■大森なんでも伝言板'99 投稿するHOMEに戻る

1600//完勝だもんな、びっくり (1999/04/19 05:22:58)
MAIL::古沢嘉通
しかし、アルゼンチンを破って、ブラジルを破って、ナイジェリアを破って優勝する、という
わしの予想(願望?)は見事にはずれてしまった(笑)。

1599//ベスト4\(^o^)/ (1999/04/19 05:21:32)
http://plaza22.mbn.or.jp/~kunikikuni/ MAIL::国樹由香
先日はどうもでした>大森さん。(^_^)
ベスト4嬉しいーっ。
ペルージャ戦から観ていたのでクタクタ……。

1598//頭はつかいよう (1999/04/19 05:13:24)
http://www.ltokyo.com/ohmori/ MAIL::大森 望
足がダメなら頭があるという見本でした>ワールドユース
蹴ると枠に行かないのにねえ。ま、今日は心臓に悪くなくてよかった。
しかしとうとうベスト4か。相手がブラジルじゃなくて残念。でもこの調子ならウルグアイ相手にはいい試合するかも。

1597//三枝さんへ (1999/04/19 02:55:34)
MAIL::たかはし
#どうもみなさまメタモードに入っているようですが、
#私も切りのいいところで引っ込んだ方がよろしいでしょうか?

(誤った分析に基づく戦略について)
確かに、

>なぜなら、現実に対処するには戦略が必要なのであって、
>現状分析が必要なのではないからです。

というのはもっともですが、戦略が妥当であるかどうかの判断はどのように行うのですか?

提案された側が提案した側と同程度に現状を詳しく知っていれば、現状分析なしに判断できますが、そうではない場合には提案者の現状分析に基づき、戦略を判断するしかないですよね。

で、梅原提案についてですが、私はSFの書き手側の問題や出版社側の問題については詳しくありません。三枝さんもそれについては同様ですよね? となると、自分の知っていることからの類推、憶測に頼らざるを得なくなると思うわけですが、私は自分の知識からいって、類推の割合が多くなりすぎてしまうでしょう。だもんで、提案者である梅原さんの現状分析に首をかしげてしまう点があり、実際に分析の誤りを指摘する人もいる、というところで、戦略も信用すべきでないと思うのです。だもんで、もう一度分析からやり直して、戦略を組み立てるべきではないか、と。
三枝さんは自分の知識による類推のみで大丈夫、ということでしょうか。

#ちょっと梅原提案に対する批判の説明からは外れて
#しまってますが(_o_)

>私はそうは思いません。事実大森さんは、現状分析は
>間違っている、しかし戦略的には(一部かもしれませんが)
>それもありだと考えるという立場だったと記憶しています。

もちろんそういう人は大森さんだけでなくいるでしょう。青山さんだって全てに同意しているわけではないでしょうし。

#ちなみに私の#1572も部分的に同意できそうなところを
#拾ってみたつもりなんですが。が。
#っていうか、「慎重にもなりますし。」まで引用して
#ほしかったり。

>あえてジャンルわけする(作品の傾向で分別する)と
>いう戦略が有効に思えるのは、ある特定の作品傾向は、
>別の作品傾向より多くの読者の獲得が可能ではないかと
>思えるからです。

うーん、どうなんでしょう。もちろんそういう傾向はあると思いますが、どこをどのように組み合わせてジャンルを作れば良いのかについては判断できない以上、「まあそういう(売れる)可能性はあるかも」としか言えません。
今、売れていると言われているホラーにしても、出版社のレーベルとしては成功しているのは「角川ホラー文庫」くらいだったりしませんか? 学研もぶんか社も駄目だったようですし。いまいちホラーとは言い難い「異形コレクション」は、まさに作品傾向を絞らないことで成功してるようですし。売れるレーベルを組むのはいろいろ難しいのではと思います。

以下、また余談。

>頭が固いのか、生真面目なのか。

すみません。根が真面目なもので、わたくし。

ちなみに、

>「謎解き、犯人あてなどというものは、
>ミステリの本道ではない、そういった謎に収束する
>作品は排除する」

という三枝さんの感覚は、わたしの感覚では反「新本格」ではなく反「本格」なのですが……やっぱり定義が……ま、深入りは止めておきます。


それにしても……三枝さんと梅原さんって何か似てませんか? 本筋の部分ではそれなりに真っ当なことを言っているところもあるのに、枝葉の部分で変なことを言ったり(全部とは言いませんよ。念のため)、例証せずに話を進めたりするところが。おまけにいらぬところで反発を招くところも。なんだかもったいないように感じます。
#ちょっと痛々しい(<というのは私の勝手な見解ですけど)。

1596//造田さま (1999/04/19 01:04:57)
MAIL::宮崎恵彦
いろいろ教えて頂き、有り難うございます。

非SFファンさんの発言は、特定の精神疾患に対する無知によるものであり、その疾患への偏見を助長する点で、極めて悪質だということなのですね。

しかしながら、ちょっと引っかかる点があります。論理構造の把握(もっと普通の言葉で言えば、文章理解)に失敗することは、誰にでもあることなのですが、三枝さんの場合、そのような事態に陥っているのではないかと外部の観察者が推論してしまうような行動の生起頻度がかなり高い、ということが、それはそれとして事実だと思えるのです。つまり、「AはBでないのか」という誰かの問いに、三枝さんの「いや違う、CはDではない」という答えが返ってくる頻度が、いかなる理由によるのか、とても高いように思える訳です。

いずれにせよ、そのことを何か特定の精神疾患に結びつけるのは、絶対にやってはならないことであることは承知していますが。

1595//精神病理学、心理学などについては (1999/04/18 22:49:42)
MAIL::スローターハウス
……私は多くは知りませんが、一つだけ教科書に書かれていた言葉で、
「性格に関する記述は価値的判断を含まない」というものが記憶に残っています。

ただ、そういう学問的な正確さとは別に「人を思いやる」という程度の小林秀雄的な「常識」は必要でしょう。

スローターハウス CYE06166

1594//どうもすみません、造田さん。 (1999/04/18 21:04:18)
MAIL::三枝
お仕事忙しい最中に、お手数をおかけしました。
1593//非SFファンさんへ (1999/04/18 20:22:07)
MAIL::造田
非SFファンさんによる精神医学的内容の発言部分については私も首をかしげる部分がいくつか見受けられます。


(例1 1568//こらこラ。 (1999/04/17 18:32:51))
非SFファン>>誤った一般化と誤った二分法で世界を敵と味方とに
非SFファン>>分けてしまう(で過剰に攻撃的になる)っていうのは躁鬱病の
非SFファン>>典型的症状

これは間違っていますね、二重の意味で。

まず、「誤った一般化と誤った二分法で世界を敵と味方とに分けてしまう」ことがなぜ「過剰に攻撃的になる」ことに結びつくのかが理解できません。他人の論理破綻を指摘する非SFファンさんも「論理に飛躍がある」ようです。

次に、「過剰に攻撃的になる」というのが「躁鬱病の典型的症状」というのがかなり誤解を招く表現です。「双極性気分障害における躁病エピソードで、『易刺激性』を認めることが多い」という表現なら構わないわけですが。

ところで、この「易刺激性」というのは、外界からの刺激に過敏になっているということです。しかし、事情に通じている方ならご存じでしょうが、精神疾患があろうがなかろうが、パソコン通信・インターネット上の掲示板・会議室においては、

----------引用開始--------------
顔を見合わせながらの現実のコミュニケーションと比較して「行動の様式においてポジティブでアグレッシブな方向に流れる傾向」にあり、たとえばネット上で何か相談を受けた場合、「魅力的だがより危険性の高い行動を薦め、社会的立場や年齢の違いが意識されにくく、微妙な感情や雰囲気など、言語以外の情報が伝わりにくいぶん、よりささいなきっかけでフレーミングが起こる」
<宝島社 別冊宝島363 ヘンなインターネット(pp230-231)>
----------引用終了--------------

わけですよ。発言内容・頻度という情報からでは、私は、三枝さんのみに掲示板上での「過剰な攻撃性」「易刺激性」が当てはまるとは思えません。細田氏が運営管理されている新掲示板(http://mcgi2.nifty.ne.jp/cgi-bin/thread.cgi?user_id=PAF00206)の4月上旬のスレッドをご覧になれば一目瞭然、易刺激性を示しているのは彼女一人だけではないでしょう。少なくとも私は三枝さんご自身の自己申告ともいえる過去の発言がなければ「双極性気分障害」であるとは思わなかった。

さらには、かつて躁鬱病、うつ病と呼ばれていた精神疾患群について「気分障害(あるいは感情障害)」という呼称がかなり一般化している(先進国での)精神医学状況において「躁鬱病」という言葉を用いたり、病相期と寛解期それぞれに対する貧しい理解しかないことから、「わかってないね」と思わせます。ICD-10あるいはDSM-IVといった昨今の精神医学診断基準について専門的にご存じの方であれば、これほど不用意におおざっぱな表現はできないはずです。非SFファンさんは、気分障害はもちろん精神疾患・精神医学についてほとんど何もわかっていない「ただの知ったかぶり」かもしれません。

病相期に現れる症状をもってその個人全体の行動特性について断言するに至っては愚の骨頂です。病相期は病的症状が出現するからこそ病相期というわけですが、「病相期はありとあらゆる言動が病的である」かのような誤解を招く表現、症状が全く出現しない寛解期について言及していないところ、および、掲示板上での発言という情報からだけでは病相期にあるか寛解期にあるか判断不能であることがわかっていないことが非SFファンさんの問題点。



(例2 1558//書き飛ばしちゃオ。 (1999/04/17 10:32:11))
非SFファン>>論理エラーおよび、エラーが自分で認識できない、と
非SFファン>>いうのは脳の病気の症状ではあるらしい

別に「脳の病気」でなくても起こりえます。つまり(精神遅滞を含む各種精神疾患診断基準を満たさない、いわゆる世間一般で言うところの)馬鹿な人、頭の悪い人がその典型です。そういった方々まで「脳の病気」というのなら世の中に「脳の病気」を患っていない人はほとんどいないと言うこともできます。また「脳の病気」であっても「論理エラー」を起こさない、あるいは、「エラーが自分で認識」できる方もたくさんいらっしゃいます。

一体いつどこでこのような誤った知識(あるいは、特定の臓器の疾患への誤解と偏見に基づく下らない思いこみ)を身につけられたのでしょうか、この方(非SFファン)は。それとも、三枝さんが「馬鹿な人、頭の悪い人」であると言いたいのでしょうか。「自然法則を利用した産業上利用可能な技術思想」としての特許発明をされた方を「バカ、頭が悪い」というからには相当な自信というか覚悟がおありなのでしょう。

三枝さんを論理的にねじ伏せたいという願望を抱くのはかまいませんが、論理破綻の原因を精神疾患に求めようとすると、偏見に満ちたただの愚か者にしか見えませんよ>非SFファン。精神疾患患者が最もおそれているのは「自分の言動が誤っていると指摘されたときの根拠が精神疾患の存在であり、それゆえに他者から自己の責任能力を認められなくなること」です。であればこそ、三枝さんは常々「自分の発言には責任を取る」と言い、自分の発言へのレスについてはいかに下らないものであっても論理的に(ときに感情をまじえつつ)返答してきたのでしょう。特定の精神疾患への偏見を助長する無責任な匿名発言をする者からすれば、考えられないほどの律義な責任感だと思いませんか。論理的に勝てない事を「精神疾患による病的論理」のせいにするのは、「頭の悪いお金持ちの子」が「頭の良い貧乏人の子」に向かって「お前が頭が良いのは貧乏だからだ、貧乏は良くない、だからお前の頭が良いのも良くないことだ」と言っているようにも見えますね。



(例3 1558//書き飛ばしちゃオ。 (1999/04/17 10:32:11))
非SFファン>>特定のあんたの特定の兆候に対して特定の原因を推定しとる

これは、以前に三枝さんが仰しゃっていたように、掲示板上の発言のみでは「推定」そのものが不可能です。掲示板上での発言内容および発言頻度程度の情報で診断できれば医者はいりません。精神医学も知らないのに精神疾患について大ぼら吹くことについては、専門的立場からは、軽蔑の対象にしかなりません。

