凡人はこのような本を読みました
2000年
1月3日(火)
本日、”渡辺淳一著「かりそめ」新潮社”を読み終える。
上記作家の作品は、以前、エッセイ集の「男というもの」と小説「別れぬ理由」を読んだ。
昨年は、「失楽園」が映画化され、話題になったが、今回の小説は、「失楽園」以来の長編小説だということだ。やはり、今回も、40代の女性と50代の男性の不倫の物語である。
読み終わった感想としては、最後に死というものに直面するが、女性の賢さ、潔さが多く表現されており、小説と思ってはいるが、感心するばかりである。
1月6日(木)
本日”村上春樹著「もし僕らのことばがウイスキ−であったなら」平凡社”を読み終える。
この作品は、著者とその奥さんが、アイラ島とアイルランドを旅した時のエッセイである。旅の目的は、それぞれの地方の独自のウイスキ−を飲む事だが、著者の独特の表現で、すぐにでも、シングル・モルトを味わってみたいような気がしてくる。また、奥さんが、撮影した写真も魅力的である。
1月9日(日)
本日、”石田章一著「病医院のためのイメ−ジアップ実践マニュアル」日本医療企画”を読み終える。HIS(ホスピタル・アイデンティティ・システム)について書かれた書籍であが、昭和61年に出版されたにもかかわらず、現在、読んでも新鮮なのはなぜだろう?
私ども病院でも、新しく、案内書や看板等を企画しているが、参考にしていきたいと思う。
1月16日(日)
本日、”国友隆一著「アメリカのサ−ビス革命」ぱる出版”を読み終えた。ノ−ドストロ−ムやウォ−ルマ−トなどの一般消費者への小売業の内容が中心となっている。凡人は、病院において「患者サ−ビス向上改善委員会」を運営しているので、何かの参考にと思って、読んでみたが、いまいち、利用できる部分を発見できませんでした。
1月19日(水)
本日、”五木寛之著「人生の目的」幻冬舎”を読み終える。大変難しい題名だが、結論としては「人生の目的の第一歩は、生きること、である。何のために、という答えは、あとからついていくだろう。運命と宿命をしり、それを受容して、なお生きること。それこそが”人生の目的”ではないか」というのが著者の見解のようである。
1月23日(日)
”福島哲史著「書く力が身につく本」PHP文庫”を読み終える。ビジネスの上で書く力がいかに重要か、また、話し言葉では、人に情報が伝わらないということが、事細かに書いてあり、大変参考になった。
1月24日(月)
”野口悠紀雄著『「超」整理法3』中公新書”を読み終える。この著者の本は「超整理法」「続超整理法」「超勉強法」「パソコン超仕事法」を読んだ。そして、仕事場では今でも、著者提案の封筒を使った、”押出ファイリング”を実行している。なかなか便利である。今回の内容は、これらの不要の書類をいかに捨てるかという内容であったが、現在、凡人が実行している方法とだいたいにていると思われる。
1月30日(日)
”古川栄一著「経営学入門」経林書房”を読み終える。この本を読むのに、約1年以上かかってしまった。本来なら、大学の時に、このような勉強をしておくべきなのだが、凡人は、バイトとテニスで、あまり学校には行ってなかったため、今になって勉強する事になってしまった。
2月 2日(水)
現在の時刻は、真夜中の午前0時35分、本来なら、3日なのだろうが、とりあえず眠りにつくまでは、その日(目の覚めた日)ということにしておきます。たった今、”大江唯之著「民間病院の経営必勝法」日本医療企画”を読み終える。この筆者の本は「現場発想のノウハウ」など2冊めだが、かなり参考になる部分があった。しかし、筆者は、仕事が人生のすべてだ、仕事をしながら死ねたら本望だと訴えているが、僕は、若干、違うのではないかと思っています。確かに、生活の中で、仕事のしめる部分(家で勉強したり)は、睡眠をのぞけば90%以上だと思いますが、のこり10%にも必死に取り組みたいと考える、今日このごろです。
2月13日(日)
昨日、”司馬遼太郎著「竜馬がゆく(1)」文春文庫”を読んだ。テレビにて亡き司馬遼太郎氏の特集があり、彼の生き様に感動を覚え、ぜひ読んでみたい思い、古本屋にて、”竜馬がゆく”を全巻そろえた。1巻は25歳までの内容が記載してあり、特に武術に関しての事が多い。その当時の歴史がよく理解でき、楽しむことができた。
2月18日(金)
先日、八重洲ブックセンタ−で書いこんできた本の中の1冊でる、”鷲田小彌太著「知的に生きるための思考術」PHP”を読み終える。哲学の内容が大半であるが、なかなか理解出来ないのは凡人だからであろうか?
3月3日(金)ひな祭り
”梅津和郎著「病院経営が本当に危ない」エ−ル出版社”を読み終える。医療にまじめに専念していても、これからの病院は本当に危ないという恐ろしい内容の本でした。確かに、厚生省の経済誘導の通りに行っていれば、とりあえずは、採算に見合うかもしれないと思う。しかし、年金制度や、保健組合のように、厚生省の思惑通りにやっていても、破綻しかねない場合もある。やはり、我々独自の経営スタンスを考え、経営していかねばとつくづく考える凡人であった。
3月5日(日)
昨日、都内で購入した”村上春樹著「神の子どもたちはみな踊る」新潮社”を読み終える。この本の中には、6編の短編小説が収載されている。
「UFOが釧路に降りてくる」「アイロンのある風景」「神の子どもたちはみな踊る」「タイランド」「かえるくん、東京を救う」「蜂蜜パイ」である。どれもこれもいつものク−ルな主人公が村上ワ−ルドを繰り広げている。特に、凡人は「アイロンのある風景」の女の子に共感した。早く、次なる作品を読みたいと思う凡人でした。
PS 先日、読書好きな24才の看護婦に、村上春樹の「風の歌を聴け」と「1973年のピンボ−ル」をかしたが、難しくてわからないという。これだけベストセラ−になった本だが、今まで、凡人が、人に彼の作品をかして、面白かったいう言葉を聞いたことがないのはなぜ?
3月12日(月)
本日、3冊本を読み終える。
1冊目は”太宰治著「人間失格」新潮文庫”である。凡人は、このような文学的作品は、ほとんど読んだことがなかったので、とりあえず読んでみる事にした。著者の幼少の頃から、薬物中毒で、病院に入院させられるまでのことが書いてある。太宰治は40才の誕生日の1週間前に自殺してこの世を去っているが、その切実な思いが伝わるような作品だった。
2冊目は、”藤野千夜著「夏の約束」講談社”です。今年度の芥川賞を受賞した作品である。ゲイのカップルが主人公で、そこに女性2人とニュ−ハ−フが1名かかわってくる。これといって何か特徴がある作品ではなかったが、読みやすかったのも事実である。
3冊目は”加来耕三著「日本史の読み方」かんき出版”です。高校時代の時に日本史は授業で教わりましたが、ほぼ完全といっていいほど忘れさられているので、少し、勉強して見ようと思い「世界史の読み方」とペアで購入しました。この年で日本史を読むとまた、違った感激があります。
3月20日(月)春分の日
”三田誠広著「天気の好い日は小説を書こう」朝日ソノラマ”を読み終える。作者の三田誠広は早稲田大学文学部卒業の作家である。その作者が早稲田大学での小説創作の講義を本にした。凡人が今まで何気なく読んでいた小説が実はかなり深い意味があるということに気づいた。
作者は、志賀直哉の小説を推薦していたので、今日、古本やで2冊購入してきた。いつ読めるのであろうか?
