちらのほう
がご参考になるかと思います。かっこいいけど地味なサイトなんで、意外とご存じで
ない方が多いです。
▼The Arthur C. Clarke Foundation
http://www.acclarke.co.uk/

あと、文庫解説書いたときにかき集めた過去のインタヴュー資料とかで、よさげな
ものが見つかったらメールでお送りしておきます。とりあえず、少年愛疑惑と『ディー
プ・インパクト』は地雷みたいです(笑)。あえて地雷に突っ込むインタヴュアーの
腕が見たいような気もしますが(^ ^;)。

[架空インタヴュー]
#クラーク「シンイチ・セイケは元気か?」
#大森 「日本のと(ある)学会は、彼の話題で持ちきりだ」

月並みですけど、大森さんとクラークの取り合わせなら、衛星通信とインターネッ
トの未来あたりの話題で突っ込んでほしいですね。「あなたが SETI@home に使ってい
るパソコン(やってるに決まっている)を見せてくれ」とかなんとか言いながら、ク
ラークの電脳環境にも迫ってほしいです。

[架空インタヴュー]
#大森 「お友だちの本に手当たり次第に通り一遍の推薦文を寄せるのはいいかげん
# にやめたらどうか。日本では誰もあなたの推薦文を信用していない」
#クラーク「私は作家だからいいのだ」

3070//クラークの音声入力ワープロ (1999/06/15 03:08:19)
http://member.nifty.ne.jp/msugaya/ MAIL::すがやみつる
>大森さん:
スリランカと聞いて、クラークに会いにいくのかな……と漠然と思っていたのですが、まさかピンポ〜ンだとは!
昨年だったかBBCでクラークの特集を放映したことがあります。そのときクラークの作品執筆光景も紹介されていたのですが、ノートパソコンにマイクをつなぐ口述筆記(音声入力)でした。年齢のせいでキーボードを打つのもつらくなってきたので、音声入力にしたとのことで、実演して見せてくれていました。
で、クラークの使っているパソコンとソフトに興味があったりします。もし本題からはずれないようでしたら、どんなパソコンとソフト(ワープロ、音声入力)を使っているか質問していただけませんでしょうか? この番組で音声入力ソフトが実用レベルにあるのを知って、ついIBMのVia Voiceを買っちゃったんですが。でも、マイクに向かって文章を喋るのが恥ずかしくて、なかなか活用できないでいます。

3069//交換日記をつけずに発言するのは心苦しいが… (1999/06/15 02:53:54)
MAIL::編集稼業の女

大森様

#3068
>たとえばこの伝言板でいきなり新人賞はじめたっていいわけで。優秀作品はウェブに掲載、賞金ゼロの名誉だけ、みたいなシステムならすぐにできますね。受賞してもなんにもいいことがないので、応募があるかどうかはともかく(笑)

それ、きっと某均一蝋hosoda氏(この名前に生理的嫌悪を感じる方、ごめんなさい)が某「座敷牢掲示板」でやってくださいますよ(笑)。
賞のタイトルは、「失礼文学大賞」かな?

3068//re:新人賞 (1999/06/15 02:33:30)
http://www.ltokyo.com/ohmori/ MAIL::大森 望

>>#3062 三枝様

>新人賞は金がかかってできない、って奴ですね。(と、東さんが言った。)

原発言は、#2127 東さん

>そもそも「文庫」と「新人賞」などという湯水のようにカネのかかる分野は、
>参入したくても出来なかったとは思いますが

ですね。これなんか、
『新人賞は「湯水のようにカネのかかる分野」だと東さんはおっしゃってますが(#2127)』
とでも書けばすむ話なのに、どうしてわざわざこういう無神経な要約をするんでしょうね。
直接引用が不可能な事情がおありでしたら、今後、東さんの発言には一切触れないようにしてください。

だいたい、元発言をふつうに読めば、角川ホラー文庫、日本ホラー小説大賞に匹敵するだけの「文庫」と「新人賞」を指していると理解するもんじゃないですかね。

カネのかからない新人賞は、メフィスト賞とか花丸新人賞とかいろいろあるでしょう。東さん自身が主宰者側にいた幻想文学新人賞ってのもありましたね。

それ以前に、「たまたまぶんか社ホラーに貴志さん的存在がなかっただけじゃ」という発言から、新人賞の話に飛ぶのも謎ですが。

それはそれとして、「経費をかけずに新人賞が創設できる」というのはそのとおりです。たとえばこの伝言板でいきなり新人賞はじめたっていいわけで。優秀作品はウェブに掲載、賞金ゼロの名誉だけ、みたいなシステムならすぐにできますね。受賞してもなんにもいいことがないので、応募があるかどうかはともかく(笑)

3067//re:スリランカの理由 (1999/06/15 02:32:33)
http://www.ltokyo.com/ohmori/ MAIL::大森 望

アユボワン、クララさん

そうなんです。来週の月曜(21日)からスリランカに行きます。だからクララさんのアドバイスを受けようかと思ってたとこでした。
でもコロンボに二泊するだけなので、あまり遠出はできないかも。23日はまる一日あいてるので、多少は買い物とかしようと思ってますが。
宿泊はセイロン・インターコンチネンタル。おすすめのお土産とか食べ物とかあったら教えてください。

あ、ちなみに大森が仕事でスリランカに行くと言えば用件はひとつしかないわけで、目的はアーサー・C・クラークのインタビューです。クラーク苦手なんだけどなあ。あ、石を投げないように(笑)>宇宙SFな人

媒体は《エスクァイア》で、宇宙SF特集の一環。未来と宇宙の話を一時間聞いてくるらしい。だいじょうぶか>オレ。なぜよりによって大森がインタビューするかについてはそれなりの事情があるんですが、まあそのうち日記で。

というわけで、クラークの近況に関する情報募集中。バクスターとの合作長編ってどうなったんだろう。あと、クラークにあげると喜ばれそうなお土産情報とか。
これをクラークに伝えてくれとか、これを持ってってくれとか、百万円あげるからサインをもらってきてくれとかいうリクエストも受付ます。ああ、『3001年』読まなきゃ。

#とりあえず、コロンボの電話帳でシルグナナサムパンサムウルシーさんを見つけるのを忘れないようにしよう(笑)

3066//蕁麻疹が痒い (1999/06/15 00:57:00)
MAIL::津原泰水
>三枝さん
貴志さんとか『黒い家』ってのは、ただヒットメーカーというつもりで挙げた私でした。でもそういや新人賞受賞作でしたね。鈴木さんで『リング』とかキングで『キャリー』のほうがよかったか。
新人賞にかかる経費は規模によって様々でしょうけど、あと時間がかかるんですよ。募集かけてから収穫まで一年くらいは見ねばならないから。短篇を許容する場合、入選作を発表するメディアの確保も必要だし(今回の角川ホラー大賞は、新雑誌で、ということらしい)、まあいろいろと困難は多いようです。某社が今度設定する新人賞の、スタッフのようなことをやってるんですけど、問題続出でして……本当に可能なんだろうか。

>細田さん
それ、スラディックの作品みたいで面白いので続けましょう。
僕の過去の発言のなかに【細田さんは[角川ホラー文庫の担当者が「『マイナー』な本にプライドを持ってい」ないように見える]と発言していた】といった発言がありましたか。
次は別の括弧よろしく。

3065//プライド… (1999/06/14 22:17:20)
http://www2c.biglobe.ne.jp/~hosoda/ MAIL::細田

>彼らは「マイナー」な本にプライドを持っていますよ。 (3060)

プライドを持っているかどうか、オレには分からないんですけどね、分からないもんで言及してなかったつもりだったんですが、オレの過去の発言で、角川ホラー文庫の担当者が「『マイナー』な本にプライドを持ってい」ないように見える、なんてぇ発言がどこかにありましたっけか。ちょっと気になったんで。オレへのレスでなければ気にならないんですが…。

3064//ちょっと荷が重いです (1999/06/14 19:00:36)
MAIL::倉阪鬼一郎
浅暮様
>倉阪さんの古典的英文学への挑戦も。
そんなものに挑戦しているつもりはないのですが(笑)。
私は荷が重いので、お二人でお願いしますよ。
多忙につきまた消えます。すいません。


3063//アユボワン (1999/06/14 15:30:50)
http://www.remus.dti.ne.jp/~froggy MAIL::クララ
アユボワン マゲ ヤールワ 大森さん
望ってシンハラ語で「ビムクティ」という単語だった気がします。
こんにちは、大森さん。
一度カキコしにきたクララです。
大森さんがスリランカに行くと言う情報を小耳に挟んだのですが本当ですか?実はクララはこの春に2ヶ月弱ほど滞在していました。
コロンボから2時間ぐらいのアラウアという村にいました。
NGOで研修してたのですが、すっかりスリランカ中毒となりシンハラ語普及会長(自称)までしています。
砕け散った簿記検定の受験が終わったので、今日から超特急でシンハラ語のページを作成します。
もしよかったら、チェキしてくださいね。
アユボワンというと、スリランカ人はぱっと顔を輝かせて嬉しがるんですよ。
そのほか、お勧め観光地@ランカとか在日スリランカ人(たいていは富豪か御曹司)も紹介しますよ。
首都コッテはなにもないけど、国会の前でクリケットをしている学生をみてると、なんだか安心します。水面がキラキラ光って・・・
長くなりすぎました。まだまだスリランカについてHOTに語りたいのですがここらでネワタハムエム!

ママ スリランカ ゴダック アーサイ(私はスリランカがとても好きです)

3062//すぐ原価計算をするから、いやがられるのかもしれないが。 (1999/06/14 13:39:42)
MAIL::三枝
》「たまたまぶんか社ホラーに貴志さん的存在がなかっただけじゃ……」

新人賞は金がかかってできない、って奴ですね。(と、東さんが言った。)
で、どこが金がかかるのか考えてみたんですが、別に賞金じゃないですよね。昔江戸川乱歩賞は賞金がなかったし、賞金を出すようになって作品の質が飛躍的にあがったという話は聞いたことがないので。今だってミステリの場合は、賞金金額の低い新潮とか東京創元の賞で、賞金金額の高い、角川やサントリーや光文社の賞に、優るとも劣らない作家、作品が送り出されているわけですから。だから、賞金は新潮ミステリと同じ金額の100万円で行くとする。
で、下読みにかかる費用が1本5千円として、応募総数が300だと150万円。(箸にも棒にもかからないのは、最初の数枚を読めばわかるので、それをはじくとやや費用が抑えられる。)あとの審査は、会社の役員がやることにでもして編集者が総出で読むと、費用はゼロ。受賞パーティもやらなくても良いでしょ、別に。賞をやっていることを広告するのに金がかかりそうですが、公募ガイドなどはただで載せてくれたと思う。
250万円ってのは、無茶苦茶金がかかる内に入るのだろうか? なんか、アルバイト一人雇うとそのくらいの金は平気でかかりそうな気がするんだけれど。
ホラー大賞の場合、初年度には大賞が出ていないので、始めた年に良い作品が出る保証は全然ないですが ^^;;)、しかしミステリと違ってホラーの場合、新人賞の過当競争はまだ起こっていないので、みこみはあるのではないっしょか? どうしても角川じゃなきゃイヤって人は少ないと思うのだけどなあ。ダメかなあ。
いや、ダメでもよいけど、本当にとんでもなく金がかかるものなのか、妙に気になるので。
250万円でも、出版社が元をとろうと思うと、¥1500円の本で8千4百部くらい余分に売れなくちゃならない(計算合っているかな?)わけで、それはそれでくらくらしちゃうんですが。――賞金1000万円の賞だと、諸経費、パーティの費用も含めると、最低でも5万部は余分にはける必要があるってのは、それは無茶だろうって気は確かにしますが。

3061//これは筆の滑り (1999/06/14 09:43:40)
MAIL::津原泰水
>>作家作家と自らへの声援ばかり賑やかな方々にも、同様のことを申しあげたい。
>>同じ業界にいるからといって、他人の家の台所事情がわかるわけないじゃないですか。

余所のこと書いちゃいました。失敬。

3060//ああ、ほら、また覗いちゃってる俺 (1999/06/14 08:40:46)
MAIL::津原泰水
某社担当に見つかったらどうしょ。ひとえに失礼掲示板が面白すぎるせいです。ついでにこっちも覗いてしまう。

