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1000//夜露を集めて天にのぼる (1999/02/28 19:32:00)
MAIL::山形浩生
シラノ・ド・ベルジュラックの「太陽と月諸国なんとかたん」というやつでしょ。講談社の昔の黒かったシリーズとか早川のあの背中が灰色で縦長のシリーズとかに入っていたんですけど、岩波文庫にもあったっけ?
0999//一気読み… (1999/02/28 02:32:50)
MAIL::高橋ま
>チョンクォをえんえん読んでると

うーむ。チョンクォ一気読みとは、鬼ですね。
「エンディミオン」は期待たがわず、いい話でした。でも、完全に続くだもんなあ…。
6カ月くらい待たなければならないのだろうか。

0998//「チグリスとユーフラテス」 (1999/02/26 21:54:03)
MAIL::三枝
インターネットの書評ページで、「これはSFではありませんね」と書いている人が
いました。その人の評価では最高得点だったので、「うーん、面白いとSFでは
ないのか」と、勘ぐっちゃいましたよ、私は。

0997//血を吸われないうちに…… (1999/02/26 18:47:31)
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/ray_fyk/ MAIL::冬樹蛉
>SFM支援リンク集

「御社がウェブページを立てるときには、今回の特集がそのまま
リンク集に使えますねー」などと(塩)さんに耳打ちしていたん
ですが、みずから作っちゃうところがさすが大森さんですね。

ところで、私の担当分のアン・ライスのページに飛べません。
ソースを見たら、URLの記述が一部抜けていますので、よろ
しくご訂正ください。「ほかの作家のページには飛べるのに、
うちには飛べないとは……」などとニューヨーク・タイムズに
意見広告を出されてはたまりません(^ ^;)。


0996//『チグリスとユーフラテス』梅原克文編 (1999/02/26 18:36:33)
MAIL::中山大安
久しぶりに大笑いしてしまったエスエフ内輪ネタでした(^^)。

0995//夜露を集めてね (1999/02/26 17:57:34)
MAIL::三枝
よくよく考えれば、昔のSFってのは今は相当陳腐になっているはずなのだけれど、
ファンタジーということにすれば、全然平気で読める……などということを考えていて
思い出したSFがあるんですが。

夜露ってのは、朝が来ると蒸発する。夜露には朝になると天に向かうエネルギーが
あるのだ。だから、夜露を集めて入れ物にいれておくと、朝になると天に向かって登る
ことができる。
という論理で、夜露を集めて月に行ってしまうというSFがあったんですが……。
あれ、なんてタイトルだったか記憶にある方はいらっしゃるでしょうか。イギリスか
フランスだかの「大人向きの」小説だったような気がするのですが。
ご存じでしたら、どなたか作家名も教えて下さるとすごくうれしいのですが。

あー……、もしもし相談室じゃない、ですか……。

0994//写真リンクほか (1999/02/26 09:00:40)
http://www.ltokyo.com/ohmori/ MAIL::大森 望
直しました。どうもっす>諸星様。

>>ガメラ3ネタバレ(ワープ日記参照)
最後はイリスとふたりで「だっちゅうの」をします。すごくセクシー。

チョンクォをえんえん読んでるといつまでたっても『エンディミオン』に到達できないなり。




0993//「月がとっても...」を歌う主賓画像が隠しキャラ (1999/02/26 02:33:31)
http://www.hf.rim.or.jp/~morrow/ MAIL::諸星友郎
先程投稿した、西葛西日記の990218の「最後まで残ったダイハードな」
の件は、
「ラスト曲「月がとっても青いから」を歌うみゆき姫」
「最後まで残ったダイハードな人々」
のURLが、"で閉じてないための模様。(ソースみないと月がとっても青いからを歌う宮部さんの画像の存在が不明なあたりが、隠しキャラなのかも)

0992//ごった日記の飛び先が、大森HPになってます。 (1999/02/26 02:28:16)
http://www.hf.rim.or.jp/~morrow/ MAIL::諸星友郎
西葛西日記の990218の
我孫子さんがおとなしいと思ったら、寝不足で疲れていたらしい(ごった日記参照)。
の「ごった日記」の飛び先が、大森ホームページになってます。
というか、URLが空白なので、大森ページに飛ぶのか(^^;

0991//写真がNot Found? (1999/02/26 02:25:41)
http://www.hf.rim.or.jp/~morrow/ MAIL::諸星友郎
990218西葛西日記の
「最後まで残ったダイハードな人々」の飛び先がなんだか変な気がします。

0990//re:サポートリンク (1999/02/26 00:15:07)
http://www.ltokyo.com/ohmori/ MAIL::大森 望
あれ、なぜこんなところに半角スペースが。
しかも下からコピーしたので上にもスペース入ってるし。
たいへん失礼しました>風野さま。
さっそく修整しておきました。
ほかにもリンクミスがありましたらご指摘ください。



0989//サポートリンク (1999/02/26 00:06:04)
http://member.nifty.ne.jp/windyfield/ MAIL::風野春樹
サポートリンクなんですが、私のページのアドレスに余計なスペースが
はさまってしまっているようで、正常に飛べません。修正をお願いします。

0988//更新情報 (1999/02/25 23:19:41)
http://www.ltokyo.com/ohmori/ MAIL::大森 望
原稿ページに、解説・訳者あとがきを合計28本追加しました。本の雑誌の新刊SF時評、1998年分もまとめました。
DASACON賞ノミネート謝恩SF力強化週間です(笑)

SFMが届いたので、WWW特集サポートリンクも完全版になりました。


0987//10%の雨予報 (1999/02/25 04:25:49)
MAIL::さいとうよしこ
↑テガッキー直送(笑)


……を宮部さんの前で歌えなかったのは、一生の不覚でした(^^;)。

そういえば文字電話「テガッキー」を買ったら
ことのほか楽しいので、売れるかも。
誰か本にしてして(^^)。

0986//シグナル。 (1999/02/25 03:04:45)
MAIL::C塚
マイクに向かって思い切り「うるさいっ!」って怒鳴ったんですけど(笑)。
だめでした。
でもま、本人いたく反省の様子なので、もうしないことを条件に
許してあげましょう(笑)。
ではでは、金曜日に(^o^)m。

0985//re:オーディン変身後 (1999/02/25 01:58:20)
http://www.ltokyo.com/ohmori/ MAIL::大森 望
あのひとはギルガメッシュくんでしょう。ギャグゆわないけど。
ラグナロク船内出張ショップは重宝しました。トンベリ育ててれば御用ききが来てくれるみたいだけど(笑)
街に入れなくて困ったのはアルテマが買えなかったこととか、やり残したイベントとか。
セカンドプレイに突入させる作戦かも(笑)。

クリア後のセーブデータが残らないのもなあ。カード集めに燃えた人とか、くやしいのでは。

>>C塚様
それは、我孫子さんを見習って、「シグナル」(笑)を出さないと。
あ、金曜はSF大賞・大藪賞ですね。またそのときにでも。

>>sinchoroomo
気がついて直してたのに、ftpしなおすのを忘れてました。いやはや。
しかしなぜ須藤玲司が気づく(笑)。


0984//typo (1999/02/25 00:18:38)
MAIL::須藤玲司@四日市
日記のなかの直木賞カラオケ写真のsinchoroom01.JPGが間違えてsinchoroomo01.JPGになってリンク切れしてますが、そんなミスに気づいてるってのもなんかやな話なんで、この事実はそっと胸の内にしまっておきます。
#そういやtypoってなんでtypoっていうんでしたっけ?

0983//40時間じゃ無理でしょう。 (1999/02/24 18:53:22)
MAIL::葵珊瑚
GFがそろったらそろったで、面倒なもんだと思いますが。

>時間圧縮は街に入れなくなるだけか。
そのとおりなんですが、そのために「ジョーカー」という人物が
いたでしょう。ラグナロクの船内にいつのまにか入りこんでるん
ですが。だから、正確にいえば、意味がないんです。「時間圧縮」
なんて。
しかし大森さんが日記でおっしゃってたように、スコールには辟易
させられたので、ラストでうまく外れてくれて嬉しかったです。
≪魔女の騎士≫対≪魔女の騎士≫という構図もあんまり・・・。
オーディンも結局なんなのかよくわからなかった。
サイファーと戦った後のオーディンは、一体なんなんでしょう。
やたらシステムがややこしいわりに、最後の城からもとの世界に
戻れるという甘さ。必ずひとつは課題を残しますね、FFって。

0982//先日はお疲れさまでした! (1999/02/24 17:09:26)
http://www.shueisha.co.jp MAIL::C塚
ども! 直木賞の時はどーもお疲れさまでした。
どうしても私もひとこと言いたくて、出てまいりました。
F君はね……(涙)。ひとことの挨拶もなしに私の「トップ・オブ・
ザ・ワールド」の時にいきなりサブマイクをつかみ、入っていたんですよ。
しかも、音程が全然あってないんですよ(涙)。
信じられます? カーペンターズで割り込まれた私の悲しみ。
想像していただけます?(涙) 音程があってれば誰と一緒でも
文句は言いません。でも……。歌い終わって彼は、「いやー、すっかり
忘れてたなぁ。あはあはあは」と高らかに笑いました。
このことは、一生忘れません(涙)。