1592//ということで (1999/04/18 19:46:17)
MAIL::三枝
あなた方の物言いはこんなふうな感じだという、物まね芸をしてみましたが。
たとえば腎臓が悪い人がいますね。疲れるのが御法度の病です。(腎臓が悪い人、怒らないで下さい。私も悪いんです。だから、体が弱い。)しかし議論の最中に、患者に「あんた腎臓が悪いのだから、投稿は控えなさい」などと言い出すのは、正当でしょうか? それは議論とは関係ない話でしょう。脇道にそれることですし、相手を一人前に扱っていない。大変に失礼なことではありませんか? ましてや、「砂糖を食べてはいけないんだってね」などと、症状に関する全くのデマを書き込むのは、論外でしょう。
非SFファンさんと冬樹さんの書き込みは、議論の基本的作法から外れたものだし、病気に対する偏見やデマを流布するものです。人道的にも問題があります。そのことはみなさん、ちゃんと理解しておいて下さい。

1591//非SFファンさんへ、(お大事に) (1999/04/18 19:27:11)
MAIL::三枝
非SFファンさんは、御自身も精神系の病を持っていらっしゃるのですか。
では、躁鬱病とは別の御病気なのでしょうね。躁鬱病とは違った症状とか、その対策をここに書き込まれていらっしゃるようですから。おそらく、冬樹さんも、躁鬱病とは別の精神性の病気の方が身近にいらっしゃるか、御自身がその患者さんなのかも知れません。自信をもって、その関係のことを口に出されているようですが、躁鬱病の対策とはまるで違うことをなさっていますし、躁鬱病の患者に対して絶対にしてはいけないことを平気で書いてらっしゃったりしますので。
ということは、「攻撃的になる」「インターネットのようなものは症状に悪い」というのは、非SFファンさんや冬樹さんの御存知の病において、重要な病状であったり、注意点であるのかもしれませんね。
なるほど、確かに非SFファンさんは、非SFファンさんを攻撃したわけでもなんでもない私に対して、いきなり「攻撃的に」批判を繰り広げてらっしゃいます。非SFファンさんが、躁鬱病の症状として書き込まれたのは、御自身の御病気の症状だったのですね。
でも、非SFファンさん。精神病はどれも同じではないのです。あなたの症状が、私の病気の症状と同じではないのです。
どうやらあなたや冬樹さんの御病気(なんだか異様な攻撃性を見るに、冬樹さんもあなたと同じ御病気なのかもしれないと、心配になってきました)は、インターネットが症状に悪いのでしょうか? でしたら、控えられた方が良いかもしれませんね。特に冬樹さんは、昨日から今日にかけて異様に投稿が増えてらっしゃいますから、症状を悪化させるやもしれません。
書き込みを読むと、多少はおちつかれたようですが。でも、とにかく私の病気には悪くないことでも、あなたの病気や冬樹さんの病気には悪いかもしれませんから、安易に大丈夫だと言わない方が良いのかもしれませんしね。

1590//「ゆうき」の出る本 (1999/04/18 19:00:58)
MAIL::♪きむらかずし
『最高級有機肥料』(でしたっけ?)も、それに収録されていましたっけ?

1589//コミュニケーション可能性を題材にしたSFは? (1999/04/18 18:54:14)
MAIL::メタメタ
先に書き忘れましたが、非SFファンさま・冬樹さま明解極まりない解説どーもっす。
目から鱗が落ちた気分っすよ。

冬樹さま>
さっそく関連した面白そうな作品を教えていただきどうもです。(ペコリ)
ラジオドラマ版の方も是非聞きたいなぁ。キャストの感じからいって、
むちゃくちゃおもしろそうだし。さっそく図書館でよんでみよっと。

『宇宙衞生博覽會』は今読んでいますけど、「顔面崩壊」他思わず
体中がむずむずしちゃいましたよ。うーん、すごい。さすが筒井康隆。

しかし「最悪の接触」みたいな話って、SF小説の題材として多いと思うのですがが、如何?
何かまた教えていただければうれしいでーす。

1588//冬樹さん (1999/04/18 18:29:58)
MAIL::三枝
精神状態が安定したようで、安心しました。
なんとか、まともな文章を書けるように回復されたようですね。
しかし、あまり無理をされない方が宜しいのでは?

1587//あれはすごい作品ですね (1999/04/18 17:57:02)
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/ray_fyk/ MAIL::冬樹蛉

>メタメタさま

>久々に筒井康隆氏の
>本を読んだのですが、この短篇集他の収録作も面白そうなのでわくわ
>くしています。

笑えるという意味では、『宇宙衞生博覽會』あたりの筒井康隆は強烈です。あ、
そうか、これも“元気の出る文庫”かも(^ ^;)。

同じようなネタですと、『ジーザス・クライスト・トリックスター』(新潮社)
に所収されている戯曲「三月ウサギ」も面白いです。「最悪の接触」と同じネタ
を使ったりしてますが、戯曲だからまた面白さがちがいます。

以前、NHKのFMだったかで、「最悪の接触」はラジオドラマ化されており
まして、ケーシー高峰と岡江久美子が好演してました。あれはラジオドラマ向き
ですね。音で聴くと、なお笑えました。岡江久美子のケララが可愛かったです。

#そういえば、筒井康隆全集の特典で、「最悪の接触」の直筆原稿
コピーをもらったなあ。懐かしい。


1586//こういうのを本題を棚に上げるというのでしょうか? きくちさん。 (1999/04/18 17:08:26)
MAIL::三枝
メタメタさんが、自己矛盾に関してなかったことのような投稿をしましたが、こういう奴でしょうか? きくちさん。
1585//面白いです>冬樹さま (1999/04/18 15:41:36)
MAIL::メタメタ
三枝さま>
『宇宙衞生博覽會』に収録されていることを教えていただきありがとうございます。
なお、本のタイトルはこれが正しいみたいですね。一応お知らせしておきます。

冬樹さま>
三枝さんに書名を教えていただいて、さっそく借りて読んでみました。
いやあ、256倍楽しませていただきました(笑)。久々に筒井康隆氏の
本を読んだのですが、この短篇集他の収録作も面白そうなのでわくわ
くしています。教えていただいてありがとうございました。

1584//メタメタさんへ、 (1999/04/18 14:17:26)
MAIL::三枝
「最悪の接触」は、新潮文庫の 『宇宙衞生博覽会 』に収録されていたはずですわ。
「調べるのは人任せ」と、ワタクシを批判したお方なのに、そんな検索エンジンをあたればすぐわかるようなことを、掲示板で質問するなんて、いったいどうしたことかしら?

1583//教えてくださいませ>冬樹さま (1999/04/18 14:04:42)
MAIL::メタメタ
冬樹さま、あの

筒井康隆の「最悪の接触(ワースト・コンタクト)」

ってどの会社の本に収録されていますでしょうか?是非読んでみたいので。

1582//何が棚上げ? (1999/04/18 13:42:32)
MAIL::三枝
メインの部分って、何でしょうね? きくちさん。
精神病に関するデマを書くこととか?

1581//元気が出るのは (1999/04/18 13:10:30)
MAIL::きくち
「ニューロマンサー」で元気はつらつ。あ、もう遅かったですね、この話題。

1580//1571 (1999/04/18 13:09:03)
MAIL::きくちまこと
”自分棚上げ芸”の例としてはまあまあ。次は”実例をあげられない芸”の冴えたやつ希望。”他人にだけ証明を求める芸”も可。
でも、冬樹大人もああ言っているので、おいらも反省しようかな。
これが全部壮大なギャグだったりしたらすごいんだけどなあ。

1579//1564 (1999/04/18 12:57:36)
MAIL::きくち
理解力の問題ですかね。それともおいらの皮肉力が試されてるのかな。たしかに論理を使えない人にとってはまわりくどすぎたかも。
森岡さんに”否定する権利”をあげたその寛容さに感動しただけなのに。
#あ、これってやっぱりまわりくどいのか(^^)

でも、メインの部分は棚上げにして”ついでの部分”にだけ反応す芸風の実例にもなったことだし、いいかな。

1578//ふ、古本市羨ましい…… (1999/04/18 11:16:14)
MAIL::溝口@書物の帝国
溝口@書物の帝国です。
遅れてしまったんですけど、JA文庫について。
あー、4月4日ユタに伺えばよかった(涙)。そんなに大量にハヤカワ文庫JA
が出てくるなんて!普段あそこの古本市はSF度低いので無視していたん
ですけど……。筒井の『アルファファ作戦』って確か当時にしては珍しい
絶版本だったとか伺った記憶があります。そうか。

でもそんなに大量処分されるケースっていうのも珍しいですね。
100円で売り払われるとは許せん(笑)。
是非SFセミナーのときオークションで出してくださいよ(笑)。

チョンクォいかがですか?ぼくも大森せんせに触発されて読みはじめた
んですが……。

ということで、また暇になったらユタの方でよろしくお願いします。

1577//おせっかいかもしれませんが>冬樹さん (1999/04/18 10:50:19)
MAIL::三枝
書き込みを読む限りでは、あなたはちょっとパニック症状を起こしているようですね。
精神安定剤を飲んで、ゆっくり休まれた方が良いです。
私の書き込みはあなたの精神的安定に宜しくないようなので、病状(笑)を悪化させないために、しばらくここを読まれない方が宜しいのかもしれません。

1576//たかはしさんへ (1999/04/18 10:33:41)
MAIL::三枝
》という問いに対する意見になっていると思うのですが、

はい、答えにはなっています。しかし、その件に関して、私が特に質問する事項はありませんでしたね。あれで充分なので。

》戦略があっている・間違っているに関わらず、その根底になる認識が誤っているのであれば、戦略の再提出をお願いしたくなります。

私はそうは思いません。
なぜなら、現実に対処するには戦略が必要なのであって、現状分析が必要なのではないからです。検討すべきは、その戦略が有効かとうかだと、思っています。

》下手に賛意を示して、現状認識にも同意していると誤解されるのも嫌なので、

私はそうは思いません。事実大森さんは、現状分析は間違っている、しかし戦略的には(一部かもしれませんが)それもありだと考えるという立場だったと記憶しています。

》売れるかどうかまでは分かりませんけど(それは作家と作品次第)。

いや、作家と作品さえ良ければ、メタフィクションですら、ある程度の売り上げは見込めるだろうと私は思います。
ではなくて、あえてジャンルわけする(作品の傾向で分別する)という戦略が有効に思えるのは、ある特定の作品傾向は、別の作品傾向より多くの読者の獲得が可能ではないかと思えるからです。
これは、私がやおい書きであった経験から考えてしまうのかもしれませんが。

えーとそれから、「新本格」についてですが。
相手が意外なことを言うと「定義が違う?」とこのボードの人は必ず仰る(笑)。頭が固いのか、生真面目なのか。
いやですね。「謎解き、犯人あてなどというものは、ミステリの本道ではない、そういった謎に収束する作品は排除する」という感覚は、個性になりませんかね。売れるとはあまり思わないけど。

1575//冬樹さん、【精神病に関して・重要】 (1999/04/18 10:04:42)
MAIL::三枝
非SF作家さんの書いたことは、デマです。デマを拡大するような書き込みを無責任に行うことは止めて下さい。
掲示板等の書き込みから、精神病者の病状について診断することは、精神科医にも不可能です。
みなさん、その点に関しては、プロの精神科医に問い合わせをしてみることをお薦めします。

1574//すみません (1999/04/18 07:15:47)
MAIL::走れ、良太
突然ですがPS版の桃太郎伝説について教えてください。最後の鬼が島の地下でどうしても階段のあるところに上がれません。地下三階あたりの溶岩の海みたいなところです。
どうしたらいいか教えて下さい。

1573//申しわけありませんでした (1999/04/18 02:12:55)
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/ray_fyk/ MAIL::冬樹蛉

>非SFファンさま

明解きわまりないご説明をありがとうございます。すべての疑問が氷解
いたしました。ご発言から察しますに、非SFファンさまも精神の病をお持
ちのようですが、それを克服しておられる――と申しますか、病識をお持
ちになることでそれをコントロールし、社会生活に支障のないコミュニケー
ション能力を保持しておられる。いわば病気を手なずけておられるわけで
すね。並大抵の努力ではありますまいと感服いたします。