4月10日(月)
昨日、”松浦理恵子著「親指Pの修業時代 上」河出文庫”を読み終える。実は、「天気の好い日は小説を書こう」の中で、紹介されていた本である。突然若い女性の足の親指がペニスになってしまうという内容である。とにかく奇妙な展開でかなりとまどってしまう。女性ながらのペニスとらえ方も面白い。とりあえずは、下巻に進もうと思う。
4月17日(月)
先日”野村正樹著「知的時間整理の方法」日本実業出版社”を読み終える。この著者の本を読むのは3冊目である。以前サントリ−の社員でありながら、ミステリ−小説家として活躍していた。現在は、会社を退職し専業小説家となっている。この本は、1日のすべての時間を90分1サイクルとして活動することによって、毎日を有効かつ豊かに生きることができると書かれている。凡人も睡眠時間などは90分単位で目覚めようと努力している。ノンレム睡眠とレム睡眠のサイクルが90分で浅い眠りの時に目覚めた方がスッキリするからである。確かにこれは正解で、4時間30分や6時間で目覚めた方が気持ちがいい。また、夜中に目が覚めたとき時計を見ると、床についてから90分ということがよくる。ぜひ、90分倍数睡眠をお勧めします。
4月24日(月)
たった今、”野村正樹書「夜・寝る前の15分間の奇跡」青春出版社”を読み終える。実は、紀伊国屋書店のインタ−ネット販売で野村氏の本を前回読んだ本を含め4冊購入した。(インタ−ネット通販は本当に便利です。郵送料は払うことになりますが、近所の本屋に注文するよりも希望の本を早く手に入れることが出来ます。ただ、カ−ド決済なので、ついつい購入しすぎてしまうのが危険です)就寝前の時間活用を48話に納めています。私自身も、「終わりよければすべてよし」ではないけれどベットの中で今日1日のことを回想します。そして、翌日のことを考えだした頃には睡魔に襲われ爆睡してしまう毎日です。この本の中で引用した名言で納得したものがありましたので、記載しておきます。
「明日は今日より良くないかもしれず、悪いこともありうる。
だが、明日にはひとつだけかけがえのない魅力がある。
まだ来ていないということだ。」
E・M・フォスタ−
4月26日(水)
昨日、”大竹美喜著「医療改革のシナリオをつぶすな」NHK出版”を読み終える。今後の医療改革のあり方などの教科書的書籍である。特に、現在、公的医療保険は破綻寸前であるが、それに変わる、民間企業の保険のあり方についての考え方は賛同できるところが多かった。
本日、”松浦理英子著”「親指Pの修行時代 下」河出文庫”を読み終えた。女子大生の足の親指が突然、ぺニスなるという内容である。結局、足の親指がペニスになったおかげでいろいろな人たちと出会い、主人公が男女あるいは女女にありかたについて悩みつづけ最後には結論がでる。この小説の面白いところは、作者が女性だからなのではないだろうか?
5月5日(水)
先日、”志賀直哉著「和解」角川文庫”を読み終える。キャンプ中に読んだのだが、夜、ランタンの明かりで、バ−ボンを飲みながら志賀直哉を読むのも最高である。内容は、決別している父と息子の理解しあうまでの経緯が書かれているが、やはり日本文学と言うか奥の深いものを感じる凡人でした。
本日、”野村正樹著「ビジネスマンのための知的時間術」PHP文庫”を読み終える。紀伊国屋書店のホ−ムペ−ジで購入した本の1冊である。時間管理のノウハウ本ではなく、人間の一生に平等に与えられた「時間という豊かな資産」の大切さを強調した内容である。実は、私も先日ある出版社の公募に「凡人の知的ライフワ−クのすすめ」という内容で応募してみた。400字原稿用紙50枚程度のものだが、自分のライフワ−クを考える意味で大変有効となった。また機会があったら何か書いてみたいと思う凡人でした。
5月14日(日)
本日、”志賀直哉著「小僧の神様・城の崎にて」新潮文庫”を読み終える。短編18作品が掲載されている。「小僧の神様」は「小説の神様」と言われるほどの代表作であるそうだ。私自身は「雨蛙」という作品が印象に残った。気弱な細君が、小説家の講演会に行った際、男性と一夜をともにしてしまう。それを知った夫は、妻を責めるわけでなく、哀れみを感じるという内容である。「暗夜行路」の後編だということだが、ぜひ読んでみたいと思う。
5月21日(日)
昨日、”野村正樹著「ビジネス力50の法則」学陽文庫”を読み終える。まとめ買いした野村正樹氏の最後の本である。五十音順にビジネスヒントを掲載した内容だ。理解はできるのだが、実際に行動するのは難しいと思う。
5月25日(水)
本日、”田山花袋著「田舎教師」新潮文庫”を読み終える。群馬県の行田や羽生などが中心として展開されている。先日、館林市にある「田山花袋記念館」と生まれ育った家を見学してきたせいか親近感がわく。将来、夢のある文学青年が家庭が貧困なため、田舎の学校教師になるが、夢との葛藤のなかで、最後には亡くなってしまう内容である。なぜか感動した。また、明治の頃に、古河市に遊郭があったのには驚いた。
6月1日(木)
昨日、”三田誠広著「深くておいしい小説の書き方」集英社文庫”を読み終える。先日読んだ「天気の好い日は小説を書こう」の2作目である。早稲田大学文学部の小説創作の授業を本にしたものである。今回の内容はドフトエフスキ−の「罪と罰」を中心とした小説の奥深さを説明している。また、芥川賞などの新人賞の受賞の仕方などが記載されている。次回はこの作家の小説をぜひ読もうと購入してみた凡人でした。
6月4日(日)
昨日、”谷崎潤一郎著「痴人の愛」新潮文庫”を読み終える。主人公がナオミという淫売な妻との生活記録となっているが、なんとすさまじい内容なのだろうか。大正時代に書かれているのがすごい。お目にかかりたくない女性の1人である。
本日、”三田誠広著「僕って何」角川文庫”を読み終える。早稲田大学文学部で小説創作授業を行っている作家の小説である。大学に入学した僕が、孤独でいたところを学生運動にまきこまれ、同じ運動をしていた女性と同棲しそんなごたごたのなかから自分というものは何かと問いかけている。凡人も大学の時、学生運動は行っていなかったが、僕の気持ちにがなんとなく理解できる。
6月8日(木)
昨夜、”三田誠広著「書く前に読もう超明解文学史」朝日パノラマ”を読み終える。小説創設の授業を書籍にした3冊目(最後かな)である。今回は日本文学史について書かれている。特に中上健二と大江健三郎をクロ−ズアップし作者の生活背景も含め詳細に記載されている。また、凡人の好きな、村上春樹など触れている。
6月11日(日)
昨日、”安部公房著「砂の女」新潮文庫”を読み終える。ある教師が、昆虫採集の虫を探しに砂浜に行っ時に、蟻地獄のような部落に迷い込みます。最初は、あらゆる方法で脱出を試みますが、すべて失敗。終いには、蟻地獄の生活に順応していく内容です。この作品は海外でも翻訳され人気をよんだそうです。
昨日から梅雨入りしたため、予定されていたテニスの大会も延期となり、朝から読書三昧をすることができました。本日、”太宰治著「斜陽」新潮文庫”を読み終える。太宰の集大成と言われる作品だということですが、あいかわらず、自虐的な作品である。太宰治は2度自殺に失敗して、3度目で成功している。この作品の主人公の弟が自殺するのだが、生きていくことの価値観というものを、この弟を通して表現しているように思われる。
ただ今の時刻は午後11時46分、たった今、”田山花袋著「蒲団」中央公論社”を読み終えた。明治40年に発表された作品である。作家の主人公が若き女性を弟子にする。その女性は京都の学生と恋に陥いり、それを認めない父親と実家に帰るのだが、帰ったあとに主人公がその女性が住んでいた2階の部屋に行って押入から、彼女の蒲団と寝着をだしてその臭いを嗅いで、蒲団に顔をうずめて泣くのである。主人公とその女性と特に関係があったわけではなかった。切ない小説である。しかし、田山花袋の一つ一つの描写はうまいと思う。また、当時の女性に対する処女へのこだわりはすさまじく感じられた。