0981//いつのまにやら (1999/02/23 15:13:09)
http://www.angelfire.com/ab/jadelied MAIL::とりいみなえ
約一ヶ月機械が修理に回っているうちに、電子出版の話題は過去のものとなってしまいましたね。これからのんびり読もうと思います。この辺の話題は、私には全然わかりません…。

ところで、私がアクセス不能になっている間、一部私の掲示板がらみの跳ね返りがあったようですが、申し訳ありません。
当人がそういうことをなさっても無駄だとわかってくださるといいのですが。

0980//DASACON告知 (1999/02/23 08:51:46)
http://www.ltokyo.com/ohmori/ MAIL::大森 望
SF系WWW者のコンベンション、DASACONの告知ページができてます。http://www.geocities.co.jp/Technopolis/4553/dasacon.html
3月13日の夜、本郷の旅館で合宿とか。大森はたぶん途中から参加予定っす。
それと、SFオンラインがやらなかったSF系WWWベスト投票も進行中。
http://www.geocities.co.jp/Technopolis/4553/list.html
にノミネーションリスト(投票はこれに限定しない)と投票要項があります。

0979//おともだち写真館に掲載させていただきました。 (1999/02/23 07:52:36)
http://www.ceres.dti.ne.jp/~shibatay/ MAIL::柴田よしき
大森さま
拝借したお写真で、無事、当方のホームページのおともだち写真館に掲載させていただきました。
ありがとうございました。
2/26のSF大賞パーティには参ります。どうぞよろしく。

0978//クリアおめでとうございます。 (1999/02/22 13:38:23)
MAIL::葵珊瑚
昨日ぼくもクリアしました。
ラスボスは、強いとは思いませんでしたが、長すぎだと思います。
回復するとHP1にされちゃうし。
おかげでみんなの特殊技をやっと見ることが出来ましたが。
しかしあと2つどうしても封印をとけないんだよな・・・。

0977//re:FFVIII (1999/02/22 06:13:19)
http://www.ltokyo.com/ohmori/ MAIL::大森 望
>>葵珊瑚さま

わざわざどうも。
遅まきながらクリアしました。発売2週間も前にサンプルもらっててこれだもんなあ。FF力落ちまくり。
苦労したのは、リバイアサン、セイレーン、パンデモニウムだけじゃなく、ケルベロスもいなかったから(笑)。あの段階ではとうてい歯の立つレベルじゃなかったんだよな。このひとはあとにしようと思ってそれっきり忘れてたという。
まあでも、城から一回外に出てオマケのG.F.(エデンはパス)とってまわってるうちに一軍トリオのHPが9999オールになっちゃったんで、ラスボスは楽勝でした。


0976//なんか突然話題を変えて (1999/02/19 22:41:34)
MAIL::葵珊瑚
申し訳ありませんが、大森さんがどうやってもアデルを倒せんと
いうので、少し助言をばと思いました。
簡単です。パターンですから。
リノアを回復しつつ、アデルへGFをぶつけりゃいいんです。
その際、リノアにだけリジェネとシェルをかけておくと、なお楽です。
まだとっておられないGFがあるようですが、最初の3匹で十分です。
ケルベロスがあれば、まあ負けないと思います。
しかしまだその後にとんでもないのがいるんですよ。
まあ頑張ってください。

0975// (1999/02/18 09:52:44)
MAIL::やぶにらみ
>ポルノやハーレクイン
たとえば、ロリコン趣味の人にとっては、
それ以外の大部分のポルノは屑なのではないでしょうか。
「90パーセントは屑」というのは、客観的な評価ではなくて、
個々人の主観的な評価かもしれません。
「捨てる神あれば拾う神あり」と言いますか。

0974//宇宙に知性を持つ存在はありやなしや? (1999/02/17 22:11:56)
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/ray_fyk/ MAIL::冬樹蛉

>諸星友郎さま

ふだんわれわれは、あんまりクラークを“イギリスSF”の作家だとは
意識しないもんですけど、こうした“法則”をはじめとする、ひねこびて
いて鋭い、冴えたユーモア感覚は、やっぱりイギリス人だよなあという気
がしますね。

ここでこんな話が出ているところへ、アーサー・C・クラーク・インター
ネット・ファンクラブのメーリングリストに面白い投稿がありまして、う
ちには今朝がた配信されてきました。Carlos Cardoso さんという方の投稿
にあった、クラークのお言葉――

" The phenomenon of UFO doesn't say anything about
the presence of intelligence in space.
It just shows how rare it is here on the earth."
A.C.Clarke

(「UFOがどうしたという現象は、宇宙に知性体が存在するや否やとい
う問題とは、なんの関係もない。そうした現象からわかるのは、知性なる
ものが、この地球上でいかに稀な存在であるかということだけである」)

「わははははは」じゃなくて「けけけけけけ」と笑ってしまいますわ。
クラーク節ですねえ。いかにも。


0973//クラークの法則 (1999/02/17 20:53:40)
http://www.network.or.jp/~tomorrow/warp/w9902c.htm#990217_3laws0 MAIL::諸星友郎
クラークの法則は「未来のプロフィール」でしたか!
どうも、ありまちょうでした>冬樹さん
(はて、邦題が「未来のプロフィール」でよかったんですかね?)
第69法則がいまいちピンと来ないんですけども、たぶん聞くと無粋だろうから、いいです(^_^;; 大人になったらわかるかなーとか。
(その他の話は長くなるので、ワープ日記(上のリンク)にて。)

0972//1割2割はあたりまえ〜♪ (1999/02/17 18:31:07)
MAIL::三枝
アンノウン・タイプ。初めて聞きました。面白いなあ〜。

スタージョンの法則ですが。
「学術論文の9割がなくなっても科学は正常に発展していく」というのを、実際に
統計処理で証明してしまった人がおりまして(私の商売は学術系なのです)、
あながち適当に言った言葉とも思えなかったりもするの
です。
しかしながら、ポルノやハーレクインの9割が屑であるとは、とうてい思えません。
むしろ9割がイケているのではないかと思われます。本来の目的を達成している
という意味において。

SFの9割が屑だとしたなら、それは「何を求められているのか」がはっきりして
いないせいではないでしょうか。
要求が抽象的であればあるほど、仕事って、屑の割合が高くなりそうな気がするのです。

0971//異形作家写真館など (1999/02/17 05:31:49)
http://www.ltokyo.com/ohmori/ MAIL::大森 望
こないだのパーティの写真を整理したので写真館をつくりました。
http://www.ltokyo.com/ohmori/igyophoto.html
日記のほうにも追記してあります。

>>超能力と魔法
魔法も扱い方ではSFになるっていう説もあって、「アンノウン・タイプ」とか呼ばれるファンタジーがそれですね。魔法にちゃんと法則性があるやつ。ポール・アンダースンの『大魔王作戦』とか。
チョーモンインのシリーズは魔法世界が舞台でも成立するでしょう。ランドール・ギャレットの『魔術師が多すぎる』みたいな。

0970//人生クラークありゃ、ディックもあるさ〜 (1999/02/16 23:48:30)
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/ray_fyk/ MAIL::冬樹蛉
>諸星友郎さま

やっぱし、ご本尊はここでは? 出典もわかりますし。

http://www.lsi.usp.br/~rbianchi/clarke/ACC.Laws.html

ワタシ的には、クラークの第六十九法則ってのがすばらしい。


0969//クラークの第三法則英語版 (1999/02/16 21:41:11)
http://www.network.or.jp/~tomorrow/warp/warp.htm MAIL::諸星友郎
クラークの第三法則の訳が
「十分に発達した科学技術は魔法と区別ができない」だったような気がしたので、ちょっと検索してみました。オリジナルの出典はいまだにわかりませんが、元の文章は、

"Any sufficiently advanced technology is indistinguishable from magic."
Arthur C. Clarke

のようです。やはり「テクノロジー」の話で「サイエンス」の話ではなかったようです。しかし、そもそも、どういう文脈での発言なのかわからないと、何が言いたいのかちょっとよくわからないかも。特に「magic」の含みとかが。
ひょっとすると「どんなに科学的な裏付けがある技術でも、みる人によっては手品と一緒くたにされるかもだしー」という意味かもしれない(^_^;;
(まぁ、一般にmagicは日本で考えるよりもいい意味で、「手品」よりは「奇跡」に近い、とかいう話を聞いたことありますけども)

0968//スタージョンの法則 (1999/02/16 21:21:51)
http://www.network.or.jp/~tomorrow/warp/warp.htm MAIL::諸星友郎
先程のページhttp://www-student.ug.sue.shiga-u.ac.jp/~u6321/lows.html
に「スタージョンの法則」が載ってましたが
スタージョンの法則「あらゆるものの90パーセントは屑である。」
これじゃ、オチバレなんじゃないかなぁ?(^^;
普通、
「SFの90%はクズである! …………まぁ、SFに限らず、何であれ、だいたいその90%はクズなんだけどさ(にや)」
っていう風に使うんじゃなかったっけ?