私は精神科医ではありませんから、文章による他人の反応から精神の病
気を推測するようなことはとてもできませんが、あなたが文章によって仕
掛けたトラップに三枝さんが予想どおりに引っかかって、しかも“それに
自分で気づいておられない”ことをみずからあきらかにした時点で、通常
の読解力を持つ読者の多くは真相に気づいたことかと思います。あなたが
指摘なさったような論理構造の把握障害が、躁鬱病によるものかどうかは
私にはわかりません。しかし、われわれが三枝さんの芸風、もしくは挑発
戦術と勘ちがいしていた論理のあからさまな混乱を、あなたは明晰に分析
なさった。それで十分です。それがどんな病気なのかを特定するのは医者
の仕事でしょうが、あなたと三枝さんとのやりとりから、少なくとも三枝さん
が論理構造の把握になんらかの障害を持っておられることは、すでにご本
人以外の世界中の読者にあきらかであろうと思われるからです。躁鬱病と
の因果関係など、あなたが証明する必要すらないことも、いまの三枝さん
には理解できていない。あなたの1558、1560は、非常に明晰な言
明ですが、それらに対する反駁を三枝さんは1558、1560で提示さ
れたとおりのエラーを交えて行っておられる。これはもはや芸風や戦術な
どと言っておられる話ではなさそうです。ふつうの人は、論争の最中にこん
な簡単なトラップには引っかかりません。三枝さんのような知能の高い方
に於いてをやです。おそらく、あなたも“予測”なさったように、いまの
彼女にはあなたの発言が“まったく理解できていない”のです。あなたが
たいへん頭のいい方であることはわかりますが、斜に構えた文章とは裏腹
に、おそらくとてもお優しい方でもあるのだろうと推察いたします。見る
に見かねて表に出ていらしたのでしょう。たいへん勉強になりました。あ
りがとうございます。


>掲示板読者のみなさま

そういうことだったのですね……。「人並み以上に知能が高いはずの人
が、なぜこんなはちゃめちゃな論理で思考するのだろう」とわれわれはずっ
と首を傾げ、これが彼女の芸風か戦術か、はたまた人を挑発して喜んでい
るバカかと思っておったのですが、芸風でも戦術でも知能の不自由さでも
なく、これはなんらかの病の“病状”なのだと解釈すれば、すべてに納得
がゆきます。私はとんでもない勘ちがいをしていたようです。

「おもしろいからもう少しみんなで笑おう」という主旨の私の発言(1
540)は撤回いたします。足の不自由な人が足を引きずって歩いている
のを笑いものにしてはいけないのと同じように、論理構造の把握に不自由
な人をその病気ゆえに笑いものにするのは君子の行いではありません。
三枝さんにはたいへん申しわけないことをしました。医者でない私には、
「お大事に」としか申し上げることはできません。

これはおせっかいかもしれませんが、仮に三枝さんが、ふつうの論理構
造把握能力を取り戻すこともある類のご病気だったとしたら、非SFファンさま
が心配なさるように、いまの三枝さんはすでに、発言を繰り返すたびに
“自傷行為”を行っていることになります(ああ、これを書いているあい
だにも1571が発言されてしまいました。“統一意見”など出ていない
のに、彼女は掲示板の沈黙が怖ろしくて、彼女自身が知っているであろう
、しかし、いまの彼女にはけっしてわからないであろう“正解”を“沈黙
しているわれわれ”に勝手に投射しはじめています)。

私はそれを怖れます。通常の論理構造把握能力を取り戻した状態の彼女
が、この掲示板での自分の発言を読み返してしまったら、その羞恥はいか
ばかりであることでしょう。泥酔して羽目をはずした翌朝にわれわれが感
じるバツの悪さなどなにほどでもない、身も世もない羞恥と自己嫌悪に苛
まれることになろうかと思います。それこそ、そんな状態の彼女が肉体的
な自傷行為に及ばないともかぎりません。これ以上、彼女が“近未来の自
分”に対する自傷行為を繰り返すのを看過するのはよくないと思います。
ことは人の命にかかわる問題です。

かといって、彼女のそばにいるわけでもないわれわれにできることはな
にもありません。しかし、このようにアクセス数の多いWWWの掲示板で
発言することが、彼女の病にとって好ましい効果があるとは素人の私にす
らとても思えません。むしろ、最も病気に悪い活動なのではないでしょう
か。精神科医の中にはパソコン通信やインターネットが心の病を抱える人々
にとって両刃の剣であることを知悉している方もいらっしゃいますが、彼
女の担当医がそういう方だとはかぎりません。世の中に、こんなに危ない
ものがあることをご存じでないかもしれない。

ですから、われわれとしては、せめて彼女を刺激して悪化させぬように、
あたかも“そこにいないもの”として平常どおりの掲示板を維持してゆく
のが賢明ではないかと考えます。こういう事態であったとなると、家主さん
も対処にお困りのことかと推察いたします。もっとみんなで笑おうなどと
はしたないことを言ってしまい、ほんとうに申しわけないことをしました。
腹に据えかねておられる方も多々いらっしゃいましょうが、私の意見がもっ
ともだと思ってくださる方は、ぜひご協力ください。まだ納得が行かない
とおっしゃる方がいらしたら、その方を止める権利は私にはありません。
せめて、あまり刺激をせぬように相手をしてあげてくださいますようお願
い申し上げます。

そして、通常の論理構造把握能力を取り戻した状態の彼女がここにやっ
てきたら、みんなで暖かく迎えてあげようではありませんか。建設的な議
論を楽しもうではありませんか。

三枝さんには、ほんとうに申しわけないことをいたしました。いまのあ
なたには、もしかすると、なぜ謝られているのか理解してもらえないかも
しれませんが、私はこのログを将来あなたがうっかり読み返してしまうこ
とを前提に書いています。読み返している未来のあなたがこの文章を理解
できたら、はしたない私を許してください。


1572//三枝さんへ (1999/04/18 01:47:54)
MAIL::たかはし
森岡さんの回答の件ですが、森岡さんの発言は、

>「梅原氏の商業戦略は、営業的に問題があるとは
>思えないのだが、なぜ批判されるのだろうか?」

という問いに対する意見になっていると思うのですが、それに対して「森岡さんの御意見のさす方角性とは興味の位置が違う」とおっしゃるのが奇異にみえたのでした。別に反論すべきと思っていたわけではないですよ。

> で、現状解析が間違っているからということで、
>それに基づいて立てた営業戦略ってのは、確実に
>間違うものなのでしょうか

戦略があっている・間違っているに関わらず、その根底になる認識が誤っているのであれば、戦略の再提出をお願いしたくなります。話はそれからでしょう。
そもそも現状認識の誤っている人の意見は傾聴しがたいものです。下手に賛意を示して、現状認識にも同意していると誤解されるのも嫌なので、慎重にもなりますし。ましてや、現状認識の誤解が流布されると迷惑をこうむる方や、それに同情を覚える方は、ますます賛同できないのでは。

で、梅原さんの現状分析は読まなかったことにして、サイフィクト構想を妥当なところに落とし込もうとすると……例えば、「SF慣れしていない人にもよく分かる娯楽志向の作品」を、SFのサブジャンル的な形で「サイフィクト」とでもラベリングして売り出す、というところでしょうか。それなら、営業戦略としてはアリかな、とは思います。私以外にも賛同できるという方はいるかと。売れるかどうかまでは分かりませんけど(それは作家と作品次第)。

#でも「サイフィクト」もいまいち良いネーミングでは
#ないと思うんですが。なんか、もうちっとぐっとくる
#呼称はないんでしょうか?

>これは、ジャンルと言うより、出版社がレーベルを
>立てるときの戦略でしょうね。

ということであれば、三枝さんもジャンル区分としては違和感を感じるわけですね?
で、出版社のレーベルとして、ということなら、まあそういうことはありうるでしょう、というところです。それこそ私企業の営業戦略ですから。別に批判すべきだとは思いません。

さて、以下は余談ですが。

>たとえば、今、新しい推理小説雑誌を作るとしたなら、
>善し悪しはべつにして「新本格的なものを排除する」
>と打ち出したならばそれだけで、その雑誌の明確な
>ねらい、個性が見えます。

そ、そうですか? ……えーと、わたし的には「新本格的なもの」が積極的に感じられる推理小説雑誌って、「メフィスト」ぐらいしか思い付かないんですが(例えば、「小説推理」とか「創元推理」とかって「新本格的なもの」を感じます?)。

だもんで、別に新本格的なものを排除したくらいで「個性」というほどのものは感じられないんじゃないかと。

#いやまあ、新本格の定義が違うのかも。

1571//どうなんでしょうね (1999/04/18 00:22:45)
MAIL::三枝
私は掲示板や、BBSの会議室での意見って、2割分くらいしか信用しないようにしてるんですが。
あらかたの意見が統一されているようなので、それが正しいのだと信じていたら、数ヶ月後に全く反対のことが起こったり、どうやら法律では掲示板の意見と真反対のことが正解だったなんて経験を5,6回もすると、誰でも学習するものでして。
こんなふうにヒステリカルな状況(意見ではなく、発言者の性格などを批判し出す)が出た時の、統一意見ってのは、まず正しいことはないですねえ。私の経験では。

1570//いやもうペース早いですね (1999/04/17 23:42:31)
MAIL::まき
いろいろ勉強できて楽しいです。

古い話題で恐縮ですが、ニッチな商品というと今“かたもみマルチ”を
マッサージ機(普通の奴)で出して欲しいなぁ、と思っておるわけです。
ファービーみたいに語彙覚えてくとか。

#肩凝りもん&腰痛もちで、ヲな方にはマストバイアイテムかも。

1569//非SFファンさんへ、 (1999/04/17 18:57:38)
MAIL::三枝
症状について、未だ学会でも報告のない解釈をオリジナルに作って発表するというのは、「と」の方なのでしょうか?
お気の毒ですが……。

1568//こらこラ。 (1999/04/17 18:32:51)
MAIL::非SFファン
れ:1563

>あなたの論理なら、つまるところ、私の問題と、私の病気とは関係ありませんよ。

わっはっハ。
なにがどうしてそういう奇天烈な解釈になるんダ?
あんまりおかしいからちょいと考えてみてあげよウ。

えーと、こうカ。

あんたはオレの1549を病的に一般化して、
「すべての躁鬱病者は(躁鬱病のせいで)変である」
という誰のものでもない主張を勝手に作り出して反論しタ。
そこでオレは1558で、オレの主張は その「すべての躁鬱病者は
変である」ではないゾ、と反論しタ。

そこであんたは(やっぱりわからなかったんだな)単純にひっくり
かえして、「すべての躁鬱病者は変でない」がオレの主張だろうと
結論しタ!
で、病気は関係ない、と言っている、と?

おいおいおい、まったク。
やっぱり病気としか思えン。

そのいち。二分法の誤謬。
「Aである」の否定が「Bである」になるためには、
AでもBでもないものがあってはいけなイ。
この場合、「すべての躁鬱病者は変である」状態をA、
「すべての躁鬱病者は変でない」状態をBとすれば、
「変な躁鬱病者もいれば変でないものもいる」というCが
存在すル。
だから、ここでは二分法は使えない。
「すべての躁鬱病者は変である」を否定したからと言って
「すべての躁鬱病者は変でない」にはならなイ。
オレが矛盾してるんじゃなくて、この場面で二分法を使う
あんたがどうかしてるだけダ。

そのに。
あんたはたぶんそもそもこのC、
「ある躁鬱病者は変であり」「ある躁鬱病者は変でない」
がうまく理解できないのだろウ。
「すべての躁鬱病者は変であり」「すべての躁鬱病者は変でない」
という言明だと見えてしまうのかも知れン。そりゃ矛盾するわナ。
これもあんたの一般化の誤謬のせいで、オレのせいじゃなイ。

なあ、誤った一般化と誤った二分法で世界を敵と味方とに
分けてしまう(で過剰に攻撃的になる)っていうのは躁鬱病の
典型的症状じゃなかったカ。
あんたのやってる間違いは、まさにそういうものに見えル。

ま、これに関してはオレの(わりと好意的な)推測なんで、もっと
奇天烈な間違い方をしてるのかも知れン。だったらすまン。
とはいえそのほうが、病気のせいであるより問題だっちゅう
気がするがナ。
でわ。

1567//けっこう売れるものは作れないかな? (1999/04/17 14:02:56)
MAIL::三枝
》事実誤認と思われる点があるから。

事実誤認ってのは、現状解析部分ですよね? で、現状解析が間違っているからということで、それに基づいて立てた営業戦略ってのは、確実に間違うものなのでしょうか。そこが疑問なんですね。
いや、間違う確率は絶対高くなるでしょうが、あれ、私はあれで結構売れるものがやれそうに思えるんですよ。
つまり、SF慣れしていない人にもよく分かる娯楽志向の作品群を供給するってことですよね。現実との乖離の小さい設定で。だから読者は今までのSFユーザーとは全く別の人を想定するわけで。売れませんかね。

》(他作家の)営業的に問題があるから(森岡さんの「人の商売をじゃましないでほしいな。 」、という発言より)。

ああ、これはわかるような。しかし、梅原提案自体が、他のSFの営業妨害的な要素を含んでいるようには、私には思えません。むしろ、梅原の考えるような作品と自分のSFを一緒にして欲しくないとお考えの方には、歓迎すべき状況ではないでしょうか。(だから森岡さんも、梅原さんが別レーベルを立てたいと言い出した途端、批判する必要を感じなくなったと御発言のようです。)

》ほぼ直接的な返答になっていると思いますが、如何。

ええ、それに関しては、「ああ、なるほど」としか言いようがないです。それ以上はないですから、「ああ、なるほど」と言いました。
完璧なご意見でした。ですから、こちらには反論の余地はありません。納得するだけです。
それとも、あの完璧な意見に対して、無理矢理になにか反論しないと、失礼だったのでしょうか? 私は、そういう無理矢理な反論を作る方が失礼だと思いますが。

》そもそも、「商売として○○はジャンルから排除する」という考え方は「ジャンル」という括りかたに非常に馴染まないと思うのですが、そういうことを行っている・行ったジャンルってあるんでしょうか?