6月14日(木)
昨夜、”司馬遼太郎著”「竜馬がゆく(2)」文春文庫”を読み終える。このシリ−ズは毎晩、寝る前にベットの中で少〜しずつ読んでいる。2巻は江戸、千葉道場での修行を終え、土佐に帰ってくるが、いよいよ竜馬も倒幕に燃え、脱藩する事になった。
6月28日(水)
本日、”高橋淑郎著「変革期の病院経営」中央経済学社”を読み終える。東京駅前のブックセンタ−で購入した本だ。変革期という言葉に魅力を感じ期待して読んでみた。医療界の現状をよく把握しているが、実際、現場ですでに実行されている内容が多かったのが残念である。
7月9日(日)
本日、”ドスト エフスキ−著「罪と罰」上 新潮文庫”を読み終える。初めてロシア文学にチャレンジである。とにかく難しい。詳細は、下を読み終えてからにする。
7月16日(日)
本日、”笹野洋子著「40歳からの英語独学法」講談社”を読み終える。一昨日都内に出張に行った際に、八重洲ブックセンタ−で購入した本だ。ベストセラ−らしい。凡人が聞いているNHKの「英会話入門」の事も書いてあったが、その日にやった内容をとにかく50回は音読しろということだ。チャレンジしようと心に誓ったが?
8月2日(水)
本日、”井上正弘著「転職から天職へ」総合法令”を読み終える。リストラを行った企業が、対象になった社員を委託して、次の就職先を斡旋する会社、「アウトプレ−スメント」についての内容である。普通の職業紹介会社ではなく、精神面からカウンセリングしてサポ−トをしていくということだそうだ。今後、日本でも多くこのような企業が出現しそうである。
8月12日(土)
本日、”高橋政祺著「病院管理学入門」医学書院”を読み終える。内容的には本当に病院経営における基礎の部分であるが、12年前凡人が病院に就職した頃、このような本に出会えたら参考になるところが多かったと思う。
8月16日(水)
昨日、ようやく”ドストエフスキ−著「罪と罰」新潮文庫”読み終えた。本当にようやくである。今まで読んだ本の中では、一番の長編ではないかと思う。ロシア文学に初めて接したが、登場人物の名前がいろいろあって難しいし、台詞が異様に長いのにはまいりました。しかし、ようやく読み終えました。内容は、ナポレオンに憧れた貧乏で大学を中退した主人公が、正義をもって殺人を犯す。それに対する葛藤のすえに自主する。それにかかわる大勢の人物が登場するが一人一人の個性をよく表現しています。この本を読んだせいか何か文学に対しての自信がついた凡人でした。
9月3日(日)
本日、”川渕孝一著「視界ゼロ時代の病医院経営」医学書院”を読み終える。この作者は医療界では有名で、凡人も何度か講演を聞きに行ったことがあります。現在は、日本福祉大学の教授ですが、以前は、厚生省管轄の国立医療病院管理研究所に勤務していました。その作者が今回はこの書籍のなかで、厚生省の批判をそております。将来のビジョンを何も考えてないということです。川渕流の具体的な対策が書かれていますので、ぜひ、医療関係者は読んでおきたい一冊です。
9月16日(土)
本日、”川端康成著「雪国」角川文庫”を読み終える。「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。」の出だしで有名な小説である。一般の方はすでに学生のときに読んでいるのでしょうが、恥ずかしながら凡人はこの歳で初めて読みました。結構難しい内容で、今の凡人の年で何となく理解できましたが、学生の時、この小説を読んで理解できるのか疑問です。
10月9日(日)
本日、”松浦寿輝著「花腐し」講談社”を読み終える。最近、忙しくてなかなか読書ができなかったが、久しぶりに今夜はのんびりと書斎にこもることができた。この小説は今年の芥川賞受賞作品である。「花腐し(はなくたし)」とは万葉集のなかで引用されている文章であるようである。自己破産寸前の40後半の男性が、ノンバンクの社長に頼まれ、ぼろアパ−トに居座っている住人を追い出すために出向くが、結局、ミイラと取りがミイラになってしまう内容である。当然の事だが、純文学というか文章表現が鮮やかである。
10月19日(木)
”町田康著「きれぎれ」文藝春秋”を読み終える。この本も前回同様芥川賞受賞作品である。作者は凡人と同い年である。同じ世代の感性があると思い読んでみたが、正直言って面白くなかった。これ以上コメントは差し控えさせて頂きます。
10月29日(日)
”ヨ−ゼフ・キルシュナ−著「人に振りまわされずに生きる13の法則」主婦の友社”を読み終える。題名が面白く購入した。とりあえず13の法則を記載してみる。
@「今」を生きる。
A無理はしない。
B自分の潜在能力に目覚める。
C罪の意識を捨てる。
D精神を集中する。
E無心になる。
F他人のことを気にしない。
G不安や恐れを抱かない。
H自分にとって何が大事か決める。
Iチャンスが来るまで動かない。
J人生の方向をはっきり転換させる。
K先入観を持たない。
L大きな人生計画を立て、着実に実行する。
10月31日(火)
本日、”村上春樹著「またたび浴びたタマ」文藝春秋”を読み終える。本の題名のように最初から読んでも最後から読んでも同じ文章になる回文を集めた本である。五十音カルタのようになっているのだが、村上春樹とはすごい小説家である。普段、繊細な小説を書いているが、このようなくだらない本も書いてしまう。しかし、ついつい買ってしまう凡人でした。
11月5日(日)
”細野真宏著「経済のニュ−スが面白いほどわかる本(日本経済編)」中経出版”を読み終える。長期間ベストセラ−になっている本である。凡人は経済学部を卒業していながらいまいち経済を理解できていない。そのため、今まで多くの経済にかんする本を購入したが、確かにこの本はやさしく説明しているのでとてもわかりやす。経済の基礎を理解したのであれば、ぜひお勧めの1冊である。
11月17日(金)
”飯島愛著「プラトニック・セックス」小学館”を読み終えた。この本はまだ、岩井近辺では販売されていなかったので、昨日、東京ビックサイトに出張に行った際、三省堂で購入してきた。いわゆる自分に対しての暴露本であるが、相当な不良娘であったようだ。しかし、アダルトビデオに出演していた事が記載されているが、嘘があるように感じた凡人でした。
11月19日(日)
”梶井基次郎著「檸檬・城のある町にて」角川文庫”を読み終えた。この作家は、68年前の1932年肺結核にて31才の若さで亡くなった。作品のほとんどが、肺病をもった主人公が描かれている。描写というか表現方法が難しく凡人とって理解するのに苦労した。(というか理解していないかもしれない。)評論家によれば、もし生きていて作品を出し続けていれば日本のドフトエフスキ−になっていただろうと言うことである。
12月3日(日)
”吉行淳之介著「暗室」講談社文庫”を読み終える。昭和45年、作者が46歳の時の作品です。(ちなみに凡人は8歳でした。)独身中年男性(小説家)が複数の女性と関係をもっていたが、最後に残った1人の女性に躯の関係だけとわりきれず、のめり込んでいく生きざまが書かれていました。どことなく谷崎潤一郎の作品を感じさせましたが、後で知ったのですが、この作品は谷崎賞を受賞したとのことです。
12月31日(日)
いよいよ今年、今世紀も今日で終わりですね。凡人は、今月忙しくなかなか読書が出来なかったので、この年末年始の休暇(なんと5連休)でたくさん本を読み、たくさん映画を見て、テニスもしたいと考えております。そんなわけで、今日は朝の6時30分から読書をしています!