0967//クラークの第三法則 (1999/02/16 21:16:39)
http://www.network.or.jp/~tomorrow/warp/warp.htm MAIL::諸星友郎
クラークの第三法則 <アーサー・C・クラーク

進んだ科学は魔法と区別がつかない。

てのを一瞬思い出しましたが、関係なかったっすね(^^;
(第三だったのかー。本当の出典はどこなんだろうなぁ?
(ちなみに、http://www-student.ug.sue.shiga-u.ac.jp/~u6321/lows.html
(で調べたです。第二法則が知りたい気もする)

0966//つまらないことに気付いちゃった (1999/02/16 17:22:58)
MAIL::三枝
私が書評家な人をつい尊敬してしまうのは、それが忍耐の連続のような気がして
ならないからなのでした。

そういえば、最近読んだ中でどの本が面白かっただろうかと、つらつら考えていて、
「念力密室」という文字が頭をかすめた途端、つまらないことに気付いてしまい
ました。
「超能力」と「魔法」の違いって、舞台が「SF」か「ファンタジー」であるかの違い
「だけ」なのではなかろうかと。
つまり、SF的な発想に基づいたミステリだから、あそこに「超能力者問題ウンヌン」
にお勤めのお嬢さんが登場するわけで。あれがファンタジー的発想に基づいたミステリ
だった場合、登場するのは「黒魔術師問題対策白魔術協会」派遣の見習い魔女で
あろうと……。

0965//オペラについて(おわびだよーん)←オイッ!反省しとるのか!! (1999/02/14 09:46:42)
MAIL::あっぱっぱ
以前こちらで紹介した『ロすはロボットのロ』ですけど紹介して自分が
見に行かないというのはいかんと思い昨日観てきました。えーと、すい
ません。この作品にSFを求めてはいけなかったまあ『勧善懲悪お
涙頂戴モノ』といえば内容がお分かりかと。(オイ?) 但し子供連れ(小
学校5年以下)で行くとかなりたのしめるカネカネ・・・。
あと同じ日に新国立劇場でオペラ『天守物語』(チケットスゲー高いん
でやんの)m観てきましたけど音楽がひたすら耽美、あえて近い音楽で表
現すると映画版「銀河鉄道999」の「惑星メーテルのテーマ」にのって
(これ、多分他にもそう思う人はいるはず)レズレズホモホモスブラッタ
ホラーな世界が展開していくもの。オペラとしては『アリア』が無いの
が致命的だけどおもしろかったっすよ。

0964//レッド・ドワーフ号 (1999/02/13 16:29:01)
http://www.na.sakura.ne.jp/~tomorrow/ MAIL::諸星友郎
「モンティパイソン空飛ぶサーカス」(「さすらいのサーカス」の方がしっくりくるような)がNHKの深夜に放映されていて「ほほー」と思っていたら、知らない間に、「レッド・ドワーフ号」になっていましたとさ。
なんとなく、ドタバタの部分が自分の趣味と合わなくて笑えない気がするんですが、一度だけ最後まで見た「2人リマーで大混乱」は、まぁ、プライドが高くて神経質なリマ−君が自分のコピーを作って自分誉め天国を構築しようと思ったけど、そもそも、プライドが高くて神経質だから....というお約束な展開でしたが、お約束としてはなかなかきちんとした話になっていたと思うわけです。というわけで「笑えないかも」と思ってみながら「スタートレックの本質って、実はこれ?」ということに気づいてしまったりするのです。はい。
......「ガスパーチョスープー!」

0963//ようやく更新。 (1999/02/13 00:17:37)
http://www.ltokyo.com/ohmori/ MAIL::大森 望
ごぶさたでした。FFVIIと新刊本の山に埋もれてもうたいへん。FFVIIIは4枚目冒頭のアデルに勝てないんですがどうすればいいでしょう。外に出られないしなあ。前のセーブデータにもどってレベル上げか? まさか。

>>伝言板の年号
直すのは簡単なんですが、このページを修整するときは他のパラメーターもいっしょに入れ直さないといけないシステムなんで、どういう設定にしてたのか忘れちゃってるという問題が(笑)
年号つけたのは、たしかltokyoのCGIで動かしてた伝言板と区別するためだったような。そのうちまとめて修整します。とりあえず数字は飾りだと思ってください(笑)

>>「宇宙船レッド・ドワーフ号」
一回だけ見ました。もうちょっと、って感じかなあ。そのうちまとめて見るでしょう。

>>人の意見
よく知らない分野に関しては役に立ちますね。最大公約数的な集計結果も一応の目安にはなるかと。しかし、「面白そうだから読む」本なんて、全読書量の5パーセントぐらいかも。とほほ。


0962//えーと…… (1999/02/12 11:22:41)
MAIL::三枝
どうも細田さんの要望って、論理展開が不明というか、生産性がなさそうなので(「どうしてその方向に
話が飛ぶ?」とか「参考にしないのに聞いてどうする?」とか)、横においておいて……と。

やぶにらみさんのような方には、「匿名論争(という名前を付けてみた)」は、けっこう滑稽だったのでは
ないですか? 名前がわからないならその人の書評は読まないわけで、匿名の批評はどうでも良い
わけですよね。名前がわかるようであれば、それはもう匿名ではないわけだし。
また、ご自分の好きな本をほめている人の意見だけ参考にするということは、本には個人の好み
というものがあって、絶対的な指標があるわけではないとわかってらっしゃるわけで……。

0961//それじゃとりあえず (1999/02/11 19:25:48)
http://www2c.biglobe.ne.jp/~hosoda/ MAIL::細田
三枝さんの「ベスト」が聞きたいなぁ(参考にしないけど)。去年のSFベストでもミステリーのベストでもいいです。

0960//ベストテン (1999/02/11 18:40:39)
MAIL::やぶにらみ
私は、ベストテンって、
自分の好きな、ライター、評論家さんところと、
自分の好きな作品を選んだ人のところくらいしか
読みませんが。

0959//RE:ベスト関係 (1999/02/11 18:28:57)
MAIL::三枝
私は他人の意見を聞く方ですので。
「点数」とか、「平均・総計」ってのは、「意見」じゃないので、軽く無視したりします。
それが良いことかどうかわからないのだけど。
少なくとも書評家は、本に関する意見を言って、なんぼのものではないでしょうかね。

0958//時間逆行 (1999/02/11 11:01:32)
MAIL::♪きむらかずし
> 宇宙船レッド・ドワーフ号

以前、1回だけ観たのですが、あの“高尚な”ギャグに
ついていけず、それ以来ごぶさたです。

時間逆行テーマ(?)だと、フィリップ・K・ディック
『逆まわりの世界』が強烈です。決して映画化しても
らえないでしょう (^^;

0957//見てね (1999/02/11 06:33:16)
MAIL::走れ、良太、
はじめまして
ところで
宇宙船レッド・ドワーフ号」NHK金曜日深夜0:30から
もう、とっくにご存知かと思うのですが、もしお見逃し
でしたら騙されたと思っていちど見てください。
前前前回のエピソードは、ビック・バンが終点までいってしまって、
時間が折り返していて、人々が街を後ろ向きに歩いていたり、買い
物をするとお金がもらえたりする世界で、そこに主人公たちが迷い
込んで、ちゃんと前向いて歩けたり、普通に水が飲めたりできるの
が売りの「芸人」になるみたいな話でした。オチはやっぱりトイレ・・・
こんな高尚で猥雑でドタバタな内容です。
映画化の話も進んでいるとか、あのホーキンス博士もファンらしいです。
前回までの題名UPしときます::それは終わりから始まった 、
未来は突然やって来た 、昇進は宇宙のいのち、 神様はオレ様? 、
ホントの自分はどっちだ 、 2人リマーで大混乱 、はじめまして、
哀愁のアンドロイド 、 プレゼントは悪夢のゲーム 、
他人(ひと)の恋に酔いしれて 、過去と未来がコンニチハ 、
お払い箱?ホリー最大のピンチ! 、となりの宇宙は女性天国 、
地球は逆に回っている、 雪の惑星に落ちた友情 、 侵入!変身エイリアン
ではまた



0956//ベスト関係 (1999/02/10 23:51:23)
http://www2c.biglobe.ne.jp/~hosoda/ MAIL::細田
オレは人の意見は参考にするほうなので、こういうの作ってリストの上のほうから、面白そうな内容のものがあったら読んでいったりします。

まぁ、人の意見を聞くほうではありませんけどね。

0955//『幽霊はここにいる』けど『SFがここにいる』かは疑問(笑) (1999/02/10 18:49:24)
MAIL::あっぱっぱ
2月14日(日)21:30からNHK教育で昨年新国立劇場で上演された安倍公房
の戯曲『幽霊はここにいる』の舞台録画が放送されます。とある地方都
市でケチな詐欺師が始めた「幽霊商法」が街の経済を左右するほどに増
殖してしまうというものでバブル経済を先取りした感があります。安倍
公房というと難解なイメージがありますがところがぎっちょん!!。串田
和美が「和製ブレードランナー」風演出でなかなか面白く見せてくれて
います。日本の他の演出家がやると「ブレードランナー」の間抜けなコ
ピーになっちゃうんだけどこの人はやはりセンスが違う(串田和美といえ
ば今年松たかこを××にしてしまう予定、ふふふ)興味のある方はごらん
あれ。
あ、そういえば今日から青山円形劇場でオペラ『ロはロボットのロ』が
公演開始です。超変な女の子と人外(但し美形かどうかはの非常に疑問)
恋の物語なのでそーゆうの好きな人で4000円お持ちの方は観てみてくだ
さいましまし。