これは、ジャンルと言うより、出版社がレーベルを立てるときの戦略でしょうね。
もちろん、なにかを排除するより、なにを中心にやっていくのか考える方が正しいように思えますが。しかし場合によれば、なにかを排除するという方角で個性を打ち出すことも可能になるのではないでしょうか。
たとえば、今、新しい推理小説雑誌を作るとしたなら、善し悪しはべつにして「新本格的なものを排除する」と打ち出したならばそれだけで、その雑誌の明確なねらい、個性が見えます。

1566//ジャンル区分 (1999/04/17 13:35:09)
MAIL::たかはし
そもそも、「商売として○○はジャンルから排除する」という考え方は「ジャンル」という括りかたに非常に馴染まないと思うのですが、そういうことを行っている・行ったジャンルってあるんでしょうか?

1565//問いと答え (1999/04/17 13:17:54)
MAIL::たかはし
>「梅原氏の商業戦略は、営業的に問題がある
>とは思えないのだが、なぜ批判されるのだろうか?」

・事実誤認と思われる点があるから。
・(他作家の)営業的に問題があるから(森岡さんの「人の商売をじゃましないでほしいな。 」、という発言より)。

森岡さんの発言は、

>ただたんにィ、「商売として、○○は排除したら
>どーか? いや、そっちでやらねーなら、おれ、
>新しいジャンルつくってみるもんね」ってだけの
>意見がぁ、なんでぇ、そんなにィ、批判されるの?
> ちょっと、貴代に教えてぇ

とかおっしゃる方への、ほぼ直接的な返答になっていると思いますが、如何。

1564//きくちさん、何を勘違いなさっているのかしりませんが (1999/04/17 12:51:12)
MAIL::三枝
掲示板は、個人宛のメイルではないでしょう。
森岡さんがここで発言されたのは、「自分の梅原書簡に対する見解を発表するため」であって、三枝とその件について意見交換するためであろうとは、私は思いません。私は自分のために作家さんがわざわざ長文を作成するのだと思うほど、自分を重視してはおりません(笑)。
第一、私の質問は「梅原氏の商業戦略は、営業的に問題があるとは思えないのだが、なぜ批判されるのだろうか?」であって、森岡さんの御意見のさす方角性とは興味の位置が違うのです。
私以外、森岡さんにレスしないのが良くないとお考えなら、あなた御自身が森岡さんの御意見に同意するなり反論するなりの投稿をなされるべきだと思います。

1563//非SFファンさんへ、 (1999/04/17 12:50:22)
MAIL::三枝
あなたの論理なら、つまるところ、私の問題と、私の病気とは関係ありませんよ。
そういう論理矛盾を排除してから何か言ったらどうでしょうか?

1562//メタメタさんへ、 (1999/04/17 12:48:57)
MAIL::三枝
》及びませんでしたよ。何度も書いているけど、三枝さんが#1491で「証明された」とおっしゃるから、

それ以前に、私の発言があります。すでに私自身が言ったことを、その発言者自身に「教える」といった行動をとるということは、メタメタさんが、「過去ログを読まずに発言しているから」では、ありませんか?

》「メタフィクションが小説の中でどのくらい売れた」かをご存知なのかなと思ったからです。

私は、やぶにらみさんに対して、「何冊売れたか問われても困りますよね?」と、とうの昔に言っています。
小説が何冊売れたかの数字は、当事者以外知ることはできないのです。(作家本人も、刷り数しか知りません。)知ることができるのは関連出版社や取次の人間だけなのです。部外者は、公式発表された上乗せ付きの数字しか知らりません。もし、知っていてもこういった誰の目にも触れるような場所に書き込むことはできません。
あなたの問いはナンセンスです。

》黒字でも利が薄ければ切る、という概念がよくわからなかったから
うかがっていたんでしょ?>過去のログ。

すでに、何十回も同じ説明をしています。会話をループさせるのはやめて下さい。

》最後に普通さ、こんなことをかかれたらキレルぞ。

キレるのは、勝手です。いくらでもキレて下さい。
過去ログを読まず、同じ会話をループさせ、新しい意見は一切提出できず、反論は発言者の性格批判でしかできない発言者がいくらキレようが、私はかまいません。

1561//1550 (1999/04/17 12:17:56)
MAIL::きくち
いやあ、野尻さんのおっしゃるとおりこれはやっぱりSFだと思う。
でも、自分を棚上げするのはよくないやね。人の好意を無にするのもよくないな。

ついでにいうと、森岡さんに”否定する権利”をあげたところなんて、立派すぎて感動したけど、やっぱあんなに真摯に書き込んだ森岡さんをたったひとことで切り捨てるあたり、そりゃあもう涙なくしては見られなかったな。

1560//あ。 (1999/04/17 10:53:41)
MAIL::非SFファン
もうちょいわかりやすい書き方思いついタ。

「あんたが変なのは躁鬱病のせい」って主張は、
「躁鬱病だからあんたは変」って主張とはぜ〜んぜん違ウ。

(どう違うかは各自で考えたまエ。)
で、1551は下の文に対する反論にはなるけど、上の文に対しては
まったくのナンセンスなのネ。やでやで。
でわ。

p.s.
>「最悪の接触(ワースト・コンタクト)」

大爆笑。ってオレが笑っていいんかいナ?

1559//ところで…… (1999/04/17 10:33:48)
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/ray_fyk/ MAIL::冬樹蛉

なぜか、ふと思い当たって、いま筒井康隆の「最悪の接触(ワースト・コンタクト)」
を読み返してみたんですが、これは何度読んでも傑作ですね。もし未読の方がいらし
たら、ぜひお読みください。いまなら256倍笑えます。


1558//書き飛ばしちゃオ。 (1999/04/17 10:32:11)
MAIL::非SFファン
れ:1551

うーん、やっぱりレスが早くてステキ(っていうかオレも軽躁期?)。
しかも、切れてなイ。(By マイクベルナルド)
「すぐ切れる」っていうのも躁の特徴なんだガ。がまんしたのはえらいゾ。
ごほうびに少しつきあってあげよウ。

>躁鬱病です。

そうか鬱期もあるカ。死ぬなヨ。このへんに書き散らしたことを鬱期に
見たら自分のバカさ加減に死にたくなるかも知れんガ。
あんたの研究(違うか?米を水にひたすと高血圧にいいとかいうやつ)
を見てからちゃんと米を水にひたすようにしようとか思ってるオレでアル。
立派に研究を続けてくれたまエ。

>しかし、私が変だとしたなら、それは私が変なのであって、別に躁鬱病の人が変なのではあ
>りません。

あいかわらず曲解力がすごいのウ。
躁鬱病の人が変だと書いてはおらン。ちゃんと読メ。(って、ちゃんと
読めたらこんなに世界中で笑われることにはなってないと思うガ(笑)。)

「病気の人である『特定の』あんたは変だ」とは言ったが、
「病気の人である『すべて』の人は変だ」とは言ってなイ。

『特定の』特称命題は、『すべての』一般命題とイコールではなく、
いくら集めても証明にすらならン。

あんたのように、特称命題を一般命題のように読んでしまうのは、
「一般化の誤謬」とか言う論理学的エラーだナ。
「一般化の誤謬」をかかえた論理は病的論理であル。

それから、

「あんたが変なのは『学者だからではなく』病気のせいかも」と書いたが、
「あんたが変なのは『あんたのせいではなく』病気のせいかも」とは書いてなイ。

「学者の私」のせいだろうが「病気の私」のせいだろうが「勉強不足の私」
のせいだろうが、「私のせい」に決まっているナ。
「学者」とか「病気の人」とか「バカ」とかは「私」の属性であって
「私」をつくる集合の一部ダ。
つまり、あんたの文は「病気の私」「学者の私」という「私」の集合
の個別要素を「私」という集合自体と対比させてしまっているわけダ。

これは、「ロジカルタイプの混同」だかなんとか言う論理エラーだ。
「ロジカルタイプの混同」をかかえた論理は病的論理であル。
やでやで。

#一般化の誤謬も、言ってみれば集合全体と要素との混同なん
だから、ロジカルタイプエラーのひとつなんだっけな?

>そりゃあ、中島らもも北杜夫もバイロンもヘミングウエイもバージニア・ウルフも変です
>が。しかしあれは作家だから変なのであって、躁鬱病だから変なのではないと思いますよ。

そんでこれは自己矛盾しとるな。
人を○○というカテゴリーでくくって変だと言ってはいかん、というのが
あんたの「私が変なのであって、別に躁鬱病の人が変なのではありません」
の内包する主張だろうガ。それは差別になるもんナ。
じゃあ、それぞれいろいろ変な連中を「作家だから」とカテゴリーでくくって
「作家だから変」のもやっぱり作家に対する差別だロ。

でもってやっぱり、

「『特定の』あんたが変なのは『今の場合』あんたの躁病のせいかも」という主張は
「『一般の』躁鬱病患者が変なのは『すべて』躁鬱病のせいかも」という主張ではない。

よって『別の特定の』躁鬱病患者(たち)が変である原因が躁鬱病で
なくても、反証にはならなイ。論理的に対称でないからナ。

1549-1551のやりとりってのはまあこんな感じダ。

オレ「ポチは白い犬だ」
あんた「白くない犬もいる。コロもムクもハチも黒い」

ひどいもんダ。

で、まあこういう論理エラーおよび、エラーが自分で認識できない、と
いうのは脳の病気の症状ではあるらしいんだナ。
それで特定のあんたの特定の兆候に対して特定の原因を推定しとるわけサ。

病的論理は病的であるがゆえに論争には強イ。どこがおかしいかは
メタレベルに立たないと見えないし、メタレベルに立つってことは
論争をいったん降りなきゃいかんもんな。
そんなわけで、オレもすぐ言い負かされるんだろウ。(笑)

だが、逆に言うと、あんたのように連戦連勝であるってことは、
あんたが根本的に間違っとる証明みたいなもんなんだナ。

ま、こんな説明しても今のあんたにはわかるまいが、一般の人のために
指摘しておク。

ついでにひとこと。躁期は病識が低い。あんたが自分は大丈夫、と思う
のはあたりまえだが、そりゃなんの説得力もないゾ。

じゃな。ちゃんと論理学やってる人、つっこんでくれ。
なんたってオレ、軽躁期かもしれんので。(爆)

1557//…… (1999/04/17 10:21:41)
MAIL::メタメタ
ていうか、すでに本論から外れてしまっているのでは……(汗)
#だから、ログを増やしてすみません、と述べているのですが。

#1555ですけど、そんな意味で使っていないですよ。勝手に解釈しないで
ください。むしろ#1493の三枝さんの指摘された意味だと何度ものべてい
ます。

>私が知らないはずはないという方角にどうして考えが及ばないのでしょうか?

及びませんでしたよ。何度も書いているけど、三枝さんが#1491で「証明された」とおっしゃ
るから、つっこんだだけでしょ?私がなぜ三枝さんに伺ったかというのは、やぶにらみさんに
何度もつっこみを入れられているから三枝さん御自身にも何かすでに分析があって、
証明された、とおっしゃるから「メタフィクションが小説の中でどのくらい売れた」かを
ご存知なのかなと思ったからです。

誤用の件については、私が悪かったです。訂正ありがとうございます。

>そういう素直な態度なら、返事がもらえたと思います。

ていうか、ぼくは「とんとん黒字」の概念が気持ち悪かったから伺って
三枝さんの過去の主張とかと照らし合わせて読もうと思っていたら、
#1501では少なくとも回答していただき、分析したのですが、まだ
ひっかかりがあったから私は#1507で再度ご質問しました。
#1512ではすでに逆にキレられていて??でした。その後の
るぅさんの丁寧な回答と#1517の三枝さんの回答でわかりましたが。
で、#1520で三枝さんが「私がつくった言葉」とおっしゃっていたから
私はよくわからなかったから自分の解釈を含めて、「これでいいです
か?」ということをお尋ねしていましたけど……。

黒字でも利が薄ければ切る、という概念がよくわからなかったから
うかがっていたんでしょ?>過去のログ。

最後に普通さ、こんなことをかかれたらキレルぞ。
>うーん、私はメタメタさんが意味のない会話をしていただけに思うので、会話を成立さ
>せる必要性は感じなかったなあ。
>みなさん、彼の発言で、新しい知見がありましたか?