>編集稼業の女さん
恐縮。お仕事頑張ってください。

>浅暮さん
賛成。

>細田さん
僕の立場でどの本がマイナーだとか言及すると営業妨害につながりかねないので避けたく、これまで細田さんが触れられた本のうち翻訳ものと国内古典に限りということでお答えいたします。死んだ人や外国の人は僕が何云ってても怒んないでしょうから。
僕が申しあげたのはあくまで現状のことでして、このさき角川ホラー文庫がそれらを切り捨てるつもりがあるのかないのかなんて、知りません。編集長S戸さんの内心までは僕には読めません。明言できるのは、角川ホラー文庫に携わっている編集者たちが、欠番を出していない現状をプライドに感じているということです。むろんそれは角川ホラー文庫を業績的優良文庫たらしめている作品群の恩恵にはまず間違いないのですが、編集者たちがそれら以外の本に対してどういう視線を保っているかというのは、とても大切な問題だと思います。彼らは「マイナー」な本にプライドを持っていますよ。
僕の文章は基本的に有料なので(プロだから)、無料で局地的なことは書きたくないのですが、細田さんの発言にはご専門外の出版に関し、憶測のみに基づいたものが散見されます。自由な発言の場ですから、本来、僕がどうこう申しあげるようなことではありません。しかしネット内有名人であり出版についてのプロという希有な存在でいらっしゃる以上、無数の一般読者がご発言をそのまま出版界の常識、不文律と受け取ってしまいがちであること、いちおうご考慮くださいますよう。
作家作家と自らへの声援ばかり賑やかな方々にも、同様のことを申しあげたい。同じ業界にいるからといって、他人の家の台所事情がわかるわけないじゃないですか。

とここまでを上げようとして掲示板を覗いたんですが、「大きい出版社のほうが少ない部数の本も出せる」って……細田さん、誤解招きますから、どうかひとつ。

>三枝さん
の発言も上がっていた。
絶版皆無のご指摘……僕へのレスだとしたら、ごめんね、読み落としてました。
でも角川ホラー文庫の出版傾向は、べつだん変化してないんですよ。どれがメジャーでどれが「マイナー」とはここでは書けませんけど、入れられる限りの広義のホラーを文庫入りさせようと努力してます、彼らは。出版傾向というより、市場傾向なんじゃないかな。それを我々に示すアンテナとして機能しているのは書店の棚や平台なわけで、あまりに「評判の」もしくは権威ありげな本にばかり動きがちな(そう教育されてしまった)市場に対しては、僕も商売の部分を抜きに、幻想小説の安定供給を望む一読者として腹が立つことがままあります(反省することもある)。×川賞選考委員の老人たちと僕らが、同じ本を同じスタンスで楽しめるわけないってことくらい、本当は誰もが重々わかってることじゃないですか……とまたこういう話になっちゃったよ大森さん。
とりあえず色々な作家を出してみてその後の路線を考えましょ、というスケベ心は、ご指摘のとおり各社が抱いていると思います。ただ、『黒い家』が売れたからといって、そのどの要素がセールスにつながったのかは、日本中の誰もわかっていないのが現状なんでは。僕も悩んでいます。ぜひ読み手の皆さんからヒントを与えていただきたく。
「角川ホラーって名前だけで売れるわけじゃねーんだから広告打ってもらえなかったことなんざ言い訳に使うな東」(不正確な引用)につきましては、公人(商売絡み)の私としては「たまたまぶんか社ホラーに貴志さん的存在がなかっただけじゃ……」なんですが、私人としてはあくまで反・東派ですから、気長に弁明を待ちましょう(笑)。
「細かなジャンルごとわかりやすくラベルを付けると良い」(引用が不正確でしたら適宜ご修正お願いします)提案は、個人的に意表を突かれて非常に面白かったので、ぜひ他の皆さんのご意見も伺いたく存じます。ホラー叢書は本当に黒っぽくていいのか? とか。こういう場でのそういう対話、それこそ出版社を動かすくらいの影響力があると思うんですけど。
ちなみに幻冬舎の私の担当、蒸発しました。いずれ後釜がご挨拶に、と云ってきたきり、連絡なしです。もし幻冬舎の方これをお読みでしたら、連絡はもういりませんから反省してください。

3059//客によくわかる商品、かなぁ。つまり。 (1999/06/14 07:09:46)
MAIL::三枝
》結果的に角川ホラー文庫に作品が所収されている作家が、うっすらとでも「市場に受け入れられている」色を纏って見えるのは事実でしょう。

いや、安定して一定間隔で本を出している作家は、そういった色調があるのではないかと思いましてね。(板東眞砂子が外れているのを見ると、単純な問題ではなく複雑な事情があるのでしょうが。)
津原さんには申し上げにくいのですが、津原さんがご指摘のように、何が売れるかわからない時代だから、とりあえず色々な作家を出してみて、売れたようなものを基本的なラインにしようと模索している感じが、実に、する。
「受け入れられている」という色より、「受け入れられたものを残す」という感じ。そういったことができるには、ある程度の種類をある程度の期間出し続けなくてはならないわけで、商売の規模が大きい必要があるのですが。

》だからって実際に数が出るというもんでもありませんが。

それに関しては、むしろ私が論旨の根拠としてきたところでして。
「角川ホラーという名前だけで売れるという現象はない」のだから、広告の問題ではないのだと。

》市場というのは出版側の戦略次第で右に動いたり左に動いたりするような、単純なものではありません。

ですから、客に逆らって、「こんな本が良いのだ、こんな本を読みなさい」とか、編集側が出しても仕方がないわけですよ。読者を啓蒙しようとしたりするのは無意味だと思うんです。結局は客が求めたものにそっていくしかないわけで。

戦略的なものが功を奏するのは、読者にとっては、今まで捜し難かったものが見つけやすくなってとか、今まで手に入らなかったものが手に入りやすくなってとかで、売れる、ということが起こるからではないですかね。
ですから、「サイファイ」なりなんなり、わかりやすいラベルをつけて出すとか、角川ホラーのように、ジャンルがはっきりとわかるような名称、装丁で並べるとか。
(幻冬舎のアウトロー文庫がどの程度売れているのか知らないので、それがどの程度効果がある方法なのだがわからないですけどね。)

3058//だーかーらーぁ (1999/06/14 06:38:58)
MAIL::三枝
》やはり編集者あっての作家でしょう。それだけに、一方的に断罪されたりすると逆上もしたくなるんですよね。

誰が編集者を断罪しているんですか?
っとに。だから「被害妄想だ」と言っているんですよ。
私は編集者の悪口を表で言う作家に会ったことなんかない、というより、作家の言葉だけ聞いていれば、こんなに「頭が良く、こんなに性格が良く、こんなに仕事ができる奴ばかりの職業がこの世にあるものか!?」と、疑問を持ってしまうくらいなので、作家の編集者論は基本的に信じていません。
だってあなた、発注先っすよ。
(研究者は、共同研究者に関して言いたい放題なので、たいてい、会えば評判通りだったりするが。)

3057//じゃなくってぇ……(角川ホラー文庫) (1999/06/14 06:27:35)
MAIL::三枝
角川が「マイナーなものを切り捨ててきた」というのは、出版傾向の変化を指して言ったんですよ。「絶版がまだ出ていない」ってのは、この掲示板で一番最初に指摘したのは、私自身ですので、当然知っています。
3056//部数の少ない本の流通など (1999/06/14 05:50:07)
http://www2c.biglobe.ne.jp/~hosoda/ MAIL::細田

部数が2千とか3千部の本を作ることを、大きい出版社の営業サイドが嫌がることは、出したがる編集者の給料がその本を出すことによって捻出できそうな限りにおいては(←ここ重要なので省略は不可!)原則としてありません。嫌がるとするなら、むしろ大手取次という、書店に本を流通させる卸元のほうじゃないかなぁ。あそこって、10万部以下の雑誌や1万部以下の単行本を、全国の書店に効率よく配本するようなシステムにはなってないんですよね(あ、断言はいかんか。一応「なってないと思うんですよね」にしときましょう)。出版社が直接、読者や特定の書店に販売できるようなシステムとかルートがあれば、部数の少ない本ももっとたやすく読みたいかたのところに届くとは思うんですが、普通の流通だと、新興のばりばり本を売りたいと思っているところより、老舗の死にかけた書店を大事にする(そちらにも配本しなければいけない)、なんてぇところもあるみたいで。これはまぁ、お互い苦労していた時代を知っている出版社の役員(営業担当)とか取次サイドの人情としては無理ないんでしょうけどね。アサヒがキリンに勝つために、どれだけの過去の「おつきあい」を精算していたかを考えると気持ちは複雑です。きっとキリンのほうが「昔からのつきあいである商店」が多かった(多い)んだろうなぁ、とか。

ただ、大きい出版社のほうが少ない部数の本も出せる、というのは、少ない部数でも取次がなんとか流通に回してくれるからかもしれません。それに、最近のベストセラーを見ても、有名作家の出る前からの話題本を除くと、そんなに初版は多くないはずです。『五体不満足』だって初版6千部とかだったし。これは昔からそうでしたか。○千部の本を全国の限られた書店(千店もあれば十分でしょう)だけに配本〜話題になってきたら、それ以外の書店に流す、という流通方法は、無駄を回避する意味で、多少なりとも取次サイドがやってたり考えてたりするとは思います。「取次や営業が嫌がる本を作るな」っって言われても、営業は嫌がることはないし、取次は何がヒット作になるか分からないうえ、どうせ手間仕事なんであんまりあれこれ言わないみたいです。ただ、編集サイドでも、どういう本を読者が望んでいるか、に関する意見などを、取次・営業などからもっと聞いてもいいかも知れませんね。着メロ本みたいなのは、なかなか編集サイドだけから出てくるようなもんじゃないでしょう。

3055//なるほど (1999/06/14 05:02:01)
http://www2c.biglobe.ne.jp/~hosoda/ MAIL::細田

角川ホラー文庫は、別に「マイナー」なものを切り捨てていないし、切り捨てるつもりもない、ということですね、津原様。翻訳もののヘンな奴とかは、営業成績とかで出しにくくなっているのかなぁ、と思ってたんですが、内部事情の分からない立場であれこれ言うべきでもないことでしょうか。

3054//倉坂様、津原様 (1999/06/14 03:47:46)
MAIL::浅暮三文
倉阪様、津原様

さて、やっと作家が腹を割って、インターネットで討論をできる状態になったのでしょうか。
この機会を待ち望んでいたグレです。お互いにK社Aさんという奇特な編集者に恵まれたのは
それとして、津原さんの自動的反東論はロックンロール的発言、倉阪さんの生理的嫌悪感 は
ラジカル的反動として、掲示板の作家外の方へのメッセージにしかすぎないとしましょう。
それよりも話したいのは津原さん、倉坂さんが納得した実験的作品をみとめる編集側の世界
についてかしら。僕がいま考えているのは、過去百年遅れてきた日本文学がここにきて、何
とかそれをひっくり返す可能性が出てきたんじゃないかなということです。津原さんのカポ
ーティへの挑戦もそのひとつ。倉坂さんの古典的英文学への挑戦も。僕の場合はサーバーに
近い近代米文学でもスカーズといわれる、トウェインからのホラ話への日本的リミックスです。
この辺りのことは、どこかのイベントでしっかり話したいですね。秋口にあるなにかで仕切り
ましょうか。司会は大森兄さんに頼むとか。とりあえず、今、僕の置かれている状態は、まだ
売れない作家のあがきにすぎないけれど、倉阪さん、津原さんのおっしゃるとおり、時代は変
わりつつあると信じています。だから、書くべきことは、次は何か。おうかがいしたいです。
ただファンタジーは俺ひとりかい。ちょいとワイワイしませんか。 グレ拝


3053//どうも (1999/06/14 02:33:07)
MAIL::編集稼業の女

津原様
倉阪様

作家さんからの貴重なご意見、どうもありがとうございます。
非常に参考になりました。


三枝様

いつもながら、迅速なお返事ありがとうございます。
私もなるべく早くにお返事しようと思ってます。
雑談が多くて、本当に交換日記風になってしまうかも知れませんが(笑)。