0954//Re: 質問 (1999/02/10 11:25:01)
MAIL::♪きむらかずし
アイコン、復活しましたね。
伝言板タイトルには '97 も残ってます。
毎年直すのも面倒でしょうから、とっぱらってしまった方が。
「最新版」とするテもありますが。

調査結果:

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大森SFページなんでも伝言板'98

0953//好みの問題で (1999/02/10 11:16:56)
MAIL::三枝
リアクションに困って、絶句してしまいました。
こんち、ごきげんよう。お変わりありませんか、細田さん。ひとを盾にしてあちこちに
石を投げるの止めて下さいね。男の子なんだから、喧嘩を売る時は一人で。

リストから「鉄の枷」が落ちているところを見ると、1997年1月1日〜12月31日
発売の本のランキングでしょうか。
うーみゅ。好みがすごく平均的な人には役に立ちそうですね。
問題は、自分は平均的な好みを持っているのかどうか、か。

どうなんでしょ。ランキング表を見て、一番のものから順に読んで行く人ってのは、
どのていどいるのでしょうね。私は読みません。解説を読んで、自分の好みに
合いそうかどうか考えてからにしときます。
たとえば書評でどんなにけなされていても、そのけなされる理由が自分にとって
我慢できる欠点ならば気にしないし、ほめられていても自分が重視しない部分なら、
良い本だろうとは思わないでしょう。(このどうしようもなく深い絶望感が良いとか
書いてあっても、絶対読まないな。)
そんなこんなで、「おもしろい」「良い」「凡庸」「読め」「新鮮」「笑える」とだけ言っている
ような書評は、私から見ると何も言っていないのと同じなので、点数とか星だけで
示されてもなあ……と。

「このミス」のあの座談会の良いところって、一つの作品を複数の人が、これは
こういった理由で良い、こういった理由で悪いと言い合うことで、その作品の特徴が
読んでいない人間にもおぼろげながら推測できたところだと私は思っていたのですよ。
でももしかしたら、あれを書評として読んでいた人間は私だけで、ほとんどの人は
ゴシップ記事として読んでいたのかもしれないと、あのページ配分を見て思って
しまいました。
んで、私は他人のゴシップに金を払う気がなかったので、「ちくしょう金返せ」と
思ったのです。
しかし、ニーズが別の場所にあったのならば、いたし方ありませんわなぁ。
しおしお……。


0952//すみません (1999/02/09 10:20:22)
http://www2c.biglobe.ne.jp/~hosoda/list/1997bestsfm19990209.html MAIL::細田
リンクタグ出来ないのを忘れてました。↑のところから行けます(多分)。

0951//どの本を読めばいいか (1999/02/09 10:17:53)
http://www2c.biglobe.ne.jp/~hosoda/ MAIL::細田

このようなものを作ったので、ご参考までに。

1997年翻訳ベストミステリー&SFのデータ(1999.2.9)

1998年の分は未整理ですが、ご希望があればメールでお送りしましょう。オレの場合は『ダスト』と『死せる少女たちの家』だったなぁ(どちらも1998年11月30日刊行=ただの嫌がらせ)。

0950//アイコンが読めない (1999/02/09 03:00:42)
http://www.ltokyo.com/yanasita/ MAIL::やなした
アイコンが表示されないのはリトル東京サーバが落ちているときだと思われます。アイコンだけリトル東京に置いてリンク貼ってるんだよね、たぶん。リトル東京はときどき(週末多し)レスポンスが非常に悪くなるので注意が必要です。

0949//質問 (1999/02/09 01:04:21)
http://here.is/only_test MAIL::いしかわ
もう1999年なのに掲示板のタイトルは"なんでも伝言板'98"のままでいいのですか?

では(^^;

0948//? (1999/02/09 00:48:43)
MAIL::きむら
伝言板の「読む」ページですが、左上のイメージが読み込めなくて、
何にも表示されなかったりします。[STOP] するとテキストが出てきます。
(Netscape Navigator 4.08 for Mac の場合)

左上のアイコン、どうかしちゃったのでしょうか?

0947//接続された女? (1999/02/08 16:11:49)
MAIL::星☆
って、えーと、ティプトリィとかのでしたっけ?
昔、SFマガジンで訳出されてませんでしたっけ?

すみません、もの知らずですー。

0946//覆面…… (1999/02/08 13:52:55)
MAIL::三枝
(一万年も昔の話をされてもとか、言われそうだな。)

年末年始忙しい商売で、一息ついてやっと、それじゃ本でも読みましょうかと、
今年の「このミス」を出したんです。暇になったら読もうと、楽しみにとっておいた
ので。
どうせなら、新人の本にしてみようか。毎度新人賞に関して丁寧にやっていた
のは覆面座談会のコーナーだったなと、ページをめくり……。

ううう。ひどい。
読んでいる人間にとっては、書評家が覆面かぶろうと、着ぐるみかぶろうと、
鉢かぶろうと、猫かぶろうと、なんだろうと、どうでも良いのに。顔も知らない、
親戚でもない、隣に住んでいて嫌がらせをして来るわけでもない相手が、
匿名だろうと本名だろうと、どっちだって良いのにぃ〜。

私が知りたかったのは、「私はどの本を読めば良いの」だったんです。
ああ、それだけだったのに。

0945//「竜座の暗黒星」 (1999/02/07 07:30:27)
MAIL::稲葉振一郎
はハヤカワSFシリーズのソ連東欧SFアンソロジー『竜座の暗黒星』所収と思います。今度裏をとってみます。
0944//「マイクロチップの魔術師」読了 (1999/02/07 01:37:26)
http://www.network.or.jp/~tomorrow/warp/warp.htm MAIL::諸星友郎
「マイクロチップの魔術師」読了しました。
牧歌的で、いいSFでした。なんというか、電脳SFは「ありがち」
になるか「よーわからん」になるか、二極分解な気がしますが、あり
がちだけど、ほのぼのしててよかったかな、と。いや、内容は結構
殺伐としてるかもしれないけど。

で、読んでる途中で急遽、実家に帰宅するはめになったので、
テキスト版をPalmPilotに流し込んで読みました。いやー、人間
読みたいと思えば、エリサフォント横書きでも読めるものですね。
もうちょっと綺麗なフォントで読みたいとは思いましたが。
(Pilotに転送中にJ-OSが吹っ飛んで復旧に30分以上かかった)

というわけで、文庫で絶版(ですよね?)になった古い
電脳SFを、インターネットを通じて注文して郵便で受け取って
フロッピーの中身をネット経由でPCに移して、PDAに移して読む
という、デジタルなのかアナログなのかわからない読書でした。

やぱ、小説はぽけっとに入れて持ち歩ける形になっていて欲しい
という結論だったりして。

ちなみに「接続された女」は、ハヤカワの文庫でよみました>きむらさん

0943//接続する社会 (1999/02/06 23:18:12)
MAIL::♪きむらかずし
> 「接続する社会」

おぉ、懐かしい。PowerBook520 を買って、うれしくて、クソ重い
( 3Kg )のに持ち歩ていた頃、電車の中で電子本を読んだりしま
した。

が、結局、紙に印刷して読んだような気がします。
「接続する女」(でしたっけ?)は、面白かったなぁ。

0942//「接続する社会」と「マイクロチップの魔術師」 (1999/02/06 19:22:39)
http://www.network.or.jp/~tomorrow/warp/warp.htm MAIL::諸星友郎

いまとなっては昔の話であるところの(^_^;;「電子本」の話題に関連して、商用エキスパンドブック「接続する社会」を買ってみました。

狙いはヴァーナー・ヴィンジ「マイクロチップの魔術師」です。
「早すぎたサイバーパンク」だの「再評価がまたれる」だの言われていたんで、読んでみたいなぁと思ってみたり。(CAPE X だかのサイバーSF特集だかでも誰かがとりあげていたんじゃないかな?)