だから、三枝さんと会話は不可能だと思ったのです。質問したら勝手に
「意味のない会話」と三枝ルールで解釈される。(#1555)
他の方々のご意見お待ちしております。>知見が得られたかどうか。

1556//ミザリーって、 (1999/04/17 09:36:54)
MAIL::三枝
メタですか? 私は主役の名前から、パロだと思っていました。
1555//念のため (1999/04/17 09:36:04)
MAIL::三枝
メタメタさんが「ニッチ」という言葉を「利の薄い、ローリターン商品」という意味でつかったとおっしゃるなら、「そもそも小説はローリターン商品で」という概念は、メタメタさんの発言以前に、このボードで、三枝自身が指摘している事項です。
「売れた売れないという話をするには具体的な数字が必要」「黒字でも利が薄ければ切る」「小説はそもそもローリターン商品」という発言、いずれも三枝が最初に言い出した概念なのに、なぜメタメタさんは、それをあえて「三枝に指摘しなおさないといけない」と考えたのでしょうか?
私は、そういった彼の発言を読むにつけ、そもそもこの人は私の発言を読んでいない、相手にしてもしょうがないということで、応答は、言葉の意味の間違いを指摘すること、読んでいないでしょうという事実を指摘することの、二点のみに留めました。

まあ、「どうせローリターン商品なんだから、売れなくても気にしなくて良いではないか」というのが、メタメタさんの主張なのでしょうが、私は、「そもそもローリターン商品なので、必死で売れる工夫をしないとその内売ることができなくなる」という主張であると、申し添えておきましょう。

1554//で?(笑) (1999/04/17 08:24:37)
MAIL::三枝
冬樹さんは、小説のことを「ニッチ商品」と、言いますか?
学者っていうより、これに関しては私、物書きの言語感覚でも変と、胸を張って言えますが(笑)。

自己の棚上げなら、他の方も酷いものですがね(メタメタさんの「これが合っているのだ」としつこく言い張っておきながら、相手の訂正が執拗だと批判するといったような行動)。一方の側だけ批判するから、論理的話が出来ていないと言われるんですよ。

それとも冬樹さんも、現状を批判する奴は、何を言おうと、どんなに正しいことを言おうと間違っている、と?
では、そのような会話の結果出て来た正解って、しょせんそのような場での正解であることは、知っておいた方が良いのではないでしょうか。お節介かもしれませんが。

1553//読点! (1999/04/17 08:18:11)
MAIL::三枝
》読点を使わないあの書き方に魅了されています

だよ〜。読点を使わないと、普通文章って読めないんですよね。あれで読めるってのは、文が巧いのと、文にちゃんとリズムがあるからで。ちょっとすごいなあ、と。

1552//メタメタさんへ (1999/04/17 07:57:21)
MAIL::三枝
》もし厳密にやるのならばとこういう方法でやるべきでは? ということを指摘したにすぎませんが。

ですから、それは私がやぶにらみさんにした指摘と同じものであって、私が知らないはずはないという方角にどうして考えが及ばないのでしょうか?

》自信を持って書かれているなぁと述べたわけです。

そのような意味の記述がありましたでしょうか? ご指摘下さい。私には記憶がありません。

》たぶんビジネス畑の人からみたら「色々な段階の黒字って?」という気分になるかと。

いや、実感としてわかるはずですが(笑)。というより、儲けの幅が小さい商品を切るというのは、私が商社員から聞いた手法なのです。彼は、利幅が一億円を切る商品は社員の労働時間、手間を考えて、扱わないそうです。

》突然追いうちをかけるように、人の誤用を引用してねちねちとやる

最初の誤用の指摘のとき、素直に訂正してらっしゃれば、それはやってないと思いますよ。あくまでもその用法で合っていると言い張るし、その後それで合っていると言い出す人も出て来たので、このボードで誤用が定着しないよう、きちんとした訂正を入れたのですが。

》わからないことがあったからわからないので、

そういう素直な態度なら、返事がもらえたと思います。

》だから、結局三枝さんとは会話が成立しないということがわかったので、

うーん、私はメタメタさんが意味のない会話をしていただけに思うので、会話を成立させる必要性は感じなかったなあ。
みなさん、彼の発言で、新しい知見がありましたか?

1551//非SFファンさんへ、 (1999/04/17 07:42:20)
MAIL::三枝
躁鬱病です。
しかし、私が変だとしたなら、それは私が変なのであって、別に躁鬱病の人が変なのではありません。
そりゃあ、中島らもも北杜夫もバイロンもヘミングウエイもバージニア・ウルフも変ですが。しかしあれは作家だから変なのであって、躁鬱病だから変なのではないと思いますよ。

1550//こういうのを、センス・オブ・ワンダーがないと言うのでしょうか? (1999/04/17 07:39:26)
MAIL::三枝
野尻さんといい、きくちさんといい、宮崎さんといい、非SFファンさん(おっとこれは、SFファンじゃないから良いのか)といい、本論できちんと反論できなくなると、相手の特性を批判する。
これ、私、見慣れてしまいましたよ。飽きちゃった。

1549//学者っつうカ。 (1999/04/17 07:32:16)
MAIL::非SFファン
三枝さんは脳の病気のヒトなので、こういうふうなのだナ、たぶん。
(躁病だっけ? 観念奔逸、多弁にして病的な論理。自己の正当化と
批判のオウム返し。なかなかに教科書的ではないかナ。)

病気のヒトが病気のせいでバカなマネをするのを、陰で笑ってるのはヒドいと思うゾ。
・・・ま、オレも笑ってるんだけどサ(爆)。

1548//メタフィクション (1999/04/17 02:19:48)
MAIL::細田
だいたい、ダメ作家が自分の経験で書けなくなると、メタフィクションに逃げるんじゃないかな、と思ってますが。普通の作家は勉強・リサーチして書くものを書くんですが。

メタフィクション、というとオレのイメージはキングの『ミザリー』なんだが、これは売れたよね。キングの他の小説よりは売れていないかな。

1547//ニッチもサッチも (1999/04/17 01:37:11)
MAIL::♪きむらかずし
一行直し損なったきむらです (^^;

『知恵蔵』のニッチの解説(の例)があまりにも楽しかったので御紹介します。


--- 引用 ---
ニッチ戦略/ニッチャー
niche strategy

ニッチとは、花瓶などを置くために壁につくられた凹みである。これから転じて、細分化された市場セグメントの中で、特にあまり注目されないものを重点的に販売対象として取り上げるのを、ニッチ戦略と呼ぶ。国産車が圧倒的な日本市場で、BMWというドイツからの輸入車が成功したのは、女性の医者とか経営者とかの、人と違った車には乗りたいが、ベンツはあまりにギラギラしすぎるのでちゅうちょする、といったニッチ・セグメントを発見したためであるといわれている。もちろんニッチ・マーケティングに成功すれば、その他のより大きなセグメントがひらける。
--- ここまで ---

1546//#1533の意図って…… (1999/04/17 01:21:12)
MAIL::メタメタ
たびたびすみません……。

冬樹さま、ニュアンスを汲み取っていただいてありがとうございます。

「ニッチ産業」の使い方については、当方の誤りなので素直に今後は
三枝さんや冬樹さまの書き込みやイミダスなどをしっかりみて使いた
いと思います。申し訳有りませんでした。感覚的な意味では冬樹さま
の解釈および#1493の三枝さんの書き込みと同じです。

#1533についてですけど、いったいどういうことでしょうか?
私はとんとん黒字について三枝さんに伺っていたはずだし、この掲示板で
三枝さんは「メタフィクションが売れないといった命題」について証明された
ということだったので、もし厳密にやるのならばとこういう方法でやるべきでは?
ということを指摘したにすぎませんが。

でもって、三枝さんは過去の掲示板での議論を読んでいて豊富な知識をお持ちと判断したので、
自信を持って書かれているなぁと述べたわけです。それが攻撃ととられたのならばこちらの書き
方が悪かったです。すみません。(たとえば、#1520番での書き込みを引用しますけど、
「黒字、黒字」と言ったって、黒字にも色々な段階があるんだぜって意味で、私が作った言葉だモン。
って、たぶんビジネス畑の人からみたら「色々な段階の黒字って?」という気分になるかと。
私もそうだったから、「とんとん黒字」ということについてお伺いしたんです。最後の「私が作った言葉
だモン。」というから、その定義を伺いたかっただけだし。)

でも#1533の書き込みを見る限り、どうも穏やかではないですね。
本当に伺いたかったことよりも別のことでつっこまれてだんだんと穏やかならぬ
口調になってきたので書き込みをやめたかったのですが、突然追いうちをかけ
るように、人の誤用を引用してねちねちとやる姿をみて、恐くなってきました。

結局、伺いたかったことはるぅさんの説明ですべてなっとくしましたけれど、
三枝さんの説明ではわかりませんでした。逆に、他のことでどんどんつっこ
まれてけむにまかれた気分でしたが……。(私の頭が悪いのか?)

説明してもらいたいのに、説明されないで逆に説明をもとめたり、
こういう解釈をしたということを述べたら、逆につめたくあしらわれる
というのはいったいどういうことでしょうか。わからないことがあった
からわからないので、伺ったら攻撃される。でこちらが解釈を伺った
ら「それは違う、あんたの読解力のなさに起因するのよ!」という
レスをつけられ、挙げ句の果てに喧嘩ととられる。(#1533ですが)

だから、結局三枝さんとは会話が成立しないということがわかった
ので、やめようと思ったのです。

冬樹さまが私の言いたかったことを理解してくださっていたので、誤用はしていたけ
れど感覚的な意味は通じていたということがわかり、安心した次第です。

色々とお騒がせしてしまい、掲示板を読まれている方々にはご迷惑を
おかけしてしまいました、どうもすみません。

1545//申し訳ありません (1999/04/17 01:06:50)
MAIL::宮崎恵彦
>冬樹さま、野尻さま

私も無粋なことを言ってしまいました。社会心理学の見地からも、たいそう興味深い事例ですので、もうすこし観察したいと思います。

1544//ばりばり行け (1999/04/17 00:57:06)
MAIL::きくちまこと
というわけで、みなさん、もうちょっと見物したいそうなので、ばりばり全開でいっちゃってください>三枝さま
研究者の研究者らしい議論ってやつを私も勉強させていただきます。

1543//あら、早かったですか (1999/04/17 00:54:18)
MAIL::きくちまこと
宮崎さま
いや、私もいろいろ期待したんですけど、期待はずれだったので、そろそろ潮時かと思ったんですが。
まじめに相手をしたのになーんにも学習してもらえなかった海法さんとか、冷たくあしらわれた森岡さんとかを見てるとね。

冬樹さま
いや、私も学者・研究者の正しい議論のしかたを勉強しようと思って見守ってたんですけど、被害者が出てしまったので、もうおしまいかなあ、と。
でも、みなさんがそうおっしゃるなら、もうちょっと見物しましょうか。
別に馬鹿をさらしてるのは私じゃなくて、メタメタさんでもないんだから、それでもいいです。
じゃあ、家主のストップがかかるまで、甘やかしモードで。
いやいや、無粋をさらけだして、申し訳なかったです。修行が足りんなあ。

1542//いつぞやの発言をひるがえしますが (1999/04/17 00:51:12)
MAIL::野尻抱介
私ももうちょっと見物していたい気分なんですけど。
機関銃のように傑作が発射されているこの状況は、非日常性といいセンスオブワンダーといい科学っぽさといい(科学者だそうですから)、SFの醍醐味と見分けがつきません。いやあすごいすごい。

1541//おっと…… (1999/04/17 00:38:57)
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/ray_fyk/ MAIL::冬樹蛉

これだけ勉強させてもらっているんだから、バナー広告をクリック
しておかないとな――(クリック、クリック)

ほら、そこで書き込みしないで笑っているだけのあなたもクリック
するように(;^o^)/


1540//まあまあ (1999/04/17 00:30:13)
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/ray_fyk/ MAIL::冬樹蛉

