六甲・紅葉谷 雪のブナ林と番匠屋畑尾根     

 
 ブナ林から最高峰を望む  
■目的地:極楽茶屋跡(約870m)下のブナ林
■日にち:2005年3月6日(日)
■天気:晴れ時々曇り
■同行者:単独
■コースタイム:  自宅 発(10:00)=(10:40)阪急宝塚(11:05)=有馬バス停(11:40)
   有馬バス停 発(11:45)〜ロープウェイ駅(11:55)〜湯槽谷分岐(12:10)〜白石谷分岐(12:25)〜
   百聞滝分岐(12:40)〜ブナ林説明板(13:05)〜極楽茶屋跡(13:15-13:30)〜番匠屋畑尾根
   752.0m山(14:05-14:25)〜湯槽谷峠(14:30)〜湯槽谷分岐(14:55)〜有馬バス停 着(15:20)
          有馬バス停(15:36)=名塩=阪急宝塚(16:40頃)

 ホントは裏六甲縦走路のつもりだったのですが、短時間ルートにしたいし六甲のブナって
どんな感じか見てみたい。ということで、紅葉谷から登ることにしました。前日まで雪が降って
いましたが今日は回復基調です。おまけに登り始めたのが正午なので雪景色は期待薄。
 
 工事道から紅葉谷  
 宝塚からバスで小旅行気分。蓬莱峡を見て有馬に着く。バス停は温泉街のまっただ中。観光客に
混じって地図を見ながらロープウェイ駅を目指す。左に裏六申縦走路の尾根が松の木をまとって
うねっている。その先は雪がうっすら。低いのに険しい山並みに見える。ロープウェイ駅下の駐車
場は1日600円。堰堤工事の道路が駅の横から谷へ入る。工事中の川を渡ってコンクリート舗装の
残る林道は日陰に雪。もう下りてくる人もいる。湯槽谷分岐の道標があり、紅葉谷ルートを登った
すぐの白石砂防ダムでおにぎり。日が射してのんびりした感じ。
 
 紅葉谷の道  
 雑木林の中をくねくねいくと白石谷道標。さらに登って行くといよいよ道にも雪が被ってきた。
百聞滝分岐もパス。背後に湯槽谷山。沢に近づく頃、陽射しが入って雪が枝を白く浮き立たせる。
沢を西に渡って行くと銀世界のなごり。良い雰囲気の大木が出てきたなと思ったらブナ林の説明板。
なんだここがブナ林だったか。日本海寄りの山で見る林より規模は小さいので拍子抜けだが、
今までの雑木林とはやはり違う雰囲気を持っている。丁度、青空が出てきて陽射しも強くなり
きらきらと広げた枝が輝いた。
 
 ブナ林の手前  
 ゆっくり登ると植林の先が明るくなりもう終わりなの?という感じで極楽茶屋跡に着く。
車道を行く車の音に幻滅。道を渡って南を望むと神戸港。ここから最高峰まで行こうと思ったが
日陰の縦走路は踏み固められて滑るので引き返し、番匠屋畑尾根に入る。立木がなければ
北西の眺めがさぞ開けるだろうなと思いつつ、こちらの道も踏み固まっているので、アイゼンを
着ける。久しぶりのアイゼンである。面白いほどというか悲しいほどというか高度が下がる。
名前に惹かれて来た尾根道だが、意外と植林が多くて残念だ。頭上にロープウエイの音を
聞きつつ鉄塔を過ぎると急な木の階段。登り切ったら三角点が鎮座していた。752.0m。
陽射しもまあまあ、雪もない。南の眺めも何とか主稜線が見渡せるので一息入れる。遅い昼。
 
 752.0m山から南西  
 立木の上に見える稜線を楽しみながらのラーメン。道の真ん中だが誰も通らない。
さて、下りましょうか。少し下りた所で北北東に展望がある。最奥に見える微かな影は見覚えの
ある剣尾山のようである。道にうっすらと雪は残るもアイゼン不要。良い感じのやせ尾根は
短く、道標が出てきて湯槽谷峠。もう少し時間があったら裏六甲縦走路へと行きたい所だが
微妙な時刻なので紅葉谷へ下りる。湯槽谷は意外と荒れていて野趣残る。ごろごろとした
沢を過ぎると植林のトラバース。往きに分岐した紅葉谷に合流。西日が射していた。

      六甲山について   

      山のリストへ  / ホームページへもどる


2005.3.12. BY M.KANE