ようやく”志賀直哉著「暗夜行路」講談社”を読み終える。長い長い小説でした。ドフトエフスキ−の「罪と罰」以来かな。内容としては要約するのは大変難しいですが、主人公の作家である謙作が結婚し、子供が死に、最後は自分が危篤となる。それまでの心の葛藤が描かれています。また、いろいろな所を旅するのですが、旅先の描写もわかりやすくつい、行ってみたくなってしまいます。さすが小説の神様です。
”三浦哲郎著「みちづれ」新潮文庫”を読み終える。「みちづれ」を筆頭に24編の短編が収載されている。ひさしぶりに本当にわかりやすい小説でした。また、三浦哲郎氏の短編を読んでみたいと思っている凡人でした。
2001年 1月1日(月)
新世紀おめでとうございます。本日、”P・Fドラッカ−著「プロフェッショナルの条件」ダイヤモンド社”を読み終える。今までは、P・Fドラッカ−の書籍は「ポスト資本主義」や「すでに起こった未来」を購入したが、理解するのが難しく最後まで読むことができなかった。しかし、この本は、10冊の本と論文を1つをわかりやすくまとめてあるので、読みやすい。自己実現編ということで、仕事の目的意識などが書かれていたがなかなか面白い本であった。
1月21日(月)
本日、”伊東明・内藤誼人著「心理戦で絶対に負けない本 実戦編」アスペクト”を読み終える。心理学を応用して、仕事上での交渉で有利になる手段が記載されている。ただの精神論ではなく、一つ一つ具体的に書かれているんでかなり理解しやすい。明日より早速実戦してみよう考えている凡人でした。
2月6日(火)
”司馬遼太郎著「竜馬がゆく」3巻文春文庫”を読み終える。脱藩した竜馬が運命の人、勝海舟とめぐり合い、軍艦を利用した開国主義に望んでいく。本当に大きい男である。
3月4日(日)
”堀場雅夫著「仕事ができる人・できない人」三笠書房”を読み終える。久しぶりに参考になった本である。凡人はこの本によると仕事ができない人に分類されるように思われる。この本の中で「これからは、『集団の時代』から『個人の時代』へと時代が変わっていく。人間関係ビックバンが始まるのだ。」と書かれているが凡人も同感である。これからは自分のスキルを高め時代を乗りきっていかなければ・・・・・
3月25日(日)
昨日、”吉行淳之介著「原色の街・驟雨」新潮文庫”を読み終えた。彼の作品は「暗室」以来2冊目になるが、今回は短編が数編掲載されている。題名にもなっている「原色の街」は娼婦の街を舞台に数人の女性の生き様が描かれているが、この時代に生まれていたらと考えたのは凡人だけだろうか?
5月6日(日)
昨夜、”ツルゲ−ネフ著「はつ恋」新潮文庫”を読み終える。ロシアの作家の小説を読んだのはドフト・エフスキ−に続いて2冊目だが、「罪と罰」などと比べてかなり読みやすかった。内容も題名から創造ざれるような純粋な恋愛小説ではなく、考えさせられるところも多く楽しく読むことができた。
”吉行淳之介著「夕暮れまで」新潮社”を読み終えた。この作者の本は3冊目だが、あいかわらず男女の妖艶な関係が描かれている。この作品は不倫の男女が主役だが青春不倫小説と言っていいのではないだろうか。
6月24日(日)
先日、”夏目漱石著「三四郎」角川文庫”を読み終える。ここにして夏目漱石という感じであるが、純文学の香がたちこめた作品である。志賀直哉や田山花袋などと比べて読みやすいのではないだろうか。先日、新聞に掲載されていたが、夏目漱石と森鴎外の作品が小学校の教科書からなくなるとのことであるが、寂しい限りである。
6月26日(火)
昨夜、”野口吉昭著「コンサルティング・マインド」PHP研究所”を読み終える。常に自分の勤務する企業をコンサルタントする気持ちで勉強をして日々昇進するという内容である。いろいろな書籍から表を抜粋しているが、なかなか理解に苦しむかわいそうな凡人でした。
7月1日(日)
昨日、”宮原昭夫著「書く人はここで躓く」河出書房新社”を読み終える。芥川受賞作家が小説の書き方を記載したものだが、さすがに視点がまったく違うと感じる。自分でも何度か短編小説を書いてみたが、これではいかんとつくづく感じる凡人でした。ちなみにこの本は凡人が公募した「そして文学賞」から推薦された本です。
7月7日(土)
今日は、休暇をとり午前中は妻と映画へ、午後は読書、夜はテニスする予定です。そこで、本日、”浅井隆著「2003年日本国破産 警告編」第二海援隊”を読み終える。この本は異業種交流会のグットクラブ世話人の松崎氏の推薦で、アマゾン・ドット・コムで購入した書籍です。
今の日本は莫大な借金をかかえ近い将来、破産し、ハイパ−インフレが訪れるというないようですが、背筋が凍る思いがした凡人でした。
7月29日(日)
先日、研修で都内に行った際、宿泊先のホテルで”村上春樹著「村上ラヂオ」マガジンハウス”を読み終えた。ananで連載したエッセイを編集したものだ。相変わらず村上春樹流の言葉の芸術があった。特に好きなところを掲載します。
食堂車があればいいのに
まず、ビ−ルを注文する。よく冷えた小瓶と、いかにも実直そうな、昔風のまっすぐなグラスが運ばれてくる。窓から差し込む日差しを受けて、テ−ブルクロスの上に、ビ−ルの琥珀色の影が落ちる。
8月19日(日)
昨日、”ケリ−グリ−ソン著「なぜか、『仕事がうまくいく人』の習慣」PHP”を読み終えた。なかなか参考になる本であった。何事も「すぐやる」ことが重要、デスクの上は必ず整理しておくということが、キ−ポイントである。早速、凡人もデスクを整理整頓し、トレ−システムを導入してみた。
8月26日(日)
昨日、読みかけの本を2冊読み終えた。1冊目は、”エリヤフ・ゴ−ルドラット著「ザ・ゴ−ル」ダイヤモンド社”です。内容は工場生産におけるTOC(制約条件の理論)を小説にしたものです。TOCとは、工場内の生産過程の中で、必ず効率が悪く業務に追いついていけない部署あるいは機械(ボトルネック)があるが、工場全体で過剰在庫を置かず、ボトルネックにあわせて、生産し完成品(スル−プット)を増やしていくという内容である。536ペ−ジの長編小説なので、うまく説明できませんが、ぜひ、一度読んでみて下さい。結構、引き込まれます。凡人も、自分の職場で受付から診察、会計までの業務の流れのなかで、応用できないかと頭をかかえております。