エキスパンドブック版は横書きだったので、T-timeに持ってきて縦書きにしてみました。半角数字がヨコに寝てて気になったので、勝手に全角に変換してみたり(あぁ、改竄改竄)。

いま、1/10ぐらい読み進みましたが、サイバースペース=ファンタジー世界。ハッカー(クラッカー)=魔術師、という設定あたりも、(いまのところ)全然古く感じないですねぇ。

というわけで、楽しみに読んでいるわけなんですが、聞くところによると「マイクロチップの魔術師」という邦題は、大森さんの命名だとか?(^_^;; たしかに「真の名」じゃ、わけわからんですが。ためしに「サイバー魔術師」「電脳魔法合戦!」とか、タイトルを勝手につけかえた気になって想像をめぐらすと、なんか出版社だけじゃなくて内容までもかわってくるような気がするのが楽しいかも。

「接続する社会」はMac版のFD2枚組のエキスパンドブックですが
まだ、在庫はあるそうです。問い合わせは以下のURLにて。
http://terra.isr.recruit.co.jp/~nagai/index-j-j.html

0941//砂のあした… (1999/02/06 10:10:53)
MAIL::海法 紀光
…は、まがまがしい話しでした。これも私のトラウマ本です。

「増殖する砂」によって支配されている未来、というのがあります。
謎の少年が、主人公にその世界を見せていく…というのが粗筋なのですが。

TVの13チャンネルの砂嵐の中から未来の情景が次々とザッピングされていきます。その中の「耐えきれない顔をしてやおらピストルを取り出し、自殺した男のこめかみから、砂が吹き出す」シーンは、夢に出ました。

それと最後のシーン。主人公は、彼に連れられて未来へ行くわけです。未来からその人が来たのは大人は砂の世界に適応できないので適応しやすい子供達をスカウトするということだったわけで。
で、その適応する…というのは、どうやら体を砂に変えて混ざったり戻ったりできる…ということなわけですな。
何もない砂だけの世界で、砂になったり戻ったりする子供達…そういう夢も希望も何もないただそれだけの未来でした。

0940//はまださん (1999/02/06 06:25:00)
MAIL::いなば
こっちで言っても無駄だと思います。私がメールで連絡しましょう。
0939//国土社創作子どもSF全集 (1999/02/06 06:21:51)
http://www.e.okayama-u.ac.jp/~sinaba/inabahp.htm MAIL::いなば
http://webcat.nacsis.ac.jp/cgi-bin/shsproc?id=BA32200626
あかねじゃなくて国土社でした、『犬の学校』を含むシリーズ
ナクシスで6件ヒット、しかしもっとあったはず。
『砂のあした』ってのもまがまがしい話だったような記憶が。

0938//連絡を請う (1999/02/06 03:05:58)
http://www.tcup5.com/543/jadelied.html MAIL::浜田寅彦
もしこの中に鳥居美苗さんの友人がおられたなら、
1分1フランよりも、名誉のかかった問題だ。と伝えてもらえないでしょうか。

0937//おお、「宇宙パイロット」!! (1999/02/05 22:27:08)
http://www.bekkoame.ne.jp/~smatsu/ MAIL::松浦晋也
大森様、その他の皆様

こちらには初めて書き込みます。松浦晋也と申します。京フェスで会った皆
様、お世話になりました。

>>グレーウィッチの「宇宙パイロット」

というのでたまらず出てきてしまいました。この本こそ今思えば私の人生のか
なりの部分を決定した原因です。大好きでした。確か小学校の1年の時、親戚のお
ばさんになにを思ったか「SFの本が欲しい」(どこでSFなんて単語を仕入れて来た
のか覚えがない)と言ったらば、くれた本が岩崎書店エスエフ世界の名作19の「宇
宙パイロット」でした(はい、今も手元にあるのです)。同じ時に同20の「恐竜1億
年」ももらったのですが、こちらはさほど私の人格や指向に影響を与えなかった
のか、もう手元にはありません。

発行は昭和42年6月20日、翻訳は袋一平さん、略歴を見ると1898年生まれです
ね。そうでした、私の子どもの頃はまだ19世紀があちこちに残っていました。発
行元の岩崎書店の住居表示には郵便番号がありません。確か郵便番号精度導入は
この次の年だったはずです。

子どもの頃、一体何度この本を読み返したことか。
クイビシェフ(後で知りました。ロシアの有名なリゾート地です)に住む、深い
バスでしゃべるおじいさん。体が弱かった「ぼく」はおじいさんの家で療養し、
体を鍛えることになる。
花の茎を焦がしてしまう植物成長促進装置、いつでも特定の言葉を間違えて入
力してしまうディクトフォンという機械(音声入力ワープロみたいなものです)。
「おじいさんは第一回金星探検隊のメンバーだった。はじめて小惑星帯にとび、
はじめて木星の衛星群探検に出かけ、さらい土星にも、海王星にも、そのほか宇
宙のあちらにも、こちらにも、すべて最初の探検隊にくわわった…」

この小説の中で宇宙飛行士は「コスモノート」ではなく「コスマッチ」と呼ば
れています。調子に乗った私は作中の「コスマッチのうた」に作曲までしてし
まったものでした。

タケコプターみたいな機械で突如として飛んできて、滔々と惑星改造の夢をま
くしたてるラディ・ブロヒン氏。赤外線観測による暗黒星の発見(今言うところの
褐色矮星のようなものです)。
あくまで宇宙に生きるおじいさん。地上に生きることを選択する「ぼく」。そ
しておじいさんは太陽系の外へと向う探検隊に参加し、人生最後の跳躍へと赴
く。
『きみは医者だ。医者にはみょうなかんがえがある。人間は医者の手にかかっ
て、病気で死ぬのが本分だ、などという。…(中略)ところがわたしたち、コス
マッチには、またコスマッチのかんがえがあるんだ。コスマッチのいのちは、年
のかずではなくて、発見のかずで、計算することになっている。(中略)わたしは
もうじぶんの最後の一行をかき。さいごの一ページをよんでしまった人間だ。た
のむ。もう一つ、頂上にのぼらせてくれ。もう四十年、おまけをつけてくれ。そ
して次の世紀の学会ニュースをのぞかせてくれ
たのむ、つぎの探検隊のみるものを、いまわたしにみせてくれ。
たのむ、ギリギリの線から、はん歩でもいい、ふみださせてくれ』

こうやって引用していても、なんかめらめら燃えてくるなあ。

私が「SFとは宇宙に行く物語だ」と言うようになり、また、H-IIロケットを追
いかけて本まで書いてしまったバックグラウンドのひとつはこの本であることは
間違いないです。

というわけで、思わず信仰告白してしまいました。長じてからは「タルコフス
キーがこれで映画を撮ってくれないかな」などと思っていましたが、そのタルコ
フスキーも今はなし。

今読み返すと、かなりロシア的な言い回しがあるので、私としては短編を袋一
平氏が短編を膨らませたとは思えません。まったくの推測ですがグレーウィッチ
が短編を元に長編に膨らませたものが底本なのではないのでしょうか。

ところで「竜座の暗黒星」はどこで翻訳されたのでしょうか>>いなば様



0936//自分も記憶がよみがえってきます。 (1999/02/05 18:01:48)
http://member.nifty.ne.jp/KWHR/book/old-sf.html MAIL::くふ
いなばさん、ありがとうございます。古本屋を探してみます。
子供の頃に読んだのって、結構記憶に残ってますね。
オッド・ジョン、なんか怖かったのを覚えてます。

0935//おお! やはりネットはレスポンスが(嬉)。 (1999/02/05 10:10:31)
MAIL::星☆
ご回答いただいた林@元名大さま、稲葉さま、ありがとうございます!
確かにサイコロという単語にはすごくなじみが……じゃなくて覚えがあります。>くふさま。
そうか、ヴォネガットなんですね! 探してみよう……。
まわりで誰も知らないので私の幻想かと思うところでした。
でも、何で読んだのかは謎なのです。私の記憶の中では、一番最初に読んだSFは
「タイムマシン」のハズなのです。ウェルズの。しかもポプラ社とか偕成社とかの。
あのシリーズで出てなかったのかなあ……。一体どこで読んだ?>オレ。

持つべきものは濃い人がのぞきに来ているページのブックマークですね(笑)。
おすすめのところにも行ってみようっと!

0934//下のページを見てると (1999/02/05 08:18:29)
MAIL::いなば
どんどん記憶がよみがえってくる、というか。
『ついらくした月』なんて本当にもう救いのない話で。
あとグレーヴィチ『宇宙パイロット』の原作は短編「竜座の暗黒星」だと思うんだけど、後にそっちを読んだらたしかに原型になってるんだけど『宇宙パイロット』の方がエピソードもいっぱいあってずっと膨らみも余韻もある話でいったいどうなってるんだ、と思ったものです。

0933//以下のページがすごいぞ。 (1999/02/05 08:08:07)
MAIL::いなば
http://www.lares.dti.ne.jp/~hisadome/juvenile.html
http://nsknet.or.jp/~hideman/public.htm

0932//情報 (1999/02/05 07:35:41)
http://www.e.okayama-u.ac.jp/~sinaba/inabahp.htm MAIL::いなば
くふさんのおたずねページの6番は小隅黎著の国産ジュヴナイル、18番はハル・クレメント『二十億の針』(創元文庫)です。これは岩崎とか偕成とか複数のところからジュヴナイル版が出てます。
国産ジュヴナイルもきてるのがありますね。あかねだったかな? のシリーズはすごかった。豊田氏の『少年エスパー戦隊』なんかはまああたりさわりないですが、反戦ビラが元になっているという北川幸比古『日本子ども遊撃隊』とか佐野美津男『犬の学校』とか、あと作者失念、でも犬の学校と同じ人のイラストがまがまがしい『ぼくのまっかな丸木船』とか。おぼえてるかたおられます?