3052//同感です (1999/06/14 01:44:35)
MAIL::倉阪鬼一郎
>ついでに云えば、僕は作品そのもののメジャー感も一度として
>要求されておりませんで、むしろ「幻想小説としての完成度」
>を求められているという感触があります。閉じてますよね。冒
>険するなあ、と僕のほうが驚かされたような次第。

この津原さんのご発言、あまりに同感だったので、生理的嫌悪感
を克服して(笑)出てまいりました。
私は角川さんのお仕事はしておりませんが、他社の担当さんには
おおむね同様の感慨を抱いています。「私などでいいのかしら」
と思いますね(ちなみに一社かぶっていますが>津原さま、浅暮
さま)。
やはり編集者あっての作家でしょう。それだけに、一方的に断罪
されたりすると逆上もしたくなるんですよね。
というわけで、今日は冷静でしたよん(>ギャラリーの皆様)。

3051//あの (1999/06/14 00:23:53)
MAIL::津原泰水
あの、業界の方もそうでない方もみなさん適当に語っていらっしゃいますが、現在のところ角川ホラー文庫に絶版や品切れのものは一点もないはずなので、初期と現在とでラインナップが違うってことはないです。ラインナップが拡がった、のは確かですが。
文庫立ち上げ当初、翻訳ものの比率が高かったのは、それまでにハードカバーで出てたりした作品をまとめて文庫に落としこんだからで、その後翻訳ものが増えないのはたんに訳出されるホラーの絶対数の問題でしょう。アンソロジーに関しても、僕がここで「今後も出すはずだ」とは断言できませんが、常に編集部の念頭にあるのは間違いありません。

マイナーとメジャーの観念というか感覚についても、いろんなレベルでのそれが混用されてしまっているので迂闊にはその言葉を使えませんけど、作家自身が纏っているマイナー感メジャー感に限っていえば、角川はそんなに気にしてないです。津原泰水の作品を出そうってんだから、この点は絶対に間違いありません。ついでに云えば、僕は作品そのもののメジャー感も一度として要求されておりませんで、むしろ「幻想小説としての完成度」を求められているという感触があります。閉じてますよね。冒険するなあ、と僕のほうが驚かされたような次第。
ただし、鈴木さん貴志さんといった特大ヒットメーカーが誕生したお蔭で、結果的に角川ホラー文庫に作品が所収されている作家が、うっすらとでも「市場に受け入れられている」色を纏って見えるのは事実でしょう。だからって実際に数が出るというもんでもありませんが。

以上、議論の核心に触れるような知識ではありませんけど、角川ホラーというものがあまりに仮想化されているような気がしまして、思わずまた顔を出しました。
市場というのは出版側の戦略次第で右に動いたり左に動いたりするような、単純なものではありません。とりわけバブル期の乱行(売れるものが善として、売れはじめたら吟味なしの大量生産売りまくり。各文壇も乗せられて踊りまくり。今もその頃が忘れられないらしい人々がおりますが)により出版そのものが世の不信を買いまくって以来、次は何が売れて何が売れないのかというのは、本当に誰にもわからなくなっています。多彩な戦略を同時進行できる出版社が有利なのは間違いありませんが、全部まとめて失敗する可能性は低くない。角川だって、運良く僅かな金脈を見出せたに過ぎないんです。

3050//ジャンル小説って文庫向けな気がするんですよ>編集稼業の女さん (1999/06/13 21:34:47)
MAIL::三枝
》で、この返事も遅れたわけです。すみません。

こちらこそすみません、お忙しいところ。返事をせかしてしまいました。

》フリーが大変なところと言えば、税金の申告を自分でやらなければならないことだな。

そうですね。勤め人は、お給料全部つかってしまって税金を払えなくなるなんてことは、まずありませんものね。お金にだらしない人はむしろサラリーマンをやった方が良いのかも。
あ、さて。

》ま、各書店次第でもあるんですけどね。それと、出版社の書店営業の努力もあるかな。

雑誌、特に文芸系の雑誌の棚の前で人が立ち読みしているのを、私はあまり見たことがないんですね。雑誌はパブリシティ効果があるようには、まあ、私は思えない、ってことなんですよ。

》今、また書店に並び始めているみたいですね。

そういう動きから見ても、叢書の宣伝とは関係ない、全く別の商品だったとしか思えないんですね。
だから、無理をして出すこともなかったのではないか、と。もしそれをやめることによって、叢書を文庫にできたならば、また違った形もあったろうと、ね。
文庫だって、短編のアンソロジーも作れますしね。(角川は当初そうして、異形コレクションが売れ出してからは、アンソロジーから手を引いたのかな。)

》ぶんか社ホラーを文庫で出さなかった理由(の一部かな)については、東さんが#3032でも触れられているので

は、

》文庫展開云々といった話になったら、それこそ小生とか社員編集さんなんかのあずかり知らぬレベルで決定されることなので(#3032)

ですね。
で、この東氏の発言が、「ぶんか社から相談を受けたとき、角川でやらないことをやるように提案した。すなわち、叢書と雑誌である」という、最初の頃の発言と綺麗に矛盾している。
だからまあ、話半分と考えて聞いておこうと思いますが。

》かなり自信満々にプレゼンしています。

それはもちろんそうでしょうし、そうでなくてはならないでしょう。しかし、その明るい見通しを、自分自身がそのまんま信じてしまってはまずいって部分は当然、ありますよね? 私は、やっぱりあれは見通しが甘かったとしか思えないんですよね。

》このところ、こちらの掲示板でも「ぶんか社ホラーはそれほどマイナーとは思わない」「角川ホラーもメジャーなものばかりではない。むしろマイナーなものも多く出している」という意見が多く見られますよね。

ぶんか社のホラーは私の感覚では、「作家のテイストとして」マイナーな感じがとてもするんですよ。私個人の趣味として、実はマイナーなものの方が好きだから、見方が厳しくなるのかもしれませんが。「私は好きだけど、売れないよな」と、まあ、そう思う。これは個人的な感触にすぎないのかもしれませんが。
しかし角川のホラー文庫に関しては、はっきり言えますよ。マイナーなものをどんどん切り捨てて来た、ってことです。「マイナーなものが沢山ある」って話は、「初期の」という但し書き付きなんですね。
やはりマイナーなもの(というよりマニア向けなものか?)って、売れなかったんですよ。角川ホラー文庫という名前や、売り方、宣伝だけではだめなんだってことを、そういった変化自体が表しているように思えてなりません。

》私も、目に付いた面白そうな本は取り敢えず買っておくことにしてるんですが、おかげで未読の本が部屋の中に増殖中です。

私も買います。しかしそれは、シーンを支えたり作家を評価しているという表明ではなく、単に欲しい本は見たとき買っておかないとすぐになくなるということですね。
出版されて半年もたつと、古本屋の方が品揃えが良くなったりするわけで。色々と、今の出版形態自体にあれこれ問題があるのかもしれませんが。

》ところで、私の発言は三枝さんの少しは参考になってるのかしら?

ずいぶん参考になっています。面白いです。
編集さんって作家さんと違って自己主張がきつくないから、他の編集さんが先に「○○だ」と言ってしまうと、「違うなあ〜」と思っても、まずはこんなところでは訂正しなかったりするじゃないですか。それで、私からみても「ちょっと変」な物言いが、わりとそのまんまで通ることもあったりする。
でも編集稼業の女さんって、それを角が立たないように、「こういう考えもあります」と、ちょっと言い足してくれている感じで、わかりやすいと思います。
ありがとうございます。

3049// (1999/06/13 20:48:13)
MAIL::あっぱっぱ
何かいてんでしょアタシ。あははははははははははははははははははは
はははははははははははははははははははははははははははははははは
ははははははははははははははっ!!!!!(自嘲)

3048// (1999/06/13 20:35:31)
MAIL::あっぱっぱ
すいませんね、まわりくどくて(はあっ・・・・)。いまの所こういう表
現しかできませんで。まあ阿呆とも知恵の足らん奴ともなんとでも言っ
て下さい。

3047// (1999/06/13 20:32:44)
MAIL::あっぱっぱ
>>でも……犯人は? 犯人は? (←それみつけないと探偵じゃない……)
三枝さん。多分犯人は非常に複雑怪奇で人間の恐ろしさと愚かさを併せ持つ
存在なのではと思うのですが。近代以来(いやもっと昔トロイ戦争のころく
らいに)歴史の記述の行間に立ち現れては消える或る「悪意」・・・・・。
これ以上はうまく説明出来ません。

3046//長文で済みません (1999/06/13 12:17:38)
MAIL::編集稼業の女
三枝様

一昨日のうちにはお返事書こうと思ったのに、遅くなってすみません。

>勤め人は給料が保証されているという理由だけで、フリーライターの自分の仕事の方が、勤め人の私の仕事より圧倒的に大変だと断言した奴がいましてね。10人に1人くらいしか生き残れない商売の、どこが楽なんだか、さっぱりわからなくて、俺本当に困ってしまったことがあるんですが。

うーん、どうなんだろ。
フリーでも人によっていろいろですから。特に「バブル」的なものを経験されている人は、今、辛かったりしてるようですね。
私の知り合いでも、一時期、一社からすごく多くの仕事をいいギャラで受けていて、すごく羽振りがよかった。ところがその会社が左前になって、仕事が一気になくなり、結局残ったのが借金(それはその人がギャンブルに手を出したせいで自業自得だけど)だけ。今、借金返すために、編集の仕事をしないで肉体労働しているって人がいた。そういうバブル崩壊で天国と地獄を経験している人の方が、「サラリーマンは楽」と思ってしまうかも。

でも、自分の仕事が「圧倒的に大変」なら、じゃ、フリーなんてやめてサラリーマンになればいいじゃないって思ってしまいますよね。
恐らく大変な仕事をしていると自慢したいだけなんですよね、そういう人は。
今は、勤め人も大変な時代だし。
フリーが大変なところと言えば、税金の申告を自分でやらなければならないことだな。他にももちろんあるんだろうけど。

>でも、どうなんだろう? フリーって、ものすごくストレスかかりませんか? 大変じゃないかと思うのですが。

ラテン系なので、あまり深刻なストレスは感じないんですよ。でも、仕事が減るとちょっとストレス感じるかな。仕事がつまっているときもちょっとストレス感じるけど。
それに、まるで夏休みの宿題を8月31日になってから手をつける子供のように、いつもラストスパートだけで仕事をしてしまうので、そんな自分に対してはすごくストレスを感じていますが…。つまり、締切りをきちんと守れないことが…。

で、この返事も遅れたわけです。すみません。

ところで、当事者である東さんもちょくちょくご登場なさっているので、これからは「バーチャル東さん」的な発言はよそうかなと思ってます。

#2776
>雑誌は何週間も書店に並ばないでしょう? 書籍扱いなら尚更、数日で平台から消えると思うので。

定期で出されている雑誌は、次の号が出ると確かに消えていくことになるでしょうが、ムックなら(あれも一応雑誌ではありますが)かなり長い間置いてもらえますよね。書籍扱いのものでも、数日で平台から消えるものもあれば、例えば『COMIC CUE』も雑誌ではないですが、かなり長いこと置いてもらえるものもあります。書籍なら、ちゃんとスリップで補充してもらえたりするし。

ま、各書店次第でもあるんですけどね。それと、出版社の書店営業の努力もあるかな。

>あの幻想的掲示板にさえ、見なかったと仰っている方がいらっしゃったのでは?