もう一冊は、”江口克彦著「上司の哲学」PHP研究所”を読みました。松下幸之助の側近として仕事をしていた著者が、松下を通じて得たものを20章に分けて記載しております。結論はいかに部下を信用し仕事のやりやすい環境にもっていくかと事だと思います。さて、凡人も来週から努力してみますか。
"玄侑宗久著「中陰の花」文迎春秋”を読み終えました。今年の芥川賞受賞作品です。作者も坊さんですが、若い坊さんの夫妻と親しくしていた「おがみや」と呼ばれる預言者にまつわる内容です。いかにも アクタガワショウ と言う感じの純文学の香が強烈な作品でした。
8月28日(火)
”渋谷昌三著「人はなぜウソをつくのか」夢新書”を読み終えました。以前から{嘘}に関しての本が読みたくて、八重洲ブックセンタ−などに行ったときは、心理学のコ−ナ−で関連した本を探しては見たのですが、なかなか見つかりませんでした。先週の日曜日、子供達と近所の本屋に行きましたら、上記の本があり、タイトルだけで衝動買いしてしまいました。内容としては、「病的虚言症」の事や、嘘つきの人の癖などが書いてありなかなか面白く読むことができました。
9月27日(金)
本日、”和田秀樹著「40歳から何をどう勉強するか」講談社”を読み終える。著者は東大卒の精神科医であるが、大学受験攻略本を多く手がけているようだ。この本は要は、40歳を過ぎても記憶力は衰えないということが主題のようだ。凡人も来年40歳なので、うつ病(40歳から50歳代に発病することがおおいそうです)に気をつけてガンバラネバ!
ところで、この本は東京駅の大丸の中にある三省堂書店で購入したのですが、あそこの本屋は、中に喫茶コ−ナ−がありまだ購入していない本を持ち込んで、美味しいコ−ヒ-(コ−ヒ−は有料)を飲みながら読むことができます。なかなかいいサ−ビスだと思いませんか。
9月30日(日)
今日は、子供たちの運動会が行われ、あいた時間に読もうと、コンビニで”山崎武也著「図解仕事術」三笠書房”を購入し、読み終える。内容としてはごく一般的な事が多く、これと言って参考になることはなく残念でした。
10月14日(日)
昨夜、涸沼でハゼ釣りをするために宿泊した大洗の旅館で”樋口祐一著「手とり足とり小論文」ゴマ書房”を読み終える。ちょっとワケありで小論文の試験を受ける可能性がでてきましたので、購入しました。詳細は後日記載します。
10月19日(金)
本日、”樋口祐一著「受かる小論文の書き方」ゴマ書房”を読み終える。本格的に来週の日曜日に、小論文を書くことになった凡人です。どうしよう!
10月22日(月)
本日、”樋口祐一著「合格小論文のネタ集」ゴマ書房”を読み終える。今週の日曜日に放送大学大学院の政策経営プログラムの試験を受けます。書類選考は通過し、小論文と面接試験があります。どうなることやら
10月27日(土)
本日、”三菱総研版「最新時事キ−ワ−ド」高橋書店”を読み終える。小論文のネタ探しのために、読んでみたが、あまりにも知らないことが多い凡人でした。
11月4日(日)
本日、”司馬遼太郎著「竜馬がゆく」第4巻文春文庫”を読み終える。寝る前にチョコチョコと読んでいるのでなかなか進まないため、この連休を利用して読んで見た。4巻では、武市半平太が死に、竜馬は軍艦を手に入れた。
11月10日(土)
昨日、”ポ−ル・R・シ−リィ著「あなたもいままでの10倍速く本が読める」フォレスト出版”を読み終える。現在、ベストセラ−になっているこの本は従来の速読のまったく違う、フォトリ−ディング・ホ−ル・マインド・システムという手法を説明している。フォトと記載しているように読むのではなく、脳に文章を写すものです。ためしに、今度、凡人も試してみようと思っております。その結果は次回に!
11月18日(日)
昨夜、幕張のビジネスホテルで”鷲田小彌田著「大学教授になる方法」PHP文庫”を読み終える。何気なく購入した本だが、結構面白かった。リストラもなく定年までいられ、休みも多い。こんな気楽な商売はないと著者は言っているが、凡人には縁のない世界である。
12月2日(日)
たった今、”カルロスゴ−ン著「ルネッサンス」ダイヤモンド社”を読み終える。ご存知のとおり、フランスのルノ−社から日産再生のためにCEOとして就任し、今年、なんと黒字決算という偉業を成し遂げた人物である。キ−ワ−ドは「燃え盛るプラットホ−ム」と「クロス・ファクショナリティ−の欠如」であるが、なかなか読み応えのある内容ですので、ぜひ、一読をお勧めします。
12月6日(木)
本日、”潟Oロ−ビス編集「MBAマネジメントブック」ダイヤモンド社”を読み終えました。以前より、MBA(経営学修士)の経営手法に大変興味があり、たまたま古本屋でこの本も見つけ購入しました。読み終えるのに長期間要しましたが、さすがに、実践的な内容で、勉強になりました。経営に関する自分の選択肢がふえればいいなと考える凡人でした。
2002年2月24日(土)
いろいろと多忙になり、本を読む時間がなくなってしまい、なんと今年、最初の本です。
本日、”板坂 元著「男の装い」PHP文庫”読み終える。ハ−バ−ド大学で講師をしていた作者が78才の時に執筆した本ですが、とても新鮮です。第1章でブレザ−とダッフルコ−ト、ボタンダウンのことが書かれていますが、凡人もアイビ−系が好きなので、とても共感をもって読むことができました。
3月31日(日)
”ケリ−グリ−ソン著「だから、「仕事がうまくいく人」の習慣」PHP”を読み終える。「なぜか、『仕事がうまくいく人』の習慣」の続編である。前回、アナログに関する内容であったが、今回はデジタル版に関する内容であったが、残念ながらほとんど実践している事だったので残念に思う凡人でした。
4月21日(日)
昨日は、都内で研究会があった為、岩井発の高速バスで行ってきました。また、夜も、つくばで研究会があったので、やはり高速バスで移動しましたが、車内でのんびりと読書することができました。バスの中で”小石雄一著「モバイルスタイル最強の時間術」PHP”を読み終えました。この著者は多くの時間管理の書籍を執筆していますが、ほとんど読んでいます。通産省のサラリ−マン・作家・年間80回以上の交流会の開催および講演等でも活躍、バイタリティ−には驚かされます。凡人も少しは見習いたいと思う今日このごろでした!