>きくちまこと さま

>真面目な話、そろそろ甘やかしモード
>を終了したほうがいいのではないかな>諸兄ならびに家主さま

いや、きくちさんは学者のお知り合いが多いのでこれ以上研究の必要もない
かもしれませんが、学者の友人が少ない私のようなパンピーにとっては、学者
という人たちがどのような議論のしかたをするのかについて、このところのこ
の掲示板はたいへん参考になっています。なにか私の藝の肥やしになることが
書き込まれていないかと、わくわくする毎日でございまして、ネタ帳を手放す
ことができません。じつに後学のためになります。

せっかく1533みたいなのまで出てきたんですから、もう少し楽しませて
くださいよ。掲示板というのは、書き込みをしていないサイレント・マジョリ
ティーがなにをどう読んで笑っているかこそが、最大の楽しみどころなんです
から、そう無粋なことをおっしゃらずに。


1539//ありゃ (1999/04/17 00:21:25)
MAIL::宮崎恵彦
>自分のことを棚にあげる才能はみごとだが、そろそろ飽きてきた。
>メインのことには答えず、おまけ部分の言葉じりだけを捉える芸風も飽きてきた。
>証明もせず、実例も挙げない芸風も飽きてきた。

菊池さんはNiftyの会員だから、とっくに飽きていらっしゃるのかと思っていましたが。

#結局、Niftyで繰り返されたパターンになっちゃうのね。今回こそ、そうならないことを期待していた私が甘かった(苦笑)。

1538//陰謀史観 (1999/04/17 00:04:08)
http://www1.neweb.ne.jp/wa/kazuto/ MAIL::KAZUTO
とりあえず合宿企画のコマが埋めきれなかったので、事前にネタふりを
するセミナースタッフだったりしてね
(んなことしてるヒマがあるんだったら、まともに企画考えるって(笑))

1537//ニッチ考 (1999/04/16 23:50:50)
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/ray_fyk/ MAIL::冬樹蛉

>メタメタさま

べつに気になさることはないんじゃないすか? メタメタさんが最初に使われた
“ニッチ”なる言葉は、原義に照らせば誤用ですが、マーケティング屋さんは実際
によくそういう誤用をしています。それにつられてか、そこいらのサラリーマンの
おじさんおばさんたちも、相当誤用してます。というか、すでに新たな意味が生じ
ているとすら言える状態で、気色が悪いなあと思いつつ、ビジネスの世界では相手
の誤用を聞き流して、相手が言おうとしていることを汲むのが常識ですから、私な
どは「ああ、こういう職業の人はこういう言葉遣いをするんだな」と頭の中のネタ
帳にメモメモするだけです。三枝さんは小説家じゃなくて学者なので、あくまで学
者の習性として、言葉の静的な原義とそれが使われるべき使われかたにこだわって
おられるだけで、悪気があるわけではないでしょう。三枝さんとメタメタさんの
“ニッチ”のお話は、単に住んでいる世界の慣習の行きちがいだと思いますが……。

「しょせんはニッチ狙い」なんて言いかたを、ビジネスマンたちはふつーにいたし
ます。言葉の原義にも事実にも反するにもかかわらず、そういう商品企画はしょせん
薄利多売で、例外はあるが大きな利益を生まない、数をこなさなきゃならない、と
いうニュアンスが事実生まれてしまってますよね。実際には、三枝さんがおっしゃ
るように、適切なニッチの獲得が巨大な利益を生むこともある。しかし、たとえば、
マイクロソフトが突如消滅して Linux が市場を席巻しても、「Windows が抜けたあ
とのニッチを Linux が獲得した」などという言いかたを多くのビジネスマンたちは
しないことでしょう(それが原義的には正しい用法なのに)。彼らの世界では、ニッ
チなるものは小さな穴というニュアンスが強くなってしまっているので、巨大な穴
に使うと妙な感じがしてしまうはずだからです。でも、それは誤用というよりは、
その世界での正しい用法でしょう。“ニッチ商品”なんてのも、よくよく考えると
奇妙ですが、マーケティング屋さんのあいだでは日常用語です。出現した当初は“空
いてたニッチにうまくハマった商品”なのかもしれませんが、ずっと販売している
のに、いつまでも“ニッチ商品”だったりする。

のださんのご指摘も、私には生物屋さんの知り合いは数えるほどしかいませんが、
それはそれでのださんの世界ではまちがっているわけではないと思います。マーケッ
トにしても生態系にしても、ニッチにはなにかが嵌め込まれてみないとそこがニッ
チだったかどうかはわからないわけですが、マーケティング屋さんも生態学屋さん
も、そこに仮想的な“座席”のようなものが存在しているかのように扱いますね。
いわば、なにもない状態が実体としてふるまうかのように扱う。ちょうど、半導体
の中の“正孔”を正の電荷を持った粒子として便宜的に捉えると都合のよい面もあ
るのと同じでしょう(そこにはなにもないのに)。そういう事情で、のださんのおっ
しゃる“生態学的地位”という定訳が存在するのでしょう。ところが、原義まで追
いかけないほかの業界の人が、たまたま正孔を“陽子”や“陽電子”と勘ちがいし
て広めてしまい、それがその業界での慣習になっちゃったとしたら、これはもはや
誤用というよりは“業界用語”ということになりましょう。世間はこういう誤用で
溢れています。というか、それぞれの業界ではそれぞれの業界の誤用を覚えてみん
なに合わせてゆかないとやっていけない。だから世間と距離を置いて原義を守り続
けてゆく学者みたいな職業が必要なわけで。

ですから、メタメタさんの最初の“ニッチ”という言葉には私もちょっと首を傾
げましたけれども、その後「ベンチャーみたいなもの」とおっしゃった時点で、メ
タメタさんが使っておられる用語の“モード”が私にはわかりましたから、その意
を汲むことはできました。メタメタさんは、多くのふつうのビジネスマン(これも
なにがふつうなのかは難しいところですけど)がしてもまったく不思議ではない誤
用を交えて話をしておられる。西洋建築用語・生態学用語・マーケティング用語を
経て、一般ビジネス用語になったものを感覚的に使っておられるわけですね。学者
である三枝さんは、原義から逸れてゆくのが職業的に気色が悪いからこだわられる。
さすがは学者と申しますか、やっぱりこういう几帳面な性格の方には、最も向いて
いる天職ですよね。サラリーマンでSF書評屋の私は、原義は原義、誤用は誤用と
して、誤用が生まれてきた機序に最も興味がある。そして、たぶん、ここを読んで
おられる小説家の方は、「学者はこういうふうに、ビジネスマンはこういうふうに
使うわけだな。もっとサンプルがほしいな」と、いろんな職業、いろんな背景の登
場人物の喋らせかたの参考になさることだろうと思います。「この人物であれば、
この言葉をどういうふうに誤用している状態が最もありそうなことだろうか?」と
考えるはずですから。いや、才能のある人なら、いちいち考えなくても、知らずし
らずインプットされたいろんな人の喋りかたが状況に合わせてすらすら出てくるの
かもな。頭で考えてるだけの私には想像もつかない能力だけど。

いずれにせよ、いろんな人が集まってる場では、同じ言葉でもそれぞれが乗せて
いる(つもりの)意味に微妙なずれが生じてきますから、「おや?」と思ったらお
互いに共通認識を捜す方向で推理しないと、バベルの塔状態になっちゃいますね。


1536//感心したことの追加 (1999/04/16 23:46:14)
MAIL::きくちまこと
1533と1534。ご飯を吹き出すかと思うくらい、感心しました。
自分のことを棚にあげる才能はみごとだが、そろそろ飽きてきた。
メインのことには答えず、おまけ部分の言葉じりだけを捉える芸風も飽きてきた。
証明もせず、実例も挙げない芸風も飽きてきた。

まあ、見にこなきゃいいだけなんだけどね。

しかし、被害者は出るわ、1533のようにうそぶくわでは、真面目な話、そろそろ甘やかしモードを終了したほうがいいのではないかな>諸兄ならびに家主さま
家主がこれでいいのなら、それはそれでいいのだけど。

1535//よだれ (1999/04/16 23:38:23)
http://www.geocities.co.jp/Berkeley/4761/detruire.htm MAIL::Kai
掲示板&日記の一読者です。
>それはさておき、田中哲弥さんの日記は、やはり日本で一番面白い日
>記なんでないかと、あらかたの人と同様、私も思いますが。
他はどうあれここには(笑)大賛成です。他に表明する場がないので
ここで。あの日記は下手な小説よりずっと面白くて最高です。読点を使わないあの書き方に魅了されています。出版したら売れるのではと思うのですがどうでしょう。犬のよだれも勝手に身近に感じています。

1534//そりゃあ、そうだ。 (1999/04/16 23:03:22)
MAIL::三枝
「ネバー・エンディング・ストーリー」が売れたのは、子供向けのほのぼのファンタジーだと思われたからじゃありませんか。「アルジャーノン」が売れたのは、感動の物語で泣けるという話だからではありませんか。だいたい、日本では、「子供の夢」と「感動して泣ける」で、売り上げは伸びる……。
そうだ! メタフィクションはみんな子供か動物を主人公にして、最後は不治の病で死なせてしまえば良いのだ。良かった。これでメタフィクションも大丈夫だ。

1533//今までの経験からねえ (1999/04/16 22:31:53)
MAIL::三枝
》三枝さんはじゃあ、絶対言葉を誤用しないのでしょうか

間違った場合、メタメタさんと違って、「『○○だ』とは言っていない『○○のようなものだ』と言った」とは、言わないと思いますよ。私は。

》そこまでして、ひとの失敗をつるし上げて、徹底的に糾弾したいですか?

というより、今までは適当なところで相手を逃がしてやっていたんですね。でもそうすると、どうも相手は「逃がしてもらった」とは思わずに、「逃げ切れた」と思うのか、次にまた、くだらないことで絡んで来るってのが、わかっちゃったんですよ。二度とやりたくないと思わせなきゃ、面倒なことになるんですね。
ごめんね。でも君もこれで、これから先、自分の腕を過信して喧嘩を売る失敗をしなくなると思いますよ。

1532//・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ (1999/04/16 22:26:13)
MAIL::あっぱっぱ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・もうどうでもいいやって感じ
ですか???(って何をヤケになる私??)

1531//メタフィクションは勝つこともある (1999/04/16 22:15:42)
MAIL::宮崎恵彦
>きくちまこと さま

>もっとも、「アンドロメダ病原体」には勝ったかもしれませんけどねえ。

さすがに「ウエストワールド」には勝ったと思いますけどねえ。

1530//感心したものに追加 (1999/04/16 21:42:10)
MAIL::きくちまこと
1525
1529//メタフィクションを映画化しても負け (1999/04/16 21:41:11)
MAIL::きくち
たしかに映画「ネヴァーエンディングストーリイ」がいかにヒットしたとは言っても、所詮原作はメタフィクション、「ジュラシック・パーク」にはかないませんよねえ。
もっとも、「アンドロメダ病原体」には勝ったかもしれませんけどねえ。

1528//止めてください (1999/04/16 21:18:38)
MAIL::メタメタ
もう書き込みたくなかったのですが、気分が悪いので。

ニッチ産業の件についてはもう止めてください。自分でももう
ここまでやられれば間違えませんから。ごめんなさい。もう
二度と掲示板に書き込みませんから。そこまでして、ひとの失敗
をつるし上げて、徹底的に糾弾したいですか?

私は自分が絶対正しいなんて思っていませんよ。だから
間違ったことはすべて謝罪します。すみません。私の勉強不足
でした。

三枝さんはじゃあ、絶対言葉を誤用しないのでしょうか?