これは、ぶんか社の書店営業の力が足りなかったんではないかしら?
でも、『ホラーウェイブ』も、東さんの発言(#3032)を見ると、今、また書店に並び始めているみたいですね。

>でもそれって、勝ち目が見えている時にだけやれる贅沢じゃないですかね。

いつなんどきでも、勝ち目がはっきり見えていればいいんですけど。
ごくごく当たり前のことを書くと、
私の場合は、雑誌やムック、単行本の企画を提案する時には、かなり自信満々にプレゼンしています。客観的に見ると、私が立てた企画が必ずすばらしいものばかりじゃないし、方向性が間違っている場合もある。「勝ち目」云々についてはわからない。でも、一つの企画を出すまでには何回もいろんな人を集めてブレストも重ねてますし、自信のない企画なんて出す訳にはいかないわけだから。抽象的な言い方していますけど、ただ企画を自分の頭だけで展開していくんではなく、細かいマーケティングとまではいかないものの、アンケートを採るなど、ニーズがどのくらいあるのか、雑誌、ムックの場合はどんなところから広告が取れそうか、編集費などがどれくらいかかるかなどを検証していくわけです。
出版社にもよるけれど、編集サイドだけで雑誌を出すか出さないかを決めるわけではないので、「勝ち目」が全くないものにはどこも手を出さないでしょう。

>それは疑問ですねね。取次の考え方もあるでしょうが、全部の書店に配本する必要もないんだし。棚の問題なら、ハードカバーの場合棚どころか店頭に一月くらいしか残らない場合もあるんだし。文庫だとハードカバーより不利な扱いになるとは、あまり思えないんです。

ぶんか社ホラーを文庫で出さなかった理由(の一部かな)については、東さんが#3032でも触れられているので、私は敢えてコメントをしないことにします。

>でも、そこが私の一番話したかった部分なんです。ぶんか社の事情などより何倍も。
>つまり、「日常との近さ」と「ニーズ」の問題が、サイフィクト構想のキイだと思ったので。

このところ、こちらの掲示板でも「ぶんか社ホラーはそれほどマイナーとは思わない」「角川ホラーもメジャーなものばかりではない。むしろマイナーなものも多く出している」という意見が多く見られますよね。
これが当たっているとすると、やはり売り方の問題も大きいのかなとも思いますが。
もっともメジャーな作家の作品でも、ホラーを好んで読まない読者には入りにくい作品だった、という見方もあるかも知れませんが。その辺のことは、私にはよくわからないので、他の方の意見を聞いてみたいですね。

>フリーの編集者の場合、声がかかってから立ち上げまで、あまり準備期間がないのが痛いでしょうね。それはお気の毒だと思います。

私がふだん手がけている分野は文芸ではないので、雑誌にしろムックにしろ単行本にしろ、それほど準備期間がなくてもやれてしまうんですよ。もっとも、1カ月以内にムックを出せと話を持ち込まれた時には、さすがに死ぬ思いをしましたが。

>サイフィクト構想部分と重なるニーズ問題は、主に編集側の問題なので、それを中心に語っていました。
>ですから、ぶんか社での失敗を「ほとんど主に編集のせいである」と言われたかのような気がしたんでしょう。東さんは。
>広告問題とかは、サイフィクト構想には(現時点で)あまり関係ないので、唐突に、「広告の問題だったんだ」と仰られても、「ああ、そうですか。しかし私が問題にしている部分はですね……」としか、言い様がなく、困惑しました。

ああ、お二人は出会い方がまずかったというような気がしますね。あの時が、初対面という訳ではないのかも知れませんが。

#3032
>小生としてはもともと「編集当事者から一言」のつもりでこちらに顔を出しただけですし

と、東さんがおっしゃっていますが、私も最初の発言のログ見る限りは、「編集当事者から一言」のおつもりだろうと見ていました。でも、出会い方が最悪(やはり推測ですが)だったために、三枝さんとしては、「そうは思えなかった」のかな。

東さんの登場の仕方は、第三者である私から見ると、それほど唐突には見えなかったんですが、もう少し別のご登場の仕方であれば(どんな?と言われると困るけど)、三枝さんも違った印象をもたれ、お二人の間でもっと建設的な意見交換ができたのかも知れません。ちょっと惜しまれます。と、これも憶測というか想像ですが。

>買い支えて(笑・個人には無理だ)おかないと、これが潰れると後がないですよね。

まずはホラーファン一人ひとりが、地道に、草の根的に買っていくことからかな(笑)。私も、目に付いた面白そうな本は取り敢えず買っておくことにしてるんですが、おかげで未読の本が部屋の中に増殖中です。

ところで、私の発言は三枝さんの少しは参考になってるのかしら? 「分かり切ったこと」ばかり言ってるのかも知れませんが……。

と、これをアップしようと思ったら、
細田さんの発言(#3045)が目に入ったので少しだけ。

細田様

雑誌の創刊、廃刊についての細田さんの見解には、私も概ね賛成です。
「概ね」と言ったのは、やっぱり当たり前のことなんだけど、私が知っている限りでは、創刊の場合は5つの理由の1つの要件だけを満たしているというケースは少なくて、だいたい複合的な理由で創刊されるからでしょうか。逆に廃刊の場合は、この5つのうちの1つの理由だけでも廃刊、休刊になりますね。
「複合的な理由」で、という前提条件を踏まえていうと、「そういう雑誌を望んでいる読者がいそうだから」という言い方はややアバウトだけど、読者ニーズも加えてもいいとは思うんですけれど。読者が相当数いれば、部数も出せわけですし、1に連動して広告主への働きかけもしやすいですから。
三枝さんの返事にも書いたんですが、企画を持ち込んだり、提案したりする場合、読者と広告のことをまず第一に考えます。

私が実際に仕事をしていて特に多いと感じる理由は、1(広告)と2と5です。
2が多いと感じるのは、私が懇意にしていた出版社の編集者が定年を前にして、「新雑誌創刊準備室」だの「特別編集室」だのに移ることが多いからかも。
10年ぐらい前だと、3の理由も結構、見られたのですが(社内から新雑誌の企画を募ったりなど)、3の理由でも1が一応は条件になりますね。

ってことで、ご参考になれば。正しいか、間違っているかはわからないんですけど。



3045//雑誌の創刊と廃刊について (1999/06/13 08:59:22)
http://www2c.biglobe.ne.jp/~hosoda/ MAIL::細田

雑誌が創刊される理由はいろいろあると思うんですが、とりあえず自分が思いついた例だけを挙げてみると、

1・その雑誌を創刊することによって、それなりの広告収入もしくは別の収入(小説の単行本化・漫画のコミックス化による収入など)が望めそうである
2・社内に編集者が余ってしまった
3・「こういう雑誌をやりたい」という編集者が一人と、それに対して否定的ではない(注:肯定的・積極的である必要はありません)役員・社長(=その会社の経営に関与できる人間)が一人いる
4・「こういう雑誌をやりたい」という役員が一人いる(注:その場合は、現場の人間で「やりたい」と思う人間が一人もいなくても創刊できます)
5・会社が儲かりすぎてしまって、税金で金を取られるぐらいならいっそ新雑誌を

などがありますか。他にもまだまだあると思います。これらの要件のうち一つが満たされると雑誌の創刊は可能でしょう。「そういう雑誌を望んでいる読者がいそうだから」ってのは、あんまり感覚としてピンと来ません。「そういう雑誌を望んでいる広告主がいそうだから」のほうがありそうですね。千葉ウォーカーなんてのは、「1」と「2」の原因から作られたみたいな感じがアリアリです(ハタから見るとそう見えるので、内部事情は分かりません、念のため)。雑誌というのはもちろん単体で黒字になることが必要ですが、黒字であること、ってのはやっぱ絶対条件ということもないみたいです。中・長期的にずーっと赤字だったらしょうがないんですが、役員・社長クラスが「そのうち黒字になると思うので、もう少し続けてみたい」とか、「うちの会社を過去に支えてきた基幹雑誌だから、残しておきたい」と言っているような状況なら、赤字のままずーっと続くことはよくあると思います。編集長がしょっちゅう代わったり、やる気がなかったりして、現場の人間は複雑な気持ちになると思いますが(現場の人間がやる気をなくすことは、滅多にありません。赤字雑誌でもね)。

今はいきなり新雑誌を、派手な広告して創刊できるような時代でないので、売れている雑誌の増刊〜年何回かの定期刊行〜新雑誌として立ち上げ、みたいな慎重策を積極的にやるべきなんでしょうが、やっぱ派手な宣伝して今イチ、の雑誌もありますなぁ。ありゃ創刊したいと思った役員がよほどエラい人なんでしょう。

で、廃刊の理由はそこから考えると、

1・その雑誌を続けることによって、それなりの広告収入もしくは別の収入(小説の単行本化・漫画のコミックス化による収入など)が望めなくなってしまった
2・社内に編集者が足りなくなってしまった(注:編集者の人数、ってのはいつも多すぎるか少なすぎるかのどちらかです)
3・「こういう雑誌をやりたい」という一人の編集者と、それに対して否定的ではない役員・社長(=その会社の経営に関与できる人間)の一人がいなくなってしまった
4・「こういう雑誌をやりたい」という役員の一人がいなくなってしまった
5・会社の税金対策が終了した

などがあるでしょう。他にもまだまだあると思います。「こんな雑誌、読者が本当にいるのかよ」ってのでも、広告主・役員が支えていれば、廃刊になることは滅多にないと思います。ファッションとか流行を扱っている雑誌の、雑誌としての時代的消耗度は、それを定期的に買っている読者が多くなればなるほど早いんですが、大きいところの出版社は数年ごとに世代の違う新雑誌を創刊したりして、読者と広告主に対応しているようです。

えーと、要するに、SFとか特定ジャンルの、「一人の編集者・役員」によって創刊されたり支えられたりすることが可能な、大きな出版社にとっては比較的どうでもいい雑誌と、「複数の広告主」を必要とする、会社の中でそれなりに重要な雑誌(女性誌とか)を、同じ雑誌である、というだけの理由で創刊・廃刊を語ると間違う可能性がある、ということです。

えーと、さらに要するに、「オレが言わないと、るぅさん間違ったこと言い続けだよ」です(笑)。あー、オレにとっては「間違ったこと」なんで、本当はるぅさんのほうが正しいのかなぁ。「特定ジャンルの専門誌」と「女性誌(とか)」とを一緒にして云々するのはマズいんですが。もっと早めに言っておくべきでしたか。

3044//まあ、その程度なんだから仕方ないですね。 (1999/06/13 04:14:33)
MAIL::三枝
私の発言が誤りであるのが自明ならば、私の発言だけを読んでも、間違える人なんかいないでしょうね。
「事実と違う」タイプの発言や、「見当はずれの」発言は、誰もむきになって訂正なんかしていませんもん。この掲示板では軽く無視されているのは、誰の目にも明らかでしょう。(私もさすがにアホらしくなって、小林さんの喩え話は無視しちゃうようになりましたし。)

私の発言について「明らかな間違いである」「誰にでもわかる」と、くりかえし、しつこく大森さんが述べなくてはならないこと。
私の発言を保持するためには「ひいきしている」と言わなくてはならないこと。
私の本職に関する発言や、明らかに合っていることに関してまで「間違っている」と勢いで言ってしまう人が出てしまうこと。
私が言ったときにはよってたかって反論された意見が、別の人間の発言になった途端、むしろ同意が出ること。

それらが、まあ、どうしようもなくあほらしい事実を表していますが。
あえて述べますまい。
その程度の話し合いですわな。

3043//んじゃ (1999/06/13 03:12:45)
MAIL::三枝
うーん。メルカトル鮎か?>私。
大森探偵だと、「その人は無実だ」
でも……犯人は? 犯人は? (←それみつけないと探偵じゃない……)

3042//本当に慰めてもらってちょっと元気 (1999/06/13 03:04:52)
MAIL::津原泰水
>浅暮さん
あやーお久しぶりです。黙って眺めてたんですが、自動的反・東派としてはここいらで一言申しあげたい、と。なにを申しあげたかったのかよく思いだせないのが問題。
焼肉ですね。うん焼肉、ぜひ。楽しかったなあ。

>東さん
論敵ですが(笑)商売はべつ。共闘しましょう。某社に対抗して「G文学」ってダメですか。

>三枝さん
あ、そういうお気づかいでしたか。NIFTYで時々ハンドルでいたのは、とある電波な方が僕のことを他の作家さんの変名のように誤解され、怪メールを送ってこられたりしてたもんですから……いっそ別人になっとこうかという。
売れればねーよかったんですよほんと。遠い目になってしまいますが、だがしかし。ぶんか社ホラーというのは決して、ブームに便乗して売れるときに売って逃げちゃえみたいな代物ではなかったので、ふたたびスポットの当たる日は来るんじゃないかしら。
ぶんか社の事情には詳しくないので、このさき一般論。雑誌や叢書の安定供給が保証されていないと、書き手が不安だってのはありますね。読者も不安だな。その一方で、なんでまだやってんの、他に赤字押しつけられちゃ迷惑だからやめてくれない? な雑誌が歴として存在してたりして、困ったもんです。どういうとこからでも仕事が来れば僕は書くんですけど、いやあ、誰が読むのこれ、と思うことは多い。編集者と話してたら、案の定、自分の担当頁しか読んでなかったりしてね。社のイメージとして、そういうものは出し続けていたいんだそうで、とすればそういうのを許容しているのもまた市場という怪物なんですね。
という結論が、八十年代までは通用したかな。以下そのうち。