今日は1日中、自由時間でしたので、昨日に引き続きゆっくり読書ができました。”小石雄一著「時間を他人より2倍うまく使う技術」実業之日本社”を読み終えました。昨日と同じ著者で、彼のホ−ムペ−ジで2冊が紹介されておりアマゾン・ドット・コムで購入しました。自宅の隣にアパ−トを借りて書庫にし、また、近くの中古マンションを購入し第二の書斎にするなど、羨ましい限りです。凡人もがんばらねば。
5月14日(火)
ゴ−ルデンウイ−クも終わり、早くも5月中旬となってしまいました。あっという間に時間は過ぎ去っていきます。ところで、昨夜、”長嶋有著「猛スピ−ドで母は」文藝春秋”を読み終えました。芥川賞受賞作品です。子供の視点からシングルマザ−の母親をとらえた内容ですが、久々に日本文学に触れた思いがした凡人でした。
5月19日(日)
今日は、久しぶりに何も予定のない日曜日で、読書やあれこれとのんびりとすごす事が出来ました。本日、”大野裕著「うつを治す」PHP新書”を読み終えました。以前からうつ状態やうつ病というものに大変興味がありました。この本のなかではうつ病の症状や治療方法が記載されていますが、日本人7人に1人は、うつ状態の兆しがあるそうです。うつ病は心の風邪だということですが、治療には長い年月が必要なようです。過度のストレスが発病のきっかけになるそうなので、みなさんも注意して下さい。
7月6日(土)
昨夜、”星野富弘著「風の旅」立風書房”を読み終えました。先日、老神温泉の帰りに、群馬県勢田郡東村にある「富弘美術館」に寄り、あまりの感動に本を2冊買ってきてしまいました。風の旅は詩画集ですが、とてもすばらしいです。作者は大学を卒業と同時に、学校の教師になりましたが、2ヵ月後に体育館での宙返りに失敗し、頚椎損傷になってしまいました。当然、体はまったく動かず、口に筆を加えて花の絵を描き、詩を書いています。何不自由なく生活していながら不満を感じている自分が恥ずかしい限りです。1日1日を大事に生きようと考える凡人ででした。
ひとつ詩を紹介します。
なずな
神様がたった一度だけ
この腕を動かして下さるとしたら
母の肩をたたかせてもらおう
風に揺れる
ぺんぺん草の実を見ていたら
そんな日が
本当に来るような気がした。
富弘
8月11日(日)
先日、”東郷雄二 著 「独学の技術」 ちくま書房”を読み終えました。この本では、従来の資格取得等の勉強方法を記載しているのではなく、正解が決まっていなくて、点数では計ることができず、自分で問題を見つけなくてはならない、能動的な勉強方法が述べられています。自分も1月より資格取得の勉強を始めたが、いまいち面白く無く、辞めることを決心しました。ジャンジャン
”吉田 修一著「パ−ク・ライフ」文藝春秋”を読みました。今年、芥川賞を受賞した作品です。日比谷公園を舞台としてすれ違う人々の乾いた人間関係が写し出されています。優れた作品だと思うのですが、心に何も残りませんでした。
今日は、久しぶりにのんびり読書ができました。”星野 富弘 著 「愛、深き淵より」 立風書房”を読み終えました。風の旅に続いて読みましたが、感動きわまりなかった作品でした。ぜひ、お勧めします。
9月17日(火)
”浅井隆著「8つの情報収集法」第二海援隊”を読み終えました。この作者の書籍を読むのは2冊目です。毎日新聞社のカメラマンが経済評論家として独立し、出版社まで立ち上げてしまったという異色の著者です。自分の経験からの内容が多く、参考になる部分が多々あり、満足しました。
9月30日(月)
先日、”村上春樹著「海辺のカフカ」上 下 新潮社”を読み終えました。久々の村上氏の長編
小説です。はっきり言ってよくわかりませんでした。わかった方は凡人に教えて下さい。子供たちが集団で倒れて事と、主人公は何が関係しているのですか?
10月20日(日)
本日、”田中尚輝「高齢者時代のボランティア」岩波書店”を読み終えました。最近、NPOやボランティアに興味がありいろいろ考えたいますが、こうれからの少子高齢化社会を向かえるにあたって、悲観するばかりではなく、新しいマ−ケットとして高齢者の方々をとらえたほうがいいと感じる凡人でした。
11月9日(土)
この数週間で下記の本を読みました。コメントは省略します!
三菱総研版「2003年度最新情報キ−ワ−ド」高橋書店
西村晃著「情報整理術66の方法」成美文庫
川口弘雄著「NPO法人の実践経営学」同友館
小國英夫・成清美治著「高齢者福祉概論」学文社
11月16日(土)
本日、”西村晃著「ポストイット仕事革命」メディアパル”を読み終える。先日から仕事でポストイットを従来以上に使い始めたが、なかなか情報収集に役にたっている凡人でした。
11月25日(月)
先日、”瀧澤美恵子著「ネコババのいる町で」文藝春秋”を読み終える。平成元年芥川賞を受賞した作品である。バリバリの純文学であるが、ひさびさに読み返してみたいと感じた凡人でした。
12月5日(木)
先日、”西村晃著「情報感覚を磨け」成美文庫”を読み終えました。この著者の本は3冊目だが今回いまいちで残念でした。
12月8日(日)
昨日、”斉藤孝著「読書力」岩波新書”を読み終えました。なかなか面白い本です。読書の必要性をコクコクと語っております。読書は体育会系で運動と同じとの事です。鍛えれば鍛えるほど読書が上手になるそうです。最後に筆者の文庫百選が掲載されていましたが、凡人が読んだことのある本は、太宰治の「斜陽」と安部公房の「砂の女」と村上春樹の「中国行きのスロ−・ボ−ト」の3冊だけでした。
12月23日(日)
本日、”辰巳渚著『「捨てる!」技術』宝島社新書”を読み終えました。今年の自宅の大掃除で納戸を整理するために参考にました。今日、納戸の整理を行い、たくさんのゴミが出てきたのですが、廃棄業者に依頼する処理料金に頭を悩ませている凡人でした(4トントラック1台以上はあるかもしれません)
2003年
2月8日(土)
今年初めての記載です。本日、”林望「書斎の造りかた」光文社”を読み終えました。作家で大学教授の作者の書籍ですが、かなり贅沢な書斎をお持ちのようです。凡人たち庶民にも同じような豪華な書斎を持てとおっしゃっていますが、無理・無理・無理といじけている凡人でした。
2月23日(日)
先日、”大道珠貴著「しょっぱいドライブ」文藝春秋”を読み終えました。今年度、第128回
芥川賞受賞作品です。30才女性と、60才代男性の恋愛?小説のようですが、まずは読んでみて下さい。
3月29日(土)
本日、”夏目漱石著「それから」新潮文庫”を読み終えました。「三四郎」「門」の3部作の一つですが、読み応えのある小説でしす。明治42年の作品ですが、とても新鮮に感じられました。
4月27日(日)
今日、”梅棹忠夫著「知的生産の技術」岩波新書”を読み終えました。知的生産という言葉を始めて使用した著書です。時代は古いときの内容ですが、読み応えにある書籍でした。
7月21日(月)
最近、読書量が本当に減りました。いったい何をしているんでしょう。ところで、本日、”夏目漱石著「門」新潮文庫”を読み終えました。「三四郎」「それから」につづく内容です。しかし、いつも思うのですが、明治に発表されたこの小説が、新鮮なのはなぜでしょう!深く考え込む凡人でした。