1527//穀潰しのメタフィクション (1999/04/16 21:16:45)
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/ray_fyk/ MAIL::冬樹蛉
>きくちまこと さま

たしかに、エンデの『はてしない物語』もクライトンよりは売れて
いないでしょうねえ。


1526//最近感心したもの (1999/04/16 21:14:44)
MAIL::きくちまこと
1506と1513と1516と1523かな。
人の好意を無にしてはいかんという気もするが。

1525//「ニッチ」という言葉の誤用 (1999/04/16 20:59:42)
MAIL::三枝
「バックアップしてくれる組織がある」という意味で、「バックグラウンドがある(そういった組織の出身である、経歴がある)」とかは言うよね。でも、なぜだが「バックボーンがある」と言うミスをするのを、最近よく耳にするんだな。
「バックボーン」てのは、思想、信条、精神的拠り所を指すもので、具体的な組織や集団のことではないんですが。
でもそんな間違いって、みんながやっている内に、その内平気でOKになってしまったりするものなのかな。

1988年イミダスの付録であった「国際化新時代の外来語・略語辞典」によると、「ニッチ産業」とは、「niche industry。すき間産業。過当な商品市場の間隙をぬって、新商品や独自の工夫で進出する産業。ニッチは花や彫刻を置く壁のくぼみの意」と、なっておりますね。
うーん、11年もたつと、外来語まで乱れるのか。

1524//着メロだんご (1999/04/16 20:54:25)
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/ray_fyk/ MAIL::冬樹蛉

>さいとうよしこさま

ツーカーホン関西から毎月送ってくる小冊子に「だんご3兄弟」の着メロ入力用
楽譜が機種別に掲載されていました(^ ^;)。こういうニーズにいまごろ気づくと
は、電話会社も、もそっとケータイの遊び感覚を重視していただきたいものであり
ます。これから毎月載るのかなあ……。さいとうさんに菓子折りのひとつも提げて
ゆくべきだと思うんですが。


1523//クライトンは良いねぇ(←マジ) (1999/04/16 20:13:48)
MAIL::三枝
ああいう、大仰で馬鹿っぽくて豪勢なSFって、なんで日本からは出て来ないんでしょうかねえ。絶対売れると思うのに。
しかしよく考えたら、なんで日本からキングやクーンツ的な作家が出て来ないのだ、絶対売れるはずなのにぃ、とか、数年言っている内に、ちゃんと鈴木光司も瀬名秀明も貴志祐介も出て来た。
その内に出て来るのかもしれない。豪勢にエンターテインメントした日本製SF作家。

1522//メタ言語SF (1999/04/16 19:48:39)
MAIL::きくちまこと
一時話題になっていた”メタ言語SF”、正確な定義がどうなったのかしりませんが、これを言い出した人が”メタ”の使い方を誤解してない限り、非常にすなおには”アルジャーノンに花束を”あたりが代表的な作品と思われます。
たしかに、マイクル・クライトンよりは売れてないかもしれませんねえ。

1521//伊藤典夫さんを応援すればいいんでしょうか(してどうする) (1999/04/16 19:15:21)
MAIL::akaosug
僕は「ノヴァ」も「アインシュタイン交点」も書いてあるそのままで読んでるんで、「ダルグレン」がメタ言語でもなんでもあまり関係ないです ^^; ただ渋谷だとちょっと寄り道という位置でないので、、、ギョウカイの方にあおられるとちょっとヒクものありますが(笑)
PKディックなんかSFファンというより、SF「も」好きだよん、っていうような人から注目されるところがあるじゃあないですか。バロウズとかのノリなのか。「ダルグレン」が100万部も売れたのもそういうのなんでしょうかね、なーんて素朴なことを書いてるとディレイニーに犯されちゃうのでしょうか、イヤーン。
そういう変なもの読者と、そのサイファクトやらの読者の共通集合でいられるSFファンって、ちょっとお得というか幸せ感。
SFファン以外に売れたSFランキングとか面白いかな。1位「日本沈没」2位「アルジャーノン」3位「時をかける少女」うーん、つまんない。
「みたいなもの」の意味で「ニッチ」って僕の周囲でも使ってますね。ビジネス的に通じるからいいや、みたいな(たぶん)。あ、この話し終わったんですか、すいません。

1520//普通にはつかわれていないでしょ。 (1999/04/16 17:02:52)
MAIL::三枝
「黒字、黒字」と言ったって、黒字にも色々な段階があるんだぜって意味で、私が作った言葉だモン。
1519//ふつうに使われている物なんだろうか (1999/04/16 16:12:11)
MAIL::るぅ
とんとん黒字。

書籍の黒字・赤字はわかりにくいですね。説明するのも難しいとは思います。雑誌はもっとシンプルなんですけどね。

1518//むきーー。うっとうしいよう!! (1999/04/16 14:27:11)
MAIL::さいとうよしこ
cdmaOne、いいアドレスといい番号もらえたし、
システムはイイ感じなんだけど、
日立製の唯一の対応端末がダメな感じ。
夏に出る予定の別の端末に期待。

1517//ローリターンとか、ロングセラーとか、 (1999/04/16 14:04:10)
MAIL::三枝
えーと、るぅさん。
要するに、何を「売れた本」と言うかも、実は一つの定義で定めきれないってこともありましてね。それを強引に、ここでは一つとして考えて、話をすすめているわけです
たとえば、最初どっと売れて、一定時間後は一切売れないような本なんか、ありますよね。それが小説だとその本の評価は低くなるのかもしれませんが、最初から売り上げが止まると見越して商売がやれるなら、出版社の方はそれを、充分に儲かる品として扱うこともできるんです。初版売り切り、倉庫要らずって奴ですね。
一方、じわじわ売って行くロングセラー型の本ってのは、安定して黒字を運んで来る優良商品ではあるのですが、そのじわじわ加減があまりにせこかったりすると、るぅさんが挙げた例のように、経費がむやみにかかり(倉庫代、輸送代、化粧直し代等、また書店で長期間棚を占有することによって書店にも基本経費をかけている)採算なんか合わないわけです。
しかしまあ、それらは絶版にする時の基準であって(「とんとん黒字」という言い方は、やぶにらみさんに、なぜ黒字の本でも絶版になることがあるのかの説明として出した概念です)、新しく本を出す時の基準ではないです。
したがって、メタフィクションの話とは、切り離して考えて欲しいんですがね。

1516//いやあ、メタメタさん。 (1999/04/16 13:45:48)
MAIL::三枝
あなたのような人って、「自分が絶対正しい」と思っているから、反対する人が出て来ると、その相手を「自分が絶対正しいと思っている(だから俺の言うことに「うん」と言ってくれない)人」だなどと、言い出すんじゃないですか?
しかしねえ。「ニッチ」とか、普通に使われている物と違う意味を押しつけられても、「うん」とはなかなか言ってはあげられませんよぉ。それは無理だわ。

1515//よくわかりました。 (1999/04/16 13:37:17)
MAIL::メタメタ
最後に三枝さんに一言。自分が絶対正しい人なんですね(笑)。
三枝さんの記述、わかりづらいんですよ、まじで。
自分の文章読解力が主だとしても、いろいろと解釈できて
しまうのは問題ありかと。

るぅさま>
丁寧な説明ありがとうございます。m(_ _)m(完全に疑問
解消しました。本当に感謝です。)

1514//ストックとフロー(とんとん黒字の話) (1999/04/16 12:02:49)
MAIL::るぅ
えーと、「とんとん黒字」について。しつこくてすみません。
僕の発言もすこし関わってきているので、責任を感じまして、ちょっと詳しく説明します。

僕も読み違いをしたのですが、たぶん三枝さんのおっしゃっている「とんとん黒字」というのは、「出庫数のほうが、返本数よりも多い」という意味なのでは?

書籍は、本屋さんでじっとしてるワケではありません。じっさいには1冊の本も、版元からすれば、出庫と返本とを繰り返しながら、徐々に在庫数を減らしているわけです。
たとえば、ある時点で10000部を市場に流した(出庫数10000)として、返本が3000部あった。実売数は7000という計算です。
ところが、次の月、戻ってきた3000を市場にあらためて出したところ、4000部帰ってきてしまった。前の月の7000部は、実際に全部が「売れた」わけではなく、一部は「返品されてなかった」だけだったのですね。
このように毎月を繰り返してみたとき、トータルで出庫量のほうが返本よりも高い数字であれば、本は「売れている」(黒字といいかえてもいいかも?)というわけです。
ところが、この差が非常に小さい場合。たとえば、3000部出庫して、2900部帰ってくる。毎月100部しかじっさいは売れてないわけです。出庫のほうが多くても、在庫がぜんぶはけるには、単純計算で30ヶ月もかかる。こりゃあ、在庫を処分するなり、絶版にするなりしないと、倉庫代やトラック代、資産にかかる税金などがかかってしゃあないわけですよね。

たとえば、以上のような状況を「とんとん黒字」と呼ぶのであれば、三枝さんの説はだいたい納得がいくのですが、いかがでしょうか?

本が絶版になるという状況は、だいたい以上のようなもののようです。毎月の流通に関係する経費や、改装費などは出版の時点での計算にははいっていません。さらに、膨大な量の本を1冊ごとにその倉庫代やトラック代まで細かく計算することはできません。だから、絶版の判断をするのは、トータルの「赤字」「黒字」ではなく、毎月の出庫数、返本数、在庫数のバランスでみるということになりますね。
ただ、それは「絶版の判断」に使うことであって、どんなにかつて売れた本でも、返本のほうが多くなることが続けば、その本は絶版になるのです。トータルでみて「大きく黒字」だった本でも、フローで見てみれば「赤字」ということは、時間が経つにつれて現れてきます。
つまり書籍のトータルでの「赤字」「黒字」というものは、絶版のときの判断にはあまり関係ないと言うことですね。

以上、私なりの「とんとん黒字」の解釈でした。もし三枝さんの意図が以上のようなものであれば、「メタフィクションが売れるか否か」はトータルの赤字・黒字の話。「絶版になるのはなぜか」はフローとしての赤字・黒字(出庫と返品)の話として、分けたほうがよろしいのではないかと思います。


1513//小夜さん (1999/04/16 07:50:33)
MAIL::三枝
どうも、別の掲示板の記述と、ここでの記述が混乱しているようですね。この掲示板で撤退宣言をした記憶は私にはありませんが。
私が何を書いているかなんかに、興味を持っても仕方ないような気もしますよ。媒体によって、作風が変わる人間なので、あれと同じようなものはあれと同じ媒体でないかぎり出ませんから。

1512//メタメタさんへ、 (1999/04/16 07:47:00)
MAIL::三枝
》その結果利潤率が高い本と低い本が出たときに後者を切るというのならわかります。

それを言っていたんですよ。いったい、今まで何を読んでいたんですか、メタメタさんは。

》商品点数が増える→在庫が増える→管理しきれないと読めてしまいますよ。(返品率が上がるとか、そういうことも含めるとやっぱり在庫増のファクターでしょ?)

どこで、そう歪むのですか?
在庫が多いと返品率に関わらず、管理のコストが上がるんです。それだけじゃないですか。

》やっぱり、とんとん黒字というのは実質的赤字としか読めないのですけど。

だーかーらぁ、その自分の読み違いを押し付けるのはやめなさいって。

》ということは、経費とか引いたら赤字ですよね?

各部署の採算計算には入っていないんですよ。会社共通経費は。っとに。

》厳密にやるのならばというつっこみだっただけであります。

えーい、うっとうしい。どうしてそう、誰にでもわかることをわざわざ書くんだぁ。

1511//>三枝さま (1999/04/16 07:13:15)
MAIL::小夜
こんにちは。
いつもこちらの掲示板を楽しく拝見させていただいている者です。

発言を読んで以前から気になっていたのですけれど、あの、三枝さまはプロの小説家になりたいという夢を今でもお持ちなのでしょうか?

こちらの掲示板からの撤退宣言は、それまでに掲示板への書き込みに費やした時間をその為の準備に当てるためだとしたら、かつて某誌に掲載された投稿作品を読んで以来、次回作を心待ちにしている一人としてとても嬉しいです。
わがままな希望だとは判っていますが、もし差し障りがありませんでしたら、今現在、どちらのジャンルを考えていらっしゃるのかをお聞かせ願えませんでしょうか。


1510//次はメキシコだってねぇ (1999/04/16 06:00:39)
MAIL::古沢
まさか四対一でアルゼンチンが負けるとは。
(寝そびれた(笑))

1509// (1999/04/16 03:50:54)
MAIL::柳下毅一郎
あー、大変な試合だった。疲れた。もう3度ぐらい負けましたよ。

それにしてもあの審判、なんか結果見てからカード出してたような気がするなあ。

1508//でも、もう止めます (1999/04/16 01:24:06)
MAIL::メタメタ
ということで、今後のWEB上でのご活躍をご期待しております。

お相手どうもありがとうございました。

1507//すごい量や (1999/04/16 01:10:28)
MAIL::メタメタ
早々のレスどうも。他の掲示板もレス早くてすごいと思っています。(尊敬)

「ニッチ産業」の件は例えがまずかったです。失礼。ここまでねちねち
やられるとたまらないですね。

黒字・赤字の問題ですが、とりあえずるぅさんの#1454で言い尽くしている
ことに気がついたのでいいです。

在庫については、回転率がよければもちろん利潤が増加しますが、そのまま
塩漬けになるとサンクコストになってしまい、赤字の原因になるということを
指摘しているだけですけど。(だから回転率については同感ですよ。)

黒字かどうかは売り上げで判断することで、事後にわかるわけですよね?
基本的に出版社は売れない本は作らないで、もちろん黒字になることを
予想して本を出版していて、その結果利潤率が高い本と低い本が出たときに
後者を切るというのならわかります。#1490の「商品点数が増えすぎて、
管理しきれない」というのは商品点数が増える→在庫が増える→管理
しきれないと読めてしまいますよ。(返品率が上がるとか、そういうことも
含めるとやっぱり在庫増のファクターでしょ?)