3041//人が「人」しか愛せないというのは偏見でしょう (1999/06/13 02:35:03)
http://www.ltokyo.com/ohmori/ MAIL::大森 望
>>#3037 三枝様

>矛盾。三枝の言い分を信じる人はいない。掲示板を読めばわかると言っていたじゃん。
>だったら、迷惑はかかってない。論理的にいって。
>どっちでも良いけど、どっちかに統一して欲しいな。

とりあえずカギカッコがなくなったのが進歩でしょうか(笑)。
「三枝の言い分を信じる人はいない」ってだれが言ったんですか? わたしが信じてる三枝さんの言い分はたくさんありますよ(信じてない言い分のほうが多いだけで)。

だれも信じる人がいないなら、なにを言ってもだれにも迷惑がかからない――っていうのは、なんか東スポの見出しみたいですね、しかし。

明らかにまちがった(というか、じゅうぶんに個性的な)パラフレーズは、この伝言板をずっと読んでる人にはあやまりであることが自明なのでそんなに迷惑はかかりませんが、たまたまた三枝さんの発言だけを読む人もいるわけで。

厳密に言うと、「三枝の言い分を信じる人はいない。掲示板を読めばわかると言っていたじゃん」もローカル違反なんですが、罰則の対象にはしません。

ちなみにうちの家庭で出た罰則案:

「均一蝋さんの『失礼しましたー』掲示板に行って小説を書いてくる」

失礼掲示板はすごく面白いのでおすすめです。
http://kuroki.virtualave.net/yobi.html

大森は、三枝さんが名探偵の連作ミステリを構想中。有無を言わさぬ鉄壁の論理で犯人を指摘する。無実の人でさえも最後には音を上げて「わたしがやりました」と……。
失礼しましたーの人がワトスン役でもいいかも。時間がなくて書けないのでだれか書いてきてください。

3040//死人が出ると、冗談にはならない(嘘)。 (1999/06/12 23:48:25)
MAIL::三枝
》三ちゃんの研究所の敷地を3週ってのは? きっとすごく広い :-)

やめろよお。俺、未だに敷地内で道に迷うんだぜぇ。行き倒れになるじゃないかぁ。(那須の研究所よりはマシらしいが。)

3039//今日は400km運転したからアホになっている (1999/06/12 23:39:17)
MAIL::三枝
ども、すみませんね。津原さん。

》いけないの? こういう挨拶。

いえ。あっちハンドルだったから、同定してしまってはまずいのではないかと。良いなら良いです。

》僕は未だに貧乏だし、貧乏を脱せる目処もない、

やめて下さい、その告白。津原さんには今や【格好良い作家】というイメージがあるんです。そういった噂を、あちこちで耳にしています。女性ファンが泣くので、そう言う話はやめて下さい。夢を売る商売なんですから(……ホラーは……違うか)。

誰が売ることを考えていたかに関しては、言い訳では努力ははかれないので、コメントはなしですね。
だって、熱心に話している奴が熱心にやっているなら、誰だってとっても簡単に相手を評価できるじゃないですか。私は、でも、何をやったかだと思うな。

3038//バブルの頃ならそれで良かったんだけどねえ(るぅさんへ) (1999/06/12 23:22:27)
MAIL::三枝
》三枝さんの話は、「東さんはこう言った」「東さんにはこう言った」ということが続くばかりで…。ちょっと悲しいなぁ。

いや、言ってもいないことを「こうじゃないか」と書くと怒られるわけでして。その場合は、「本人はこういっているのだから」としか言いようがないではないですか。
それとも、当事者は無視してすすめますか? それも一つの手ですが。「そうじゃないんだ」と東氏がわめかないという保証が欲しいなあ。うっとうしいから。

》たとえば、女性誌の分野での認識の違いと、『ホラーウェイヴ』(この雑誌の表記は、ナカグロなかったと思う)の撤退がホラーに悪影響を及ぼすという認識が、それなりに三枝さんの中で統一感を持って結びつけられているのだなぁ、

えっ!(ちょっち、驚いてしまいました。)うーむ。人は自分の持っている物差しでしか、人をはかれないものですが。
私は、全然違う話だと思っていたのです。
「そういう女性(月刊)誌はだめなんだ」という話って、絶対男にはわからない部分があるような気が、私はしていたんですよね。あれは生理感覚なんです。文芸書のマイナーメジャーとは全く別でしょう。

》今ある雑誌で【利益の出せなかった】ものが消え、

だからこそ、「先発だから有利ってことはない」というお話をしているのです。先発が有利なら、あそこまで多くの新雑誌はでませんよ。出るということは、それだけの数、先発が競争に負けて落ちているってことなんです。

》基本的な知識がない人に、三枝さんの研究の話をするのは、限界があるでしょう? 【構造と進化】掲示板の序文では、その旨明記していらっしゃいますし。私は、あれを当然のことと思いました。それと同じことだと思ってください。

るぅさんの誤解ですね。
科学は、積み上げた基礎教育がないと理解できない世界です。しかしそれはそれでかまわない。【専門家しか理解する必要がない】からです。
しかし映画や小説、雑誌は、それを読み、理解し、購入するのは、基礎的知識や教育がない一般の人たちなのです。むしろ、専門家になってしまった古株の編集者がその感覚で購読者の趣味から逸脱したものを作った時、多くの商品は失敗することになります。
その差を、ちゃんと考えて欲しいのです。

》要するに、雑誌は博打である

そら、当たり前です。しかし同時に、雑誌出版は事業です。
遊びの博打なら、年がら年中「穴」にはるのも良いでしょう。しかし、一定の回収を望むなら(回収ができないなら、次は出せません)、本命は何か、勝ちそうな馬はなにか、ちゃんと考えて、一番もうかりそうな馬にはらなくてはなりません。
その話をしているつもりです。

》潜在的な需要を掘り起こすためにこそ雑誌の役割があるのです。

それは、一般的な雑誌のことですね。残念ながら文芸書にはあてはまらないと思います。
今の文芸書の役割は、短編の掲載や連載という形で人気作家のスケジュールを確保し、単行本の出版の下準備とするために使われているのが大部分だったように記憶しています。
文芸系が需要の掘り出しに役に立ったのは、最近では「やおい」だけなんじゃないでしょうか?

》「利益」なんてこじゃれたものを考える素人さん(すみませんね)に多いとは思うのですが…そんなに利口になるのは、魅力的ではないですよ(笑)。

すみませんね(笑)。私、一時、中小企業の製品開発に関する指導をやっていたんですよ。
小さい会社って、ほんの些細なことで、ころっとつぶれるんです。そりゃあもう、見事に。で、私は出版社を見て思うのですが、その程度の総売上高、その程度の社員数で、なんでそんなに無神経な商売をするのか?と。
普通の商売なら常識なんですよ。きちんと安全策をとるっていうのは。

》あなたのような「マニア」だけですね(笑)。

いや、マニアじゃないから、厳しいんですよ。私は。んなもの売れるかい!と、すぐに気付くのには、それにどっぷり浸かっていないことが必要なんです。

》そんなに失敗を怖がっていては、ビジネスなど出来るわけがありませんし、ジャンルが育つわけもありません。

まあこんなこと言う編集者がいるってのは、やっぱりまだバブルの感覚を引きずっているんでしょうね。
なにせ、今回が戦後初めてらしいですから。出版がマイナス成長したの。他の業種には必ずいる、「最悪の時期を経験したことのある古株の社員」ってものが、実に、出版社にだけはいないんですね。
さて、これが吉と出るか、凶と出るか。

3037//どっちでも良いけど、どっちかにして。 (1999/06/12 22:35:26)
MAIL::三枝
》三枝さんの発言がだれからもコメントされずにさびしそうにしているのを見ると心が痛むので

それが日本のわびさびというものではありませんか。わきゃわきゃもめりゃ楽しいってものでもありませんわな。
「痛くも痒くもない」と言いつつ、ああわめかれると、日本語の意味についてあれこれ考えるよすがになろうかと、思ってしまうのはあたりまえ。

》小林さんの喩え話は特定の人に迷惑をかけませんが、

あー、私は「人」の内に入っていない。やっぱり……愛があるというのは嘘だったんだ。女心をもてあそんだのね。

》三枝さんのパラフレーズは特定の人に確実に迷惑をかけています。最大の被害者は東さんかな。大森にも被害に遭った自覚があります。

矛盾。三枝の言い分を信じる人はいない。掲示板を読めばわかると言っていたじゃん。だったら、迷惑はかかってない。論理的にいって。
どっちでも良いけど、どっちかに統一して欲しいな。

3036//丸い卵も切りようで四角 (1999/06/12 22:15:47)
MAIL::三枝
》菊地秀行の小説が、いつもはメジャーなのにマイナーで、傾向が違って良かったという意味ですか?
》もしくは、菊地秀行のような、メジャーな作家が、マイナーな作品を書いたという事実が面白かったのでしょうか?

んにゃ。メジャーな作家も切り口でマイナー。
そうした質感ってのは、それぞれの雑誌と言うよりも、編集者が持っているのじゃないかな。なんか、ときどき編集者が変わると、同じ目次で妙に雰囲気変わることあるし。

3035//なるほど (1999/06/12 21:54:07)
MAIL::キット・デス
#2993:ちぇろ子さん>
なるほど、それならうなずけます。ホラーウェーブ自体がかなりマニアックな内容ですから
作家陣についてはそこそこ知名度があるので、内容が「マニアック」というのはなるほど、
と思いました。

#3025:細田さん>
なるほど、そういうことならよくわかります。メジャーかマイナーかというのはその時々に
依存することが多いのではないかと思いますが。

となるとおおざっぱに分類すれば、
(1)その時代の風俗や習慣などに依存し、ジャンルにこだわらない本好きを
ターゲットにした本

(2)あるジャンルを偏愛する人たちをターゲットにした、ジャンルの中では生
き残って読み継がれることが期待されている本

(3)ジャンルの垣根を超えてどの時代でも読まれるような本

の3つに分けられるわけですね。キャッシュフローを最適にするとすれば
この3つの本をどのように出版するかが出版社のストラテジーになって
くるわけですね。期待利潤は不確実性によって変動するので、結果的に
需要予測の不確実性がかなり出版計画を撹乱しているように思えます。

かなり疑問が氷解しました>細田さん。

#2994:大森さん>
ということで、どうもありがとうございます。どうやったらああいう風に勝手に
言いかえられるのか不思議で不思議で。

3034//私の記憶では (1999/06/12 21:47:59)
MAIL::いなば
高信太郎氏だな。(リトル・メジャー、ビッグ・マイナー)
ペナルティにベジマイト一気食いはどうでしょう。供出します。

3033//メジャー、マイナーといえば (1999/06/12 13:38:32)
MAIL::akaosug
そういえば「リトルメジャーいしかわじゅん、ビッグマイナー吾妻ひでお」なんてありましたね。(どなたが名付けたのでしたっけ)
僕は3日間=72時間ぐらいならよく止まってます。
三ちゃんの研究所の敷地を3週ってのは? きっとすごく広い :-)
あ、茨城弁で投稿する、ってのはどうでしょう。これならよかっぺぇ。

3032//あっ、敵が書き込んでる〜 (1999/06/12 09:05:24)
MAIL::東 雅夫
……って嘘ですよ、嘘。いや、先だってはどうも>津原様
そんな律儀にコメントされると立つ瀬がないですわ(汗)。蘆屋家、売れるといいですね。共に戦いましょうね(何とだ!?)。
しかし俺って、ボ、ボ、ボードリーダーとかいうものだったのか! まったく自覚がなかったんだが。
それで、ぶんか社ホラーの件ですが、小生としてはもともと「編集当事者から一言」のつもりでこちらに顔を出しただけですし、何度かのレスで言いたいこと(&言えること)はほぼ言い尽くしたと思うので、ふたたび何か重大な事実誤認が発生するまでは(笑)、特にコメントするつもりはありません。文庫展開云々といった話になったら、それこそ小生とか社員編集さんなんかのあずかり知らぬレベルで決定されることなので、コメントのしようもないですしね。
なお『ホラーウェイヴ』に関しては、なにしろ2号の営業成績すら何ひとつこちらには伝わってこない状況でして、創刊当初よりもむしろ最近になって、書店の平台に2号並んで積まれていたりするのを見ると、ちょっと複雑な心境であります。小生としては、いずれ河岸をかえて再チャレンジしたいと思っています。物好きな版元さんがあればいつでも相談に応じまっせー(笑)。あ、それと言うまでもないことですが、小生、結果的に売れなかった本はたくさん作ってますが(おいおい)、最初からまったく売れない(売らない?)と思うような本を作ったことは、ただの一度もありません。
ホラー大賞のパーティ? そういえば、そろそろでしたっけ。まだ案内状とか来てないんだけど……ってなことを、こないだ風間さんからも訊かれたよーな>大森様

3031//いやぁ、夏がきた (1999/06/12 04:17:50)
MAIL::浅暮三文
さてさて、しばらく、ご無沙汰している間に、すっかり夏になりましたね。いつのまにか、
ダブル・ヤスミのログも書き込まれているようでして。しかし津原さんは、いつのまに、
ネットワーカーになったんですか。こっそり見てたんですか。しらなかったです。また、
焼き肉を喰いにいきましょうね。しばらくぶりながら、メタフィクション談義は消えてしま
ったようですね。エーコの新作が出たばかりなのに。グレ拝、津原さんギターも鳴ってますか?