9月22日(火)
最近に2冊読みましたが、コメント無しで記載します。
吉村萬壱 著「ハシガネムシ」文藝春秋 今年の芥川賞作品です。
三枝 匡 著「V字回復の経営」日本経済新聞社
10月5日(日)
先日、”川田茂雄著「社長を出せ 実録クレ−ムとの死闘」宝島社”を読みました。私の職場もクレ−ムを話す方がたまにいまして、本当に参考になりました。ただ、私どもの違いとしましては、本当に頭の構造が壊れた方がきますので、その方々の対応はどうするものかと不安になる凡人でした。凡人もなぜか殴られまして(実際は避けたのですが)警察のお世話になることもありました。いやはやいやはや・・・
10月6日(月)
本日、”藤井孝一著「週末起業」ちくま書房”を読み終えました。この本はワ−ルドビジネスサテライトで紹介され、アマゾンで購入しました。誰もが夢見る起業!それを週末に限定して実行しようというものです。凡人もぜひ、チャレンジしてみたいと思うのですが、能力がトホホ・・・
12月3日(水)
昨日、”樋口健夫著「仕事ができる人のノ−ト術」東洋経済”を読み終えました。とにかくすごい。何でもノ−トに記載してしまう。凡人も真似してマルマンのA5サイズのファイルノ−トを購入して本日からメモ魔として実行してみましたが、残念ながら書いた字が読めません・・・・
2004年
1月13日(火)
先日、”司馬遼太郎著「竜馬が行く (五)」文春文庫”をやっと読み終えました。いったいいつになったら読み終えることができるのしょうか?
1月25日(日)
本日、”金原ひとみ著「蛇にピアス」集英社”を購入し、読んでしまいました。今年度芥川賞の受賞作です。今回の芥川賞は20歳と19歳の女性が受賞し、大変話題になりました。感想としては、前回の「ハリガネムシ」もそうでしたが、今回も暴力とセックスがいやにアピ−ルされていて違和感を感じました。純文学の芥川賞としては、少し方向性が違うのではと疑問に思うのは凡人だけでしょうか?
1月26日(月)
昨夜、”高杉良著「ザ エクセレント カンパニ−」毎日新聞社”を読み終えました。4月から放送大学大学院の授業が始まるので、今のうちと思って一生懸命に読んでいます。この本は、東洋水産のアメリカ進出を題材に構成されています。420ペ−ジの内容をこれと言った苦が無く読み終えましたが、では、一体頭の中に何が残ったかというと、表現に困る凡人でした。
2月8日(日)
先日、”綿矢りさ著「蹴りたい背中」河出書房新社”を読みました。今回の芥川賞のもうひとつの作品です。19歳の著者の作品ですが、なかなか鮮烈で楽しく読めました。いかにも芥川賞!という感じです。
2月21日(土)
本日、”榎本英剛著「部下を伸ばすコ−ティング」PHP”を読み終えました。以前から、部下との対話方法としてコ−チングに興味があり、読んでみましたが、大変参考になりました。これからは「指示命令型コンミュニケ−ション」でなく「質問型コミュニケ−ション」に徹しがんばりたいと考える凡人でした。
3月15日(月)
昨日、”絲山 秋子 著 「イッツ・オンリ−・ト−ク」”を読み終えました。この小説は、今年の芥川賞の候補になりましたが、落選した作品です。何かの雑誌に、入選した2作品よりかなり優秀であると批評してありました。実際読んでみて大人の女性の感性が感じられました。ぜひ、お勧めいたします!
3月21日(日)
昨日、”養老孟子 著「バカの壁」 新潮新書”を読み終えました。大ベストセラ−になった本ですが、途中経過がいまいち理解できなかったのは凡人だからでしょうか?
5月25日(火)
最近は、修士論文の文献などを読んでいるため、ひさびさの更新となりました。
本日、”阿奈靖雄著「プラス思考の習慣で道は開ける」PHP文庫”を読み終えました。昔の純文学などの名言を抜粋してなかなか説得力がありました。ぜひ、お勧めします。
9月10日(金)
最近、サボっていたため久々の書き込みです。大学院の学習のため、読書量が減りましたが、それとなりに読んでおります。先日、”亀山早苗 著「男と女・・・セックスをめぐる五つの心理」WAVE出版”を読みました。最近この手の本を女性が書いているのですが、男性の見解と違ってとても参考になります。それと、今年芥川賞をとりました”モブ・ノリオ著「介護入門」文藝春秋”を読みました。凡人は頭が悪いせいか、むずかしくて、むずかしくて・・・
9月18日(土)
本日、”河合香織著「セックスボランティア」新潮社”を読み終えました。障害者の性に関する内容ですが、従来タブ−とされていた事だけに、カルチャ−ショックというか、困惑した凡人でした。
9月26日(日)
先日、”村上春樹著「アフタ−ダ−ク」講談社”を読み終えました。凡人がもっとも好きな作家です。海辺のカフカ以来の作品ですが、複数のスト−リ−が同時進行していき、いつのまにか小説に吸い込まれていってしまいました。まずは読んでみて下さい。
10月24日(日)
何と朝からの更新です。これからテニスの試合に行きます。しかし、昨夜新潟で起きた地震は凄かったですね。台風やら地震やら世の中何か変ですね。ところで、昨夜、”渡辺淳一著「幻覚」中央公論新社”を読み終えました。439ペ−ジの長い小説でしたが、あっというまに読む事ができました。美人精神科医のトラウマの内容です。面白かったのですが、最初から何となく先が解ってしまい ”残念 斬り”
2005年2月27日(日)
このコ−ナ−のひさびさの更新です。昨年末から大学院の単位認定試験と修士論文の準備でなかなか本が読めませんでした。今回の書籍は、昨年度下期芥川賞受賞作品の”阿部和重著「グランド・フィナ−レ」講談社”です。ロリコン男性が結婚して娘ができたらどうなるか?という感じです。最近、幼児虐待の事件が多く発生していますが、同年代の女性に相手にされない男性達が子供に異常な愛情をそそいでいるのでしょうか。また、最近の芥川賞は作風より話題性が重視されているように感じているのは凡人だけでしょうか。
8月6日(土)
このコ−ナ−も本当に久々の更新です。しかし、忙しいですね。現在午後11時35分ですが先ほど帰宅し、風呂に入って食事をして今です。仕事も忙しいかたわら、放送大学大学院も架橋に入ってきてまいりまして、8月2日に単位認定試験が終了したと思えば、8月16日までに、修士論文の下書きを提出しなければなりません。明日も仕事です。いやはや・・・まあ愚痴はこの位にしまして、時間をもっと有効活用して頑張りたいと思います。本題に入りまして、先日、高速バスの往復の際に、”「中村文則著「土の中の子供」新潮社”を読みました。芥川賞受賞作品です。幼児虐待を受けた青年の話ですが、最近の芥川賞は暴力描写入った作品が多いと思うのは凡人だけでしょうか。ただ、久々に芥川賞受賞作品で目がうるうるそました。純文学とはいかがなもんかと最近自分を問い詰める凡人でした。
9月28日(水)
”村上春樹著「東京奇譚集」新潮社”を読み終えました。「奇譚」は「きたん」との事ですが、初めて見る言葉でした。辞書にもありません。「譚」はものがたりという意味なので、だいたい想像はつきます。内容としては、短編がいくつか掲載されてますが、凡人としては大変楽しく読むことができました。ぜひ、お勧めします!
