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(Sponsored Essay:協賛広告付) ■ブランディング 「ブランディング」という言葉があるらしい。 ブランディの味見とかブライダルをセッティングする商売とかそういうこと ではない。 バッハの名曲に「ブランデンブルグ協奏曲」という楽曲がある。そういうこ とでもない。ドイツには「ブランデンブルグ門」という古跡がある。はい、こ れでもありません。これくらいしかないのでWebで検索しなくとも良いです。 ひょっとして、まちづくりとかふるさと創生とか地産地消の商品つくりとか、 そういったことで役所の企画課の勉強会などでは既に流通している言葉なのか もしれない。 何かにある付加価値をつけることにより、ブランドとして仕立て上げ、内外 に広報することである。内外とは、企業内外だったり、国内外だったり、村内 外だったり、ま、どこでもいいわけです。 しばらく前ですと、企業(特に外資系)が、コーポレートアイデンティティ といって、文化活動やメセナ活動に精を出したのものです。CIと呼んでいま したが、だいぶ擦り切れてきてしまったのでしょう。 ある日、OT氏からメールが来た。新聞の記事である。『中国で「鹿児島」 商標登録?!日本の地名守れ 特許庁』(朝日新聞)というタイトルです。そ れには、C国やT湾などの漢字文化圏の国が、「鹿児島」「青森」などの地名 を勝手に商標登録しているらしいのです。特許庁は自治体向け手引書作成に乗 り出すが、根本的な対策は「自らの商標をさっさと出願してしまう」ことが対 策であるという。都道府県名では、07年の年末の調査では47都道府県のう ち20都道府県が未申請で「早いもの勝ち」状態だというのです。 そして、
と、書かれているのです。 というようなやり取りをしているなかで、「ブランディング」という単語が さりげなく出てきたのである。OT氏は元々外資系の会社の広報部であり、デ ザインやキャッチフレーズなどもものにするいわばコピーライターのようなこ とを職種とした経歴をお持ちで、現在はデザイン事務所を主宰されていらっし ゃるので身についた言葉なのであろう。 冗談(本気)半分で、依頼の打診をしておく。
実は、このスローガンにはテンプレート(雛型)がある。雛形とは、こうい う定型のことである。
というテンプレートをOT氏のメールでヒントを得たのである。それなので、 特に、Collaboratorとして「&T'sDESIGN」を表記させていただくことにした。 そのことには勿論、「箔をつける」という意図もほんの少しはある(笑)。 こういう言葉(スローガン)とかは、いろいろと考えすぎると恥ずかしくな ったりしてしまうことがある。あまりに決まりすぎると、たった数語の組み合 わせなので、どこかで誰かが発表していないだろうかと少し不安になってしま ったりするのである。今回は後者の方である。自分でいうのもナンだが決まり すぎの感があるのである。コピーライティングはそれくらいの過剰な自信と図 太さと押しも必要なのである。 おりしも奥会津只見町では、今月(08年6月)は「第2回世界ブナ・サミ ット2008inただみ」などというイベントがある。「ブナの森との共生」 などというフレーズは、スローガンとしてではなくとも絶対に使用しているで あろうことは容易に想像される。また、「世界ブナ・サミット」のスローガン にもぴったり合うではないか。奥会津の応援の為でしたら、是非とも使ってい ただきたいのである。 また、「田舎暮らし体験住宅」「交流移住のすすめ」のキャッチフレーズに も親和するではないか。昭和村のホームページ担当者様へ。 まずは、昭和館のメインページに掲載してみることにしよう。 そうこうしていると、もう一人の同報者である、WAT氏からもメールがあ った。WAT氏もOT氏と同じ会社で広報部出身である。企画WAT氏デザイ ン(具体化)OT氏のコンビの連携は、仕事にならない分だけ、風刺、シャレ、 落とし話、オチョクリは逸品である。このお二人の共同制作によるWAT氏の 年賀状は毎年毎年見ものである。 ある年のネズミ年の賀状。「デズニーランド」の「誤招待状」を、それらし く作ったのである。チバでもとうきょうですねえランドが、見出しで冗談満載 (デザインは大槻某氏)。すると、それ(ハガキ)を持って家族連れで、ほん との「ディズニーランド」に行ってしまった人がいたのである。 そのWAT氏からのメールにはこのようにある。