3030//そうか俺は反・東派だったのか… (1999/06/12 03:54:25)
MAIL::津原泰水
本当、お久しぶりです>三枝さん いけないの? こういう挨拶。
考えてみたら廣済堂でも、今回落としたけど角川でも、それから「ホラーウェイヴ」でも仕事している私ですが、
編集レベルでの戦略の巧拙は感じないです。いちばん考えてる印象だったのは東さんかな。
角川ほどの対書店営業力や、廣済堂ほどのコンビニ強さを期待できない状況を踏まえての、
高効率な世間へのアピールだったと思いますよ>ぶんか社ホラー
それに角川ホラーや廣済堂ホラーが売れてるったって、僕は未だに貧乏だし、貧乏を脱せる目処もない、
そんな程度です。ごく一部の例外を除けば、そんなもんだと思います。俺だけ貧しいんだったりして。
ダメだ、鬱鬱としてきた。慰めてください。

3029//三枝様へ (1999/06/12 01:42:24)
MAIL::るぅ
●要するに、本題は何も伝わってなかったのだなぁ(~_~;)
三枝さんの話は、「東さんはこう言った」「東さんにはこう言った」ということが続くばかりで…。ちょっと悲しいなぁ。本題、余談、として、そこらへんはきっちり分けてきたつもりだったのに、ここまで読みとっていただけないと、いたずらに疲れが増しますです。はい。でも、直前のRES(ニフ用語ですね、すみません)は、ちょっと警戒心を解いていただいてるようで、ほっとしました。

●でも、なんとなくわかってきた
たとえば、女性誌の分野での認識の違いと、『ホラーウェイヴ』(この雑誌の表記は、ナカグロなかったと思う)の撤退がホラーに悪影響を及ぼすという認識が、それなりに三枝さんの中で統一感を持って結びつけられているのだなぁ、と感じたから。

●今、書店に「ある」雑誌と、「生き残ってきた」雑誌の違い
たとえば、女性誌の分野で「本屋に行ってごらんなさいよ、5年間には存在しなかった雑誌だらけですよ」と、いう三枝さん。ここから「先発だから有利とは限らない」とおっしゃる三枝さんは雑誌というものをまるごと誤解しています。
「5年前に存在しなかった」が、今、書店に並んでいる雑誌はたくさんあります。しかし、それらが、すべて【利益を上げている】わけではありません。三枝さんが目にするまもなく【消えてしまった】雑誌さえ、腐るほどあります。それに対して、長いこと生き残っている雑誌は【利益を上げてきた】から残っているのです。その差がおわかりにはなりませんか? 5年後の書店の棚では、今ある雑誌で【利益の出せなかった】ものが消え、その代わり、やはり【今のところ利益の出てない雑誌】が多く棚に並んでいるのですよ。
(これ以上の説明をするつもりは、あまりないです。基本的な知識がない人に、三枝さんの研究の話をするのは、限界があるでしょう? 【構造と進化】掲示板の序文では、その旨明記していらっしゃいますし。私は、あれを当然のことと思いました。それと同じことだと思ってください)

●要するに、雑誌は博打である
雑誌をその創刊号から【儲かる】と始める例ばかりではありません。それよりもむしろ、潜在的な需要を掘り起こすためにこそ雑誌の役割があるのです。そのために、多少なりとも我慢して続けるということが求められる。雑誌の活用手段として、雑誌で積み重ねた財産を活用して、2次利用を計る。そういう工夫をしていくのです。

●チャレンジを否定するべきではないと思う
(三枝さん発言A)
>そうではなくてですね、「マニア向けの商売」をジャンルが成熟しきっていない時にやるってのが、いけないのではないかと。マニアがたくさん育つまでジャンルを支える一般人を引かせてしまうので。

(ここが、今回の本題です)
という消極的な主張をおっしゃる三枝さんは、あまりにも「利口」であると思います。このような考え方は、「利益」なんてこじゃれたものを考える素人さん(すみませんね)に多いとは思うのですが…そんなに利口になるのは、魅力的ではないですよ(笑)。

雑誌なんて、様子見で良いのです。うまくいかないのなら、とっとと手を引いて止めちまえばいいのです(これは、我慢しろ、という主張とうらはらですが…矛盾しない説明も、わかる人にはわかることと思います)。雑誌が休刊に追い込まれるときに、ジャンル自体の勢いが廃れていくように見える…そういうふうに見えるのは、一度隆盛を誇ったジャンル・雑誌の話で(たとえば、お話に出た『婦人公論』が休刊になるとしたらね…、でも、黒字だったようですよ)、まだまだ海のものとも山のものとも判断がつかないジャンルなんて、うまくいかなくて当然なのです。そんなときにかりに「失敗」したとしても、だーれも重要視しません。そんなこと気にするのは、あなたのような「マニア」だけですね(笑)。まだまだ市場として成熟してもいないうちから、そんなに失敗を怖がっていては、ビジネスなど出来るわけがありませんし、ジャンルが育つわけもありません。だから、「ぶんか社という、安易にブームだからとホラーのジャンルに進出して、あっさり撤退した出版社のお話をしていたのね」というあたりは、そんなのよっくあることじゃん、という感想なんです。
この現状認識の誤りは、僕にはかなり致命的に思える。たとえば、「歴史がある、先発だから有利とは限らない」(この要約には問題あり、僕が書いたのは「後発がトップランナーと伍していくのは、難しい」です)「ちゃんと後発で成功する女性雑誌はいくらでもあります」とひとくくりにしてしまう三枝さん。その「後発で成功する」雑誌の陰には、消えていったチャレンジャーがうじゃうじゃといるわけですね。反対に、(あるていどリスクを伴う)チャレンジを認めなければ、後発で成功するものは出てこないのです。
一方では「利益を上げるのが仕事」で、他方では「失敗は許さない〜失敗=ジャンルを食いつぶすから」というのが三枝さんの主張ですね。でも、このふたつは両立し得ない。利益を出すためには、あるていどのチャレンジが必要なのですよ。
三枝さん式のこの2つの矛盾するメッセージは、あまりにも夢のない現実(一見、そのように見えるが何も生み出さない悲観論)を導き出すだけで、ジャンルのためにはまさに害を及ぼしかねない議論だと思います。
後発で生き残ることは難しい。そのなかで生き残っていく雑誌は、「後発だから生き残る」「先発が築いた土俵にちゃっかりおじゃまする」のではなく、先発の雑誌にはなかった「あらたな魅力」と、「あらたな読者」を身にまとうからこそ、生き残るのです。そこを評価しない三枝さんではないでしょうに……。今までの議論は、あまりに粗雑にすぎるばかりか、あなたの「愛」を疑わせる結果にしかなっていません。ここ(大森掲示板)がSFに愛を持っている素人が集まる場であるとしたならば、求められるのは「熱」であって、「知ったような推理」ではないですね。あなたが一部から「素人」(失礼ながら)などといわれるのは、現実認識が間違っているからのみならず(それはある意味、当然だ)、そこから導いてくる結論に魅力がないから、だと私は思っています。(話しぶり、にはとても「魅力」がありますよ…(^^;)…) これで、私が「週刊アスキー」のときに、三枝さんに向けて書いた「失敗を嗤うな」という意味が、多少はご理解いただけますでしょうか?

●「餅屋見習い」さん、またいつか
今回は、あえて、こまかい話はナシにしてみました。どうでしょうか? ご希望であれば入れますが、大森さんの「ローカルルール」に、どうしてもひっかかるものも多いですしね。
かなり、私なりの「愛」を含ませた文章にしたので、三枝さんにはつっこみどころ満載でしょうか?(笑) ま、いいよね。隙のない文章は、つまんないし。私を「いい人」(うーん…複雑)といってくれた、「餅屋見習い」さんの「愛」発言に、多少思うところがありましたので…これを彼(万一、女性だったら失礼)に贈ることにいたしましょう。

●p.s もう「冷静」はやめにしましょうね
お互い、冷静に話しているのはわかっているはずですから。挑発するだけの言葉は無意味です。
今回、ちょっとお仕事方面が忙しく、あまりこまめにresを書けそうにありません。ので、いちおう、今回の僕なりの成果をまとめさせていただきました。お返事あれば、ゆっくり書かせていただきます。(今までも、その日に書いて、1日寝かせてからupしてたっすよ)


3028//まえがき&いいわけ (1999/06/12 01:40:54)
MAIL::るぅ
おお、深夜になってのぞいてみたら、今日はまたおもしろいことになってますね(笑)。

三枝様へのお返事は、いつも書いたあと、1晩か2晩寝かせることにしておりました。で、十分寝かせたので、upしようかと思ったら、生理的嫌悪感から撤退宣言がありましたので、宙にういたままになってしまってました。というわけで、このすぐ上にある僕の発言は、けっこう寝かし過ぎて糸をひいてそうです(笑)。ま、しかし、この発言でいったん切り上げよう、という意図を持って書いたものでもありますし、これを機会にお目汚しをさせていただきます。あえて、今の段階で書き直すことはしておりません。周囲の発言との違和感も含めてご笑覧いただきたい。

文芸書の出版に関する基礎知識については、僕の仕事が「雑誌屋」で、しかもまだまだ若造ということもあり、本来このような場所でみなさま披瀝できるような知識はありません。そういう意味では細田さんの(#3024)は、僕に対しての批判として読めば、たいそう耳が痛いお話で、恐縮しております。ご指摘がパラフレーズであるとは思っていませんので、さしつかえなければ単価の問題と合わせて、具体的な方法についてご解説いただければ勉強になります。
【愛】についてのくだりなどは、(細田様#3022)とは編集者・読者と視点が違うので、とくに矛盾はないかと思ってます。

では、では。僕も(編集稼業の女様とおなじく)ちょっとしばらく書き込みができるほどの時間はとりづらいので、またしばらく。



3027//ペナルティ (1999/06/12 01:31:24)
MAIL::尻馬ライダー
「こだまのあとだま」の全発言を読み、なおかつレスしてはならない…
というのはいかがでしょう。

http://atodama.virtualave.net/atodama.html

三枝さんがアクセスすべき日時を、大森さんが指定して、黒木さんに確
認してもらう。
この場合三枝さんが、「アクセスしたけど発言なんか読んでないもん」
と言い張ることも可能なんですが、そのあたりは大森さんの愛で許容し
ていただけるでしょう。
もし三枝さんがやむにやまれぬ創作意欲に取り憑かれた場合は、「進化
と構造掲示板」で発表してください。で、御自分で削除していただく、
と。
これなら【三枝さんは自分が発言することでその掲示板のカウンタをい
つもより多めに回してはならない。ただし三枝さんが執着する掲示板に
ついてはその限りではない】
【三枝さんは自分を生理的に嫌悪する人間が群れ集っている排他的な
掲示板で発言してはならない。ただし三枝さんが執着する掲示板につい
てはその限りではない】
【三枝さんは上記二項に抵触しない限り、三枝さんに関するすべての発言
に反応しなくてはならない】
という「あとだま三原則」もクリアできるのではないかと思います。
ちなみに【】内は小生による恣意的なパラフレーズですので過去ログは
参照できません。あらかじめお詫び申し上げておきます。