10月22日(土)
本日、”林望著「リンボウ先生の書斎のある暮らし」光文社”を読み終えました。つくばエクスプレスを守谷駅で降り、坂東市行きのバスが来るまでの1時間が貴重な読書時間になりました。現在、2件目の家を建築中でありますが、書斎の構想の為に、アマゾン・ドットコムで購入したのですが、なんと、以前、購入していた本でした。以前のタイトルは「書斎の造りかた」でしたが、幸か不幸か読んでいませんでした。いろいろ疑問はありましたが、快適な書斎を造りたいと考えている凡人でした!
10月29日(土)
先日、”西山昭彦 中塚千恵著「できる人の書斎術」新潮社”を読みました。前回同様、書斎の構想のために購入しました。現在の、1坪の書斎から4畳の書斎に広がります。空調も整備し、書棚や机も大きいものにし現在溢れている本をきちんと収納できればと考えております。
2006年3月4日(土)
読んだ本を掲載だけさせて頂きます。
”司馬遼太郎著「竜馬がゆく(7)(8)」文春文庫”を入院中に読み終えました。すべて読むのになんと6年もかかってしまいました。
”絲山 秋子著「沖で待つ」文藝春秋”を読みました。今年の芥川賞受賞作品です。この作家の本を読むのは2冊目ですね。
”東野圭吾著”「容疑者Xの献身」文藝春秋”を読みました。今年の直木賞受賞作品です。特に意味は無いのですが、普段直木賞の小説は読みません。今回入院中の読んだのですが、大変面白かったです。
3月26日(日)
先日、”絲山 秋子著「袋小路の男」講談社”を読み終えました。彼女の本を数冊購入し読むことにしました。性の描写がなかなか面白く、楽しめて読めました。
3月27日(月)
昨夜、”絲山 秋子著「ニ−ト」角川文庫”を読み終えました。最後の短編が大変気持ちが悪く、何の意味があるのか、何を表現したいのかさっぱりわからなかった凡人でした。
4月24日(月)
最近、病気の為、老健で仕事をしているために、介護の本にはまっております。筑西市で病院・老健・グル−プホ−ム・短期入所施設などを展開している宮田先生のお勧めの本を2冊読みました。
”高口光子 著 「仕事としての老人ケアの気合」医歯薬出版梶h と ”青山幸洋 著「力愛不二」雲母書房” です。生活リハビリを中心とした内容ですが、介護の奥深さがわかり、なかなか読み応えのある本でした。
6月8日(木)
大学を卒業した頃、自転車に興味をもち、ロ−ドレ−サ−を購入して愛車のファリアでキャリアに自転車を搭載して走っていたことがあった。現在、闘病中であるが、再度、体力回復の為に自転車に乗ろうかと思い、”疋田智 著「自転車の愉しみ」東京書籍”と同じく”疋田智 著「自転車ツ−キニスト」知恵の森文庫”を読んでみた。両方の本とも自転車通勤の快適さを書いた本であるが、回復後はぜひ、自転車通勤をしてみようと心に誓った凡人でした。
また、闘病記にも記載しましたが悪性リンパ腫に関する次の本も読んでみました。
松波克臣 著「私の悪性リンパ腫克服気〜再発を乗り越えて完治するまで〜」文芸社
西本富士子 著「素直になれたら 悪性リンパ腫を乗り越えて」 新風舎
6月11日(日)
昨日、”高千穂 遥 著「自転車で痩せた人」生活人新書”を読み終えました。肥満で困っていた著者が、何冊か読んだ疋田氏の本の影響で、ロ−ドバイクを購入し、走って痩せた事が中心ですが、自転車通勤というよりは、本格的なトレ−ニングの内容でした。でも面白く読めた一冊でした!
8月12日(日)
”伊藤たかみ 著「八月の路上に捨てる」文芸春秋”を読みました。最新の芥川賞受賞作品です。最近の芥川賞作品暴力的な内容が多い中で、今回の作品はそのような描写はあまり無く、すんなり読み終えることができました。選考委員の選評を読むと、不毛だと低レベルだとか言っておられる方が多かったですが、凡人は面白く読めました。ラ−メンの味と同じで、好みはみな違いますよね。
9月19日(火)
昨夜、”森瑶子著「嫉妬」角川文庫”を読み終えました。この本は、職場の女性から勧められ、おまけに頂いてしまった本です。この作家の本は初めて読みましたが、本当に心情溢れたすばらしい文章だと思います。内容もなかなか。これほどまでに嫉妬に対する感情を表現するのは難しいのではないでしょうか。この本を薦めた女性は、ぜひ、嫁さんにも読まして欲しいとの事でしたが、恐ろしくてできない凡人でした。
2007年
2月1日
久々の更新です。私どもの医療法人で介護老人保健施設を一昨年立ち上げまして、最近、介護職というものに大変興味を抱いております。そこで、
、私どもの施設の介護副主任から借りました、”袖山卓也著「笑う看護の極意」中央法規”をよみましたが、う〜ん?という感じですね。しかし、介護は奥が深い!
2月4日(日)
昨日、久々に長編小説を読み終えました。”村上龍著「半島を出よ」幻冬舎”で、上・下巻あわせて926ページになります。昨夜は、3時間ぶっ続けで読みました。この小説は北朝鮮の兵士が九州の福岡を制圧し、それに政府は何も対応できず、米軍も傍観しているだけ、現代社会からはみ出した若者たちが立ち向かっていくという内容ですが、なかなか読み応えのある本です。ぜひ一読を!
2月17日(土)
先日、”青山七恵著「ひとり日和」文芸春秋”を読みました。今年の第316回芥川賞受賞作品です。最近、暴力、セックス描写の多かった芥川賞ですが、今年は本来の純文学に出会えたなと言う感じでした。若者の女性と70代のおばあちゃん、それも遠い遠い親戚で初対面の二人の同居生活の物語です。すっぽり物語りに入り込み、初めて「了」がこないことを祈りながら読んだ小説でした。