ここ数年の話題となっているのは、以下の3部作シリーズで、2003年に3シリーズ目が完結した。
Assassin's Apprentice (The Farseer Trilogy) |
Assassin's Apprentice (1995) 480 pages 表紙:荒れた海を公開する船 騎士(シヴァルリ)の息子 <ファーシーアの一族> として訳が出ている。 | 騎士(シヴァルリ)の息子 上 <ファーシーアの一族> (創元推理文庫) | 騎士(シヴァルリ)の息子 下 <ファーシーアの一族> (創元推理文庫) |
Royal Assassin (Farseer) |
Royal Assassin (1996) 752 pages 表紙:海に張り出した岬の上に建つ城 帝王(リーガル)の陰謀 <ファーシーアの一族2> として訳が出ている。 | 帝王(リーガル)の陰謀 上 <ファーシーアの一族2> (創元推理文庫) | 帝王(リーガル)の陰謀 下 <ファーシーアの一族2> (創元推理文庫) |
Assassin's Quest (The Farseer Trilogy) |
Assassin's Quest (1997) 838 pages 表紙:森の中、竜の死骸のまわりに立つ、主人公らしき一行 | 真実(ヴェリティ)の帰還 上<ファーシーアの一族> (創元推理文庫) | 真実(ヴェリティ)の帰還 下<ファーシーアの一族> (創元推理文庫) |
Ship of Magic (Liveship Traders) |
Ship of Magic (1998) 880 pages 表紙:乙女の船首の帆船に襲い掛かろうとする海竜 |
The Mad Ship (Liveship Traders) |
The Mad Ship (1999) 906 pages 表紙:難破した船。苦悶の表情を受かべた船首の男の像にすがる女 |
Ship of Destiny (Liveship Traders) |
Ship of Destiny (2000) 677 pages 表紙:荒れた海。帆船に襲い掛かる2匹の竜 |
Fool's Errand: Book One of the Tawny Man (Tawny Man 1) |
Fool's Errand (2001) 661 pages 表紙:黒い馬の男と、白い馬の女が並んで森の中を進んでいる |
The Golden Fool (Tawny Man) |
Golden Fool (2002) 640 pages 表紙:城の一室、男と女 |
Fool's Fate (Tawny Man) |
Fool's Fate (2003) 表紙:海の上を飛ぶ竜の姿 |
David Eddings と並び、「買ってくれオーラ」を放つ魅力的な表紙。
格調の高い文体を味わうなら原書の方がよいが、とにかく厚いので、早く誰か訳して欲しい。
柳瀬尚紀による奇跡の翻訳が出てから既に10年以上経過、文庫版まで出てしまった。
それぞれ発売と同時に購入。自分の積読の中では、最も古い部類に入る。
一時期かなり読んだが、それでも、一日に数頁。
20世紀中に読んでおこうと思ったが実現できなかった。しかももうすぐ2005年。
2010年までには、終わらせたい。
「『フィネガンズ・ウェイク』というのは、いったい何なのか?」というのを手っ取り早く知りたい人は、
『フィネガン辛航紀―『フィネガンズ・ウェイク』を読むための本』がお薦め。
訳者による、翻訳秘話となっている。
「柳瀬訳にはついていけないので、多少なりとも普通の文章で読んでみたい」という人には、
宮田 恭子 訳、『抄訳 フィネガンズ・ウェイク』がお薦め。
柳瀬訳もすごいが、このように、普通の文章で訳してしまう(しかもダイジェストの解説付き)というのもすごい。
どちらがよりすごいか、と聞かれても判断がつかない。
「訳ではなく、原文で読みたい」
という人には、やめた方がよい、ということを助言する。
『枕草子*砂の本』 |
---|