えーと。
はじめまして。ネットの書き込み初心者です。マナーに反している点が
あれば、よろしくご指導願います<大森様。皆様。

3026//ペナルティ (1999/06/12 00:58:24)
http://www2c.biglobe.ne.jp/~hosoda/ MAIL::細田

オレとしては、三枝さんの誤引用に関しては、誤引用された側が「12時間以上36時間以内」の任意の時間で、三枝さんに沈黙していただく要求を大森氏に出す(大森氏は、それに対して誠意をもって応えていただく)ってのがいいかな、という感じです。三枝さんの誤引用、1字分につき1時間(「売れるような物をつくるつもりではない」という誤引用なら、18字なんで18時間、とか。で、誤引用された側の自己申告なら、その倍の時間、ね。

一般人の「対三枝」ルール違反に関しては、大森氏は「こだまのあとだま」で3回以上発言してこないと発言する権利を認めない、とか。グラウンド3周、ですか。あるいは36時間発言禁止のペナルティ。

あー、36時間というのは特に意味はありません。とりあえず、そのくらいの時間なら掲示板の流れについていけるのではないかと思いまして。

倉阪さんの発言は、例の本を通して、なんとなく、「○○してください」と他人に言われるのは嫌だが、「××しないでください」と他人に言われると考えてみる、くらいの気配りと社会性があるかただというイメージがあったので、この掲示板で三枝さんに「××しないでください」と発言してもそんなに違和感はありませんでした。キレ具合のほうにむしろ倉阪さんらしさを感じたりして(笑)。

3025//メジャーとマイナー (1999/06/12 00:57:31)
http://www2c.biglobe.ne.jp/~hosoda/ MAIL::細田

これは、部数とか知名度の問題ではなく、本を作る際の方向性の問題、なんじゃないでしょうか。比較的普通の「本好き」(特定のジャンルに愛とか関心が薄いかた)を読者対象に、普通に読んで普通に面白がれる話を目指しているか、それとも特定ジャンルを偏愛している特定の人間を読者対象に、そういう人たちが面白がる話を目指しているか、という。前者は短期間のセールスで大きな利益を得ることが望まれ、後者は長い時間をかけて大きな利益を得ることが望まれることが多いみたいですが、望まれる通りに売れたりしないことも多々あります。ディケンズとかドストエフスキーとか夏目漱石なんて、マイナーになったことがない作家なんですが(ベストセラー作家でロングセラー作家)、当時と今とで丸っきり評価が異なっている作家・作品もありますしねぇ。ガンダムとか(笑)。しかし最近は、もう、「小説雑誌」という形態をとるだけで、方向としてメジャーを目指すのが難しい時代なのかなぁ、と思うところもあります。

文芸書の場合も、「部数」でマイナーだとかメジャーだとかいう問題とは、ちょっと違うような気もするんですが。オシャレで売ろうと思えばメジャーだし、文学的伝統で売ろうと思えばマイナー、という「方向性」みたいなものも感じるんですが、文芸書を作ったりセールスしてみたりしたことがない門外漢なので、なんとなくそんな感じがする、という程度の感じです。

しかしこれらのことは、「出版界の常識」と言うにはあまりにも偏った意見かも知れないので、別の「常識」を持つかたが別の意見を言う可能性は高いと思います。

3024//文庫に関して (1999/06/12 00:56:40)
http://www2c.biglobe.ne.jp/~hosoda/ MAIL::細田

ぶんか社が広済堂・角川の「成功」を見ていながら、なぜ文庫をやらなかったのか、ってぇのは、謎の一つですが、これは聞いてはいけない質問だと思っていました。

これに関しては、るぅさんの「文庫は在庫管理の問題がある」なんてぇ発言(えーと、これは間違った引用かな?)が出た段階であれこれ言えばよかったんですが、話がややこしくなる(出版関係の人間でも、言っていることが違うと、見ている人間が混乱する)ってぇ懸念と、るぅさんに対する反論を述べる側が、どれだけ文庫商売に関して知っているか興味を持っていたので、黙ってみてました。

普通に本買って読んでいる人間でも、なんか昔、というかつい最近出た文庫でありながら、入手が難しいなぁ、なんてものがある一方、まだこんな昔の奴が、文庫で手に入る(読める)のかよ、とびっくりすることもありますな。これはもう、出版社の体質とか、「文庫」というものに関しての考えかたの違いですか。とにかく、形態としての「文庫」というスタイルは同じでも、在庫管理に関しては色々な考えのところがある、ということです。

で、ぶんか社に関して、会社全体が「ホラー」のセールスというものを真剣に考えて結論を出さねばならないような状況になったとしたら(事実なったんでしょうけどね)、撤退か文庫か、という選択肢になったような気がします。結果的に「撤退」という道を選んだのは、会社の内部事情というものでしょうから、詳しいところ(事情)は分かりませんし、公の場で語れる人間は多くないと思います。

在庫管理を本格的にやろうと思えば、これはもうそれなりに金がかかるが(東京創元社を見ている限りでは「べらぼう」に、ということはないと思うんですが)、あまり在庫管理を考えなくてもいい文庫の出しかたもあるし(これは本当)、ぶんか社が文庫を出さなかったのは、出す前に撤退したからなんでしょうが、不明の部分が多いですね。

ただ、ホラーのコアな読者というものは、SFのコアな読者と同じように、本来は特定の時間(時代)内にとてもたくさん存在する、というわけでもないので、東京創元社的に、時間をかけて売っていく、という選択もあります。もちろんロングセラーのほうが、短期的ベストセラーよりも儲かるのは言うまでもありませんが、今の時代はどうも「話題の本を話題になっているうちに読んで、次の『話題の本』が出たらそれを読む」といった、刹那的と申しますか、時間的広がりが求められない、非教養主義的な本の読まれかたが一般的になっているようで、そういった時代には東京創元社方式は本を売るシステムとしては適切でないかも知れないし、大量販売・大量宣伝による本のセールスが出来ない出版社は大変だよなぁ、と思います。

しかし、『異形コレクション』ってぇのは、ありゃ文庫の形をした雑誌ですね。ホラー・ウェイヴもああいった形で出していけばよかったのかも知れません。

3023//異形コレクション (1999/06/12 00:56:34)
MAIL::小林泰三
>ちぇろ子様
「『異形コレクション』に短編1本書く方が長編文庫1冊出すより
儲かる」という格言があるぐらいですから、結構出てます。

3022//オレが面白いと思ったものは、いつも受けないんだよ(泣) (1999/06/12 00:55:37)
http://www2c.biglobe.ne.jp/~hosoda/ MAIL::細田

読者アンケートとか本の売り上げとか、営業成績その他の面での「読者の手ごたえ」を体験した人間が分かることに(逆に、体験しなければまず分からないことに)、「読者の好み」と「編集者・作家の好み」とは、必ずしも一致しないばかりか、相反する場合のことのほうが多い、ってことがあります。こんなの書きたい・描きたい、って言っている作家・漫画家の書きたい・描きたい話、なんてぇのは、たいてい「どこに読者がいるんだよ」とまでは言いませんが、編集サイドの望んでいる「読者の量」に達しない場合が多いですな。まぁそういう時のセリフはだいたい決まっておりまして、「あなたの作品が名前で読まれるようになったら、何書いても・描いてもいいからさ」です。とはいえ、いくら有名になっても、桑田佳祐は大晦日になると「今何時?」ってやらないといけない(ことはないが、まぁやることを望まれている)し、ミック・ジャガーは、「オレもう十分サティスファイしたよぉ」と心の中で泣きながら「サティスファクション」を歌ってたりします(これは余談)。筒井康隆の『朝のガスパール』が、新聞小説としては失敗し、普通の小説としても失敗し、筒井康隆自身とそのコアでマニアックな読者だけが読んで面白がったダメ小説である、というのは、これはもう『さよならジュピター』がダメSF映画だったのと同じぐらい既定の事実なんで、論ずるに値しませんが、なぜ筒井康隆がそのようなものを書きたがったか、ということに関しては、「世間との接触点が薄くなり、書いたものをボツにされることもなくなった天才作家は、一時の気の迷いで『誰が読むのか分からない小説』を書きたくなるし、また書いても発表するメディアがある」という、作家の内的必然要因・業界の商業的必然要因を抜きにして語ってはいけません。要するに、筒井康隆ならあのような小説を書いても許される(ところはある)が、「名前で読まれる(誰が書いたか、ということだけでそこそこのセールスが期待できる)ところにまでまだ行っていない」程度の新人・中堅作家が、あのような芸をやったりしてはいけない、ということです。

好きなことをやって金をもらう、というのは確かに理想ですが、たとえば娯楽痛快作品を書いたら10万部売れる作家が、好きなホラー書いて1万部のセールスしか望めない、ということになると、編集・出版社サイドとしては「名前で売れる先生の作品なら、たとえホラーでも」とはなかなか言えないものだし、10万部作家がいきなり1万部作家になったりしたら、印刷所や取次・書店の人間をリストラしなくてはならなくなります(編集者のお仕事は、10万部売れる本も1万部売れる本も、手間としては同じなんですけどね)。

漫画家の場合は、本誌で「人気連載」をやって、その余力があったら増刊で「好きなもの」を描かせる、というのが基本ですか。増刊なら、とにかく本誌でメインの作家の「名前」ってのは意味がありますからね。

ということで、作家・漫画家の場合は、編集サイドでの「歯止め」があるので、なんとか商業出版に踏みとどまる・踏みとどめることができるんですが、編集者が「これ面白いからやってみよう」ってことで、「誰が読むのか分からない小説」をやってはいけませんな。誰にも止められないですから。結局SF系の出版が、早川・創元で「そこそこの成功」しかしていないように思えるのは、SFに対する過剰な愛情を、編集サイドで持ちすぎだからなんじゃないか、と思います。もちろん、特定ジャンルに対する「愛」は必要不可欠ですが、愛のために盲目になってはいけません。「これ(この作家)、オレは好きなんだけど、コアな読者しかいないから、切ろうかな、別のものを書くように言ってみようかな、それとも、この作家の作品が支えられるよう、別のもっと読者が多そうな作家・作品を世に出してみようかな」と考えないと、なかなかジャンルそのものが力を持ってこないでしょう。「いいの、オレはSFが好きだし、オレが面白いと思ってるし、この作家のこういった作品がSFのコアなんだから、○千部しか売れなくてもいいんだよ」って、そりゃあコアでマイナーな読者には愛される編集者でしょうけど…。「この小説は、オレにはよく分からないし、こういう話がSFの核になるとは思えないが、こういうの面白がる読者は、オレの給料とか全国の書店員の給料を支えてくれるぐらいはいそうな気がする。出そう出そう」ってのが、オレ的には正しい編集者ですね。その際さらにもう一つ重要なのは、「こういうの面白がる読者」を決して馬鹿にしたりしてはいけない、ということもあります。編集者が「ジャンル」と「読者」の愛を天秤にかけたら、やっぱ読者のほうが重いわけです。そっちには「給料」というプラスアルファな重さが加わっていることをヌキにしても。

3021//角川ホラー文庫 (1999/06/12 00:29:52)
http://www.kt.rim.or.jp/~ameq/sf0/kadokawa.htm MAIL::たかはし
のリストって見つからないですね。WWWにはないんでしょうか。

海外だけならAMEQさんのところにある、

角川文庫(Kadokawa Bunko)SF・ホラー関係 http://www.kt.rim.or.jp/~ameq/sf0/kadokawa.htm

のが一番よいかもしれません。そういえばベンチリーとかありましたよねー。「不滅の愛」も装丁が変わってびっくりでした。

3020//SFジュブナイルin図書館 (1999/06/11 23:44:58)
MAIL::Δ
Δが子供の頃の記憶では、ボロボロになったそれらが
棚の隅の方にちょっとずつまとめられていました。

