ハッスル音頭
“キャプテン・ハッスル”小川直也
2004年製作

 「ハッスル」

 英語では「Hustle」です。僕よりもちょっと上の世代では「Hustle」と言えばディスコでかかっていたインストの「Hustle」なんですが、今「ハッスル」はプロレスのお話なんですよね。

 緊急リリース(何が?)されたこのハッスル音頭、歌ってるのはキャプテン・ハッスル(笑)こと小川直也。なぜか敵対する高田総統までも「ハッスルハッスル」と歌っていますがその辺は御愛嬌。
 まぁ、小川の顔がはなわに見える人物相関を見ただけで余りのくだらなさが分るのですが、そこがとってもグッド。設定で笑えるスポーツってプロレスしかないでしょ、K-1もショーアップされているけどガチンコと色物の差が激しくって笑えないんですよね。まぁ、笑う必要もないのでしょうが、いまひとつ真面目過ぎちゃって…。ガチンコなら泥臭い方が好きだし、あんまりショーアップしない方が僕は好きなんですよね。

 で、このハッスル音頭。きっと秋祭りでは日本中で…かからないとは思いますが、所謂「色物企画音頭」としては今年一番の出来。バカさ加減がこの手のモノの重要評価ポイントなのですが、ハッスル音頭はその辺の事を十分にクリアしています。近年、格闘技の音楽はどうも過剰に盛り上げるものばかりで、もったいつけていて面白くなかったのですが、そんなモノが全盛の時代に「音頭」ですからねぇ、悪い訳がありません(僕的に)。
 惜しむらくは音頭モノ重要アイテム「踊り方・振付け」がCDに添付されていない事。これがあったら満点の出来だったのに、せっかく「音頭」をうたうのであれば踊り方が付いていないとねぇ。これじゃ秋祭りでは踊る事が出来ません。

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