いきなり、「横文字にすればいいてえもんじゃない」とある。油断ならない のである。わたしが自虐ネタで、クマ話だの、イワナは馬の尻尾で釣るだの、 軒下には凍った熊が落ちているだのと吹聴したのでそのあたりは押さえている が、どうも品格がない(笑)。都会モンで湘南の海っぺたに住んでいる「ショ ーナンモン」なので、釣り針一つで何でも引っかかるとおもっているきらいが ある。一度奥会津に拉致して「山の正しい生活」を経験してもらわないと、ど うも理解が足らないのだな。「おまえモナー」の声も聞こえるような気もする が、耳鳴りだろう。 それではどうやって何とかして奥会津まで拉致するかを考えることにする。 (続く・・・)
■拉致手順(The way to the village) それではどうやって何とかして奥会津まで拉致するかを考えた。わたしが実 際に出来る手段は、浅草駅から東武線に引きずり込んで、会津田島駅というと ころまでとにかくたどり着かせることである。墨田川沿いのウンコビルを通り 過ぎるあたりから弁当を開いてまずは出発挨拶のビール。栃木県までは殆ど平 らな田園風景である。鹿沼を過ぎて、下今市(しもいまいち)まで来るとまわ りは山に迫られてくる。ここで電車の車両数が半分になる。半数の車両は日光 行きになる。また半数の車両は会津田島行きとなる。ここは一つのポイントで ある。 少しずつ不安になった被拉致者が、「間違って日光行きの車両に乗ってしまっ たので」などという言訳で逃亡の恐れがあるのである。もっともっと山の中に 分け入るという不安を紛らわせるには、「鬼怒川温泉まで行けば駅前に足湯が ある」とか「どうですか、このオゾンの風は」とかいって肥溜めの匂いを嗅が せておく。 下今市から鬼怒川温泉を過ぎると、まわりの山には迫られなくなる。どこを どう避けても山にぶつかってしまうのである。ぶつからないように鉄道線路で は、トンネルという便利な施設を作ってある。これは、ま、道路でも同じであ る。 地下鉄もトンネルではないか。あ、そうですそうです。 トンネルを通過中はというのは、都会でも田舎でも普通は景色が見えない。 トンネルを通過中に停止したら普通は事故などのトラブルである。 つまり、トンネル通過中は被拉致者の逃亡事態は発生しないので、安心。この あたりで一服したいところであるが、タバコ税も納税していない非納税者が禁 煙禁煙禁煙と騒ぐので、この電車もつまり禁煙である。そうも(一服も)して らんねぇのである。ところがこの電車はトンネルを通過中に停止するのである。 トンネルの中に駅があるのである。その駅の名は「湯西川温泉」である。 「わー、面白そう。もう昭和村とかまで行かなくても、すげー山ん中だし。 充分充分」。 などという事態も発生しないとも限らないのである。何しろ、都 会人というのは気ままで、浮気で、わがままで、契約違反であれば金で解決す ればよい、というような人(ばかリとはいわない)が多いのである。あのです ね、契約ということと気持ちというのは違うのですよ。などと言っても理解出 来ない人(ばかリとはいわない)が多いのである。ここは、人選も必要なので ある。 途中の景色だけで、都会人は満腹してしまうのである。ここからです!と主 張しても信じないのである。確かに、説明する方も絶対的な自信があるかとい うと、風景話に限ってはさほど絶大な自信があるわけでもなくなる。個人の好 みの問題もあるし、、、と、弱気になってしまう。 このあたりの移動中の弱点をカバーするには、車で移動する人であれば、風 景の見えない夜のうちに途中を通過してしまうという手もある。 蒸気機関車であれば、「トンネルで煙が入るので閉めておこうか」とかごま かせるが、電車だとその手も難しい。いつの時代の話だ。 もう一つ、途中の景色を見せないで移動させる手がある。それは、浅草に乗 車時刻よりもだいぶ早めに着いて、「神谷バー」で飲ませて、栃木県に入るあ たりまでに眠らせてしまうことである。このあたりまでの景色であれば何の変 哲も無い景色なので一騒ぎしていると眠くなるハズである。 こうして、 とにかく、躙口(にじりぐち)をぬければ、昭和村なのである。 さ、どうする!
■ブランドの周辺をブラリ(んと) ブランディングのことが気に入(はい)ってくる(この事を気に入(い)る ともいいます)些細な事々にも、ついついブランディングを感じさせてしまう。 例えば、IT氏がWebで見つけた『ご当地そば復活本腰 戸隠、昔の味を 会津&“幌加内”のそば』などという記事の紹介へのレスがこの様になってし まったりする。ちなみにこの元発信者のIT氏は北海道のご出身である。
■街で気になるブランドを発見する。
■なんとか話題を戻したい・・・
■ブランディングの手順。
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(Copyright : Japan Intelligence Network / &T'sDESIGN / WAT) 09/01/16 「雪だるま親善大使事業」の項を追記。 |