「昔は沢山あったけど、子供に貸す度に汚されたり
無くされたりで、これだけになってしまいました」
みたいな印象が…でも、もしかしたら単に背が届か
ない上の方の棚なら、一式ちゃんと並んでたのかも
しれません。

Δの学校にはSFとつくものはなかったようなので
市立の図書館か何かだったと思います。今、そこが
どうなっているかは…

3019// (1999/06/11 22:15:26)
MAIL::ころころころり
>ローカルルールを1回破ったら、細田様ラヴ、もしくは
>細田様ごめんなさい、申し訳ありませんでした、と言っ
>てもらう。これは効果的でしょう…。

そ・それじゃあ細田氏のガラスの神経が……
どちらにとってより大きいペナルティでしょうか…

3018//更新情報 (1999/06/11 22:04:46)
http://www.ltokyo.com/ohmori/ MAIL::大森 望
ltokyoも復旧したので、ひさびさに日記とリンクを更新しました。
でもまだ全然おいつかないなり。


3017//re:ペナルティ (1999/06/11 21:59:15)
http://www.ltokyo.com/ohmori/ MAIL::大森 望
ペナルティ関係

ご意見ありがとうございました。わたしとしては、#3012 A.Suzukiさんの

>ローカルルールを1回破ったら、細田様ラヴ、もしくは
>細田様ごめんなさい、申し訳ありませんでした、と言っ
>てもらう。これは効果的でしょう…。

がいちばんのヒットですね。これって羞恥プレイ?
で、「細田様ラヴ」と言うまでは三枝発言に対するコメントを禁止すると。
あれほどの生理的嫌悪感をやすやすと克服なさった方には、それほど厳しい罰則ではないかもしれませんが。

>>#2998 小林様

>シュールストレミングひと缶いっき食いはどうでしょう?

一個や二個では全然たりないと思います。

>>#2999 三枝様

>喩え話はパラフレーズどころではないので、それも禁止して欲しいなあ。なんか、
>ご本人上手にかけたつもりみたいだし。

ここは大森が管理する伝言板なのでルールは大森が勝手に決めます。三枝さんは三枝さんの掲示板で喩え話禁止にすればよいのです。
小林さんの喩え話は特定の人に迷惑をかけませんが、三枝さんのパラフレーズは特定の人に確実に迷惑をかけています。最大の被害者は東さんかな。大森にも被害に遭った自覚があります。

あ、ついでにローカルルールをもうひとつ。
「菊池秀行」という表記は禁止。「菊地秀行」なので気をつけてください。ちなみに「きくちまこと」氏は「菊池誠」です。
違反したら「菊地秀行様ラヴ」と……って菊地さんが喜ぶだけか(笑)


3016//re:幻想掲示板関係 (1999/06/11 21:57:54)
http://www.ltokyo.com/ohmori/ MAIL::大森 望
>>倉阪様

半分ギャグのつもりだったのであんまり素直に謝られても困っちゃいます(どうも知り合いには厳しくあたってるように見えるらしい>自分)。逆上癖は倉阪さんの芸風なのでだいじにしないと(笑)。
思いがけない人からのうれしい書き込みがある反面、来てほしくない人も来ちゃうのがインターネットのメディア特性で、そういう人にかぎって来ないでくれと言っても聞いてくれなかったりするわけですが、常識のない人に常識を説いてもあまり効果はありません。と倉阪さんに言うのは釈迦に説法かも(笑)

レンタルの掲示板なんかいくらでもつくれるんですから、仮想的な場にはあんまり執着しないほうがいいと思います。ま、あくまで戦うってやりかたもあるでしょうが。

とりあえず生理的嫌悪を克服するために、「自主退去」「退散」などとおっしゃらずに、ときどきはこちらにもおでましください。

>>東雅夫様

そうそう、津原さんは三枝派なので、自動的に反・東派なんですね。ということは自動的に(以下略)。
しかし、「あくまで自分の正当性を主張して客観的にその正しさを立証してみせる」なんてことを要求したらどうなるかはすでにご承知かと思いましたが(笑)。
まあしかし、この東さんの男らしさに惚れ直した女性ファンも多いことと愚考。

ところでホラー大賞のパーティの日どりを忘れちゃったんですが、いつでしたっけ?

>>櫻井清彦様

櫻井さんに謝罪していただくことはまったくないんですが。なんか三位一体の術みたいですね。
幻想的掲示板は三枝さんがいなくてもじゅうぶん面白いし、三枝さんの発言がだれからもコメントされずにさびしそうにしているのを見ると心が痛むので、三枝さんはあそこには書かないほうがいいとわたしも思います。……が、それはわたしの言う筋合いじゃないので。

しかし#2992は絶妙だったような(笑)

3015//ペナルティ (1999/06/11 21:23:48)
http://www.asahi-net.or.jp/~xb2n-aok/index.htm MAIL::野尻抱介
シュールストレミングなら、まだ一缶うちの冷凍庫に眠っています。
賞味期限半年すぎたやつが。
ペナルティに使うというのでしたら、喜んで供出したします。
あれを一気食いするのに比べれば、ネットの生理的嫌悪感などどうってことはありません。

3014//謝罪いたします (1999/06/11 21:04:31)
MAIL::櫻井清彦
大森さん
幻想的掲示板の管理人、櫻井清彦です。ご無沙汰しております。
さて、私の管理する掲示板のボードリーダー達が、大森さんの掲示板で場違いな発言を
行ったことを謝罪いたします。まことにすいませんでした。
私の管理する掲示板のトラブルは、私たちで処理します。大森さんの変わらぬご愛顧を
お願い申し上げます。
なお、一言申し上げておきますが、幻想的掲示板は、倉阪鬼一郎と東雅夫の公式ウェブサイトに
付属する掲示板でして、彼ら二人をボードリーダーとする趣旨で設立したものです。
発言者の選択、発言の生殺与奪は管理者たる私が握っておりますが、掲示板の主宰者は
我々3人であると考えています。その中で、主宰者二人に反抗・誹謗中傷する言辞を吐く輩は
当然出入りしないだろうという常識を平気で破る不届きものを看過するほど私は心が広くなく、
倉阪氏も同感であったと考えております。
ただ、このことが大森さんの掲示板で文句を垂れる筋合いのものでないと言うことは重々承知
しております。今後ご迷惑をお掛けしないよう心掛けいたしますので、ご寛恕のほど
お願いいたします。

3013//提案 (1999/06/11 20:34:45)
MAIL::よしむら
ローカルルール違反は、「書き込み我慢の刑128時間」。
ちなみに例え話はたいてい笑えるので、大歓迎。
あくまでも個人的な意見です。

3012//ペナルティ (1999/06/11 19:33:48)
MAIL::A.Suzuki
ローカルルールを1回破ったら、細田様ラヴ、もしくは
細田様ごめんなさい、申し訳ありませんでした、と言っ
てもらう。これは効果的でしょう…。

3011//夏痩せて嫌ひなものは嫌ひなり(鷹女) (1999/06/11 19:20:39)
MAIL::東 雅夫
……ってな感じで超然と開き直ってればいいじゃん、作家なんだし(笑)。ふぁーいと!>倉阪様
それはさておきペナルティの件について、管理人氏サイドからの問いかけもあったことなので、一言だけ。
間違ったパラフレーズや曲解にもとづく発言をおこなったと管理者から指摘された場合には、その否を認めて謝罪と訂正の表明をおこなうか、さもなければ、あくまで自分の正当性を主張して客観的にその正しさを立証してみせるか、どちらかの対応をとるのが最低レベルの常識だと思いますし、それが自分の発言に責任をとる、ということでしょう。ま、こんなのペナルティ以前の問題だと思うけど。その程度のことすら、キチンと実行できない手合いに「耳を傾けろ」とか言われてもねえ……おとといおいで、ですわ(笑)。
で、津原泰水氏はこういうタイプのオンナが好み、と。ふむふむ。手帖につけておこう。

3010//01と02 (1999/06/11 19:16:29)
MAIL::ちぇろ子
ちぇろ子です。

三枝様:
>「ホラー・ウェイヴ」。ちぇろ子さんのお好みではないでしょうが、01はもっと面白かったですよ。

私は、01も02も読みました。
どちらも良かったのですが、私はどうも鬼畜系の話が好きなようで、02の方が好みでした。

>扱っている作家がメジャーでも(菊池秀行さんでした)、ここまでマイナーにできるという見本のような本で。

この発言はどのような解釈をすれば宜しいでしょう。
菊地秀行の小説が、いつもはメジャーなのにマイナーで、傾向が違って良かったという意味ですか?
もしくは、菊地秀行のような、メジャーな作家が、マイナーな作品を書いたという事実が面白かったのでしょうか?

3009//ペナルティなら (1999/06/11 18:51:16)
MAIL::とおりすがり
豆くらいでは.... 「歳の数だけ」チョコレートケーキ。コージーコーナーのやつ。
3008//じゃあピーナッツ (1999/06/11 18:45:34)
MAIL::ころ
だってペナルティなんだもん。
おいしかったり体に良かったりしたらダメ。

3007//ピーナッツはニキビが出るからやだなあ。 (1999/06/11 18:37:29)
MAIL::三枝
》じゃあ年の数だけ豆を食べる?

何豆? 緑豆(モヤシにする奴ですな)じゃダメ?

3006// (1999/06/11 18:34:56)
MAIL::ころ
じゃあ年の数だけ豆を食べる?
一気に食べなきゃだめだよ。

3005//re:2985 (1999/06/11 18:25:20)
MAIL::通りがかり
>私のように、逃げても追ってくるから仕方なくと
>いうことでもなさそうですし……。

出入り禁止になっているはずなのに、書き込みをされるから仕方なく、ということではないですか。

3004//re:2999 (1999/06/11 18:18:07)
MAIL::通りがかり
>(なんとなく、架空戦記の好きな人って、素直な良い人が
>多いような気がするのは偏見でしょうか?)

偏見でしょうね。

3003//反省しております (1999/06/11 17:53:46)
MAIL::倉阪鬼一郎
大森様
大変申し訳ないことをいたしました。
ことに「ネット界の掟」という発言はどうかしておりました。
確かに「活字狂想曲」の読者が泣きますね。
弁解めきますが、幻想的掲示板はいったん潰れた幻想文学会
を電脳空間で再興するという意味合いもありまして、「梨園
を荒らす者は容赦しない」とつい逆上してしまうわけですね。
ネット界に向いていないのは私のほうかもしれません。
ご忠告ありがとうございました。
生理的嫌悪感を克服するように努力します。
本来ならメールにすべき内容かと存じましたが、ギャラリー
の方に経緯がわからないため、書かせていただきました。
これにて退散します。

3002//字数制限なら、返事は全部「過去ログを見て下さい」だな。 (1999/06/11 17:38:34)
MAIL::三枝
》字数を制限。

あ、論理矛盾。字数を減らすためにパラフレーズをするのだ。

3001//編集稼業の女さんへ、 (1999/06/11 17:34:54)
MAIL::三枝
お忙しいようで。大変ですね。えーと、急いでいただかなくても、明日はたぶんお返事、夜になると思います。ごめんなさい。

》一応、私も出版業界の人間に入りますが、ただフリーランスとしていろんな出版社と仕事をしているという立場なので、会社員として出版社で働いている方とでは、出版業界へ関しての発言に関しても受け止め方の重さが違うんだろうな、と思いました。

それ……俺、聞かせてやりたい男がいますよ。
勤め人は給料が保証されているという理由だけで、フリーライターの自分の仕事の方が、勤め人の私の仕事より圧倒的に大変だと断言した奴がいましてね。10人に1人くらいしか生き残れない商売の、どこが楽なんだか、さっぱりわからなくて、俺本当に困ってしまったことがあるんですが。
でも、どうなんだろう? フリーって、ものすごくストレスかかりませんか? 大変じゃないかと思うのですが。(ですから、忙しい時は、お返事を遅らせて下さい。ご心配、ご迷惑をおかけしました。)