0931//バーンスタイン効果 (1999/02/04 21:36:22)
MAIL::須藤玲司
>多分ヴォネガットの「バーンスタイン効果」ですよ。
>『モンキーハウスヘようこそ』に収録されていると思います。

ゴセシケくんの直後に出てきた話題なんで、どっちかってゆうと岩崎書店SF少年文庫『時間と空間の冒険』収録版の話なんじゃないかと思いますが、三村美衣せんせに無断で岩崎書店の話なんてするとどんなお叱りをうけるかわからないので黙ってます。
岩崎書店版のタイトルってなんでしたっけ?
こういう自己の存在を根底から揺るがす疑問に直面したときのために、てんぷら★さんらいずはいつも手元に置いとくべきだなあ。

0930//ゴセシケは… (1999/02/04 19:54:00)
http://www.din.or.jp/~kaiho/ MAIL::海法 紀光
あらすじはくっきり記憶にあるのですが、ゴセシケに関するとこだけ全く覚えてない。…やはりトラウマか?
記憶にある恐怖は、意識を持ったまま永遠に動けない状態で縛りつけられることと、それによる発展を享受する何も知らない善意の人々っていう構図でした。
小説では確か、脳に意識があることの証拠を握ってるやつがいて悪役だったと思いますが…悪役無しの悲劇もあり得るわけで、なんかそのへんが異様に怖かったっす。
…なんか不自然な覚え方なんで、やっぱり記憶消去してるのかも。

オッド・ジョン…おかしなジョンもそうですが、ジュブナイルとはいえ結構、反社会的な話しも多く読んだのであの頃から、SFは私にとってそういうものでした。

0929//なんせ○十年も前の事だもんで・・・・・・ (1999/02/04 18:35:29)
MAIL::あっぱっぱ
>人工頭脳研究所の欺瞞を暴こうとするのだが、けっきょく失敗し、人工頭脳の自爆
>によって死んでしまう。
あれれ?。最後に死んじゃうのは覚えてるンですけど裁判はまけちゃうんでしたっけ?
裁判?、まてよ、マスコミに研究所の秘密を暴露するんだったっけ?。あうあうもう一
度読み直しだよ。(たしかウチの近くの図書館にまだあるんすよこの本)

0928//嗚呼!!エセSF者の正体ばれたり (1999/02/04 18:26:02)
MAIL::あっぱっぱ
>大森様
>「あ、あたしその本読んだことある! むかしすっごい好きだったんだ
>よね。うんうん、覚えてる、はじめて読んだSFじゃないかなあ?ゴセ
>シケくんてさあ、なんかかわいくて、好きだったのよね」
私も子供の時この本読んだ時こいつら(合成怪物)を「かわいい」と思っ
てしまった。私も化物の仲間入り・・・
むしろ同じ出版社の(だったと思う、うろ覚え)『鋼鉄都市』のコラージュ
写真の挿絵の方が怖かった。今考えるとこれが私にとって初めての「えす
えふ」だったような・・。この「鋼鉄都市」のおかげで私にとって「えす
えふ」とは人工美に彩られた冷たい金属の輝きの中にナマの(ぐちょぐちょ
)の肉塊がつまっている、またはその逆のおぞましいイメージに戦慄する快
感をもたらしてくれるモノとなってしまった(←SFというよりホラーだよこ
りゃ)

0927//って、 (1999/02/04 17:37:30)
MAIL::林@元名大
もうすでに稲葉さんが回答してるじゃん。
気づけよ < おれ

0926//ばーんすたいん (1999/02/04 17:14:01)
MAIL::林@元名大
>ある研究所の博士が行方不明になり
いま思い出しました。多分ヴォネガットの「バーンスタイン効果」ですよ。
ヴォネガットはすぐに出てきたけど、タイトルが出てこなかった。
『モンキーハウスヘようこそ』に収録されていると思います。

0925//星さま (1999/02/04 14:35:36)
http://www.e.okayama-u.ac.jp/~sinaba/inabahp.htm MAIL::稲葉振一郎
ゴセシケとはなつかしや。あのシリーズには何気なく「オッド・ジョン」とかはいっててそれもトラウマでした。
ところで星さん、おたずねのはヴォネガットの「バーンハウス効果」だと思いますが。

0924//ゴセシケ読んだことあります (1999/02/04 09:56:17)
http://member.nifty.ne.jp/KWHR/book/old-sf.html MAIL::くふ
ゾルゲ市蔵さんから聞いてここに来ました。
自分もゴセシケ気になっていたので、すっきりしました。

星☆さんのって、サイコロを振って同じ目を出す公式じゃなかったですか?
これも気になっていてホームページで情報募集してました。

0923//便乗で質問していいですか? (1999/02/04 08:56:00)
MAIL::星☆
「星界」第3回をビデオ録り損なって悲しんでいる星☆です。
お久しぶりです。
うろおぼえSF質問掲示板て、確かにあるといいかも。
私も知りたいものがあるので質問します。
覚えている方がいらっしゃったら教えて下さい。

ストーリー
ある研究所の博士が行方不明になり、その行方を探していた助手の元に手紙が届く。
その手紙は博士からのものであり、超能力を使えるようになる公式が書いてあった。
それを狙う謎の集団などと戦いつつ助手は、その公式をもとに超能力を手に入れ、
博士の代わりに(どうやら博士は死んだらしいのだ)超能力を駆使して、世界各地の
兵器を根絶するために旅立つのだ。

てな感じなんですが、よく考えると基地の外からミサイル爆破とかしてたんですよね。
軍備撤廃の啓蒙小説か何かだったのでしょうか……。

>ゴセシケくん
読んだことないです。是非読みたいです。古本屋に入ったら探してみます。

>アカイネ……?
覚えはないですが、なんか豊田有恒さんとかそーゆー系列のネーミングのような……って、
ごめんなさい、豊田さん。マーメイド戦士、好きですので許して下さい。

0922//ああうれしい (1999/02/04 06:31:18)
http://www.yk.rim.or.jp/~okano MAIL::ゾルゲ市蔵
いやーみなさんありがとうございます。おかげですっかり胸のつかえが
おりました。そんなに何度も何度も何度も何度も話題になるところを
見ると、やっぱりみんな子供の頃にトラウマになってたんですね。ゴセシケ。
「合成脳のはんらん」が先で「合成怪物」に改題されたというのも
わかって、これで古本屋を巡る楽しみが増えました。
大森様、みなさま、本当にどうもありがとうございました。
よかったら私のホームページに飾ってあるゴセシケ君も
見てやって下さい。

ところで・・・ご好意に甘えてもう一つ。
同じようなジュブナイルで「あべこべ物質」
(反物質をわかりやすく説明してくれたらしい)
「加速度ぶとん」
(宇宙船の猛烈な加速度から乗員を守る、とてもソフトなふとん)
「アカイネ」
(火星で取れる穀物で、べちゃべちゃしてあんまりおいしくないらしい)
などのイカスネーミングの続出する国産ジュブナイルSFについて
どなたかごぞんじありませんか?
(これも「俺にだまって「アカイネ」の話をするな〜」みたいな
人がいたらどうしよう)
この手の「うろおぼえSFよくある質問」というのは案外みんな
喜ぶコーナーだと思いますので、誰かやってくれないかなあ・・・

0921//ゴセシケについて一言ゆわしてもらいたい。 (1999/02/04 01:06:24)
http://www.ltokyo.com/ohmori/ MAIL::大森 望
オレに無断でゴセシケの話をするなっ。
ってもう遅すぎ。ちゃんとルールを定めておくべきだったなり。

