自給組合を一緒に立ち上げていきませんか

  ワーカーズ・コレクティヴ(自給生活者協同組合)へのお誘い

              

                             H8/3/3

 

 自給組合準備室では『自給組合ニュース』にある通りのやり方で、地域協働社会を基盤とした新しい代替社会を準備していこうとしています。

 甲府でもその第一歩として、甲府南部の住宅地で、朝市をまず週に1回土曜日に、定期的に開いていきます。軌道に乗れば、同じ地域内でプレハブの常設店舗を設け、農産物・加工品・花・工芸品等の他にも、色々な思いのこもったものを販売する予定です。そしてこの運営をワーカーズ・コレクティヴ方式でおこない、自給組合の理念に賛同するできるだけ多くの同志の方々に参加して頂きたいと思っています。

 以上のような形で、県内の生産者(一部近県の生産者)と地域の一般消費者がつながり合うようになれば、県内の学校給食に地場の野菜・米・果実・加工品等を入れられるように運動していきます。そして具体的に物が動き出す段階で、学校給食を担当したい人が中心となって、新しくワーカーズ・コレクティヴを組み、事務・集荷・配送等の運営を独立した形でやっていくように呼びかけていきます。

 また、同時に学校や甲府市から出る残飯を微生物処理等して堆肥化し、地域の生産者の圃場に還元するシステムを準備していきます。具体的に動き出す時には、堆肥のリサイクルシステムを担当したい人が中心となって、新しくワーカーズ・コレクティヴを組み、独立した事業として成り立たすようにします。

 また、首都圏に一定量の農産物・加工品を定期的に配送するようになる時、配送を担当したい人が中心となってワーカーズ・コレクティヴを組み、小規模な事業体として独立します。

 また、情報を受信・発信する部門も準備していきます。印刷物・ニュース・書籍等の企画・編集・印刷・販売と、パソコンを駆使した情報網の整備とを進めます。ある程度形ができてきたら、担当したい人が中心となって、新しくワーカーズ・コレクティヴを組み、独立した事業体として始めるようにします。

 同じように、教育・福祉・医療部門、エネルギー部門、工作機械部門、農業生産・加工部門、そして新規就農者のための教育・研修部門、等々でも、担当希望者が中心となって事業化をはかっていくようにします。

 以上のような形で、地域で本当に必要なものを小規模であっても自前で準備していきながら、それぞれの部門が有機的につながり助け合って、地域協働社会(地域自給圏)を築いていきます。そして、全国及び全世界の同志の方々とお互いに協力し合い、地域協働社会連合体を作り、大都市を包囲していくようにします。

 すなわち、それぞれの地域が主体的に「イキイキと生活できる地域社会をどのように作っていくか」をテーマに、地域の規模にあった経済・自治・文化システムを、それぞれがそれぞれの立場で構築していき、緩やかにつながり合っていくことになります。

 以上のような展望を持って動き出していますが、全国の志あるみなさん、情報交換などしながら、一緒に地域協働社会を準備していきませんか。皆様のご参加をお待ちしております。

(※ワーカーズ・コレクティヴとは、同じ志の仲間と共同出資し、やりたい事業を共同運営しながら、自分たち自身労働者としても参加し職場を確保するやり方をいいます。)

 

お問い合わせ先  自給組合準備室(森本) mail to: jh4m-mrmt@asahi-net.or.jp 

 

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