やっぱり、とんとん黒字というのは実質的赤字としか読めないのですけど。
「数字上は黒字が出ているのですが、在庫管理や、出版点数の増大などで出版社
に負担(経費)をかけている本のことでして、実は出版をとりやめた方が儲けになっ
たりするようなレベルの本」

ということは、経費とか引いたら赤字ですよね?

証明しているかどうか、というのですけど#1491であまりに自信をもって
「証明をしている」とおっしゃっていたのでつっこんだだけですよ。(笑)

もちろん、ここの掲示板でやっているのはブレインストーミングの一環だと
思っているわけでして。厳密にやるのならばというつっこみだっただけであります。

では。

1506//なるほど (1999/04/16 01:06:47)
MAIL::三枝
梅原氏がたてた商業戦略は、氏の独自路線だから、別に批判される筋合いもないし、批判して検討、改善してやる義理も、他の作家さんたちにはないわけですね。
問題は、彼がSFの現状に対してしている分析が「事実とは違う」と。
それが不快だ、と。

それなら良いんです。SFの現状は、私には、はっきり言ってわかりませんから。(「メタ言語的な作品がSF嫌いを作ったわけではない」という意見には首を捻りますが。)
その部分の批判に関しては、まあ、それは「なされて当然」だと思います。事実と違うなら、否定する権利は、当然当事者にはあります。

1505//生産者の立場から (1999/04/16 00:38:19)
MAIL::森岡浩之
どうもはじめまして。
SFでご飯食べているつもりの森岡浩之という者です。でも、梅原さん的には「洗脳されたスペ
ース・オペラ作家」になるのかも(笑)。

梅原書簡を読んでいてまず強く感じるのは、梅原さんが前提としている現実と、わたしが認識し
ている現実にかなり隔たりがある、ということですね。
なにぶん小市民なものですから、自分だけがそう感じているなら不安になってしまうのですが、
「なにも知らないことに勝手なことをいって」と怒っている人や、「梅原さん、プロの作家なのに、
なぜこんな素っ頓狂なことをおっしゃるんですかねぇ」と不思議がっている人がけっこういらっし
ゃるんで、ひと安心。
細かなツッコミをしていたらきりがないし、そういうことはもっと閉鎖的な空間で隠微にやった
ほうが楽しそうなので、このところの論議に関係ありそうなところだけ触れます。

そもそも「SF=超メタ言語フィクション」なんてイメージがそれほど一般的なものでしょうか。
梅原さんの仮想する「大衆読者」ってけっこう謎めいた存在だ、というのが正直なところです。
だって、そうでしょ。ファンとしては不本意ですが、SFにあまり親しんでいない人にとってこ
のジャンルのもっとも一般的なイメージって、「未来や宇宙のお話」ってところじゃないですか。
そりゃ統計をとったわけではないので断言はしませんが、個人的体験からいえばそうなります。
自分の職業をいうと、「なるほど、宇宙とかの話を書いているんですね」みたいな納得のされかた
をされるケースがもっとも多いですから。すくなくとも、「では、超メタ言語フィクションをお書
きなのですか」といわれたことはないぞ。一回だけのレア・ケースとして「はあ。じゃあ、大霊界
みたいなのを?」と訊かれたことはある(笑)。

ですから、「SFは出版社がいやがる」というのは「宇宙や遠未来が舞台の話はなかなか出して
もらえない」ということだと解釈しています。
じっさい、「架空戦記の依頼は嫌ほど来るのに、SFはこちらから頼んでも書かせてもらえない」
とか「異世界ファンタジーの企画ならすんなりとおるのに、スペオペはぜんぜんダメ」みたいな話
をいくつかききました。もっと愉快な話も耳にしたけれども、さすがにこれはぼかした形でも書け
ないや。

それなのに、梅原さんはこうお書きになる。

#1998・10・21づけ書簡
>青山氏は、「スペース・オペラはブランドにはならない」、といった悲観的な内容の手紙を書い
>ておられましたね。
> しかし、私が見たところでは、「スペース・オペラ」は、すでに立派なブランドですよ!
> つい数日前も書店で、森岡浩之氏の「星界の紋章」シリーズの最新刊を見かけました。あのシ
>リーズはヒット作であり、文庫のベストセラーだそうでは、ありませんか。
> しかも、数日前に見た「星界の紋章」シリーズの最新刊には、紙帯に、堂々と大きな活字で、
>「スペース・オペラの傑作!」と書いてありました。
> 要するに、早川書房の社員も、「SF」と銘打つと売れないが、「スペース・オペラ」と銘打
>つと売れる、という現実に気づいたから、こうなったのでしょう。
> ですから、今後は、「スペース・オペラ」こそがブランドでしょう。
> 私は自信を持って、そう断言します。

いや、梅原さんに悪意がないことはわかっています。むしろ好意的に言及してくださったおつも
りなのかも、という気すらします。
それでもやっぱり、「なにも知らないくせに、よくいうよ」という感想が出てきます。
ほんとに他人の苦労も知らずによくいってくれるもんです。「スペース・オペラと銘打つと売れ
る、という現実」なんてどこにあったというんでしょう。
「スペース・オペラ」が商業的に成功するのは難しいことを踏まえて、わたしはあの作品を書きま
した(オレ的には『星界の紋章』はスペオペじゃないんですが、それは別の話だし、スペオペと受
け取られる可能性があるのは百も承知だったから、ここでは触れないでおきましょう。セミナーに
でもとっておくかな)。
最大の動機はああいう話が好きだからですが、商業的な戦略としては、宇宙SFでもジャンル外
の読者を獲得できること証明したい、ということがありました。
もちろん、成功するという確信はありませんでした。作者にも出版社にも。刷り部数は最低。そ
のうえ、すこしでもましな数字を出すために、発行を4カ月遅らせることを編集者は提案しました。
'95年12月に出すことも可能だったのですが、本は4月によく売れる傾向があり、また'96年4月は
ハヤカワ文庫JAの新創刊1周年で、すこしは宣伝広告の予算もとれるからです。「どうせ出すま
でに2年待ったからあと4カ月ぐらいいいや」という気持ちで了承しました。
あんまり「苦労した、苦労した」と騒ぐのは趣味ではありませんからこのあたりにしておきます
が、とにかく不安が大きかっただけに、成功したときの喜びもひとしおでした。

成功しないと思われていた分野でそこそこの結果を得たというのは誇りですし、SF作家・森岡
浩之の数少ない武器でもあります。活用方法も思案中。
それを梅原さんは帯のキャッチコピーだけを根拠にして踏みにじってくれたわけです。
まったく、トンデモ話で人の商売をじゃましないでほしいな。

「梅原さんって、ブランドということばのもとに、作家属性とジャンルとキャッチコピーをごっち
ゃにしているんではなかろうか」という気がしますが、氏のなさろうとしていることに深入りする
つもりはありません。
梅原さんとわたしでは、現状認識ばかりかSF観も大きくちがうので、氏の目的がSF界の改革
だったりすると、深刻な対立が生じるところですが、サイフィクトというものを打ちだした時点で、
それは梅原さん個人の商業戦略になったのですから、他人がどうこういうことではないでしょう。
わたしはわたしなりのやりかたでSFの隆盛と自分自身の幸福のために仕事するだけです。

ただ、梅原さんの前提としている現実がSF界の真実のように受け取られて一人歩きしてしまう
と、不快だし、ある種の危惧を覚えます。
SFプロバーの生産者のひとりが「あんまり梅原さんのいうことを鵜呑みにしないでほしいな」
と願っていることを知ってくだされば幸いです。

ああ、もちろん、「可哀相に、森岡浩之はSF作家倶楽部にヨクアツされていいたいこともいえ
ず、あげくにセンノーされて、スペース・オペラ作家のくせに超メタ言語フィクションを守るため
にこんなことをいいたれているのだなぁ」とお思いになるのも、自由ですけれどもね。

1504//♪きむらさん、 (1999/04/15 23:53:49)
MAIL::たかはし
一行だけ直し損ねてます :)

1503//御笑納ください(ごめんなさい>海法さん、宮崎さん) (1999/04/15 23:45:43)
MAIL::♪きむら
「カレー愛好家は辛さにうるさい」なんて荒っぽいくくりじゃ、カレー衰退の原因
を求めたところで、無意味だと言ってるのです。私は宮崎さんに、せめて「うるさ
い人間がどれだけいるのか?」「うるさいといってもどのようにうるさいのか?」
をクリアーにするよう求めているわけです。…というか、そのレベルの議論をしよ
うとしたのに、宮崎さんが「カレー愛好家は一つだ」とか「外部から見れば同じだ」
とか言い出したわけですよ。「カレー愛好家」という集団を分析する上で、「外部
から見れば一つ」ってのは無意味です。

カレー愛好家を非カレー愛好家から分離する意味で、一つの集合として、とりあえ
ず語るのは手順として理解できますが、次に来るのは、その集団の分析のはず。そ
の時点で、カレー愛好家は一つじゃなくて、じゃなくて、たくさん、色々になるわ
けです。


つまり、宮崎さんのSFファンの定義は

1.カレーの生産/購買に関わる層
2.辛さにこだわる層
3.非カレー愛好家(と思っている人間)が、カレー愛好家なる集合に抱いている
イメージ(より正確には抱いていると宮崎さんが期待するイメージ)。

…の3点をごっちゃにしており、そこに通常の意味でのカレー愛好家…

4.自分のことをカレー愛好家と呼ぶ人間の集団

がまじって、それらが互いにすべて矛盾をきたしているのです。

1502//ふりだしに戻る(笑) (1999/04/15 21:41:24)
MAIL::宮崎恵彦
>三枝さま

梅原構想と言うのは、
「辛いカレー専門店のおかげで、世間ではカレーはとても辛いものだと思われている。だから、辛くないカレー屋のフランチャイズ全国展開をするためには、『インドめし』といった新しい名称が必要だ。」
ということですよね。だから、辛いカレーの愛好者にとっては、反対もしなければ賛同もできない、といった問題でしかないわけです。もっとも、辛いカレーの愛好者は、辛くないカレーも好きな場合が多いので、別に今のまま、どっちも「カレー」という名称でも別に困る訳ではない、というのはありますが。

だから、梅原さんがSFファンの反発を受けているとすれば、その構想の内容ではなく、独特の議論スタイルによるものだと思いますが。

1501//メタメタさんへ (1999/04/15 18:52:00)
MAIL::三枝
》だから「ニッチ産業」みたいなものと言い換えたんですけど。

「ニッチ産業」とは、今商品がない部分を見つけだして、その商品を作り出す産業です。残念ながら小説は、千年以上前から存在する商品で、「ニッチ産業」でも、「ニッチ産業のようなもの」でもありません。

》メタフィクションが商業的に売れたかどうかは実際のデータを検証して、それが有意かどうかをきちんと実証すべきだ、と述べているだけです。

ええ、ですから、私はその件に関してはやぶにらみさんにすでに問うているわけでして、メタメタさんから改めて指摘を受ける理由はわかりません。
高橋源一郎氏の本は売れているなどという意見が出されていますが、彼が小説が売れず生活が苦しかった話は大変に有名で(TV出演と、エッセイで生活ができるようになったそうです)、その話には納得はできません。

》そこそこ黒字の本についてですけど そういう本は実質赤字で、次回の出版社の出版計画を考えた時に切られるわけでしょ?

いいえ。黒字は黒字、赤字は赤字です。

》商品点数が増えた、ということは在庫(固定費用)が増大することを意味するわけだからさ。それは赤字ということになるわけだし。

いいえ、在庫が増えることと、赤字とは別です。いくら在庫が増えても、その在庫を補えるほど商品が回転すれば、在庫を抱えることは可能となります。

》もし三枝さんの定義したそこそこ黒字とかいう本があるとしたら、三枝さんは短期に売れた本の利益と長期に売れた本の利益をごっちゃにしているのではないか?

いいえ。まったく違った意味です。
より黒字を大きくするために、企業は時として、わずかな黒字の商品を切り捨てることもありえるという話をしています。

》類推の域にとどまっているのであって、証明ではないです。

では、この会議室で「証明」と言えるものをした人間は一人もいません。
従って、私だけを責めるメタメタさんのご意見は全く不当なものだと考えます。そういうことをするのは止めて下さい。