くやしいので、その昔、「てんぷら★さんらいず」に書いたゴセシケ原稿を再録する。長いけど我慢するように。


●地上でもっとも凶々しいSF

この世でもっともこわいSFはなにか? 「フェッセンデンの宇宙」とか「鍵」とか「草原」とか、「夢の底から来た男」とか「ポーチで少女が子犬と」とか、人によってさまざまな答えが考えられるだろう。けっこう悩んでしまう質問かもしれない。しかし、わたしの場合、答えははっきりしている。この世でもっともこわいSFは、『合成脳のはんらん』である。岩崎書店の〈SFこども図書館〉の一冊で、作者はレイモンド・F・ジョーンズ。しかし、そんな知識はあと知恵にすぎない。小学生だったわたしにとって、出版社名や著者名など、なんの意味もなかった。タイトルだけが、とにかくこわい本として、脳裏に刻印されている。「合成脳のはんらん」。すでに題名からしておそろしい。いまこうして、キーボードをたたいてその題名を打ち出すだけでも、背中がそそけだってくる。
「合成脳のはんらん」。いや、もしこれが「合成脳の反乱」であれば、それほどの恐怖はなかったかもしれない。だが、「はんらん」である。凶々しい妖気が字面からただよってくるようではないか。先日、弘前をたずねたおり、たまたまはいった古本屋で、わたしの見解の正しさは立証された。書棚のすみに、この本の新装版がひっそりとおさまっていたのだが、それは、「合成怪物」と改題されていたのである。無垢な子どもに「合成脳のはんらん」などというタイトルの本を読ませてはならないと、苦情が殺到したのであろう。わたしだって、もし「合成怪物」という本で読んでいれば、あれほど恐怖におびえて眠れぬ夜を過ごすこともなかったかもしれない。すくなくとも、一晩や二晩は、眠れぬ夜の数が減っていたはずだ。
だが、もっとも不可解なのは、そもそもなぜこのような本が、子ども向きの図書として出版を許されていたのかである。どう考えても、これは子どもに読ませるようなストーリーではない。うそだと思うなら、この本を開いてみればいい。開巻早々、主人公であるジョンとマーサは、車で崖から落ちて死んでしまうのである。もちろん、登場人物が死ぬのがいけないわけではない。子どもだって、死を身近に感じることは必要だ。しかし、ものには限度というものがある。第一ページ目からすでに主人公がこの世の人ではないような話を、なぜよりにもよって、輝かしい未来が待ち受ける純真な子どもに読ませなければならないのか。まったく理解に苦しむところである。しかも、それにつづく物語も悲惨の一語につきる。サイボーグとしてよみがえって戦うというなら、まだ許してやらないでもないが、科学者だったジョンとマーサは、その脳だけを摘出され、人工頭脳につながれてしまう。意識を回復しても、身動きひとつままならない。「ジョニーは戦場へいった」をだれが子ども向きのアニメにしようと思うだろう?
そこでジョンはどうするかというと、技術ロボットを使って、自分の手足をなる生物をつくりだすのだが、これがまたおぞましい。ここにいたって、翻訳者もまた、邪悪な心根の持ち主であることがあきらかになる。ジョンがつくりだした生物は、「合成神経細胞群塊」なるしろものなのだが、これでは呼びにくいというので、ジョンはその頭文字をとって、なんとこれを「ゴセシケ」と命名するのである。「ゴセシケ」。この世にこれほど気持ちの悪い文字の組合せは存在しない。しかもそれは、名前にふさわしく、白くてぶよぶよしたもので、それに目だとか口だとかがついていて、ぴょんぴょんはねてゆくというのだ。念の入ったことに、この本には三輪しげるという邪悪なイラストレーターの描いたゴセシケの挿し絵が、これでもかこれでもかと出てくる。多感な少年だったわたしは、寝床にはいっても、ゴセシケが本から這い出してはねてくるところを想像してしまい、総毛立った。ぜったいに目の届かない棚の上にしまいこんだのだけれど、それでもだめで、夜中に勇を鼓して起き上がり、その本を、悪いとは思いつつも両親の寝ている部屋にこっそり置いてきたのだが、そのあと安心して眠れたかというと、もちろんそんなことはなくて、ゴセシケのうようよと這い回る悪夢に悩まされたのである。
それだけおそろしい思いをしたあげく、最後までて読んでも、救いは訪れない。結末では、ジョンとマーサは、フランケンシュタインの怪物のようなつぎはぎのゴセシケ人間となって、人工頭脳研究所の欺瞞を暴こうとするのだが、けっきょく失敗し、人工頭脳の自爆によって死んでしまう。いいことなどひとつもない。SFはハッピイエンドだと信じていた無垢な少年の日々は、この本を境に永遠に過去のものとなってしまったのである。なんという悲劇であろうか。
しかし、おそろしいことに、悲劇はまだ終わったわけではなかった。わたしがやっとの思いで書き上げたこの原稿を読んだ妻が、こういったのである。
「あ、あたしその本読んだことある! むかしすっごい好きだったんだよね。うんうん、覚えてる、はじめて読んだSFじゃないかなあ? ゴセシケくんてさあ、なんかかわいくて、好きだったのよね」
わたしはいま、おそるべき怪物と結婚してしまったのかもしれないという疑惑にさいなまれている。人生にハッピーエンドはないのだろうか。

0920//消えたURI(was:「合成脳のはんらん」「合成怪物」) (1999/02/03 22:56:08)
MAIL::えんどうひでゆき
# しまった。タグと看做されたか。

と云うわけで、ソノ気があったら、NetNews Archive Serviceで
チェックしてください。場所は
http://mitsuko.jaist.ac.jp/fj/
です。

0919//「合成脳のはんらん」「合成怪物」 (1999/02/03 22:51:11)
MAIL::えんどうひでゆき
これは10年くらい前からfj.rec.sfで何度も何度も何度も何度も
話題に出ている話ですね。

最初に『合成脳のはんらん』の題名で岩崎書店から1995-1968に出た
「SF世界の名作」の一冊として出て(第25巻?)、のちに1976年頃に
「SF子ども図書館」の一冊として『合成怪物』として出たのだと手元の
メモにあります。
作者は:レイモンド・F・ジョーンズ、訳は半田倹一、絵が三輪しげる
とあります。

fj.rec.sfではなんどか詳しいストーリーラインが紹介された
ことがあったはずです。

See NetNews Archive Service Ver.2


では
はは

0918//「合成怪物?」 (1999/02/03 21:58:37)
http://www.yk.rim.or.jp/~okano MAIL::ゾルゲ市蔵
さっそくのフォローありがとうございました。

どうもあちこちから集まった情報を総合すると
昭和42年頃に岩崎書店から出ていたR・ジョーンズの「合成怪物」
(原題)「CYBERNETIC BRAINS」ではないかという気配が濃厚です。
(ここらへんのスピードはさすがインターネットですね!)
しかし、この本肝心の内容についての紹介がなく、また今まで
岩崎書店のリストは見ていたのに見落としていた理由として
どうも途中で改題されたらしい(「合成脳の反乱」)などもあって
まだまだナゾは残ります。この「合成怪物」がたしかに「ゴセシケ」の
出所に間違いないという確証を与えてくれる方!どうか
情報提供をおねがいします。

0917//ジュブナイルといえば…… (1999/02/03 18:38:37)
http://www.network.or.jp/~tomorrow/warp/warp.htm MAIL::諸星友郎
ジュブナイルSFといえば、キャンプテン・フューチャーの
ジュブナイル版は、タイトルが違うやつがいくつかあっても
内容は何故か全部「時のロスト・ワールド」だったりするの
でがっかりしたガキのころの記憶が……。しかも、挿し絵の
キャプテンが鼻ヒゲたくわえていたりして「ちがう!」とか
思ったり。

0916//ゴセシケ (1999/02/03 18:31:59)
http://www.hf.rim.or.jp/~morrow/ MAIL::諸星友郎
ご、ゴセシケ!? あー、なんか、灰色のキバの生えたカエル
みたいなやつで、脳味噌だけにされた科学者たちが遠隔操縦
する、とかいうやつでしたっけ? 岩崎書店(だっけ)の
ジュブナイルのやつで、小学校のころ読んだような……
あ、ああ、だめだ思い出せない。小学校に潜入するわけにも
いかないから、近所の図書館の児童書の棚をさがすしか……
ああ、すげー気になる。ちなみに「合成人間ビルケ」は
「ドウエル教授の首」だったろうか。

0915//気になります。 (1999/02/03 17:41:22)
MAIL::カワカミ
書き込みはじめてでしょうか、カワカミと申します。

>ゴセシケ
うわあ、むっちゃ気になる。だれか早く答えて上げてください!
僕も読んだのに思い出せません。なんだったっけ?むむ?
実家戻れば小学校の図書カードでわかるのに・・・
ここにも思い出せない人が一人。
あの黄色い縁取りしたシリーズだっけ?

0914//ゴセシケをご存知の方・・・ (1999/02/03 16:40:32)
http://www.yk.rim.or.jp/~okano MAIL::ゾルゲ市蔵
調べても調べてもはっきりしないのであちこちの掲示板に
お邪魔している者ですがはじめまして。
どなたか昔のジュブナイルSFで「合成神経細胞群塊」略して
「ゴセシケ」の出てきたお話のタイトルと著者をご存知ありませんか?
お心当たりのあるかたはぜひ情報をお寄せ下さい。

0913//わっちりんく(す) SF 編 (1999/02/03 00:27:06)
http://www.st.rim.or.jp/~kimu/index-j.html MAIL::♪きむらかずし
タレコミです。しゃあるさんが実験的に、
わっちりんく(す) SF 編
http://www.ufo.co.jp/~sharl/d/scifi.html
を始めました。技術的および policy に関する解説はこちらに。
http://www.ufo.co.jp/~sharl/d/9902_1.html#02-03

0912//北村薫さんが (1999/02/02 16:07:02)
MAIL::葵珊瑚
何だったかの本の中で、赤字を出してもいいように売れる本
を出すんだとかなんとか、台詞にしていましたけど、そうい
うことなんですかね。赤字を出しても出版する本がいい本と
は限りませんが。

0911//小説雑誌 (1999/02/02 10:53:14)
http://www2c.biglobe.ne.jp/~hosoda/ MAIL::細田
そう言えば、20〜30年ぐらい前は、小説雑誌って、雑誌単体で益が出たんですよね。原価計算、ちょっと見れば分かるけど、10万部以上売れれば赤字にはならないんです、今の小説雑誌も。

最近は漫画雑誌も、雑誌単体では赤字ラインすれすれのところもあるようで。

0910//Big Hit,coil shoes,coil shoes (1999/02/02 09:57:19)
http://www.eckorea.net/coilshoes MAIL::Yong Oh
Please try to wear our COIL SHOES, you will surprise at its performance, and then you will not wear any other shoes any more. If you need some photos for 99 shoe collection not posted yet at our home page, why do not you e mail us.
Our goal of the coil shoes which are the only shoes that protect your feet, knees, hips and spine from the damaging impact of running and walking is changing the way the world walks.

0909//金がない (1999/02/01 16:27:55)
http://www.din.or.jp/~aoyama/ MAIL::青山智樹
よしこさん>ぅいーっす。元気?
こないだ書いたときに自分のURL間違えてしまった。
ところで、HTMLタグって有効にしといた方がいいのかな?

ひさびさに景気のいい話を聞いた。「本当は恐ろしいグリム童話」
著者の印税支払いが一億越えたので対策の方をどうするか、会社の経理と著者で相談中だそうです。
一度、それぐらい売れてみたい。

0908//不況 (1999/02/01 10:05:58)
MAIL::やぶにらみ
映画の世界では、ずいぶん前から「一本かぶり」現象が指摘されていますね。
当たる作品が一極集中して、それ以外は軒並み低くなる。
映画に限らず、メジャーな売れ方は、たいていこんな感じに見えます。
だからこそ、マイナーを買い支える「おたく」の存在が、
過大に重大視されているのではないでしょうか。

0907//出版不況 (1999/01/31 03:49:07)
http://www2c.biglobe.ne.jp/~hosoda/ MAIL::細田
これは、出版業界で食おうと思っている人間が多くなりすぎたせいなのかも、と(苦笑)。あと、不況だと「新しいこと」がやりにくくなる、ってこともあるし。「これからは儲かることしかしない」って、松竹の社長だかは言ったみたいだけど、それってつまり「儲かるか儲からないか分からないこと(=新しいこと)はしない」の意だと思ってしまいました。いいのかよ、基本的にでっかいギャンブルである映画業界のエラい人がそんなこと言って。昔、20世紀フォックスの女社長が似たようなこと言ったらしいですが。

あと、世の中の全体として、本とか映画とか音楽は生活の必需品じゃないので、「友達との共通の話題として押さえておく」という傾向が強くなって、要するに売れるものは爆発的に売れるけど、売れないものはいくらいいものでも売れない、というのもあります。『ベルセルク』なんて、別にTV化される前から面白かった(TV化されることで面白くなったわけではない)んだけど、売れ行きはその前とその後で10倍ぐらい違ってます(苦笑)。それに、爆発的に売れたものの継続がなくなって(少なくなって)、一過性の「ブーム」ってのも目立つ現象でしょうか。

0906//超合金魂、変身サイボーグ復刻、ミクロマン復刻って「おもちゃバブル」だよなぁ。 (1999/01/30 22:32:06)
http://www.hf.rim.or.jp/~morrow/ MAIL::諸星友郎
さいとうさん
>なんかおたく入ってない人は買いたいモノがないので
>不況らしいですが、どうなんだろ。小説とか出版では……

「本とコンピュータ」7号だかのどっかに「本は不況の時に売れる不思議な商品であったのだが、今は本が全然売れなくて危機的状況だ」とか書いてあったんですが、本当なんですかねぇ? 本は他の娯楽がダメになったとき(だけ)に省みられる安い代替娯楽だったらしいのが、バブルの時に「売れ線を出せば、ぼんぼん売れるから売れない本なんか作るな」という体質改善をはかって、その結果、ベストセラー連発が可能になったかわりに、不況と同時に、他の商品と同じく売れない商品になってしまった、とか。(いや、そういうことが書いてあっただけで、私はほんとーのところどうなのか、さっぱりわかりませんが(^^;)

梅原書簡的に言えば、

>ところが八〇年代はバブル景気に支えられて、世の中に必要以上の経済的な
>余裕が生まれたのです。そのせいでしょう。マニアならぬ「おたく」の数も
>ある程度、増えてしまったのです。そのため、あの「おたく文化」が花開い
>てしまいました。これは八〇年代以前にはなかった文化現象でしょう。
(梅原書簡1998・12・18)

という論調なので、現在の不況は「普通の状況」か、あるいはバブルの反動であって、「オタク的に一般人が買い物しないから不況になった」んじゃなくて、バブルで調子こいたオタクが買いまくった反動なんだ、ということじゃないでしょうか?

オタク文化は「バブル時期に特有のおまけ」であって、「やっと到来した、人々が自分の趣味嗜好によって、いろいろなものを選べる時代」ではなかった、ということではないでしょうか。

個人的には、「日本中で、今、まさにファイナルファンタジーVIIIが、いったい何セット稼動しているだろう?」とか考えると「ゲームの大衆化」よりむしろ「一億総オタク」という方が、正確なんじゃないだろうか? とか思ってしまうんですが(^_^;;

0905//またあんまし関係ないです(^^;) (1999/01/30 21:50:37)
MAIL::さいとうよしこ
諸星さんのを読んで:
なんかおたく入ってない人は買いたいモノがないので
不況らしいですが、どうなんだろ。小説とか出版では……
と、もともとの書簡をまともに読んでないのでちょっと思っただけ。

青山さま>ういっす(^^)/。

0904//ケッケッケッ (1999/01/30 15:18:34)
http://www.din.or.jp/aoyama/index.html MAIL::青山智樹
青山です。
ここでは初めまして。
ご無沙汰です。大森さん(掲示板不調すんません)。

SFマガジンの内情については、退社した**さんとか、やめてしまった*+さんとか、さらには親会社の資産状況から推して信じ難いほど潤沢であると聞いています。発行部数、公称〓万って聞いたときはひっくり返ったぜ。
独立採算、ってのは知らなかった。勉強になるなあ。インターネット。時間食うばかりじゃないんだ。
今この辺のこと書いた手紙、したためています。これからプリントアウトや(その前に仕事せんと……)。
いや、こんなもの公開してあんまり意味がないと思うので、HPには載せないけれど。それに実名がばんばん出てくるのでヤバイ。

ついでに梅原さんにもインターネットはじめんかあ、とそそのかしてます。ファイルの拡張子からして一太郎。コンピューター使ってるみたいですから、すぐでしょう。

0903//桶屋が儲かってるからといって風が吹いてるとはかぎらないかも。 (1999/01/30 14:16:13)
http://www.network.or.jp/~tomorrow/warp/warp.htm MAIL::諸星友郎
梅原書簡について

実は梅原書簡のオタク分析は、極端とはいえ「ある意味、真実をついている」と思ったりします。(いるでしょう、あなたの身の回りにも、そういう「困ったオタク」な方が。いや、あなた自身だとは言ってないんですが(^^;)

で「オタクファンの悪影響=>SFの評判が落ちる=>SF冬の時代」って流れがありえることは詳しく論証しなくてもまぁ、いいことにするとして、問題はそういう流れで「オタクファンの悪影響でSF冬の時代が起こる」ことは示せても「SF冬の時代がすべてオタクファンの悪影響だ」とは言えないところにあるんじゃないかなーと。「風が吹けば桶屋が儲かる」という流れが真実だとしたら「風が吹けば自動的に必ず桶屋が儲かる」ことは論理的帰結ですが、その状況でも「桶屋が儲かっているからといって必ずしも風が吹いたとは限らない」わけでして。そういうわけで、SF冬の時代をオタクに還元するのはもうちょっと慎重にしてもらわないと読んでいて、実に不安ですね。

梅原理論の
・エンターテイメントSFという方法がありえる
・小難しいSFを褒める傾向とエンターテイメントSFは両立しない
といいたいんじゃないかな、というあたりまでは、それなりに説得力があると思うんですが、「SFは売れてない」という論証と、「売れてないのはオタクのせいだ」という論証が2段構えで変なのが、読んでいて困る所だと思うわけです。
というわけで、梅原理論を信じている人に言わせればきっと「枝葉の部分の説明に多少の不備があっても、それで梅原理論がひっくりかえるわけではない」ということになるんだろうと思うわけですが、梅原理論を信じていない人は、枝葉の説明からしか理論の検討ができないわけですから、是非ともまともな枝葉部分を用意してもらいたいものだわ、と思います。はい。(というか、SFオタクにはわかってほしくないのかも。わはは)

とか、ざっと読んで思ったわけです。用語は適当に使ったので梅原書簡とは対応してないです。(しかも、こんなところに書くなって)

0902// (1999/01/29 19:24:04)
MAIL::あっぱっぱ
>斉藤様
ありがとうございますううっ!。早速探してみます
>水玉センセ
お体大切にしてくださいね(とかいいながらホントは『ククク・・・、病気
仲間がひとり増えたわ。ほーっほっほ!!!』と思ってる馬鹿モノな私←ッテオィ
只の自立神経失調症の癖に)

0901//SFMは黒字なのか! (1999/01/28 19:07:48)
http://www.network.or.jp/~tomorrow/warp/warp.htm MAIL::諸星友郎
>SFマガジンは基本的に独立採算で、基本的に黒字です。

そうだったのか! じゃーオレが買わなくてもつぶれないってことか!
安心して立ち読みしよーっと(こらー!>おれ)